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知床峠は展望台から国後島も見えるおすすめスポット!紅葉や星空観測も人気!

知床峠は展望台から国後島も見えるおすすめスポット!紅葉や星空観測も人気!
投稿日: 2017年11月21日最終更新日: 2020年10月8日

オホーツク海に突き出した知床半島にある知床峠の展望台からは天気がいいと北方領土の国後島が良く見えます。また紅葉の時期には羅臼岳の山肌は鮮やかに色付き、夜は周りに人口の光が無いので空一面に美しい星空が広がり観測も出来て人気です。そんな魅力的な知床峠を紹介します。

「北海道知床峠」の展望台で国後島を見に行こう!見出し

北海道の知床半島の「知床峠」では、天気がいい日には展望台から羅臼岳や国後島を眺める事が出来て絶景を楽しむ事が出来ます。また、紅葉の時期には鮮やかに色々な色に染まる羅臼岳や辺り一帯の紅葉を楽しむ事も出来ます。そして夜には空を見上げると都会では見られない美しい星空も楽しめる、そんな「知床峠」に行きませんか?

「北海道知床峠」知床を代表する知床八景見出し

2005年7月17日「世界自然遺産」に登録された知床を代表する「知床八景」には、ドライブコースとしても美しい絶景としても有名な「知床峠」を始め、活火山の知床硫黄山からの温泉が川に流れ込んで流れる温泉の様な「カムイワッカ湯の滝」、降った雪と雨が地下に浸透し断崖の割れ目から流れ落ちる滝である「フレペの滝」があります。

また「日本の滝100選」に選ばれた迫力「オシンコシンの滝」、阿寒国立公園の山々が見渡せオホーツク海で一番最初に流氷が見れる「プユニ岬」、先住民族「オロッコ族」が名前の由来の「オロンコ岩」、知床国設野営場の一角にある夕陽の名所「夕陽台」、原生林に囲まれた幻想的な5つの湖「知床五湖」等のおすすめの観光地があります。

「北海道知床峠」知床八景の1つ知床峠見出し

半島にある斜里町ウトロと羅臼町をつなぐ知床横断道路は全長27Kmもある峠道で「知床峠」は知床連山にある知床横断道路の頂上にある標高738Mの峠です。展望台からは堂々とそびえる羅臼岳、下を見ると広大な大樹海、遠くの方には美しい根室海峡、天気が良いとそこに浮かぶ国後島を見る事も出来て知床八景の一つとされ、おすすめです。

「知床峠」には駐車場と展望台がありますが土産屋や食堂は無く記念碑やトイレのみです。シーズン中は沢山の車やツーリングのバイク、観光バス等で駐車場が一杯になり沢山の人々で賑わいます。展望台から眺める景色は素晴らしくおすすめで、雄大な羅臼岳や輝くような根室海峡、そして見えるのは島の僅かな範囲だという国後島が見えます。

「北海道知床峠」北方領土の国後島見出し

「国後島」くなしりとうは、北海道知床半島の東側に位置し千島列島の最南端に位置する島です。ロシア名はクナシル島です。国後島の名前の由来は、アイヌ語の「クンネ・シリ」黒い・島か、「キナ・シリ」草の・島から来てますが、どちらの由来が正しいか分かっていないそうです。先住民のアイヌ民族は「クナシル」と呼んでいました。

日本名もロシア名もアイヌ語「クナシル」から来ていて国際標記もこれが起源です。島の面積は1489.27k㎡、長さは123kmの細長い島で日本では本土4島を除き北方領土・北海道「択捉島」えとろふとうの3182k㎡に次ぐ2番目の大きさの島です。また火山も沢山あり80℃近い湖は硫黄の臭いが充満する天然の露天風呂になっていたりします。

ロシア連邦の実効支配下となっている「国後島」の現在は、ロシアの制度上サハリン州南クリル管区となっており、1946年の昭和21年1月26日以降は日本の施政権が及ばない「北方領土」の4島の1つとなっている為、日本は返還を要求しています。また、日本の制度上、北海道根室振興局に属しており国後郡泊村と留夜別村があります。

「北海道知床峠」雄大に佇む羅臼岳見出し

「羅臼岳」らうすだけは知床半島の中央辺りに位置する標高1661mの火山群の最高峰で、遠い昔アイヌ語でチャチャヌプリと呼ばれていたりしました。1964年の昭和39年6月1日に「知床国立公園」となり2005年7月には「羅臼岳」を含む知床が「世界自然遺産」に登録されました。ヒグマが頻繁に出没する事でも有名で細心の注意が必要です。

本格的な羅臼岳の登山シーズンは7月上旬から始まりますが、7月は雪が未だ多く残っており、初めての方にはルートが分かり辛いかもしれません。9月中旬頃までは登山が可能ですが、日が短くなり雪も降り始めるので防寒対策等きちんと対策を練る必要があります。羅臼岳の北麓には岩尾別温泉、南麓には羅臼温泉があります。

「北海道知床峠」知床峠の美しい紅葉見出し

知床横断道路が開通した時に出来た「知床峠」は、紅葉の時期はまた違った顔を見せるおすすめの場所です。毎年、10月上旬から10月中旬が紅葉の見頃となり展望台から見える赤色のナナカマドの紅葉や黄色のダケカンバの紅葉、そして緑のままの針葉樹や展望台からの羅臼岳の紅葉など色々な色に染まる見事な紅葉は見ものでおすすめです。

「北海道知床峠」知床峠だから見られる美しい星空見出し

都会では夜間でも昼間の様に明るいネオンのおかげで人間の生活環境は変わってきました。それと同時に空を見上げても見えるはずの美しい星空を見る事が出来なくなりました。北海道には実は沢山の美しい星空を見られるおすすめの場所がありますが、特に「知床峠」は夜になると、また格別の星空が見られるおすすめのスポットとなります。

「知床峠」一帯は周りに人口の明りがない為、空を見上げると息をのむような見渡す限りの美しい星空が広がっており、天文ファンの間では大人気のおすすめスポットです。新月に近い時期の方が良く星空が見えるようです。知床峠は夜はより冷え込むので防寒対策は忘れないようにして下さい。星空観察の際はヒグマ等にも気を付けて下さい。

「北海道知床峠」知床峠に住む熊の問題見出し

世の中には人間とうまく共存出来る動物と、うまく共存出来ない動物がいます。うまく共存できる動物には、犬、猫、小鳥などペットとして飼える動物がいます。しかし、どんなに努力をしても共存できない野生の動物もいるのです。熊、ワニ、ライオン、トラ等がそれにあたります。昔は、熊と人間はうまく距離が保たれていました。

近年、ヒグマ等の熊の大量出没により熊に関連する問題が起こる様になりました。理由はよく分かっていませんが、気候の変化の為に果実が減った事や魚が遡上してくる時期が遅れた事などにより、ヒグマ等の熊の食料が減った事が理由の一つと見られています。その上、熊を怖がらない人間、人間を怖がらない熊が増えた事も理由の一つです。

ヒグマ等の熊や狐、その他の野生動物にビックリする事に、餌をあげる観光客等の人間が増えているのです。熊に餌をあげると、熊は人間の運転する車や餌をくれる人間を美味しい餌と結びつけて、餌を得る為に車を襲ったり人間を襲ったりするようになるそうです。また、野生の動物が人間の食べ物を食べて調子が悪くなる事もあるそうです。

野生動物には感染病を持っている個体もいて人間に移る可能性もあります。人間を怖がらず人につきまとったり攻撃したりする熊の事を「問題個体」と言い「問題個体」の熊が人間の生活する地域に出現すると基本的に駆除の対象となります。食物やゴミの管理をしっかりして餌をあげないを徹底して熊を人に慣れさせない環境作りが必要です。

沢山の熊やエゾシカ、狐やその他の野生動物が生息する知床半島では、熊と人間がお互い丁度良い距離を保ち安全に生活していけるように、野生の動物に餌は絶対あげない!食べ残しなどのゴミをきちんと持ち帰る!熊の傍には危険なので近寄らない!などの当たり前の事を徹底して行く事が必要です。野生の動物はペットではありません。

「北海道知床峠」知床峠の長い冬見出し

東の「羅臼」らうすから西の「斜里町」ウトロ迄の知床半島をつなぐ「知床横断道路」は冬季期間に数Mの雪が積もるので毎年11月の上旬から翌年の4月下旬まで5カ月半の間、人も車両も通行禁止となります。「知床横断道路」は日本で一番通行期間が短い国道としても有名です。今年は11月6日の17時から冬支度の為に通行止めとなりました。

「知床横断道路」は1963年の昭和38年の工事開始から1980年の昭和55年の道路開通まで18年かかりました。この一帯は特に気候の変化が激しく道路管理が非常に困難で積雪量が非常に多い上、吹雪や雪崩等の危険の為に除雪作業を一切しません。通行止めになる前も寒い時は道路が凍るブラックアイスになる場合があるので気をつけて下さい。

「知床横断道路」がシーズンとして開通する前の4月上旬には、毎年「知床雪壁ウォーク」というイベントが開催されます。3月頃から始まる油圧ショベルとロータリー除雪車等による道路の除雪作業によって出来る道路両わきの3m~8m位の高い雪の壁の間を、一足先に皆で歩いて開通前の道路でウォーキングを楽しむ事が出来ます。

「北海道知床峠」交通アクセス見出し

「知床峠」は北海道斜里郡斜里町知床国立公園内にあり、車ではJR釧網本線の知床斜里駅から約1時間20分、中標津空港から約2時間、女満別空港から約2時間30分、釧路空港から3時間10分です。バスでは知床斜里駅から斜里バス羅臼行き使用で知床峠まで約1時間20分、定期路線バスのウトロ線は羅臼・知床峠・ウトロ間を往復しています。

「北海道知床峠」基本情報見出し

「知床峠」は北海道斜里郡斜里町知床国立公園内に位置し、利用期間は4月下旬から11月上旬頃で、営業時間は常時開放されていて、入場料金と駐車料金は無料です。駐車場は乗用車66台、バス12台が収容可能で、定期路線バスがあり便利です。お問い合わせは、知床斜里町観光協会迄です。

住所:北海道斜里町本町29番地8 電話番号:0152-22-2125

「北海道知床峠」の大自然の魅力を感じに見出し

都会では体験出来ない大自然の優しさと厳しさを知床半島の「知床峠」では感じる事が出来ます。そして知床峠から見える北方領土の国後島の絶景を眺めながら色々考えさせられます。秋には鮮やかな紅葉、少し早い春には「知床雪壁ウォーク」、夜には空一面に広がる美しい星空など素晴らしい大自然の知床峠を満喫しに行きませんか?

知床の観光スポット15選!おすすめの場所で自然を満喫!ホテル情報あり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
知床の観光スポット15選!おすすめの場所で自然を満喫!ホテル情報あり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
2005年に世界自然遺産に登録された知床は、手つかずの豊かな自然に囲まれ、地球のスケールの大きさを肌で感じることが出来る観光スポットが多くあります。今回は知床を訪れるならここへ行けば間違いないというおすすめの観光スポットを紹介します。
投稿日: 2017年11月21日最終更新日: 2020年10月8日

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