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京都金閣寺の見どころ!おすすめスポットやアクセスについても!

京都金閣寺の見どころ!おすすめスポットやアクセスについても!
投稿日: 2017年4月13日最終更新日: 2020年10月7日

金閣寺はおそらく世界的にも最も有名な観光地の一つ。京都に行ったら必ず行きたいスポットと言えるでしょう。今回は金閣寺の見どころやアクセス、観光におすすめの時期などにについて調べてみました。京都観光の際の参考になれば幸いです。

京都に行ったらやっぱり金閣寺見出し

金閣寺、銀閣寺、清水寺はもはや京都観光の3点セットともいえるスポットです。中でも金閣寺は、ご存知のとおり美しい金色に心を奪われる観光客がたくさん訪れています。今回は改めて、この京都の金閣寺についていろいろと調べてみました。

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そもそも金閣寺って京都のどこにある?見出し

日本史の授業などを受けたことがある方のなかには「北山文化」の説明の中で、金閣寺について学んだ記憶がある方もいるでしょう。その通り、金閣寺は京都の北山と呼ばれる地域にあります。住所で言うと、京都市北区になります。山号も北山(ほくざんと読みます)です。

このあたりは京都市内でも文字通り北部に位置しており、さらに夏の左大文字で有名な大文字山に向かってあがったところにあります。そのため特に冬に雪が降った際、雪が積もることがあります。よく冬に京都の金閣寺の雪がニュースなどで取り上げられるのはそのためです。

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京都の金閣寺へのアクセスは?見出し

Photo by MShades

さて、その京都の金閣寺へのアクセスなのですが、電車の駅はちょっと離れています。一番近い最寄駅と言えるのは京福電鉄(嵐電)北野線の「北野白梅町」駅です。この駅は北野天満宮の近くにあり、そこから西大路通を上って行くかたちになります。10分程度でいけるでしょう。阪急沿線、もしくは嵐山、仁和寺、天龍寺観光などど組み合わせるならこのアクセスがおすすめです。

Photo by shinji_w

他の最寄り駅ですが、JRなら嵯峨野線(山陰線)の「円町」駅、京都市営地下鉄なら烏丸線の「北大路」駅が最寄駅となります。しかし、これらの駅はいずれも歩いてアクセスするには距離が遠いので、ここからバスを使うというのがおすすめです。

Photo by hans-johnson

バスの場合、最寄り停留所は「金閣寺道」もしくは「金閣寺前」。金閣寺道を通るバスのルートはたくさんありますし、バス停などにも金閣寺道を通るバスがどの系統か記載がありますので、アクセス的にはそんなに大変ではありません。それぞれ徒歩5分程度で金閣寺に到着できます。

ただ、京都駅から金閣寺までバスで行くという場合、一番の問題は混雑と渋滞です。特に京都の観光シーズンはバスは時間が読めなくなるうえ、京都駅から座れない可能性もあります。ですから、最寄りの駅まで電車で移動し、その近くのバス停からバスで移動する、というのが一番効率のよいアクセス方法です。

京都では金閣寺って言わない?見出し

ところで、金閣寺というお寺、本当は存在しないって知ってますか?実は「金閣寺」といって思い浮かべる金色の建物は舎利殿の部分のこと。舎利殿というのは、仏舎利(入滅した釈迦の遺骨など)をおさめるための建物です。正式な寺院の名称は「北山鹿苑寺」と言います。ですから、あの金色の建物は「鹿苑寺金閣」になるわけですね。

「京都では金閣寺と言わない」などという都市伝説がありますが、理由はこういうこと。いわゆる日本史のテストなどで、正式名称を書くように、という場合は「鹿苑寺金閣」となりますが、一般的には「金閣寺」で通じますし、バス停なども「金閣寺」です。ご安心ください。

京都の金閣寺の由緒見出し

さてこの金閣寺ですが、臨済宗相国寺派の塔頭寺院の一つです。もともとあの地には1224年に公卿の西園寺公経が西園寺と別荘を建てていました。1397年、室町幕府3代将軍の足利義満がそれを譲り受け、山荘北山殿(北山第)を作りました。そしてここに政治の中枢を置いたのです。

1420年、北山殿は義満の遺言により、禅寺となります。義満の法号が「鹿苑院殿」だったことから、寺名が「鹿苑寺」になりました。応仁の乱では西軍の陣が置かれ、多くの建物が焼失しましたが、江戸時代に主要な建物が再建されました。金閣も1649年に大修理をされています。

ところが1950年7月、金閣は放火にあい、全焼してしまいます。協議の結果、国宝指定が外され、再建されることが決まり、当時のお金で約3000万の寄附を得て再建、1955年に落慶法要が営まれました。現在の金閣はこの時のものなのです。1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成要素の一つに選ばれ、現在に至ります。

京都の金閣寺の見どころは?見出し

土塀

一気に金閣を見に行きたいところですが、ちょっと待って。正面の総門脇に延びる土塀ですが、白い線が5本引かれているのに気づいたでしょうか。この白い線、単なる飾りではなく、寺格をあらわすものだそう。もっとも高い寺格をあらわしています。

また、ここで拝観料をおさめることになりますが、一般的にはチケットとパンフレットを渡してもらいます。しかし金閣寺の場合はチケットがお札になっています。ぜひ京都観光の思い出として、持ち帰って大切に保存しておきましょう。

金閣

金閣寺に行くといったら絶対に見逃せないスポットが金閣です。やはり一度はあの美しさを見ておきたいもの。木造3階建ての楼閣建築です。金閣寺というと金のイメージがつよいせいか、全部に金箔が貼られていると思いがちですが、1層は素木仕上げになっています。

またそれぞれの階がちがった作りになっているのも特徴の一つ。1層は寝殿造で「法水院」と呼ばれます。2層は武家造で「潮音洞」と呼ばれ、1層と2層は通し柱でつながり、一体となっています。なお、再建前は2層に連子窓がありましたが、現在は壁になっています。

また、1層には奥に須弥壇があり、中央に宝冠釈迦如来像が、そして向かって左に足利義満像がそれぞれ安置されています。2層には須弥壇の上に岩屋観音像(観音菩薩坐像)が、周囲には四天王像が安置されています。

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

3層は「究竟頂」と呼ばれ、中国風の禅宗仏殿造になっています。1、2層に比べ、一回り小さくなっています。屋根は杮葺きで、上には銅製の鳳凰が乗っています。この鳳凰、実は本物が今でも残っています。というのは金閣が放火に遭った時、修復のために取り外されていたために難をのがれたのです。とはいえ、屋外に置くと傷みやすいですから、現在は後の複製品が乗っています。

庭園と鏡湖池

いわゆる金閣寺はこの鏡湖池のほとりにあるんです。衣笠山を借景としており、室町時代の代表的な池泉回遊式庭園で、国の特別史跡、特別名勝に指定されています。この鏡湖池は、浄土世界にある七宝の池をモデルに作ったと言われていて、このような浄土を模して造った庭園を「浄土庭園」と呼びます。

この鏡湖池に写る金閣は「逆さ金閣」と呼ばれ、見どころの一つです。とはいえ、きれいに金閣が写るためには、水面に動きがない状態であり、なおかつ天気も良くなければなりません。また、雪が降ると金閣は美しいのですが、池に氷が張るので、これまた全体がきれいに写るのは難しいよう。「逆さ金閣」が全体にきれいに写るのを見られるといいですね。

陸舟の松

方丈の北側にある、その名の通り、舟の形をした立派な松です。なんと足利義満の盆栽を移植したもの、と伝わっており、京都三松の一つとされています。盆栽の松がこれほど大きくなるのかと驚くかもしれません。

銀河泉と厳下水

こちらも義満ゆかりの泉です。銀河泉はお茶の水として、厳下水は手を洗うのに使ったと言われている水です。特に銀河泉のほうは今でも水が流れています。水はパワースポットの源とも言われますので、ぜひ見ておきたいところです。

夕佳亭

「せっかてい」と読みます。「夕日に映える金閣が殊に佳い(よろしい)」ことから名づけられたと言われており、江戸時代の茶人金森宗和により建てられた、数寄屋造りの建物です。正面の「南天の床柱」、右の「萩の違い棚」、中央の古木「鶯宿梅」がいずれも有名な見どころです。その名の通り、夕暮れ時にここから眺める金閣はおすすめです。

京都金閣寺の美しさの秘密見出し

ところで、金閣寺の金ですが、どのくらいの分量が使われているのかご存知ですか?なんと総量で20キロなんだそうです。実は焼失前の金閣には3層目のみに金箔が貼られていたのですが、再建の際の調査で、2層目にも金箔が貼られていたことを示す証拠が出たために、再建の時に2、3層に金箔を貼りました。

Photo by Tainanian

ところが再建後10年ほど経つと、せっかくの金箔が剥落してきました。金箔は黒漆を塗った上に貼られているのですが、金箔が剥落することによって下の黒漆が見え、それが紫外線により劣化してきました。そのため1986年から昭和の大修復が行われ、漆を塗り換えて金箔を貼り換えたのです。

このとき、金箔は一般的な箔の5倍の厚さの「五倍箔」を20万枚使用し、漆は国産の「浄法寺漆」を使いました。この金箔の重さが約20キロ、漆の重さが約1.5トンになります。このように美しい金閣を維持するためにこまめな修復が加えられることで、現在の状況を保っているのです。

京都の金閣寺観光のおすすめ時期は?見出し

金閣寺そのものは四季を通じて美しく、特に桜の時期、紅葉の時期はとても多くの観光客が訪れます。見どころも多く、いつでも満足できる京都の観光スポットと言えましょう。しかし、それ以上におすすめの時があります。それは雪の降った日です。

前述したように、金閣寺は京都市内の北部で少し高いところにあります。そのため、冷え込んで雪が降ると、間違いなく金閣寺は雪化粧します。中でも雪が降った日の早朝の空気が澄んだ時間帯はまさに絶景といえるでしょう。がしかし、最近は京都で雪が降るというのはめったにないうえ、気温が上がってくると急速に雪が溶けてきます。そのうえ、雪が降るとたくさんの参拝者が一気に集まり、大混雑になります。

寒さと行列を覚悟する必要があるのですが、それでもなお雪の金閣寺はおすすめ。もし運よく雪が降ったら、ぜひこの絶景スポットを体験してみてください。まさに言葉にできない美しさが見られます。

京都の金閣寺とセットで見たい寺院見出し

最後に、金閣寺とセットで見たい見どころ寺院について簡単に紹介します。最初に書いたように、金閣寺、銀閣寺、清水寺は京都観光の外せないスポットではあるのですが、金閣寺は銀閣寺、清水寺とは少し離れています。そのため、ツアーなどでない場合、公共交通機関で移動しようとすると意外と時間がかかります。

むしろおすすめなのは「きぬかけの路」と呼ばれるルート。金閣寺から仁和寺にぬけるルートなのですが、約2.5キロのルート沿いに金閣寺、龍安寺、仁和寺と3つの世界遺産の寺院があるほか、等持院、妙心寺、北野天満宮などの有名寺院が並びます。歩いて移動してもいいですし、アクセスのところで前述した嵐電を利用しても見どころを効率よく回れるでしょう。

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京都の金閣寺で大人の時間を見出し

京都の金閣寺は修学旅行で見た!という方も多いかもしれません。でも金閣寺は大人になって訪れてもその美しさは感動ものです。ぜひその美しい姿を、ゆっくりと余すところなく楽しんでくださいね。

投稿日: 2017年4月13日最終更新日: 2020年10月7日

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