浅草の大学芋特集！行列の出来る人気有名店などおすすめをご紹介！

浅草といえば？と聞かれたら、きっとみなさんの多くは雷門や浅草寺、花やしきなどを思い浮かべる方が多いと思います。浅草は日本人だけでなく、外国人にも大人気の観光スポットです。真っ先に思い浮かぶのが観光名所というのは当然のこと。しかし、浅草には観光名所と同じぐらい、おいしい食べ物がたくさんあります！

浅草のおいしい食べ物といえば？と聞かれて、思いかべるのは何でしょう。天丼、と答える方は多いでしょう。確かに天丼の名店はたくさんあります。雷おこし、と答える方も多いでしょう。雷門がこれだけ有名なのですから、それも当然のことでしょう。しかし、待ってください。浅草にはそれらに匹敵する、日本のスイーツがあるのです！

そう、大学芋です！実は浅草には、日本を代表する芋スイーツ、大学芋の名店があるんです！今回は浅草の大学芋の二大巨塔である「おいもやさん興伸」と「千葉屋」、この行列必至のおすすめ有名人気店をご紹介いたします。これまで大学芋ってそれほどでも、と思っていた方も、きっとこれを読み終わるころには胃が大学芋を求めています！

そもそも大学芋とは、カットしたさつまいもを油で揚げ、糖蜜で絡めた料理のことです。その名前の由来は、大正から昭和ごろ、神田付近の大学生が好んで食べていたからなど、諸説あります。大学芋は東日本、特に関東地方でおやつとして人気があり、茨城県などではおかずの一品としても出されます。

まずは、浅草にある大学芋の二大巨塔のうちのひとつ、おいもやさん興伸を紹介します。おいもやさん興伸は、なんと1876年に創業したさつまいもの卸問屋である川小商店が、1984年にさつまいも菓子の専門店として開店したお店です。さつまいもの卸問屋から数えると、実に140年以上の歴史があります！

さつまいもの卸問屋ということは、それだけさつまいもに対するノウハウが豊富だということ。各地の生産者を回り、良質な肥料を厳選しているため、さつまいもが高品質なことはもちろん、さつまいものノウハウを元に何度も試行錯誤して研究しつくしているため、安全安心おいしいさつまいも菓子が出来上がったのです。

おいもやさん興伸の大学芋は、蜜が多いのが特徴です。かけ過ぎなのでは？と思ってしまうほどかかっていますが、その甘さはしつこくなく、意外とさっぱりしているので、何個でも食べられてしまいそう！一口サイズのコロコロとした見た目が可愛く、蜜でキラキラ光ると、まるで宝石のようです！

菜種油でカラッと揚げられたきつね色に揚げられたさつまいもに、なんと受け取る直前に蜜をかけてくれます。そういった細やかな気配りがまた、おいもやさん興伸が行列のできる人気店たる所以です！できたての大学芋をほおばると、つい、頬がゆるんでしまいます。つい、周りの人にもおすすめしたくなってしまいます！

実はおもいやさん興伸では、季節ごとにさつまいもの種類が違うんです！こまち、さつま、みやび、カモテという4種類のさつまいもを、その時季その時季、一番おいしい品種を厳選して大学芋の材料にしています！さすが、さつまいもの卸問屋。さつまいもへの熱い情熱とこだわりを感じます！どのさつまいもも、おすすめです。

おいもやさん興伸の大学芋が有名でおいしいのはもちろんのことなのですが、その他のさつまいも菓子も絶品なのです。さすがはさつまいも問屋。大学芋以外には、スイートポテト、芋ようかん、芋かりんとう、アップルポテト、カットケーキなどがあります。さつまいも好きにはたまらないラインナップ！

また、行列のできる店頭で大人気なのが、紫芋のソフトクリームです！濃厚なクリームに、お芋の味と薫りとがアクセントになり、たまりません。大学芋につけて食べるのもまたおすすめ！暑い夏の日などは、これで決まりです。大学芋はもちろんですが、芋ようかんや芋かりんとうなどは、お土産にするのも大好評！

おいもやさん興伸は、なんと浅草だけで6店舗も展開しています。浅草オレンジ通り店、浅草伝法院東通店、浅草新仲見世通店、浅草伝法院通り店、浅草駒形店、松屋浅草店です。浅草を歩けばおいもやさん興伸に当たる、というほどです。近くにいる観光客の方をふと見たら、興伸の大学芋を持っているということもしばしば！

また、浅草以外にもおいもやさん興伸の店舗はございます。東京都内ですと、巣鴨に2店舗、北千住、外神田、根津、大丸東京、松坂屋上野、都外ですと埼玉県の川越にまで展開しています。どれも行列ができる有名人気店です。大学芋が食べたいけれど浅草までは、という時に、近くにあるとつい寄ってしまいます。

浅草の大学芋はおいもやさん興伸だけではありません。こちら、千葉屋も負けず劣らず、大学芋のおすすめ有名人気店です。創業して約60年、レトロな店頭の雰囲気がいかにも浅草らしく、町並みにマッチしています。外から覗くと、店内の様子が少しだけうかがえます。

店舗は大通りに面しているので、千葉屋が大学芋の有名店だと知らないと、いきなり現れる行列に面食らってしまいます。このシンプルなショーケースのレトロさが、意外とインスタ映えするんです。カウンター越しに見える職人さんの技もなかなか見られるものではないので、迷惑にならない程度に覗いてみてください。

千葉屋の大学芋はひとつひとつがとにかく大きいです！一口でパクリといくには少し無理があるかもしれません。それもそのはず、こちらの大学芋は切り方がまた独特で、さつまいもを輪切りにしています。輪切りにされカラッと揚げられたさつまいもには、蜜がこれでもかと染み込んでいます。

さつまいもに染み込んだ蜜は甘いだけでなく、塩味も感じられます。日本人が大好きな甘辛味です。運が良ければ、できたてをいただくことができます。できたての大学芋はホクホクしていて、なのにしっとり。もし時間に余裕があれば、できたてを待ってみるものまた乙です。

千葉屋のさつまいもへのこだわりは並ではありません！なぜってそれは、良質なさつまいもが仕入れられなければ、お店を閉めてしまうことすらあるんです。千葉屋を目的に浅草に来たのに、閉店してしまっているとがっかりしてしまいますが、その味を守るためには必要なことなのです。

千葉屋のメニューは3つ。たったの3つ？と思われるかもしれません。しかし、それもまたさつまいもへのこだわりの表れ！そのこだわりのメニューとは、すでにご紹介した大学芋、それにふかし芋、そして切り揚げです。切り揚げはさつまいもを薄切りにした、大学芋と芋けんぴの良いところ取りの商品で、一度食べたら止められないと評判！

切り揚げは大学芋と人気を二分するほどのおすすめ商品で、売り切り続出です。千葉屋の行列の理由の半分は、切り揚げがあるからと言っても過言ではありません。気になるお値段ですが、大学芋も切り揚げも同じく、400g740円です。おひとりに400gは多いと思われるでしょう。ご安心ください。半分の200gでも購入可能です！

千葉屋は浅草の言問通りにございます。浅草寺のちょうど裏手の方です。大学いもと書かれた赤い看板と行列があれば、迷うことはありません！毎週火曜日は定休日、営業時間は平日と土曜日が10時から18時、日曜と祝日が10時から17時です。しかし、売り切れてしまうこともあるので、ご注意ください！

千葉屋の店舗はこの浅草の一店舗のみ！浅草に来なければ食べられないという希少さもまた、千葉屋の魅力なのかもしれません。浅草土産、どれを買ったらいいのかわからないという時、千葉屋の大学芋、切り揚げなら、きっと貰った人も大喜び！貰った人の笑顔を思い浮かべながら行列に並ぶのも、また良い思い出です。