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曼殊院は京都の紅葉名所!美しい庭園の魅力やアクセスを紹介!

曼殊院は京都の紅葉名所!美しい庭園の魅力やアクセスを紹介!
投稿日: 2017年10月17日最終更新日: 2020年10月8日

京都でも有名な紅葉の観光名所である曼殊院門跡。名勝枯山水の庭が、秋も終わりに近づくと、鮮やかな色で飾られます。見るべき魅力のたくさんある曼殊院ですが、今回は京都の紅葉の名所の一つとして、庭を中心にスポットを当てていきましょう。

曼殊院は紅葉盛り見出し

京都洛北一乗寺にある曼殊院門跡。由緒あるこの寺院は、秋になるとみごとな紅葉に包まれます。聞いたことはあるけど、交通の便もあまりいいとはいえない場所で意外と行ったことがないって人も多い所。曼殊院てどんなところでしょうか?何か有名なものは?見どころはどういったもの?魅力いっぱいの紅葉真っ盛りの曼殊院をご紹介します。

京都洛北「曼殊院門跡」ってどんなところ?見出し

京都市街の喧騒から少し離れた所にある曼殊院門跡辺りは、とてものんびりとした静かな雰囲気のところです。その昔、出家した皇族、貴族が住職を務めた寺院を意味するのが“門跡”という言葉。国宝の黄不動さんを始めとして、たくさんの重要文化財を有する京都の由緒ある寺院です。

平安時代、最澄が比叡山に創設したのが始まり。何度かの移転を経て、江戸時代に比叡山の麓である現在の位置になったそうです。中でも枯山水の庭がとても有名。国の名勝とされている庭園です。建物もこの場所に建てられて以来、ほぼ改築をしていないようで、同じく庭園の造作も創設当時の形のまま変わっていないとか。

住所:京都市左京区一乗寺竹ノ内町42 電話番号:075-781-5010

やはりここがメイン!曼殊院大書院から見る枯山水庭園見出し

書院作りの建物の大書院から見えるのが枯山水の庭です。枯山水とは、水を用いずに石や砂を使って水の流れを表現し、山水の風景を表現したものです。ですから基本色合いは地味なもの。11月に入ると、夏の間、砂や石と松など常緑樹の、その地味な色合いでしめられていた庭に、鮮やかな色が混じり始めます。

枯山水の庭は通常、狭い空間であることが多いのですが、曼殊院は門跡であるため、宮廷風の広がりを感じる独特の作りになっているそうです。なんといっても、曼殊院枯山水庭園の見どころは、砂の白と、五葉松の緑、そしてそこに加わる紅葉の鮮やかな赤色のコントラストの美しさでしょう。

大書院の縁側は、長い時間そこで座って庭園を眺めている人がけっこう多いのが特徴です。こじんまりとした数寄屋風書院造の建物と、目の前に広がる庭の美しさが、絶妙なバランスで、どうにも心が落ち着きます。ついつい長居してしまうのですね。シーズン中はとても混雑します。スッと通り過ぎてしまうだけではもったいない景観ですから。

京都は、堂内撮影禁止のところはとても多いようです。最近特に増えているのだそうです。美術館もそうですが、貴重な文化財を守るためには仕方のないことなのかもしれません。そこで外からの景観、周りの雰囲気、撮れる場所の写真をみて、想像力を刺激する写真を撮ってみるのもおすすめです。

京都の宝曼殊院の重文見出し

庭園以外に、数寄屋造りの建物の中は、京都の重要文化財で溢れています。狩野探幽、永徳の襖絵。十種類の寄木で作られた曼殊院棚、大きな欄間飾りはみごとです。そして、京都三名席の一つといわれる茶室、八窓軒茶室。曼殊院は「小さな桂離宮」といわれるほど、宮廷風の造作があちこちにありますが、この茶室もその傾向がとてもよく表れているところです。

京都の名勝曼殊院の庭園を彩る見所箇所見出し

せっかく庭園を見るのですから、紅葉ばっかり見て、何も覚えていないってのももったいない話。庭園の中にある観光名所もチェックして下さい。まず目を引くのが五葉松。曲がりくねったその姿は、鶴を表現していると言われています。側にある曼殊院型灯篭も有名です。

大書院を通りすぎ、小書院へ向かうと、端っこに欄干があります。これは舟の縁をイメージしている形なのだそうです。此岸から彼岸へとわたる舟を表しているのだとか。軒先には手水鉢がありますが、フクロウの形を彫刻してあります。これも見どころの中の一つ。紅葉に目を奪われ、視線が遠くに行きがちなので、見落とさないように。

曼殊院白壁と京都の雅勅使門の楓見出し

庭園以外での紅葉の見どころが、曼殊院の外にあります。こちらもまた曼殊院の紅葉の観光名所です。建物を取り囲む白塀、沿うように立ち並んでいる楓が紅葉するさまは、圧巻。その足元に生えるコケの緑が、塀の白と紅葉の赤や黄色と相まって、またここでもみごとなコントラストの完成です。

京都の観光名所の写真で曼殊院を見れば、必ず出てくる曼殊院の顔「勅使門」は、優雅なアーチをえがいた京都の宮廷風。小さな桂離宮と言われる所以です。両脇から覆いかぶさるような紅葉。石段の上には散った紅葉の赤いじゅうたんが敷かれ、とても絵になる光景です。

曼殊院近辺は、とてものんびりと歩ける場所。歩いて行ける距離に、他にも観光名所はたくさんあります。それらのあちこちが紅葉の観光名所でもあるわけですから、この近辺は短時間で駆け足でめぐるよりは、一日ゆっくり時間をかけてめぐりたい。まわりの景色もふくめ観光散歩という感じで。

京都の弁天さんも天神さんも紅葉まみれ見出し

曼殊院の建物の敷地外にある弁天島。弁財天さんを祀ってある弁天堂と菅原道真公をお祀りしてある天満宮があります。天満宮は曼殊院の中で一番古い建物だとか。ここも紅葉の見どころの一つ。せっかく行ったのに忘れてたなんて、残念なことにならないように足をむけましょう。

弁天島にあるが弁天池も紅葉で囲まれます。ほんの小さな島ですから、紅葉でいっぱいって感じに。まさに紅葉まみれ。池の中には鯉がいます。そういえばにしき鯉も紅葉と似たような色。その鯉と水に映った紅葉が混じり合っていて、美しく不思議な光景です。

お腹がすいたら京都名物お豆腐と湯葉で見出し

弁天島の中に、弁天茶屋という豆腐と湯葉料理のお店があります。京都はお豆腐と生湯葉がおいしい。観光で疲れた体を癒すにはもってこいの場所。お蕎麦やうどんなどの麺類もあり、いろいろ入った御膳もあります。お抹茶や甘味もあるので、お食事だけでなくおやつにも最適です。

二階の席におじゃましたことがありますが、大きな窓から外の景色が見えました。紅葉の季節は綺麗なもみじを見ながらの休憩。外の景色を堪能しながらご飯やお茶を飲めるっていう贅沢って、観光名所ならではだと思うのです。紅葉シーズンは大変混雑しています。

京都名物紅葉ライトアップ!曼殊院のモチーフは?見出し

曼殊院のライトアップは2017年もあるようです。ライトアップを始めたきっかけの説明がまた素敵。夜間の見回りの折に、月が照らす庭の幽玄な雰囲気を、一般の方々にも感じていただきたいとのこと。ですから、光を極力抑えた月の光の幽玄さを表現するようなライトアップの仕方だそうです。

庭園のライトアップ期間は、11月1日から30日まで。時間は、日没から夜八時までとなっています。この時期はもう日が落ちるのが早いので、早めにスタンバイしてもいいかもしれませんね。朝晩の寒暖の差が激しい季節です。くれぐれも防寒対策を忘れないようにしましょう。

曼殊院へは歩いて楽しむアクセスで見出し

曼殊院へのアクセスは、車以外は最低20分歩かなければなりません。バスなら「一乗寺清水町」から、電車なら叡山電鉄「詩仙堂」下車。そこからのアクセスは足しかありません。道もそれほど広いわけでもないことから、けっこうアクセス不便な場所とも言えます。

車もバスも近くまでいけない。だからこそ、曼殊院界隈が、ごちゃごちゃガチャガチャしていることなく、とても静かで環境のいい場所でもあるわけです。詩仙堂を始め、一乗寺界隈は、見どころはたくさん。いい感じのお店なんかも覗きながら、時間を贅沢に使えるお散歩コースです。

曼殊院へのアクセスの仕方いろいろ見出し

アクセス提案1一条下り松から歩いてみる

「一乗寺清水町」の停留所から20分というのが、メジャーなアクセスみたいですが、あえてちょっと遠めの「一乗寺下り松」で降りて、いろいろ観光名所をめぐながら向かうというのも一つの方法です。「金福寺」「詩仙堂」「園光寺」これらの紅葉の名所をまわって、曼殊院にたどりつくというルート。このあたりとても眺めがいい所です。

アクセス提案2電車や車と組み合わせてみる

とにかくこのシーズンのバスは込みまくる。道路の渋滞もすごいです。思ったより時間がかかってしまって、予定も狂うし、余計な疲れも加わります。バスに長時間乗るのではなく、行けるところまで電車で行くというのも手です。一乗寺方面ですと、叡山電鉄が便利です。「修学院」まで行けば、曼殊院まで歩くことも可能。

または、自家用車で行けるとこまで行ってみる。洛北方面は、京都の中心地ほど道は込みませんから、適当な駐車場でとめて、後は歩くという方法でもいいと思います。それぞれ人によってアクセス法はいろいろ。どんな方法をとるかによって楽しみ方も変わってきます。

京都は紅葉プラスワンが魅力見出し

場所に関わらす、季節によっていろいろな顔を見せてくれる京都ですが、やはり紅葉の時期は格別なものがあります。どこにカメラを向けても絵になるのがすごいなあと、いつも感心します。また紅葉プラスその場所、寺社、特有のモノっていうのが、京都の紅葉の面白さだと思います。

たとえば、建物の中の窓から見える紅葉は、まるで額縁のようですし、水に映る紅葉、磨き上げられた廊下に映る紅葉というのもあります。橋の上から見下ろす紅葉は、まるで紅葉の上に浮いているみたいな不思議な感覚。紅葉と別の物がコラボすると、まるで一つの芸術品のようです。

秋の一日を楽しく有意義に見出し

曼殊院は、紅葉プラス枯山水の魅力。色のコントラストが特徴的な美しさです。一乗寺界隈は、紅葉を含め、一年を通して四季それぞれの植物、雪景色などの自然に溢れた景観が味わえる場所。フッと空いた時間がもらえたら、いっぱい歩ける靴をはいて、お散歩してみませんか。

投稿日: 2017年10月17日最終更新日: 2020年10月8日

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