埼玉銘菓「五家宝」とは？地元熊谷で愛される超有名なお菓子お土産に！

五家宝は埼玉県の熊谷市を中心に製造販売されているお菓子で、地元民に古くから愛されてきました。そんな五家宝ですが、一躍脚光をあびる機会がありました。それは日テレ系列のテレビ番組『しゃべくり007』に出演したきゃりーぱみゅぱみゅさんが、五家宝を絶賛したことです。これにより、若者などの間で一気に知名度を上げました。

そんな五家宝ですが、いったいどのようなお菓子なのでしょうか。五家宝の原材料はいたってシンプルです。もち米、きなこ、水飴、砂糖、以上です。この4種類のみで作られるシンプルなお菓子で、さっくりとしていながらもっちりとした独特の歯ごたえで、優しい甘味ときなこの香ばしいさを楽しめ、非常にクセになります。

製造方法は、もち米を一度餅にして、薄く伸ばします。それを砕いて細かくし、あられのような状態にします。それを水飴でまとめて円筒状にしたら、細長く伸ばして切り分け、きなこをまぶして完成です。シンプルな原料ですが、その工程には職人の技術が欠かせないお菓子です。

五家宝の歴史は古く、しかもその由来には諸説あります。水戸、茨城、群馬、熊谷、加須と発祥の地についてもバラバラで、どれが本当のところかは今でも判然としません。しかし、古くから熊谷市で作られていたことは確かです。熊谷で穫れる良質の石原米と大豆、水飴の原料となる大麦が五家宝の製造に適していたのです。

そして、熊谷市の玉井生まれの高橋忠五郎が五家宝を現在の形に改良しました。戦後、日本の交通網が整備されていく中で、五家宝は熊谷市を中心としたエリアの銘菓であると認識されていきます。そんな五家宝ですが、今でも複数の会社が製造販売をしています。ランキング形式ではありませんが、おすすめ販売店の発表です。

下田屋は熊谷市円光に店舗を構える製造販売会社です。公式HPには「上白糖・もち米・水あめ・きな粉、店主の腕が織りなす味の五重奏」をお楽しみくださいというキャッチコピーが書かれていますが、シンプルかつ伝統的な技法を必要とする五家宝は、まさに味の五重奏を楽しむことのできるお菓子です。

店舗には駐車場が併設されており、車で来る際には非常に便利です。商品は袋入り18本が594円、箱入り18本が810円、箱入り30本が1350円です。店舗にいらした時に運が良ければ、できたての五家宝を包んでもらえることもあります。また、公式HPから代引きで通販を頼むこともできます。

住所:埼玉県熊谷市円光1-2-13 電話番号:048-521-4051

五嘉寶の加藤は埼玉県熊谷市に店舗を構える製造販売店です。ご兄弟で協力して経営されていて、お兄さんがもち米からタネを作って、弟さんが製品づくりと店舗を担当されていらっしゃいます。五嘉寶の加藤で特にこだわっているのが、サックサクの食感です。五嘉寶の加藤には「名物にうまいものなし」を変えたいという精神がありました

従来でも十分に五家宝はおいしいお菓子でしたが、五嘉寶の加藤では水飴に細工を施して、五家宝がよりサクサクの食感になるように改良を加えたのです。きなこは淡い緑色をしていて、見た目にも軽やかです。こちらでは小袋が300円から販売されていますので、お手軽におやつにすることができます。

住所:埼玉県熊谷市中央2-331 電話番号:048-524-1955

こちらは埼玉県熊谷市上根にある製造販売店です。こちらでは伝統的な五家宝はもちろん、革新的な五家宝を味わうことができます。五家宝に新たな味の種類を作り、より若者にも響くような商品を開発していらっしゃいます。一つ目はゴマです。五家宝に粒のままのゴマが入っており、ゴマの香ばしいさがたまりません。

ビターショコラ味もあります。ビターなチョコと五家宝の相性は抜群で、五家宝の新たな一面を見ることができます。酒粕味もあり、鼻から抜ける酒粕の香りが大人に大人気です。また、妻沼茶豆という豆から作った甘さとコクが強いきなこを使った、生五家宝もあります。できたてをすぐに食べてほしいということで「生」をつけたそうです。

住所:埼玉県熊谷市上根64-7 電話番号:048-588-2321

堀内製菓は熊谷市の本町に店舗を構えています。堀内製菓では、五家宝にまぶされているきなこの種類を選ぶことができます。通常の茶色いきなことうぐいす色のきなこです。価格は若干うぐいすの方が高くなります。また、堀内製菓には変わり種の五家宝もあります。

それが「末長く」と「太巻き」です。「末長く」は細長く伸ばされた五家宝を短くせずに長いままの状態で、縁起物として贈答用に販売している商品です。また、「太巻き」はその名の通り極太の五家宝で、味はきなこ、あんず、抹茶の3種類があります。工場見学を受け付けているそうなので、ご興味があればご連絡を。

住所:埼玉県熊谷市本町2-15 電話番号:048-522-1556

埼玉製菓は熊谷市の妻沼に店舗を構えています。ところで、五家宝を食べる時にどうしても気になるのはきなこがボロボロ落ちてこまる、という点です。五家宝を食べる時は、多くの方が下でティッシュを構えたり、お皿の上で食べたりと色々な苦労をされます。しかし、埼玉製菓はその悩みを解消してくれました。

それが、きなごが飛びにくくこぼれづらい「魔法の五家宝」という商品です。きなこがこぼれにくいように加工されていて、非常に食べやすいです。容れ物はプラスチックカップなので、きなこが落ちたとしても、より受け止めやすくなっています。もしかしたらこれが、人々が最も待ち望んでいた進化なのではないでしょうか。

住所:埼玉県熊谷市妻沼1744 電話番号:048-588-0547

たねには熊谷市宮町にある五家宝の製造販売店です。熊谷で四代に渡って五家宝一筋を貫く老舗であり、いぶし銀といった雰囲気のお店です。商品も細巻きと太巻き、それの詰め合わせというとてもシンプルなラインナップですが、とにかくここの五家宝はおいしいというレビューが多々あります。

シンプルな五家宝一本で四代続いたというのには、それだけ五家宝の評価が高いということです。技術もさることながら、素材にもこだわっており、たねにで使われているきなこは、山形県産の青大豆100パーセントで作られたものです。しかもその青大豆は、農家と契約し触接仕入れているためその品質は非常に高いです。

住所:埼玉県熊谷市宮町2-163 電話番号:048-521-2667

花堤は熊谷市榎町にある製造販売店です。こちらも120年続く老舗でありながら、さまざまな五家宝のアレンジにチャレンジしていく意欲的なお店です。アレンジメニューとしてまずご紹介するのは「太巻き熊谷っ子」です。こちらの商品はタネに刻んだ干しアンズが練り込まれており、甘さの中に爽やかな酸味があります。

そして、注目したいのが「黒蜜で食べる五家宝」です。こちらの商品は五家宝に黒蜜をかけて頂く商品です。黒蜜ときなこはこれ以上ないくらい相性のいい組み合わせです。これが美味しくないわけがないですし、今までどうしてこの商品がなかったのかと疑問に思ってしまうほどです。

住所:埼玉県熊谷市榎町3 電話番号:048-521-0471

紅葉屋は熊谷市佐谷田に工場を構えるお店です。こちらは「しゃべくり007」で紹介された際に、最もその恩恵を受けたお店ではないでしょうか。放送された当時、公式HPのオンラインショップは休止せざるをえないほどアクセスが集中し、楽天ショッピングではスイーツ部門でランキング1位を獲得するほどでした。

連休時などには、上里サービスエリア等で実演販売をすることもあります。職人の技術を目の当たりにすると、ついつい商品に手が伸びてしまうものです。実演販売をする時には公式Twitterで情報を流していますので、是非チェックしてみてください。楽天のランキングで1位をとった実力は伊達ではありません。

住所:埼玉県熊谷市佐谷田3247 電話番号:048-521-0376

五家宝の紹介を、五家宝の販売店のご紹介はいかがだったでしょうか。五家宝は楽天ランキング1位を取っただけのことはある、とても美味しいお菓子です。是非一度手にとっていただいて、ランキング1位の実力をご賞味ください。きっと、あなたのお菓子ランキング上位に食い込んでくることでしょう。