京都伏見稲荷を観光！神社の魅力や周辺のランチまでご紹介！

京都と言えば、どのような観光地を思い浮かべますか？京都タワー、金閣寺、清水寺、祇園。挙げたらきりがないほど、京都には人々を虜にする風情を感じられる観光スポットが溢れています。そんな中でも、日本人だけにはとどまらず、世界中の人々から人気の観光スポットといえば、京都市伏見区にある伏見稲荷大社ではないでしょうか。今回はそんな伏見稲荷大社の魅力を紹介していきます！

まずは、伏見稲荷大社がある京都市伏見区が一体どんな町なのかをお伝えします。伏見区は歴史ある神社や、美味しいご飯が食べられる飲食店なども多く、たくさんの魅力が詰まった町なのです！

伏見区は京都市の南東部に位置し、桂川、宇治川などの河川が流れているため、水運の拠点として発展してきた土地です。また、かつては「伏水」と書かれるほど質の良い水が豊富で、それを活かした酒造業が発達しました。今でも多くの酒蔵があり、最近では酒蔵巡りを楽しむ観光客も多いのです！

1637年に創業された歴史ある「月桂冠」も京都市伏見の酒造メーカーです。月桂冠大倉記念館では伏見の酒造りと日本酒の歴史を知ることができるのです。また、前日までに予約をすると、隣接する酒蔵でもろみ発酵の様子などを見学することも可能です。伏見の美味しい日本酒を飲むだけでなく、学ぶこともできるのは貴重な体験になるのではないでしょうか？

伏見稲荷大社とは、京都市伏見区にある神社で、全国に30,000社あるといわれている稲荷神社の総本宮です。その歴史は古く、稲荷大神様が鎮座されたのは、奈良時代の711年。地元の人々からは「お稲荷さん」と呼ばれ、古くから親しまれています。

伏見稲荷大社は、「五穀豊穣・商売繁昌・家内安全・諸願成就」の神として、広く人々の厚い信仰を受けてきました。また、それだけではなく、伏見稲荷大社の佐田彦大神は、交通安全の神として有名で、車のお祓いも行っています。

伏見稲荷大社の最大の魅力は、やはりこの美しい千本鳥居ではないでしょうか？どこまでも続く鳥居はとても神秘的です。日本人だけではなく、外国人もガイドブックなどでこの息を呑むほど美しい千本鳥居を見て、「伏見稲荷に行ってみたい！」と感じる人が多いのだとか。

伏見稲荷大社の中には、千本鳥居を含め、現在なんと約1万基の鳥居が並んで立っています。鳥居は願い事が「通る」、もしくは願い事が「通った」というような意味合いから、願い事を叶えたい時や、願い事が叶った時に奉納されていった結果、こんなにも数が増えたそうです。

おもかる石とは、奥社奉拝所の右側にある一対の石灯篭のことです。この灯篭の前で願い事を思い浮かべながら、石を持ち上げ、感じる重さが予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、重ければと叶い難いとのこと。軽くあれ！と思って持ち上げてしまいそうですね。

思い浮かべる願い事は人それぞれ。伏見稲荷大社は由緒ある神社ですが、このおもかる石はみんなで楽しみながらできそうです。たとえ石が重くても、良い思い出になるでしょう！

伏見稲荷大社に約1万基ある鳥居を奉納するには、一番小さいサイズで175,000円。最も大きいものは、なんと130万円以上！ちょっとやそっとの願い事では、到底手を出せない金額ですね。しかし、ご安心ください！伏見稲荷大社には、小さな鳥居に願い事を書いて奉納できる「願掛け鳥居」があるのです。

袋に入った持ち帰り用の願掛け鳥居まであり、初穂料は800円！大きい鳥居を奉納するよりも、手が届くお値段です。まずは願掛け鳥居から初めてみるのが良いかもしれませんね。

せっかく伏見稲荷大社を訪れたなら、ぜひその周辺の観光スポットにも行ってみたいですよね。ここでは、そんな伏見稲荷大社の周辺にある寺院など観光スポットをまとめてみました。

伏見稲荷大社のすぐ南にある東丸神社は、江戸時代の国学者である荷田春満（かだのあずままろ）を祭っています。こちらは学問の神として有名で、受験の際に訪れる方がたくさんいます！

住所：伏見区深草藪之内町36 TEL：075-641-4693 最寄駅：JR奈良線稲荷駅　京阪電車伏見稲荷駅

日本最古にして最大級の伽藍である東福寺。美しい紅葉が見られることでも有名です。東福寺は京都市伏見区ではなく、京都市東山区にありますが、伏見稲荷から東福寺はなんと京阪電車で約3分！東福寺駅から徒歩10分ほどなので、伏見稲荷大社からは15分程度で訪れることができます。

住所：東山区本町15丁目778 TEL：075-561-0087 最寄駅：JR奈良線・京阪本線東福寺駅

伏見稲荷大社と同じく京都市伏見区にある醍醐寺。世界遺産でもあり、醍醐天皇の冥福を祈るために朱雀天皇が起工した五重塔は、とても風情があります。また、「花の醍醐」とも言われ、春に見ることのできる桜の美しさは圧巻です！

住所：伏見区醍醐東大路町22 TEL：075-571-0002 最寄駅：京都市営地下鉄・醍醐駅（伏見稲荷駅より電車で約38分）

鳥居の美しい伏見稲荷大社ですが、実はその敷地内を巡るのは登山並みなのです！うっかりヒールで行ってしまうと、痛い目をみます。そのため、参拝後はお腹が減ること間違いなし！そこで、伏見稲荷大社周辺の絶品ランチを調べてみました。

まず、一軒目は本格的な懐石料理をカフェでいただくことができる懐石カフェ蛙吉。伏見稲荷大社から徒歩5分のところにあり、アクセスも抜群です！入口はアンティークの扉が印象的で、まるで外国に迷い込んだような雰囲気。

11：30～13：30の間に数量限定で、その月ごとのテーマに沿ったランチを税込2,060円で展開しています。味はもちろんのこと、ユーモアあふれる美しい見た目に魅了される人々が続出！デザートには八つ橋を提供することもあり、京都らしさを感じられます。

住所：京都市伏見区深草一ノ坪町20-13 TEL：075-644-1530

伏見稲荷大社周辺にある行列のできるうどん屋さんと言えば、けんどん屋！そのモチモチの麺は、食べごたえがあり、関西風の出汁も人気です。外国人のお客さんが多いため、英語のメニューも完備されているので、外国人の方を連れて行っても安心ですね。

こしのあるうどんはもちろんのこと、ランチタイム一番人気の定食であるミニ丼セットの丼も絶品です！ミニ丼は親子丼、他人丼、かつ丼の三種類から選ぶことができます。また、うどんにはわかめや山菜、かき揚げなど様々なトッピングも可能で、何度も来たくなること間違いなしです。

住所：京都市伏見区深草一の坪町41　パールハイツ1F TEL：075-641-1330

伏見稲荷駅から徒歩2分！ひときわおしゃれで、かわいらしいキツネの看板が目を惹くカフェ・kanoko cafe。こちらでは手作りにこだわった美味しいスイーツやフードを楽しむことができます。さらに、一杯ずつ丁寧に淹れられたブレンドコーヒーも人気です。

ボリューミーで、見ているだけでお腹がすいてきますね！見た目も色鮮やかで、とても美味しそうです。kanoko cafeは、ランチだけではなく、なんと朝8：30から営業しており、トーストなどのモーニングも食べることができます。

住所：京都市伏見区深草一ノ坪町31 カノコビル1Ｆ TEL：075-642-8878

昔ながらの佇まいで、歴史を感じる「祢ざめ家」さん。こちらはなんと創業1540年！しかも「祢ざめ家」という名をつけたのは、あの豊臣秀吉だというのだから、さらに驚きです。昭和初期に建てられたお店は、まるでその時代にタイムスリップしたように感じられます。

祢ざめ家では、うなぎやいなり寿司、うどんなど、昔ながらの味を感じられるランチメニューが充実しています。休日のお昼時は外国人観光客もたくさん訪れ、常に満席の状態なのだとか。この老舗の雰囲気は、外国人観光客たちにはとても魅力的で、喜ばれそうですね！

そんな伏見稲荷大社へ電車で行く場合は、JR奈良線で稲荷駅下車すぐ、京阪本線では伏見稲荷駅下車徒歩5分です。京都市バスでは、南5系統の稲荷大社前下車徒歩7分。伏見稲荷大社付近は時期を問わず込み合いますので、参拝の際は、なるべく公共交通機関を利用することをおすすめします。

伏見稲荷大社の魅力は、思わずカメラにおさめたくなるような美しい千本鳥居などの風景、そして趣を大切にしながらも先進的な美味しいランチの数々ではないでしょうか？伏見区には伏見稲荷以外にもたくさんの寺社仏閣などの観光スポットがあります。休日には伏見区で寺社仏閣巡りをして、フォトジェニックな写真を撮影してみても楽しいかもしれません！