三浦海岸河津桜まつり！開花情報や名所は？混雑や駐車場もまとめ！

神奈川県の三浦半島南東部にある「三浦海岸」は、京浜急行・三浦海岸駅から徒歩約5分の所にあり夏は大勢の海水浴客で賑わいます。でも実は、春にも有名な「三浦海岸河津桜まつり」が開催され、また京浜急行の駅の看板も桜色になり大勢の人で賑わいます。そんな見所一杯の「三浦海岸河津桜まつり」の開花情報や名所等合わせて紹介します。

「河津桜」は大島桜と寒緋桜の自然交雑種で、他の桜と違うのは1月下旬から3月にかけての早い時期に開花する早咲き桜だと言う事です。花の色はソメイヨシノ等の桜よりピンク色が濃く淡紅色です。他の桜に比べ見頃が1ヶ月と長い事でも有名です。名前の由来となった静岡県河津町では2月から3月にかけて「河津桜まつり」が開催されます。

1955年頃、静岡県伊豆半島の東岸の町、河津町の飯田勝美さんが、河津川沿いに生えていた1m位の河津桜の原木を偶然見つけて庭に植えたのが始まりです。そして1966年に初めて開花しました。今までになかった珍しいタイプの雑種品種である事が学術調査で判明し、1974年に「河津桜」と名付けられ、1975年に河津町の木に指定されました。

静岡県伊豆半島の東岸の町、河津町で毎年未だ寒い2月から3月にかけて行われる「河津桜まつり」では、ソメイヨシノよりも濃い花を咲かす河津桜が、菜の花や美しい川と見事にマッチして訪れる人を楽しませます。満開の河津桜が並ぶ川沿いには沢山の露店があり花見をしながら食べたり飲んだり出来て、人気の観光スポットとなっています。

「河津桜まつり」期間中はライトアップした夜桜もおすすめです。控えめな光の中、浮かび上がる川沿いの河津桜は川面にも映し出され、浮世離れした幻想的な美しさで見る人達を魅了します。川沿いには屋台も沢山出ていて、お祭り気分をを盛り上げてくれます。ライトアップの時間は場所によって変わりますが18時から21時半位迄です。

「河津桜まつり」の原点となった河津桜原木は、伊豆急河津駅から天城山の方向へ1.2kmの場所の、町道沿い河津町田中の飯田さん宅の庭に現在します。まつりに行く際は是非とも飯田さん宅の大木、河津桜原木を見に行ってください。「本家・河津桜まつり」への問い合わせは「河津町観光協会」です。

住所：静岡県賀茂郡河津町笹原72-12 電話番号：0558-32-0290

1997年・平成9年「三浦海岸まちなみ事業協議会」が、夜になると駅の辺りが薄暗くなるので明るくする目的で同年のクリスマスに山から桜の木を切ってきて、根がなく花の咲かない桜の木にクリスマスの点灯をしました。しかし、根がなく花が咲かない事を知らない市民から「花が咲くのが楽しみ」との、沢山の声がありました。

「三浦海岸の花咲か爺さん」と呼ばれている長島滿雄さんが、市民の要望に応える為に提案したのが、三浦海岸の気候と近い静岡県河津町の「河津桜」でした。最初は、事業協議会のメンバーが桜を譲り受ける為に河津町を訪問した時は断らましたが、「河津桜で町おこしを！」と言う熱意に負け、生産農家を紹介してもらえました。

元新聞記者の小池吉清さんや京浜急行が、事業協議会のメンバーが河津桜で町おこしをしようと頑張っている事を知り、苗木を寄付してくれたので、5年で1000本の桜を植える予定が4年で終わりました。そして、2002年・平成14年に心待ちにしていた「三浦海岸河津桜まつり」を開催する事が出来たのです。お問い合わせは三浦市観光協会です。

住所：神奈川県三浦市南下浦町上宮田1450-4　 電話番号：046-888-0588

未だ未だ冷え込む1月中旬の三浦海岸駅から三崎口駅沿線の河津桜の様子は、早咲きの箇所が少しある以外は、未だ殆どの河津桜の木はつぼみのままの状態で見頃は未だ先です。1月の下旬になると三浦海岸駅から三崎口駅沿線の河津桜の様子は、少しずつ開花は始まる物の殆どの河津桜の木はピンク色のつぼみのままで見頃は未だ先です。

2月の上旬頃には三浦海岸駅から三崎口駅沿線の河津桜は、3分から4分咲きから徐々に5分から8分咲きへとなっていきます。2月の中旬に差し掛かると、三浦海岸駅から三崎口駅沿線や、小松ヶ池の河津桜は全て8分から9分咲きのほぼ満開となり、美しい河津桜の見頃を迎え沢山の観光客や花見を楽しむ人達で賑わいます。

三浦海岸駅から三崎口駅沿線や、小松ヶ池の河津桜も、2月の下旬になると見頃のピークを過ぎてしまい葉桜が目立つようになってしまいますが、河津桜の見頃は1か月と長いので、もう少し河津桜を楽しむ事が出来ます。河津桜と一緒に楽しむ事が出来る黄色い菜の花は相変わらず綺麗に咲き誇れ訪れる人を楽しませてくれます。

「三浦海岸河津桜まつり」の河津桜は、3月に入ると全体的に葉が目立ち河津桜の見頃の季節の終わりを告げます。黄色く可愛い菜の花は、綺麗に辺り一面黄色の絨毯を引いたように咲いています。第15回「三浦海岸河津桜まつり」は平成29年3月12日の日曜日に終了しましたが、河津桜は来年の開花に向けてゆっくり準備を始めます。

ソメイヨシノの開花期間が約10日から2週間程なのに対し、早咲きの「河津桜」の開花期間は約1カ月で見頃期間は10日から2週間程です。毎年1月下旬から開花が始まり2月中旬に満開となり長い見頃を迎える為、美しい満開の桜を何処よりも早く長く楽しむ事が出来ます。本家の「河津桜まつり」と開花時期と見頃時期は、ほぼ同じです。

京浜急行・三浦海岸駅が「三浦海岸河津桜まつり」の最寄駅で一番最初に目にする名所です。電車を降りると駅の構内からも見事な河津桜が見えます。駅前の広場では祭り期間中、テント村が立ち並び三浦半島の特産等を売っていて沢山の人で賑わいます。マスコットの「みうらん」と「けいきゅん」と一緒に記念撮影も出来ます。

京浜急行の沿線も「三浦海岸河津桜まつり」の名所です。三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの約1Kmにかけて、見事な1000本の河津桜が京浜急行の線路沿いに植えられています。沢山の黄色い菜の花も河津桜と一緒に植えてあり、河津桜が満開になる時期は、ピンクと黄色のコラボで目を見張る美しさになり多くの人達を魅了します。

小松ヶ池公園には、「線路を見下ろせる橋」があり「三浦海岸河津桜まつり」の名所となっています。この橋の上からは線路が見下ろせて京浜急行の線路沿いに並ぶ美しい河津桜と、通り過ぎる京浜急行の電車を見る事が出来ます。河津桜の濃いピンクと京浜急行の電車の赤と白が、美しく映える有名な写真スポットになっています。

美しいピンクと黄色で彩られた桜並木の中、誘導してくれる地元スタッフの方や、案内看板のサイン通りに15分程歩いて行くと小松ヶ池公園に着きます。ここも「三浦海岸河津桜まつり」の名所で、渡り鳥がやってくる1.5ヘクタールの小松ケ池があります。駅前の河津桜が満開を迎える頃は、小松ケ池周辺の河津桜は未だ3から4分咲き位です。

「三浦海岸河津桜まつり」では、天気が良いと何と日本一高い山、富士山をバックに満開の河津桜を楽しむ事が出来る名所があります。「三浦海岸河津桜まつり」の名所の一つの、「線路を見下ろせる橋」に行く途中に左に曲がる道があるので、そこを真っすぐ行くと、この富士山と河津桜を一緒に楽しめる、おすすめの名所に着きます。

桜まつりは夜間のライトアップもおすすめです。三浦海岸駅前が17時から21時迄、線路沿いの桜並木等が17時半から20時半迄、夜間ライトアップがあります。昼間の咲き乱れる美しい満開の桜とはまた違った、暗闇でライトに照らされ幻想的に浮かび上がるような夜桜を見る事が出来ます。雨天の場合は線路沿いのライトアップは中止になります。

河津桜の開花が始まり「三浦海岸河津桜まつり」が始まると、京浜急行・三浦海岸駅の駅前広場では沢山の地元の特産品等を売るテント村が出ます。軽食や飲み物の他、特産品のマグロ等の海鮮類・新鮮野菜・桜おこし・大根焼酎・たくあん・桜まつり限定の桜どらやき・京浜急行と三浦海岸オリジナルのサクマドロップ等が店頭に並びます。

神奈川三浦市三崎の「三崎漁港」はマグロの水揚げ量を誇る漁港として有名で、色々な調理方法のマグロ料理店が連なり東京から日帰り出来る人気観光地でもあります。中でも新鮮なマグロがタップリの丼物や、ここでしか味わえない名物「三崎マグロラーメン」やあんまんのマグロ版「三崎のとろまん」等があり、マグロ料理を楽しめます。

三浦大根は、真っ白な白首大根の仲間で一般的な青首大根と比べて大き目です。形は下の方にいくに従い太くなる「中ぶくら」と言われる形です。多くの水分を含んでいて身が詰まっています。三浦大根は冬が旬ですが市場に出回るのは年末の決まった数日間だけという幻の大根です。それ以外の時期は三浦市や近郊の直売所で購入出来ます。

「だいこん焼酎」は幻の「三浦大根」から作られた、瑞々しい自然な甘さと独特の辛みが調和してさっぱりとした焼酎です。百年余りの歴史がある「三浦大根」は大自然の中、露地栽培で大事に育てられます。そんな「三浦大根」を使用した、たくあん漬けも美味しいです。大根に含まれる消化酵素には疲れた胃腸を回復させる働きがあります。

京急グループは「三浦海岸河津桜まつり」期間中、会場最寄駅の京浜急行・三浦海岸駅の改札前の1台の飲料自動販売機を河津桜のイメージに変えて訪れる人を楽しませてくれます。この自販機でしか購入出来ない3種類の京急オリジナル缶バッジ入りお茶缶「KEIKYUと伊藤園コラボボトル」は150円税込にて個数限定で販売されます。

道路の渋滞状況で変わりますが渋滞が無い状態で、横浜から三浦海岸までは車で約1時間弱、東京都内から三浦海岸までは車で約2時間弱です。平日はさほど渋滞も混雑も無いのでドライブがてらに「三浦海岸河津桜まつり」に行くのもいいと思います。週末は渋滞と混雑で駐車場も満車になるので「京浜急行」を使った方が賢明かもしれません。

料金は月曜日から金曜日が当日1日24時迄最大料金1000円、6時から22時が30分200円で、22時から6時が120分100円です。土・日・祝は6時から22時が15分200円で、22時から6時が60分100円です。現金・電子マネー・タイムズビジネスカード・タイムズチケット・クレジットカードの支払いです。営業時間は24時間、62台駐車出来ます。

住所：神奈川県三浦市南下浦町上宮田1491

9月から6月の月曜日から金曜日は普通車1回400円で大型車1回2500円です。9月から6月の土日祝は普通車1時間毎300円で大型車1回2500円です。7・8月は普通車1時間毎400円で大型車1時間毎1200円です。使用可能な紙幣は1000円札で、クレジットカードは使用不可です。営業時間は24時間で、69台駐車出来ます。

住所：神奈川県三浦市南下浦町上宮田字芝原1096-12外 電話番号：046-889-0552

「三浦海岸駅北側」と「小松ヶ池公園手前」は、臨時駐車場になります。「三浦海岸駅北側」が300台、「小松ヶ池公園手前」が150台駐車する事が出来ますが、バスは駐車する事が出来ません。また、小松ヶ池公園近くの駐車場は雨の場合は閉鎖となります。営業時間は9時半から16時半迄で、有料です。また当日は大変な混雑が予想されます。

本家・静岡県伊豆半島の東岸の河津町の「河津桜まつり」は、渋滞や混雑が凄い事でも有名です。「三浦海岸河津桜まつり」でも週末は平日に比べて渋滞や混雑が酷くなるので、近くに幾つか駐車場があり臨時駐車場も出ますが「三浦海岸河津桜まつり」公式サイトでは、出来る限り京浜急行を使用するように呼び掛けています。

京浜急行では「三浦海岸河津桜まつり」に訪れる沢山の人の為に祭り期間中、一日楽しめる様な企画を用意してるので、ホームページで確認するか問い合わせてみましょう。「三浦海岸河津桜まつり」へ車で行く方は、週末は渋滞や混雑が予想され、早い時間から駐車場も満車になる可能性が高いので、可能ならば平日の方がいいかもしれません。

京浜急行では「三浦海岸河津桜まつり」の河津桜ライトアップ期間中、普段よりゆっくりとした速度で車内からも満開の美しい河津桜を楽しめるように、日中と夜間の特定の時間帯に三浦海岸から三崎口駅間の下りで減速運転をします。電車の中からも美しい河津桜を見れるように工夫してくれる「京浜急行」の嬉しい心遣いです。

遅れやダイヤの乱れ、または雨で線路沿いライトアップが中止の場合は減速運転も中止です。「三浦海岸河津桜まつり」に行く場合の交通アクセスは、東京・横浜方面から三浦海岸まで京浜急行を利用するのがおすすめです。品川駅から三浦海岸駅まで約1時間で、運賃は860円、ICカードの場合は854円です。電車内も桜一色となります。

京浜急行では「みさきまぐろきっぷ」を販売しています。京浜急行の指定駅からの往復乗車券とバス乗車券、加盟店舗の中から選べる三崎まぐろまんぷく券、三浦・三崎加盟レジャー施設から選べるおもひで券セットで大人料金、品川から3500円・横浜から3400円です。観光も出来て名物の三浦・三崎まぐろも食べれて凄くお得な切符です。

住所：東京都港区高輪2丁目20番20号 電話番号：03-5789-8686　

三浦海岸の地元の人達の「町おこし」への願いと努力、そして沢山の人達のサポートから始まった「三浦海岸河津桜まつり」は、東京や横浜エリアからも近く毎年大勢の人達が訪れ美しい河津桜や菜の花、美味しい三浦半島の特産物を楽しむ場所となりました。来年は是非「三浦海岸河津桜まつり」に足を運んで一足早い春を感じに行きませんか？