京都・上七軒を観光！舞妓さんも立ち寄る美味しいランチや老舗の和スイーツも！

京都の上七軒は北野天満宮の門前町にあります。京都のディープでコア(核)な上七軒は京都の五花街で一番最初の花街です。そこはかとなく華やかさが漂い、京都弁も活き活きと町家の佇まいもしっとりとして、昔からの京都の風情を味わえます。そんな西陣、上七軒の舞妓さんも立ち寄る美味しいランチや老舗の和スイーツ等を紹介します。

電車は京福電鉄、嵐山線北野白梅町駅から歩いて7分です。バスは市バス50、101系統｢北野天満宮前｣下車です。上七軒界隈は、京都市の「重要景観整備地区」に指定されています。上七軒歌舞練場では「北野をどり」、「寿会」が上演されます。また、「匠会」から「落語会」、「上七軒盆踊り」、「上七軒おもちつき」等も大変人気です。

北野天満宮は学問の神様、菅原道真公を祀り、何処よりも早く梅の花が咲きます。2月の「梅花祭」では芸妓さん、舞妓さんが持て成して境内で華やかな野点茶会が行われます。10月には野菜で作られたずいき御輿が上七軒界隈を巡行し、五穀豊穣を感謝します。この「ずいき祭り」には芸妓さん、舞妓さんが沿道に出て祭に花を添えます。

住所:京都市上京区馬喰町北野天満宮社務所 電話番号:075-461-0005

地元京都では「桜の平野さん」と呼ばれています。御祭神は今木皇大神(いまきすめおおかみ)、久度大神(くどのおおかみ)、古開大神(ふるあきのおおかみ)、比賣大神(ひめのおおかみ)です。3月上旬から開花する「桃桜」をはじめ、神門には平野神社発祥の有名な早咲きの「魁桜」(さきがけ)が咲き出すと都のお花見が始まると言われています。

庭には池にせり出した回廊が厳島神社の様であり雅です。芸妓さん、舞妓さんは「北野をどり」、「寿会」等の催し物をこなしながら、厳しい「しきたり」に生きています。花街は一見さんお断りで敷居が高いと言われてきました。そんな声を受けて、最近ではビアガーデン(夏限定)で観光客や一見さんにも、持て成してくれるそうです。

上七軒の歴史は、室町時代、北野天満宮の東門前に七軒の茶店を建て休憩所としたのが始まりです。その後、豊臣秀吉公が北野天満宮で大茶会を催した折りに御手洗団子を献じ、その褒美として七軒茶屋に御手洗団子と山城(京都)一円の茶会と茶屋の営業権を与えられたそうです。上七軒花街の五つ団子の紋章はここに由来するものです。

住所:京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町742 電話番号:075-461-0148

和服の町の京都らしく芸妓さん、舞妓さん御用達のお店です。落ち着いた風情のある京都町家を和小物で綺麗にディスプレイした大人の女性のための空間です。携帯ストラップやコサージュ、リバーシブルのバッグなど、普段使いの洗練された小物がそろっています。お土産に最適です。年中無休(夏期と年末年始を除く)です。

住所:京都市上京区上七軒701 電話番号:075-467-8778

千本今出川交差点を北上して東側にひっそりとあります。まるで浅草のような地元京都の人の心の拠り所に成っています。お堂のまわりを竹の棒をもって回ります。いろいろな苦しみを心に浮かべて回って行くうちに心がが軽くなり元気が出るそうです。本堂を囲むように釘抜の絵馬が干支(えと)順に飾られています。御朱印も頂けます。

住所:京都市上京区千本通上立売上ル花車町 電話番号:075-414-2233

千本釈迦堂(大報恩寺)は安貞元年(1227)に建立され、応仁の乱でも焼けずに残った本堂や快慶作の仏像や鎌倉時代の仏像、すなわち霊宝堂に安置されている快慶作十大弟子像、六観音菩薩像、千手観音立像、釈迦誕生仏立像は見応えがあります。本堂は京都市内最古の木造建造物で国宝です。また、4つの霊場札所があります。

おかめの機転でお寺は完成しましたが失敗が漏れないようにおかめは自害したそうです。「愛する者の為に何が出来ますか?」とお釈迦さんが、さり気なく"優しさの意味"を問うてはります。4月におかめの頬の淡い紅、枝垂れ桜の花びらが、ひらひら舞い降りて、落ちてゆく花びらにも見る夢があります。阿亀桜(おかめざくら)がひと際、美しく輝きます。

住所:京都市上京区七本松通今出川上ル 電話番号:075-461-5973

清明神社からも直ぐです。西陣と言えば舞妓さんの「だらりの帯」です。手織り機の実演を見ることができます。そして、ショッピングが楽しめます。１日に6回、約15分の華やかな着物ショーが開催されます。着物に合わせた帯の柄やデザインが新鮮です。また、マフラーの製作体験ができ入場無料です。

住所:京都市上京区堀川通今出川南入 電話番号:075-451-9231

歌舞練場の中にあります。庭を眺めながらベテランシェフによる正統派の洋食やカフェが頂ける名店です。芸妓さんや舞妓さんを見かける事もあり花街の華やかさも魅力です。職人のオムライスやミックスバターライス、トマトソースが敷かれたポークピースカツはサクサクとした食感、特製カレーは時間をかけてルーから仕込んでいます。

住所:京都府京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町742 電話番号:075-461-0148

7月から9月5日まで限定で歌舞練場で営業します。予約優先で中の間、茶ろん、歌舞練場の庭にテラス席が用意されています。やはり人気は外のテラス席です。順番がくれば舞妓さんが来て少しの間、お話ししてくれるそうです。普通、芸妓さん、舞妓さんと言葉を交わすことが無いので夏の良い思い出になります。お茶屋遊びに興味のある方の顔つなぎでもあるようです。

明治初年のお茶屋の建物を料理屋とし、濃厚な甘みとなめらかな口溶けの豆腐料理と旬の食材を用いた季節料理や時には芸妓さん、舞妓さんをお呼びしてお茶屋遊びも楽しめるそうです。お塩で頂く寄せ豆腐に始まり、最後のデザートまで豆腐づくしです。卯の花、引き上げ湯葉や鯛と鮪と湯葉の刺身の盛り付けも良く新鮮です。豆腐の小鍋も近江の赤コンニャクの田楽と黒豆のおこわ等、京料理の真骨頂を味わえる名店です。

住所:京都府京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町699 電話番号:050-5570-5084

この一枚の絵が物語ります。美味しいお菓子は数あれど、愛しいお菓子ってあるのでしょうか?。「菓子は、人と人との間をとりもつコミュニケーションツール」のコンセプトで伝統を守りながら新しい菓子を生み出す和菓子の老舗で名店の老松、老松の洋菓子ファクトリー「GRACE SAISON」です。銘菓老松を作れる和菓子作り体験教室は人気です。

住所:京都府京都市上京区今出川通御前東入ル社家長屋町675-2 電話番号:075-463-3050

1964年創業の名店です。1階はお豆腐やお豆腐スイーツ、お土産の販売スペースと豆乳を使ったスイーツのカフェです。豆乳ソフトクリームを使ったパフェ「マイ豆乳パフェ」や丹波黒豆珈琲が大人気です。2階ではランチが頂けます。生湯葉のお刺身や胡麻とうふ、湯葉豆腐、玉子豆腐、お豆腐あんかけ丼や豆乳衣の季節野菜の天ぷら等ヘルシーで美味しい豆腐懐石です。

住所:京都府京都市上京区今小路通西入ル紙屋川町843-7 電話番号:075-463-1028

香り高いトリュフのクリームパスタは手打ちのタリアテッレの生パスタです。京野菜のバイキングが美味しいイタリアンです。正統派のイタリア家庭料理に郷土料理をプラスした肩肘張らない料理と空間です。おすすめは生麺パスタ、そしてリーズナブルに食べられる肉料理、17種類以上から選べる2500円フルボトルワインです。

住所:京都府京都市北区北野下白梅町67-3momoビル1f 電話番号:050-5869-6813

元禄年間に初代近江屋定八が創業してから約330年もの間すっぽん一筋に17代続いた老舗のすっぽん料理店です。浜名湖産の養殖すっぽんを使って自家製の醤油と酒造メーカーとの共同開発して作り上げたオリジナルの「酒塩」など、食材や調味料にもこだわっています。全室個室になっており、寛ぎながら美味しいすっぽん料理を堪能できます。

住所:京都府京都市上京区六番町364 電話番号:075-461-1775

気楽に入店できるお鮨屋さんです。江戸前のにぎりです。お昼のコースは２種類で茶わん蒸しとお造りの数が２種類増えるかで500円アップします。割安感が強い後者のコースを選択すると1800円です。真盛町と上七軒らしく芸妓さんがお客さんとのんびりお酒を飲んでいたりする事もあるとか。地酒「奥播磨、兵庫」があります。

住所:京都府京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町730-1 電話番号:075-462-1113

和テイストのしっかり美味しい「出汁巻き」サンドと「あんバターサンド」です。可愛らしいバンズはル、「プチメック」で焼き上げたものだそうです。ニューヨークのカフェグランピーからセレクトしてきた豆のコーヒーや「長五郎餅」さんとコラボしたチョコレート大福があったり、コンクリート打ちっぱなしの壁にwoodyなインテリアの大人っぽい雰囲気です。

住所:京都府京都市上京区今小路通七本松西入東今小路町758番地1 電話番号:075-496-5123

紅梅庵は昔からある町家を改築した建物で、坪庭や小部屋の数々は当時のままの形で使用しています。平日限定のランチセットは2000円(税・サ込)でお寿司セットや人気の角煮セットはじっくり煮込んだ豚ばら肉とご飯、赤だし、天ぷら、自家製ちりめん山椒、デザート付でおすすめです。その他、お子様の弁当、紅梅弁当、白梅弁当などがあります。どれも上品な味で美味しいです。

住所:京都府京都市上京区今出川通御前通東入社家長屋町678 電話番号:075-462-1335

1937年創業、リニューアルされた老舗の喫茶店の「静香」です。店内はレトロな雰囲気の昭和初期を感じさ椅子は、紺色のビロードで統一されいます。色褪せないスタンダードなメニューのホットケーキやプリン、フルーツサンドはおすすめです。オールドファンのリピーターも多く、地元の人にも人気です。落ち着いた静かな時間が流れます。

住所:京都府京都市上京区今出川通千本西入ル南上善寺町164 電話番号:075-461-5323

中華料理で春巻きまで美味しい名店です。老舗の台湾料理です。名物「春巻」は舞妓さんでも食べやすいように細丸の形にしてあるのだそうです。皮もすべて手作りで細切りのタケノコと薄皮の軽い食感のコンビネーションも良く口一杯に美味しさが広がります。もう一つの名物は「酢豚」です。豚肉とパイナップルのみというシンプルな絶品です。

住所:京都府京都市上京区真盛町729-16 電話番号:075-463-8172

五辻の老舗「西陣 鳥岩楼」です。ランチは十二時より十四時まで親子丼だけです。ふわふわで出汁が染み込んだ玉子、ジューシーで弾力のある鳥が相まってクセになる味わいです。坪庭のある料亭風の町家の鳥肉専門店で新鮮な鶏ガラ、アラを井戸水でじっくりと煮込んだスープと、ゆっくりと下ゆでした鶏肉で味わう水炊きが美味しいです。

住所:京都府京都市上京区五辻通智恵光院西入ル五辻町75 電話番号:075-441-4004

ミシュラン一つ星獲得のお蕎麦屋さんです。十割、粗挽きの手打ち蕎麦です。ウナギの寝床の店内はスタイリッシュな和モダンで、奥には中庭があります。「3240円以上のお料理を頼むなら予約受付ます。」なので平日昼のみの旬菜セレクト(料理3品盛り合わせ+天ぷら)(2260円)にお蕎麦をつけると予約を受付てくれるそうです。夜にはお酒も飲めるようになり、ワインなどもあります。

住所:京都府京都市上京区五辻町69-3 電話番号:075-431-7567

創業昭和4年です。ほっとする懐かしさ普段着の和食です。観光客はもちろん、地元の方や芸妓さん、舞妓さんにも人気のお店です。とても繊細で優しい味です。出汁がきいた鍋焼きうどん、カレーなんばが美味しいです。たぬきうどん650円、親子丼730円とコスパも良いです。ここのお蕎麦は茶そばで出汁もしっかり上品な味です。

住所:京都府京都市上京区真盛町719 電話番号:075-461-4573

舞妓さんに会えそうなランチはいかがでしたか?和食から和テイストの洋食、中華やスウィーツは京都の得意とする処です。春巻きの美味しいお店もありましたね。おもてなしの笑顔の向こうには千年の出会いと別れが在って、人の温もりがあります。東風吹いて、梅の花も道真公を慕う人の為に咲き、また、今年も咲きました。伝統を守りながら生きる人の京都西陣上七軒に明日も人が集いますように!。