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京都・修学院離宮の魅力!絶景の紅葉を予約で拝観!当日受付もあり!

京都・修学院離宮の魅力!絶景の紅葉を予約で拝観!当日受付もあり!
投稿日: 2017年10月7日最終更新日: 2020年10月8日

修学院離宮は京都市左京区の静かな洛北の地にある皇室関連の施設です。京都の修学院離宮は、17世紀中頃に、後水尾天皇の指示で、建造されました。谷川を堰き止めた池を中心とした広大な庭園と3つの離宮から構成されており、建物と自然が絶妙な調和を保っているスポットです。

京都修学院離宮を観光しよう見出し

修学院離宮は京都市左京区修学院の、比叡山麓にある宮内庁管轄の施設で、叡山電鉄修学院離宮から徒歩15分から20分のところにあります。この施設には、京都市中心部の祇園から電車と徒歩で1時間足らずで行くことができます。ただ、観光をするには、事前に予約が必要ですが、当日受付の方法もあります。ここでは、そんな修学院離宮について紹介します。

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京都修学院離宮の見所と紅葉見出し

京都修学院離宮は見所満載

修学院離宮は1656年から1659年にかけて、後水尾上皇が比叡山麓に造営した広大な山荘です。約55万平米の敷地に上、中、下3つの離宮があり、観光をすると1時間20分ほどを要します。下離宮には、寿月観、中離宮には楽只軒、客殿などがあります。そして上離宮は最も見所の多い場所で、隣雲亭や、窮邃亭、浴龍池などがあり、特に紅葉のシーズンは絶景を楽しむことができます。

京都修学院離宮の美しい紅葉

京都修学院離宮は紅葉の名所です。この場所では、例年11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。主な紅葉の種類はもみじ、楓、銀杏です。3つの庭園の内、下御茶屋の寿月観や、中御茶屋の楽只軒の庭の紅葉も良いですが、何と言っても、上御茶屋の紅葉は素晴らしいものがあります。浴龍池の水面に紅く映る紅葉の絶景は例えようもない美しさです。

京都修学院離宮の営業日と申し込み方法見出し

修学院離宮の営業日

修学院離宮の非公開日は、毎週月曜日です。ただし、祝日の場合には火曜日となります。年末年始は、12月28日から1月4日までが非公開日となり、行事等の実施される日も休業となります。観光や見学は事前予約制で、予約申し込みは、往復はがき、ホームページ、宮内庁京都事務所参観係の窓口で行ないます。そして、定員となり次第、締め切りとなります。

修学院離宮の事前申し込み

この観光の予約申し込みは希望日の3カ月前の初日から可能となりますが、申し込み人数が多い場合には抽選となります。予約申し込みの際は、インターネットと併用して往復はがきでも申し込むことをおすすめします。何故なら、インターネットの当選枠が、はがきの場合と比べて極めて少ないからです。3か月前からの予約となりますので、観光したい季節を想像しながら申し込むと良いでしょう。

修学院離宮の当日受付

上記以外に、当日受付も行なわれています。当日11時頃から先着順に参観時間を指定した整理券が配布され、満員となり次第、当日受付は終了します。この当日受付の方法ですと、予約の煩わしさがない代わりに、折角現地まで出向いても観光できない可能性がありますが、週末や、行楽の季節を避ければ、観光できる可能性が大きくなります。

京都修学院離宮下御茶屋:御幸門見出し

丸太の門柱と竹を並べた表総門を入り、左方向に進むと、右手石段上に御幸門があります。この門は、皇族が出入りする時に使う門で、昔は違う場所にあったそうです。御幸門は、柿葺(かきぶき)の屋根に花菱紋(はなびしもん)の透かし彫りが施してある板戸です。この門は簡素なのにどっしりとした風格を備えた門です。

京都修学院離宮下御茶屋:寿月観見出し

寿月観は下御茶屋にある後水尾院の御座所となった場所です。石段上の御幸門を入り右折すると、中門があり、池を堀り、土を盛り上げた高みに寿月観があります。門などの付属建物を除くと、下御茶屋に残る建物はこの寿月観のみです。かつては、下御茶屋には、茶屋の蔵六庵と2階建桜建築の彎曲閣がありましたが、失われており、現在では見ることができません。

寿月観も当初の建物ではありません。この寿月観は池泉観賞式庭園の中にあり、この建物の内には、一の間、二の間、三の間の茶室があります。一の間には、後水尾上皇直筆の扁額、「寿月観」が架かっており、唯一の襖絵、虎渓三笑もあります。庭園に面した側は、全面腰障子で、周囲に濡縁(ぬれえん)が巡らされた開放的な外観となっています。

寿月観の玄関が、10畳半、間口3メートルの御輿寄(おこしよせ)になります。寿月観の御輿寄の下には、切石の石段が10段ほど組み込まれています。正面に玄関があり、舞良戸、遣戸、2枚の門障子、紅殻色の土壁があります。御輿寄より、寿月観一の間の床の間後ろを通り、二の間に進むことができます。

京都修学院離宮中御茶屋:楽只軒と客殿見出し

楽只軒(らくしけん)は、もともと後水尾上皇第八皇女、朱宮(あけのみや)親王のために建造された御所で、瓦葺の裾のこけら葺を足した屋根が特徴です。そして、建物の前には滝と遣水と小池があります。客殿は、徳川秀忠の息女で上皇の中宮、東福門院の化粧御殿を移築したものです。入母屋造りのシンプルな建物ですが、霞棚や杉戸の鯉の図、欄干の意匠など、優れた作品が見られます。

楽只軒前庭には「キリシタン石灯籠(織部型石灯籠)」があります。苔むした笠石は美しく、ふくらみの部分の下にはレリーフが見えますが、アルファベット3文字が重なるように彫られているそうです。また、楽只軒付近には、石灯籠があり、「埋け込み灯籠」と呼ばれています。更には、上離宮にも「山寺灯籠」や「滝見灯籠」などがあり、修学院離宮の中にはには種々の石灯籠があります。

客殿の霞棚は、5枚の棚板を霞のように互い違いに配し、霞がたなびくような優雅さを見せており、桂離宮の新御殿の桂棚、三宝院宸殿の醍醐棚とともに、天下の三棚として世に知られています。また、鯉の図は、鯉が飛び出るのを防ぐ網とその破れ目まで描いており、その緻密さには目を瞠るものがあります。

この鯉と鮒が戸板を抜け出して池で泳いでしまうため、抜け出さないように網を描いたとのことです。何ともユーモア溢れる作品に仕上がっています。また、客殿の前庭も、緻密に計算された構成となっており、印象的に整えられた美しい庭を見ることができます。客殿付近の石組は、自然石の特徴を生かした豪快な作りになっています。

京都修学院離宮中御茶屋:林丘寺見出し

林丘寺は修学院離宮にある臨済宗系の寺院で、本尊は聖観音菩薩です。この寺院は、江戸時代初期に創建された門跡尼寺で、中御茶屋に隣接し、音羽御所とも称されています。後水尾上皇が、皇女光子親王に楽只軒を与えて以来、内親王の入寺が続きました。観賞式庭園には、朝鮮伝来の三重石塔、檜垣塔(ひがきのとう)があります。

京都修学院離宮上御茶屋:浴龍池見出し

上御茶屋は最も離宮らしい場所で、上皇が理想とした世界です。上皇は、隣雲亭の付近からの絶景に惚れこんで修学院離宮の造営を決意したと云われています。山腹に大刈込と呼ばれる三段の生け垣で覆われた堰堤が築かれ、離宮の南側を流れる音羽川の水を引いた雄滝、雌滝などの滝を造り、中島に浮かぶ浴龍池を中心に構成される、絶景の回遊式大庭園となっています。

京都修学院離宮上御茶屋:隣雲亭見出し

上御茶屋にある隣雲亭は、上離宮の中でも最も高い場所にあり、下の浴龍池(よくりゅうち)と遠くの山々を望む景色は絶景です。隣雲亭は、1677年に焼失し、1824年に再建されました。隣雲亭には一の門、二の門があり、土庇部分の三和土(たたき)には、赤と黒の小石が埋め込まれ、「一二三石(ひふみいし)」と言われています。

京都修学院離宮上御茶屋:窮邃亭見出し

窮邃亭(きゅうすいてい)は、浴龍池にある中島の岩山に建てられており、18畳の1室と水屋があります。窮邃亭は、修学院離宮の中で、創建当時のまま残る唯一の建築物です。簡素ですが、後水尾上皇の御座所に相応しい造りになっています。南側上がりの軒下の、「窮邃」の額は後水尾上皇の筆によるものです。

京都修学院離宮上御茶屋:千歳橋見出し

千歳橋は、1824年、光格天皇の御代に、京都所司代、内藤紀伊守信教が献上し、1827年に水野忠邦が屋形を寄進したものです。千歳橋は、中島と万松塢(ばんしょうう)に架けられており、石の橋台に石の板橋を渡し、宝形造と寄棟造りの屋根を設けた屋形橋で、屋根には鳳凰が置かれています。この橋は、浴龍池の絶景を一層引き立てる役目をしています。

京都修学院離宮上御茶屋:楓橋と土橋見出し

池の東岸に沿って進むと、楓橋と呼ばれる木の橋があり、中島に渡ることができます。中島を上り、窮邃亭の前を通り、下ったところに、土橋があります。欄干は栗の木で、手斧削り(ちょうなけずり)という技法で作られています。土橋の右手奥は、紅葉谷で、近くには三保ケ島の絶景が見えます。西浜から見る土橋は緩やかな反り返りを見せて美しい情景を見せています。

京都修学院離宮の紅葉を見に行こう見出し

京都修学院離宮は比叡山の麓に位置し、京都の中心部から、約1時間程度で行ける場所にあります。参観するには原則的には3か月前からの予約が必要ですが、当日受付する方法などもあります。歴史とロマンを感じさせるこの観光名所は、特に紅葉の時期には絶景の見られる観光スポットとなります。そんな京都修学院離宮について、当日受付の方法も含め、種々説明させて頂きました。

投稿日: 2017年10月7日最終更新日: 2020年10月8日

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