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山王神社(長崎)の見どころは?一本柱鳥居や被爆クスノキは必見!

山王神社(長崎)の見どころは?一本柱鳥居や被爆クスノキは必見!
投稿日: 2017年11月24日最終更新日: 2020年10月8日

長崎原爆の被害を受けた山王神社には、原爆被災遺構として有名な被爆クスノキ、一本柱鳥居があります。また、長崎は福山雅治さんの故郷であり、山王神社の被曝クスノキがモチーフとなった楽曲『クスノキ』も発表されています。そんな歴史ある山王神社をご紹介します。

長崎・山王神社で被爆したクスノキと鳥居から歴史を感じよう!見出し

長崎県にある山王神社には、原爆被害を受けながらも生き残った被爆クスノキ(大楠)と一本足鳥居があり、長崎市内でも有名な観光スポットです。中でも被爆クスノキ(大楠)は、被爆して2年後に新芽を出す強い生命力をもったクスノキです。そんな山王神社の歴史を感じましょう。

山王神社の歴史を知ろう!見出し

山王神社は、長崎県長崎市坂本に位置し、浦上皇大神宮または山王日吉神社とも称されます。創立当初は寛永15年(1638)に山王權現社としてこの近辺で建立されました。その後、移築や火災による消失、日吉神社との合併などを経て現在に至る500年近い歴史があります。

第二次世界大戦の1945年終戦間際の8月9日、長崎市への原爆が投下されました。山王神社は爆心地から約800メートルに位置しており被爆しました。爆風の中、被爆クスノキ(大楠)と一本足鳥居は現在のように生き残ることができ、現在有名な観光スポットとなっています。

住所:長崎県長崎市坂本2-6-56 電話番号:095-844-1415

山王神社の見所1:原爆の破壊力を知る一本足鳥居見出し

昔の山王神社の参道には一から四まで4つの鳥居がありました。しかし、1945年8月9日の長崎原爆投下によって、一の鳥居と二の鳥居以外はすべて倒壊してしまいました。そんな状況の中、一の鳥居と二の鳥居は爆風に対して並行だっため生き残ったのです。

一の鳥居はほとんど原型のまま残り、二の鳥居は左半分が吹き飛んだものの奇跡的に右半分だけ残って現在の一本鳥居の状態となりました。その後昭和37年に、一の鳥居は交通事故により倒壊したため、現在残っているのは二の鳥居だけとなりました。

原爆が投下された後、この鳥居の周りは全て廃墟と化し、一本足鳥居だけが残っていた風景は異様だったことでしょう。そんな中でも力強く立ち続け、復興の過程を見守り続けたこの鳥居には日本の遺産として、多くの人々に訪れてほしい場所です。

山王神社の見所2:被爆しても生き残ったクスノキ見出し

山王神社境内入口にある2本のクスノキ(大楠)は、樹齢約500年、長崎市内にある有名な巨大クスノキの一つです。第二次世界大戦での長崎原爆投下で主幹の3分の1以上を被爆で失ったため、 一時は枯れ木同然となりました。それにも関わらず2年後、奇跡的に新芽が出たのです。

その後、順調に回復したクスノキ(大楠)は、長崎復興のシンボルの一つとして長崎市民に親しまれてきました。また、観光客として境内を訪れる多くの人は、蘇ったこの有名なクスノキ(大楠)に直接手を触れ、その強い生命力にあやかろうとします。

長崎市指定天然記念物に指定!守ろう被爆クスノキ見出し

樹齢約500年を超え、原爆被害を乗り越えたクスノキ(大楠)、そんな歴史的経緯をもつ被爆クスノキ(大楠)は、長崎住民にも愛され、保存しようという動きから、長崎市指定天然記念物に指定されました。クスノキ保存運動に長崎出身の有名人も参加しているのです。

福山雅治ファン必見!楽曲「クスノキ」は山王神社の被爆クスノキ見出し

長崎出身の有名人といえば福山雅治さんです。そんな有名人福山さんが山王神社の被爆クスノキ(大楠)をテーマにした「クスノキ」という楽曲を2014年に発表しました。福山さんは歌を通してクスノキの存在を伝えるだけでなく、戦争の歴史を伝えていく活動を行なっています。

福山さん自身も山王神社のクスノキを何度か訪れており、ご自身で「クスノキ募金」を開設したり、ライブ会場ではクスノキを存続させるための募金活動などを行い、福山さんなりの方法で支援を行なっています。山王神社を訪れた際は福山さんがいないか探してみましょう。

山王神社の御朱印をもらおう!見出し

山王神社に参ったら御朱印をもらいましょう。御朱印を集めることは旅の醍醐味の一つです。最近は御朱印目的で神社巡りをする人が増えたおかげで、神社の参拝客が増えているそうです。理由はどうであれ神社を訪れる人が増えることは日本文化継承を考えるとすごく大切なことです。

ここでしか買えない!山王神社のお守り見出し

山王神社で有名なお守りは2つ。一つ目は「大くす守」。原爆被害で枯れ木同然だったクスノキが奇跡的に生き延びて新芽を出す生命力にあやかった御守りです。二つ目は「不倒不屈の御守」。爆風で左側半分が吹き飛ばされ、右側だけで立ち続ける不倒不屈の鳥居にあやかった御守りです。

そのほかにも、御神札、家内安全、商売繁昌、交通安全守、開運厄除守、こども守、学業成就守などさまざまな御守りがあります。自分の願いに合った御守りを探して、自分のため、もしくは大切な人のために購入してみてはいかがでしょうか。お土産としてもおすすめです。

山王神社で結婚式!日本古来の伝統美と格式ある神前挙式見出し

みなさん神前挙式はご存知ですか。神前挙式と聞くとかなり歴史が古そうなイメージがありますが、実はそんなに歴史は古くありません。明治33年に行われた当時の皇太子殿下と九条節子姫の神前で行なった結婚式が、神前挙式のルーツと言われているそうです。

人生の中でも重要な結婚式。これから一緒に人生を歩む大切な人、それを見守り支えてくれる家族と一緒に、歴史ある特別な場所で結婚式を行なってみてはいかがですか。山王神社の一本足鳥居のような不倒不屈の精神は結婚後の人生にも大切な思想です。

山王神社にはインスタ映えスポットがいっぱい!神社内を散策しよう見出し

山王神社にはインスタ映えするスポットが7箇所もあります。ここではスポット場所と歩き方を簡単に紹介します。山王神社に行くには、浦上駅もしくは大学病院前駅から歩きます。山王通りから十八銀行大学病院前支店の脇道を入ると山王神社の参道が始まります。

まず最初に見えてくるのが2013年に長崎市登録記念物に指定された一本足鳥居を記念して建てられた「特別記念物指定のモニュメント」、もう少し進むと一つ目のメイン「一本足鳥居」、続いて「一本足鳥居の爆風で倒壊した部分」が見れます。

そして旧浦上街道通りを渡ると「旧浦上街道通りからみたクスノキ」、続いて「クスノキの真下」、「クスノキ全体が見える境内」とクスノキ写真スポットが続きます。最後に「山王神社の社殿」です。こちらの社殿は戦後の昭和25年に再建されたものです。

山王神社周辺の観光スポット1:原爆死没者追悼平和祈念館見出し

国立原爆死没者追悼平和祈念館は、原爆死没者の追悼の意と永遠の平和を祈念するために建てられた施設です。厳かな平和祈念・追悼空間で平和の重要性を感じ、被爆者の声や体験記などがあります。

住所:長崎市平野町7番8号 電話番号:095-814-0055

山王神社周辺の観光スポット2:長崎原爆資料館見出し

長崎原爆資料館は、原爆死没者追悼平和祈念館と隣接しており、原爆で被爆した惨状だけでなく、原爆投下に至った経緯、核兵器開発の歴史、平和希求などの展示が行われています。

住所:長崎県長崎市平野町7番8号 電話番号:095-844-1231

山王神社周辺の観光スポット3:平和公園見出し

平和公園は「願いのゾーン」として祈念像区域です。平和祈念像と平和の泉を中心に世界各国から寄贈されたモニュメントが設置され、永遠の平和を願う空間となっています。毎年8月9日には平和公園内で平和祈念式典も行われます。

住所:長崎県長崎市松山町平和公園内

山王神社周辺の観光スポット4:浦上教会見出し

浦上教会は、爆心地から北東へ約500mの地点にありました。旧天主堂は、1895年に起工し1925年に完成しました。しかし、原爆による被災でほぼ壊滅し、現在の天主堂は1959年に再建されたものです。旧天主堂は当時赤れんが造で東洋一と言われるほど大きな教会でした。

現在でも教会として活躍しており、毎日ミサが行われています。教会には被爆した聖母像が祀られており、ミサに参加された方は見ることができます。また、教会のすぐそばには被爆した鐘楼があります。こちらはミサに参加しなくても見ることができます。

夜間にはライトアップもされているので、夜の散歩スポットとしても人気がある教会です。この浦上教会が運営する長崎カトリックセンターでは宿泊することもできます。

住所:長崎県長崎市本尾町1-79 電話番号:095-844-1777

長崎名物路面電車で長崎市内をまわろう見出し

長崎市内には長崎電気軌道株式会社が運営する路面電車が今でも走っています。1915年に開通したので約100年の歴史があり、1回120円で乗車できます。どこか昭和レトロな路面電車に揺られながら、長崎市内を観光してみてはいかがでしょう。

原爆の歴史と生命力感じる山王神社への行こう見出し

長崎を訪れる人にとっては、原爆の歴史と史跡をめぐりたい人がほとんどでしょう。山王神社には被爆したクスノキ(大楠)と一本足鳥居があり、原爆の被害の大きさ、そんな状況でも生き残った生命力を感じることができるのでおすすめです。

投稿日: 2017年11月24日最終更新日: 2020年10月8日

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