京都のおすすめバー！人気の京町屋からひとり酒で行きたい隠れ家まで！

京都には、チェーン店やカジュアルなダイニングバーももちろんありますが、路地裏にひっそりと佇む隠れ家のようなバーや、一見してお店だとは気付かないようなバーも数多くあります。そんな中に、多くのファンに愛されているバーの名店が点在しています。それでは早速、探してでも行ってみたい京都のおすすめバーをご紹介していきます。

「カルバドール」は、京都市役所前駅から北へ300mほど、ビルの看板とドアに描かれたリンゴのイラストが目印です。カウンター8席のみの小さなお店ですが、連日満員になったり、予約でいっぱいになってしまうほど人気の名店なんです。300種類ものカルバドス(アップルブランデー)が揃い、多くの愛好家が思い思いにカルバドスを楽しんでいます。

カルバドールでは、ひとり酒を楽しむ方が多いようです。オーナーの高山さんは、2013年にアジア人で初めてカルバドスのアンバサダーに選ばれた著名なバーテンダーです。その高山さんが毎年フランスに行って買い付けるカルバドスをベースにフレッシュフルーツを使ったオリジナルカクテルは、ぜひ味わってほしい一杯です。

「ロッキングチェア」は、阪急電車河原町駅から南西へ徒歩5分ほどの場所にある、京町屋を改装したバーです。外玄関から小道を通って店内に入ると、温かみのある内装と、カウンターの後ろにずらりと並んだお酒の数々が出迎えてくれます。店名の通り、中庭を臨めるロッキングチェアが置かれた席もあり、素敵な空間になっています。

ロッキングチェアにはお酒のメニューはなく、カクテル全日本チャンピオンに輝いたことのあるオーナーの坪倉さんをはじめとした腕利きのバーテンダーさんにお好みを伝えて、オリジナルを作っていただくのがおすすめです。お酒に合うフードメニューも充実しています。人気のスコッチ入り生チョコや、和牛のビーフジャーキーも手作りだそうです。

祇園四条駅あるいは三条駅から徒歩5分ほどの場所にある「ザ・コモン・ワン・バー・キョウト」は、祇園の街に溶け込むように佇む、隠れ家のようなショットバーです。格子戸をくぐり、細い小道の先にある京町屋「何生館」の雰囲気を最大限に活かした空間で、女性のソムリエバーテンダーさんがおいしいお酒を提供してくれます。

こちらのバーには人気の個室(要予約)もあり、8畳ほどの広いお部屋でゆっくりとお酒や会話を楽しむことができます。カウンターでは、ひとり酒を楽しむ女性の姿もよく見られます。お酒は種類豊富なウィスキーを中心に、季節のフルーツを使ったカクテルなどが味わえます。チャームとして出てくるドライフルーツがおいしいと評判です。

京都市役所駅から徒歩5分ほどの場所にある「Bar K6」は、京都では名の知れた老舗のバーです。京都で活躍する著名なバーテンダーは、こちらのお店出身の人が多いのだそうです。店内は明るめの照明で、老舗かつ正統派のバーでありながらカジュアルな雰囲気。ひとり酒でもグループでも楽しくお酒を楽しむことができる貴重なバーです。

K6では、伝統の味であるジントニックをはじめ、好みを聞いて作ってくれるカクテルがおすすめです。週替わりのカクテルもあるそうです。ショットバーとは思えないほどフード類も充実していて、しっかり食事をしながらお酒がいただける嬉しいお店です。アツアツのオムレツを挟んだ卵サンドや自家製のスモーク盛り合わせが人気のようです。

河原町駅から徒歩10分ほどの場所にある「bar K家」は、京町屋を改装した隠れ家風のバーです。間口の狭い通路を抜けて店内に入ると、広い店内にはカウンターとソファ席、離れの個室もあります。中庭を眺めながらお酒をいただくと、贅沢な気分に浸れます。週末にはいつも満席になる人気店なので、予約がおすすめです。

カウンターの後ろには、現在流通していない希少なお酒がずらりと並びます。中でもシングルモルトウィスキーが充実しています。ウィスキーとカプチーノを合わせた珍しいホットカクテルはぜひ試してみたい一杯です。女性には、すだちや金柑を使った和のカクテルが人気。また、マスカルポーネチーズと蜂蜜の付き出しがおいしいと評判です。

「ぎをんフィンランディア バー」は、祇園四条駅から徒歩5分ほどの場所にあります。祇園の街並みに溶け込むように存在する京町屋を改装した建物の中は、一転してモダンなインテリア。桜の一枚板を使ったカウンターや、北欧風の椅子がおしゃれな雰囲気です。ザ・コモン・ワン・バー・キョウトはこちらのお店の系列店です。

フィンランディア バーでは、他のお店ではあまり見られないようなフィンランドのお酒が豊富に揃っていて、それが店名の由来にもなっています。フードメニューには、珍しいトナカイのソーセージもあります。カウンターでひとり酒を堪能するもよし、ソファ席で仲間と談笑するのもよし、どんな方にも使い勝手の良いバーです。

祇園四条駅から徒歩3分ほどの場所にある「エル・テソロ」はビルの1階にあり、周囲は賑やかな繁華街ですが、店内はシックな大人の雰囲気が漂っています。逆L字型カウンターの奥にある窓から鴨川の風景を眺めることができ、落ち着いて会話を楽しむことができます。カウンターでは、マスターとの会話やひとり酒を楽しむ常連さんの姿が見られます。

こちらのバーでは、バーとしては珍しく、手作りのケーキをはじめとしたスイーツを味わうことができます。お酒とスイーツの組み合わせは意外にも相性ぴったり。女性はもちろんですが、男性にも人気です。週末は混み合う人気店なので、空席を確認してからのお出かけをおすすめします。

「IT'S GION 2 DEUX」は、祇園四条駅からほど近い場所にあり、祇園のバーらしく、初見では通り過ぎてしまうような隠れ家的なお店です。京町屋が並ぶ路地を入り2階に上がると、間接照明に照らされた大きなバーカウンターが出迎えてくれます。窓の外には白川が眺められ、春にはライトアップされた桜も見物できる雰囲気の良いバーです。

こちらのお店では、舞妓さんの姿もよく見られるようです。とても雰囲気のある店内は、カップルにも好評です。「祇園小町」「京美人」など京都ならではの名前が付いたオリジナルカクテルがおすすめです。バラの形の氷など、ドリンクの演出もおしゃれです。フードメニューは、京鴨を使った生ハムやソーセージなどがお酒によく合います。

「Bar 奥」は、阪急烏丸駅から徒歩5分ほどの場所にあるショットバーです。店名の通り、路地の奥まった場所にある築100年以上の京町屋を改装したお店は、これぞ隠れ家中の隠れ家という趣です。ワインやウイスキー、バーボンなども揃っていますが、京野菜や白味噌、豆乳といった京都の素材を使ったカクテルをぜひ味わってみたいお店です。

店内は1階席と2階席に分かれていて、2階へは靴を脱いで上がる個室になっています。照明を落としたシックなカウンターでひとり酒をたしなむのはまさに大人の楽しみと言えますし、ソファ席や個室で大切な人と語り合うのもまた素敵な過ごし方です。フードメニューは、自家製レーズンバターや、カットが美しいフルーツの盛り合わせがすすめです。

京阪四条駅から徒歩5分ほど、先斗町に入ってすぐの場所にある「佐曽羅」は、女性バーテンダーが切り盛りする小さなショットバーです。女性一人でも入りやすい雰囲気で落ち着けます。店内には芸妓さんの姿も多く、千社札(芸妓さんの名刺)がカウンターにたくさん貼られています。生のフルーツを使ったカクテルがさわやかでおすすめです。

佐曽羅から少し南下した鴨川沿いに、姉妹店である「佐曽羅EAST」があります。こちらの1階はお昼はカフェ、夜はダイニングバーとなり、夏季にはテラスで川床も楽しめます。2階は鉄板焼のお店になっていて、色々な使い方ができる便利な一軒です。大きな窓から鴨川を眺めながら、ゆっくりとお酒やおいしい食事を楽しむことができます。

京都には京町屋を改装したバーが多く、店内に入るだけでも京都にいることを実感できます。京都らしいオリジナルカクテルをオーダーしてみたり、バーテンダーさんとの会話を楽しみながら、ゆったりと好きなお酒を楽しむのもいいですね。自分だけの隠れ家を見つけて、京都での一夜を過ごしてみてください。