ホンデのおすすめ観光スポットご紹介！学生街のショップやグルメ情報もあり！

ソウル中心部より西側、地下鉄「弘大入口駅」を中心に広がるホンデ(弘大)は弘益大学を有する学生街として知られる地。美術大学である弘益大学校のおひざ元であるホンデには自由でアーティスティックな雰囲気に溢れ、観光地としても人気を集めています。今回はそんなホンデならではの芸術に触れられる観光スポットから人気のカフェ、さらにはナイトスポットなどおすすめスポットをご紹介します。

ソウル中心からも近い位置にあるホンデは、古くから韓国でも名の知られるデザイナーやアーティストらを輩出してきた美術系大学である弘益大学を有する学生街として知られてきました。美術大学を擁する街はアーティスティックな独特の雰囲気に溢れ、単なる学生街の域に留まらず、サブカルチャーやトレンドの発信地として観光地としても人気を集めています。

そんなホンデ独特の空気感は韓国の若者を魅了しており、2016年ホンデの街は20代の韓国の若者に人気の繁華街で1位に輝いたほど。街には弘益大学の学生らが手掛けたアートな雰囲気感じられるスポットのみならず、トレンドの先端をゆくショップやカフェ、さらにはインディーズシーンを代表するミュージシャンのライブが見られるライブハウスやクラブなど、観光で行きたくなるようなあらゆるスポットが揃っています。

アーティスティックな雰囲気溢れる学生街ホンデを観光するのであれば、まずはそんな街ならではのアートなスポットを観光したい、と思われる方は多いはず。そんな方にまずおすすめしたいのが「ピカソ通り」です。こちらは弘益大学のすぐ近くに位置しており、弘益大学校の学生らが自由に描いた愛嬌溢れる絵画の数々が続いています。

ホンデでアートなお土産を購入したいという方に人気なのは「KT&Gサンサンマダン」です。少々変わった外観が目印のこちらの建物は、アーティストに創作活動の場を提供するとともに一般の人にはアートに触れられる場を、という思いで造られたのだそう。そんなビル内にはギャラリーや映画館から文房具をはじめとするアートなお土産が買えるショップまであり、様々な芸術体験が出来るスポットとなっています。

ホンデでは毎週土曜日に「弘大前芸術市場フリーマーケット」という名のフリーマーケットも開催されますが、ここホンデのフリーマーケットは他のものとは一味違います。というのも、フリーマーケットといえば中古品や古着などが並ぶものが多い中、ここホンデではアーティストが手掛けた独創的かつアートなお品の数々が購入できるんです。ホンデを訪れたらそんな珍しいお土産を購入されるのもおすすめです。

アーティストの卵とも言うべき若者が集まる学生街、ホンデには「トリックアイ美術館」という少々変わった美術館複合施設も存在しこちらも観光客から人気を集めています。こちらのメインであるトリックアイ美術館はトリックアートを体験出来る体験型の美術館となっており、トリックアートを眺めるだけではなく、小道具なども使用しながらリアルで楽しい写真を撮影することが出来ます。

複合施設であるトリックアイ美術館の館内には、「アイス・ミュージアム」も設置されています。こちらは一年中マイナス4度の温度に保たれ、あらゆるものが氷となっている世界を体験することが出来ます。館内は椅子やベッド、さらにはピアノまであらゆるものが氷となっており、そんな世界が体験できるのはここだけではないでしょうか。こちらを訪れる際には温かい上着も忘れずに持っていきましょう。

さらにトリックアイ美術館の館内には「ラブ・ミュージアム」なんていうものまであります。ただこちらの館内は大人の世界が広がっているので、お子様連れ等で訪れる際にはけしておすすめ出来ないスポットです。またトリックアイ美術館内にはごく普通のギャラリーである「ソウルサントリーニギャラリー」やカフェ、お土産ショップなどもあるので、トリックアートなどで思いっきり楽しんだ後にはそちらもおすすめです。

韓国ドラマを愛してやまないという方には「ユンズカラードラマギャラリー」もおすすめ。こちらは「冬のソナタ」はじめとする大人気ドラマを手掛け、韓流ブームの火付け役ともいえるユン・ソクホ監督の美術館となっており、館内には「ラブレイン」を中心としたドラマのシーンを再現した部屋や台本、小道具などが展示されており、ドラマの世界を体験できるとして韓流ファンからは高い人気を誇るスポットとなっています。

ホンデには「B-BOY劇場」というブレイクダンス専門の劇場もあります。こちらのショー「KUNG FESTIVAL」はただのダンスショーではなく、ノンバーバルでありながらしっかりとしたストーリーがあり、エネルギッシュで迫力満点のブレイクダンスとオリジナルのストーリーを存分に楽しむことが出来ます。会場には日本語版のパンフレットもあるので、ストーリーを予習されたい方はそちらもチェックしておきましょう。

アートな雰囲気溢れる個性的な学生街ホンデには「NANTA」の劇場まであります。NANTAとは韓国を代表するノンバーバルショーであり、韓国の伝統的なリズムである“サムルノリ”と呼ばれるリズムを包丁やまな板といったキッチン用品で奏でるという独創的なもの。またショー内では時に観客がステージに上がることもあり、パフォーマーと一体になってショーを楽しみたいという方にはこちらもおすすめスポットです。

トレンドの発信地として韓国の若者から絶大な人気を誇るホンデはショッピングをするのにももってこい。そんなホンデでおすすめのショップといえば、まず挙げられるのが「A LAND」。こちらは韓国のデザイナーが手掛けたものから海外のブランドものまでおしゃれかつ個性的なアイテムが揃うセレクトショップとして、韓国の若者からも非常に人気を集めています。

韓国といえばお安いお値段で可愛いお洋服が購入できるというイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。ここホンデの「ファッションストリート」はまさにそんなイメージどおり、若手デザイナーから人気ブランドまで数多くの路面店が立ち並び、お安いものだとおしゃれなアパレル用品が日本円にして1000円以下で購入することが出来てしまいます。

韓国のおしゃれな若者の間で今最も人気を集めているブランドの一つといえば、「STYLE NANDA」。スタイリッシュなモード系ファッションブランドとして知られるこちらの本店はホンデにあり、他と被らない個性的なデザインのお洋服を購入することが出来ます。こちらで購入したお洋服で普段とはちょっと違うスタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ホンデで子供から大人まで人気のショップといえばここ「カカオフレンズショップ」です。“カカオフレンズ”とは韓国発の無料通話アプリ「カカオトーク」のキャラクターであり、韓国のみならず世界的に人気を集めています。こちらではそんなカカオフレンズのキャラクターグッズが購入できるのみならず、カフェと予約制のミュージアムまであるので、カカオフレンズファンならぜひ訪れたいところです。

学生街であると同時にトレンドの発信地として知られるホンデにはカフェも沢山あり、中でもテーマカフェは大人気。日本でも知られているものとしては「ハローキティカフェ」もここホンデにあり、キティちゃんの顔が描かれるカフェは地元の若者にも大人気。ピンクを基調とした店内はとにかく可愛くサンリオピューロランドのような雰囲気で、キティちゃんと可愛いものを愛する方ならここも外せません。

ホンデにいながらヨーロッパにいるかのように錯覚してしまうとして人気を集めているのが「キャッスルプラハ」。こちらはチェコ・プラハにあるプラハ城をモチーフとして建てたというヨーロッパのお城のような外観が特徴で、夜にはライトアップも行われて雰囲気たっぷり。メニューもチェコ料理が中心で、豪勢な見た目のわりにお値段はお高くないのでホンデで一味違う体験をされたい方にはおすすめです。

ミントを使ったお菓子や飲み物を愛する方であればぜひ訪れておきたいのは「MINT HEIM」。こちらは民家を改造して2016年にオープンしたばかりの新しいカフェで、店内は内装からスイーツ、ドリンクまで全てミント色。肝心のミントを使用したスイーツとドリンクはというと、強めから弱めまでミントの量が調整されており、初心者から上級者まで楽しめるスポットとなっています。

ホンデの中心エリアから少し外れたところに位置する「DINGA CAKE HOUSE」はコンセプトカフェではありませんが、カフェ巡りの際にはぜひおすすめしたいお店の一つ。ピンク色のカフェの外観はそれだけで十分可愛らしいのですが、なんといってもここのおすすめはケーキ。まるでアニメの世界から飛び出してきてしまったかのようなカラフルで愛らしいケーキの数々は写真映えも最高です。

ホンデで知られた存在である「Vinyl」もカフェに加えてご紹介しておきたいところ。こちらのカクテルはごく小さな店内のバーで飲むことも可能ですが、カクテルはビニール袋に入れてもらうことが出来、持ち帰りが可能で、週末の夜などにはバーの周辺でビニール入りのカクテルを歩きのみする若者の姿がたびたび見受けられます。

学生街として知られるホンデは人気クラブが数多くあることでも有名です。その中でも最も人気が高いのは韓国の人気グループBIGBANGの事務所が経営しているというクラブ「NB2」で、こちらはホンデで一夜を過ごすのであればぜひ訪れておきたいところ。かかる楽曲はヒップホップ系が中心で所属アーティストの楽曲がかかることはあまりない代わりに、運が良ければ所属アーティストに会えることもあるのだとか。

ホンデでNB2と一二を争う人気クラブといえばm2の存在も忘れてはいけません。こちらは平日でも毎日営業しているホンデで最も有名なクラブの一つであり、モデルなども数多く訪れているそう。かかる楽曲はEBMなどのエレクトロ系オールミックスからヒップホップ、ハウスなどとイベントごとに様々で、クラブ初心者の方でも存分に楽しめるのではないでしょうか。

ホンデのクラブの中でも近年人気急上昇中で、イベントが最も盛り上がると言われているのがここ「COCOON」。こちらでは午前1時頃まで女性限定でテキーラが飲み放題になるイベントがたびたび行われているほか、イベントの際にはスタッフやDJが風船や水鉄砲などでフロアを盛り上げてくれることもあり、とにかく朝まで盛り上がりたいという方にはおすすめです。

韓国ドラマ「花より男子」のロケ地として注目を集めたクラブといえば「Club VERA」が挙げられます。こちらは弘益大学正門前の大通り沿いというわかりやすい立地にあり、クラブにしては珍しく駐車場まで完備されています。また「花より男子」以外にも様々なドラマの撮影に使用されただけあり、クラブ内は高級感も十分。ファッショニスタなどが集まり、芸能人もたびたび訪れているそうです。

芸術大学を擁する学生街ホンデはサブカルチャーの発信地でもあり、そんなホンデのナイトスポットといえばライブハウスの存在も欠かせません。中でもここ「EVANS」はレトロチックな雰囲気漂う中で毎晩ジャズライブが聴けるライブハウスとして人気のスポット。座席数は80席とこじんまりとしていますが、年に数回国外の有名アーティストが訪れることもあり、ちょっとした穴場となっています。

アジアンテイストのおしゃれなインテリアの中でライブ演奏を楽しめる「打」もホンデのライブハウスで人気のものの一つ。こちらは普段はドリンクやおつまみがいただけるバーとして営業していますが、週末にはスタンディングでのライブが行われ、また時折無料ライブが行われることもあります。アーティストはインディーズ系の新人が多いですが、時には実力派バンドが登場することもあり見逃せません。

これまでご紹介した2軒のライブハウスと異なり、よりホンデらしいアンダーグラウンドなインディーズ音楽を楽しみたいという方におすすめなのはここ「salon badabie」です。こちらはインディーズ音楽であればロックからフォーク、ポップスからジャズ、さらにはパンクまでとにかくノンジャンルなのが特徴で、ここから育っていった有名バンドも数多く存在するのだとか。

ホンデへのアクセスの際、最もわかりやすい行き方としては地下鉄2号線に乗車し、「弘大入口駅」の9番出口から出ればもうホンデの街は目の前に。また地下鉄2号線からは「ハブジョン駅」、そして「上水駅」もすぐとなっています。仁川空港から直接お越しの際には、空港鉄道「A’REX」で一本、55分ほどで「弘大入口駅」まで着くことが出来ます。

芸術大学を擁し、アーティスティックな独特の雰囲気に溢れる学生街、ホンデ。韓国最新のトレンドやサブカルチャーにも触れることが出来る街は韓国の若者のみならず、観光客にとっても非常に魅力的です。韓国を旅行される際にはソウル中心から足を延ばし、そんなホンデの街にもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。