埼玉県に方言はあるの？埼玉弁の一覧紹介！おもしろい・かわいいのか調査！

誰もがご存知の埼玉県についてですが、念のため説明させていただきます。埼玉県は、関東地方の中央西側内陸部に位置していて、面積が3,797 平方キロメートルの大きさです。有名な主な観光地としては、秩父、長瀞、さいたまスーパーアリーナ、東武動物公園、平林寺などが挙げられます。人口も全国で第5位を誇っていて、人口密度が高い県です。

埼玉県内で使われている埼玉の方言（埼玉弁）って、どの様な方言なのかあまりピンときませんが、例えばどんな言葉が方言なのでしょうか。埼玉弁は、関東の各県の方言が混ざって使われています。しかし埼玉県の人々は、方言なんて使っていない、標準語を喋っていると思っている様で、方言の認識がないことがほとんど。今回は、ちょっとおもしろい、そして可愛い埼玉弁の一覧を紹介いたします。

埼玉の方言、埼玉弁は、西関東の方言に分類されます。しかしながら埼玉県の中でも、埼玉県中部・西部の方は、東関東の方言的な要素があり、東部では栃木弁・茨城弁寄り、北部では群馬弁寄りなど、埼玉県内の地域によって、関東各方面の方言がミックスされています。また埼玉県秩父市の方言は、秩父弁もあります。そのため、埼玉全体で共通される埼玉弁の強い特徴は少ないと言えます。

ちょっとおもしろい埼玉弁の単語の一覧を紹介します。おもしろいと言っても、あくまで筆者の個人的判断のため、埼玉県民の方にとっては普通かもしれないので、その点はご了承ください！他県の方が、埼玉の方とお話をする際、「何言ってるの？」と疑問に思わない様、埼玉弁の一部ではありますが、一覧をご確認ください！

子供達が遊んだりする時などによく使いますね。「じゃんけんぽん」という意味で使われます。「あいけんち（じゃんけんぽん）、まだち（あいこでしょ）」という掛け声だそうです。この類の遊びの掛け声は、地域ごとによって全然違うので、おもしろいですね！

「あよ」と親しい人に呼びかける際に使います。「ねえ」といった具合でしょうか。親しい相手に声をかけるときに使うようです。少し甘えた感じで使うとかわいいですね。埼玉県民と仲良くなったら、「あよ〜」と使ってみましょう。

「かわいい」という意味です。例えば、「この猫、とってもむじっけー」という感じです。なんだか「むじっけー」と言われても褒められている感じはしませんが、かわいいと褒めてくれているので、特に女性は素直に喜びましょう。

また、「どっくむ」は飲み物を「飲み込む」という意味で使われます。例えば「急いでどっくんじゃダメだよ」などと使います。

かんまするは、「かき混ぜる」の意味で使われています。この方言は埼玉県だけでは無く、栃木県・群馬県・長野県でも比較的多く使われている様です。「この材料かんまするよ。」といった感じで使われているのでしょう。

「うわっぱり」は、埼玉県だけでは無く、津軽弁でも使われている様で、「上着」という意味です。普段使っていなくても何となく理解できる方言かもしれません。それ以外の地方ではあまり使われていないみたいです。

例えばお母さんなどが子供に対して、「そんなに食べたくないならほろき出しちまいな（吐いちゃいな）」という意味で使われています。なぜほろきだすという言葉になったのかは謎です。

なかなか日本語で「ん」から始まる言葉ってないかと思いますが、埼玉弁ではあるのです。「んまかねえ」とは、「やばい・まずい・大変」という意味で使われています。あまり普段できるだけ使いたくない言葉ですね。

ちょっと田舎臭い面もある（埼玉県の方すみません！）埼玉弁ですが、かわいい方言も多くあります。筆者がかわいいと思った埼玉弁の一覧を紹介いたします。

普段何と無く、使っていそうなセンテンスですが、実は方言です。「あー、そうだね」という同意する意味で、言葉をそのまま略した感じですね。逆に同意しない場合には「あんし」と言います。おもしろいですね！

大人が幼児に向かって「えんちょしなさい（座りなさい）」という意味で使われています。これは埼玉県以外でも使っている地方もある様です。同じ意味で、「ちゃんこ」「えんこ」「おっちん」という他の地方の方言もあります。何だかかわいいですね。

これは埼玉県だけでは無く、他の関東地方でも使われていますが、「そうなの？何なの？」という意味です。「〜なん」が「〜なの」ということですね。私（筆者）は千葉県出身ですが、たまに周りの友人も「そうなん？」と使っている気がします。

でんまぁ！という方言は、恐らくお母さん、おばあちゃん世代が使っている言葉で現在の若者は使っている人は少ないかと思います。「あらまあ！ありゃー！」など驚くときに使われています。「でまぁー」は軽く「あらー」と言った感じで、「でんまぁ！」はそれよりも驚いたときに使います。使い方としては、驚きを込めてゆっくりと溜めて「でん、まぁー」と言うそうです。

埼玉弁の中では、他の地方の人が聞いても「ん？」とどういう意味なのか分からない言葉もあります。筆者が見て意味がわからなかった少し変わった方言を紹介いたします。

長い言葉ですが、「ささらほうさら」とは「めちゃくちゃ」という意味です。ささらほうさらはとても言いにくい方言でもあり、独特の訛りもあるみたいなので、もし使う場合には、ネイティブ？の言葉を聞いてから使ってみましょう。

そう言われても、おれげってどこ？と思ってしまいそうですが、おれげとは、「私の家」という意味です。「俺んち来いよ！」と気軽に誘われている感じですね。

埼玉弁の語尾には特徴があります。だね、そうじゃない？だよねなど、関東では様々な語尾がありますが、埼玉弁ではどの様な語尾が使われているのでしょうか。語尾の一部を紹介いたします。

何とかじゃね？という言葉は、埼玉だけでは無く、他の地方でも使いますし、千葉県の筆者の地元でも時々使われています。年配の方だけでなく、若者も使っています。「〜じゃない？」という意味です。

「〜だいねぇ」は、「〜だよねぇ」という意味で使われています。「そうだいねぇ」と言った感じで相槌を打つときに使います。

「これ良いべ〜」「何とかだべ」と言った感じで、日常的に使える方言です。だべ・べという方言は、他の地方でも使われているかと思いますが、埼玉県の方言でもあります。

「過信」という意味ではありません。「〜かしんねぇ」とは、「かもしれないねぇ」という意味です。「上手くいくかしんねぇ（上手くいくかもしれないねえ）」という風に使います。

「〜がな」とは「～だろう。」という方言です。使うシチュエーションは、少しうんざりした時などに使われる方言の様です。これは埼玉県以外でも他県の年配の方の間で使われていそうな方言ですね。

堂々と埼玉弁を使うのは勇気がいるけれど、ちょっとだけ簡単な埼玉弁を使ってみたい！そんなあなたに直ぐにでも使えそうな簡単な埼玉弁を紹介いたします。ぜひ埼玉県内にて、もしくは埼玉県出身の方に使ってみてはいかがでしょうか？

「てぇ」とは、「へー」という意味で、相手の話を聞いて相槌をするときに使えます。「てぇ、そうなんだぁ」という感じですね。簡単で、手軽に使えそうですね！

「って〜」とは、「わー」と言っような、感動したときに使う言葉です。「って〜！すごいね！」という感じで何だかかわいいですね。

「はあ」という方言は、ため息の様ですが、ちょっと違います。「もう」という意味で使います。例えば「はあ、行くぞ（もう、行くぞ）」と言った様に使います。

ちょっとおもしろい埼玉弁、かわいい埼玉弁、ちょっと変わった埼玉弁などを紹介いたしましたが、きっと埼玉県の皆さんの中では、「いやいやそれは方言じゃないでしょう！」「それって方言だったの？」と驚いた方もいたかと思います。方言は、話している相手に親しみを与えたり、安心感を与えると思うので、そのまま堂々と埼玉弁を使ってくださいね！