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海龍王寺は十一面観音で有名!御朱印やアクセス方法もご紹介!

海龍王寺は十一面観音で有名!御朱印やアクセス方法もご紹介!
投稿日: 2018年1月3日最終更新日: 2020年10月8日

奈良市にある海龍王寺は、平安宮跡のすぐそばにある小さなお寺ですが国宝の五重小塔で知られる有名なお寺です。重要文化財では木造十一面観音菩薩立像や西金堂、経蔵など見どころもたくさんあります。海龍王寺は奈良観光では外せないスポットです。

奈良にある海龍王寺の国宝や重文など見どころをご紹介!見出し

奈良にある海龍王寺はすぐ近くにある平安宮跡の影に隠れた存在ですが、国宝や重文など見どころがたくさんある隠れた観光スポットです。ご本尊の木造十一面観音立像や国宝の五重小塔で知られています。奈良の穴場スポット海龍王寺へのアクセスや見どころなどをたっぷりとご紹介します。

海龍王寺(かいりゅうおうじ)はどこにあるの?見出し

海龍王寺は奈良県奈良市法華寺北町にあるお寺です。周辺には法華寺や極楽寺があり、奈良でも屈指の観光スポットです。近鉄奈良駅からもアクセスがよく、多くの観光客や修学旅行の学生が訪れています。四季をとおして美しい花や野鳥が見られる庭園もあり、のんびりと観光を楽しめる場所です。

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海龍王寺はどんなお寺?歴史や由緒は?見出し

海龍王寺は、真言律宗のお寺で、重要文化財の十一面観音をご本尊にしています。創建は735年で続日本紀に「隅寺」として記録が残るほど歴史のあるお寺です。拝観時間は9時から16時30分までで、拝観料は400円です。住職のブログでもお寺の歴史や由緒などが書かれていますので、拝観前に見ておくのもいいでしょう。

海龍王寺は光明皇后の住まいの北東隅に僧・玄昉のために建立されたことから隅寺(すみでら)とも言われています。光明皇后の意向で建てられたこともあって、歴代の住職にはその時代の高僧が就いていました。海龍王寺から多くの西大寺の高僧が出ていて、真言律宗の中でも格の高いお寺として位置づけられている由緒あるお寺です。

住所:奈良県奈良市法華寺北町897 電話番号:0742-33-5765

海龍王寺へのアクセスで駐車場はある?見出し

電車でアクセスする場合の最寄り駅は奈良駅が便利です。JRおよび近鉄奈良駅からは、奈良交通の西大寺・航空自衛隊前行きバスに乗車し、法華寺前バス停で下車してすぐのところにあります。 近鉄大和西大寺駅からの場合はJR奈良駅・白土町行バスに乗車し法華寺バス停で下車してすぐです。

徒歩の場合でも近鉄新大宮駅で下車し約20分で到着することができます。車でアクセスする場合は駐車場が心配ですが、無料駐車場があり利用することができます。無料の駐車場は12台分のスペースがありますが、満車になることが多いです。周辺には有料の駐車場がたくさんありますので、満車の場合は有料の駐車場をご利用ください。

さりげなく佇む海龍王寺にも国宝「五重小塔」が!見出し

奈良の町並みにさりげなく佇む海龍王寺にも国宝があります。現在は残っていませんが、奈良時代の海龍王寺には3つの金堂が回廊を囲んで配置されていて、小さいながらも威容を誇っていました。そんな海龍王寺に安置されている「五重小塔」は国宝に指定されています。

海龍王寺の境内で五重の塔を探してもどこにもない!と思う方は多いのではないでしょうか。実は五重小塔は屋外にはないのです。五重小塔は相輪を含めた高さは4.01mの小さな五重塔です。奈良時代の建築様式を物語る貴重な文化財です。重要文化財の西金堂に安置されています。

海龍王寺には重要文化財もいっぱい! 見出し

海龍王寺には西金堂や木造十一面観音立像などの重要文化財があり、それらを目当てに観光客が訪れていますが、他にもたくさんの需要文化財が存在します。建物では経蔵や鍍金舎利塔が、宝物では木造文殊菩薩立像や絹本着色毘沙門天像、木造寺門勅額があります。県や市の指定の文化財も見ものです。

国宝を安置する「西金堂」

境内の正面にあるのが重要文化財の西金堂です。この西金堂には国宝の五重小塔が安置されています。法隆寺のように決して華やかさはないのですが、重厚感があって見ごたえのある建物です。国宝の五重小塔が安置されていると思えば、さらに見る目が変わってくると思います。

宝物が眠る「経蔵」

経蔵はお経や仏教に関わる書物などを保存している倉庫として使用している建物です。お寺にとっては、金庫のようであり図書館のようであり、大変重要な建物です。海龍王寺には宝物としている創建当時の書物やお経などが保存されています。一部は特別公開されることがありますので、スケジュールを確認してみましょう。

見とれるほどに美しい「木造十一面観音立像」

木造十一面観音立像は海龍王寺の本尊として安置されていて、重要文化財に指定されています。元々は海龍王寺を造らせた光明皇后が彫ったものだそうです。それを基にして、鎌倉時代の仏師が造った仏像が残されています。昭和28年までは拝観することはできませんでしたが、現在では特別開帳で見ることができるようになりました。

造られた当時は檜材に金箔が貼られ、衣の部分には彩色が施されていましたが、今では年月を経てできたススなどにより黒味を帯びた風格があります。よく見ると、衣の部分の装身具には細かい装飾が施されていて、所々にピカッと光る宝石のようなものもはめ込まれています。見ごたえがありますので、ぜひご覧ください。

十一面観音菩薩立像は特別開帳もある!見出し

ご本尊の十一面観音菩薩立像は年2回の特別開帳のときにだけ拝観することができます。3月23日から4月7日、10月25日から11月10日まで特別公開されます。他にも所蔵する宝物の特別公開もあります。ぜひこの機会に拝観しておきましょう。日程は変更されることがありますので、事前確認をおすすめします。

海龍王寺の観光のポイントは?見出し

華やかな観光地の奈良にあって、海龍王寺はさりげなく佇む穴場スポットです。表通りから山門までは、大きな木立で昼なお暗い道がまっすぐに伸びています。背の高い土塀には時代の流れを伺うことができます。春には生い茂るユキヤナギが訪れる観光客の心を癒してくれます。天平の奈良の風情を感じる見どころをご紹介します。

海龍王寺の見どころめぐりは、イベントを参考にしましょう。体験参加型のイベントもあります。交通安全祈願なら4月18日に行われる「四海安穏法要」がいいでしょう。有名なユキヤナギを見るなら3月下旬から4月中旬の「花だより」がおすすめです。11月には「布薩の行法」が行われます。

境内の片隅にひっそりと佇むのが「光月亭」です。茅葺の古民家の風情を醸し出す趣のある建物です。隣には庭園・華楽園があり、周辺には四季をとおして美しい花や野鳥を見ることができます。春のユキヤナギや秋の萩は特に有名です。華やかな花と光月亭のコントラストは見事です。

海龍王寺の御朱印やお守りはある?見出し

海龍王寺では御朱印やお守りを頂くこともできます。御朱印は中門からすぐのところにある拝観受付でいただくことができます。拝観時間内であれば御朱印をいただくことができますが、終了間際になると込み合うことが多いので、拝観受付をしたときに頂くようにしましょう。御朱印料は1件300円です。       

御朱印には3種類があります。何も希望しなければ「妙智力」と書いていただけます。希望すれば、大和北部八十八所霊場の第19番札所「十一面観音」と大和路秀麗八十八面観音霊場「十一面観音」のいづれかを書いて頂けます。オリジナルの御朱印帳はありませんので、御朱印帳を持参することをおすすめします。

海龍王寺にはイケ住がいる!見出し

海龍王寺では国宝だけでなく石川住職も有名です。みうらじゅんさんが名づけた「イケ住」という称号をお持ちの住職です。住職が自ら発信しているブログでは、仏教のことを分かりやすく解説していたり、花の開花状況を知らせたりと新しい試みをしています。お寺の境内でも人気を集めています。 

海龍王寺まで来たら法隆寺や極楽寺にも立ち寄ろう!見出し

海龍王寺のある法華寺北町にはたくさんの観光スポットがあります。すぐ隣に法華寺や極楽寺が歩いて数分でアクセスできる場所にあります。平安宮跡やコナベ古墳、ウワナベ古墳、ヒシャゲ古墳などの遺跡も徒歩でアクセスできる場所です。海龍王寺まで来たら立ち寄って見ましょう。

海龍王寺は国宝や重文がおすすめ!見出し

海龍王寺では国宝の「五重小塔」や重文の「木造十一面観音立像」が見どころです。他にも境内に咲く花が見ごろを迎えます。小さなお寺であっても見どころがいっぱいのお寺です。近くには徒歩でアクセスできるスポットもあり、無料駐車場もあります。奈良の海龍王寺に行ってみませんか。

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投稿日: 2018年1月3日最終更新日: 2020年10月8日

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