南昌荘は盛岡の名スポット!美しい庭園は紅葉もきれい!おすすめ情報を紹介

南昌荘は盛岡の名スポット!美しい庭園は紅葉もきれい!おすすめ情報を紹介

南昌荘は美しい庭園と明治の雰囲気あふれる建物が人気のスポットです。市内からもさほど遠くなく、距離はあるものの、盛岡駅から歩くこともできます。特に紅葉の時期は名所としてライトアップなどもなされます。その南昌荘を紹介します。

記事の目次

  1. 1.南昌荘は和の魅力たっぷり
  2. 2.南昌荘とは
  3. 3.南昌荘へのアクセス
  4. 4.南昌荘の歴史
  5. 5.南昌荘に滞在した人々
  6. 6.南昌荘の見どころ
  7. 7.南昌荘は紅葉スポット
  8. 8.南昌荘のライトアップも見どころ
  9. 9.南昌荘の周辺観光スポット
  10. 10.南昌荘で和のひとときを

南昌荘は和の魅力たっぷり

美しい庭園がある観光スポットは、全国的にも人気が高いですが、ここで紹介する南昌荘もそんなスポットの一つで、特に紅葉スポットとして有名です。この明治の雰囲気が漂う南昌荘はいつごろできたのでしょうか。南昌荘の歴史や見どころについて紹介します。

南昌荘とは

南昌荘(なんしょうそう)とは、岩手県盛岡市清水町にある近代和風建築物の名前です。現在、庭園は国の登録記念物となっているほか、庭園と建物が盛岡市の保護庭園、保護建造物となっています。美しい座敷はテレビドラマなどのロケにも使われています。

場所としては盛岡市の中心街や岩手城跡公園などから徒歩で10分ほどと、比較的街中に近いところにあります。しかし広い庭園があるせいか、静かで穏やかな雰囲気が漂う、心落ち着く場所となっています。のんびりしたひとときを過ごしたい方におすすめのスポットと言えるでしょう。

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岩手県の県庁所在地である盛岡市は「みちのくの小京都」と言われ、歴史的建物などの観光スポットが多い街です。石川啄木や宮沢賢治等の文豪を排し、自然の美しい街でもあります。今回は盛岡のおすすめ観光スポットをモデルコースと共にご紹介します。

南昌荘へのアクセス

次に南昌荘へのアクセスを説明します。南昌荘への最寄り駅はJR盛岡駅です。岩手県の県庁所在地でもあり、東北新幹線、北海道新幹線もすべて停まるので、遠方から来る場合でも問題なくアクセスできるでしょう。また空路の場合はいわて花巻空港が最寄り空港となり、盛岡駅までの連絡バスを利用します。

盛岡駅からのアクセスですが、徒歩でも行くことができます。ただ、徒歩の場合は25分ほどかかり、少し距離があるので、バスを利用することをおすすめします。バスは12番バス停から、[314]浅岸線、水道橋行に乗り、「下の橋町」のバス停で下車し、そこから徒歩で5分ほどです。

南昌荘の歴史

さて、この南昌荘を建てたのはどんな人物だったのでしょうか。南昌荘を建てたのは瀬川安五郎という人です。この人は1835年に生まれた人で、両替屋惣助の6代目となりました。瀬川は生糸の販売で巨利を得、それをもとに1876年、秋田県の荒川鉱山を手に入れました。

瀬川は岩手県下の長者番付に名前が載るほどの大実業家となり、「みちのくの鉱山王」と呼ばれます。この地に広大な邸宅をかまえたほか、日本画家の支援なども行います。しかし日露戦争や米価の大暴落などで事業に行き詰まり、1907年、邸宅や書画などを手放してしまいます。

これを買い取ったのが当時盛岡市長をしていた大矢馬太郎です。大矢は南昌荘を別荘として利用した後、盛岡銀行の頭取となった金田一国士のものとなります。しかし金田一もまた1931年、金融恐慌などのあおりをうけて没落し、1932年、南昌荘は赤澤多兵衛のものとなりました。

赤澤は北東北で手広く呉服や繊維の商いをしていた人で、この邸宅を別荘として手に入れました。「南昌荘」という名前は赤澤が懇意にしていた新渡戸仙岳の書によるものです。赤澤家は2代にわたり南昌荘を所有したのですが、1987年に手放すこととなりました。

その後、南昌荘は大手マンション業者の手にわたったことから、マンション建設が行われ、庭園がなくなるという運命にさらされます。そこで現在の所有者が購入に名乗りをあげ、2000年から一般公開されるようになりました。

南昌荘に滞在した人々

南昌荘は長い間別荘として使われていたこともあり、たくさんの人々がここに滞在しています。特に大矢が別荘として南昌荘を所有していたときには、歴史の教科書に載るような人物がここで時間を過ごしていました。

1908年、岩手が生んだ有名な政治家であり、後に平民宰相と言われた原敬夫妻が約1か月間をここで過ごしています。原夫妻は欧米視察に行く前にここ南昌荘に滞在したのだそうです。

さらに日本で最初の内閣総理大臣となった伊藤博文は、翌年韓国皇太子李垠と共に盛岡を訪れた際、南昌荘に立ち寄りました。その時に南昌荘では歓迎のために園遊会が開催されたということです。

南昌荘の見どころ

それでは南昌荘の見どころを紹介していきましょう。南昌荘は1100坪の敷地に木造二階建て瓦葺きの建物と大きな回遊式庭園があります。この庭園は庭の1/3を占めるほどの大きな池があるのが特徴で、周辺には樹齢200年の高砂松、盛岡特有のシダレカツラなどが美しく手入れされています。

邸内には書院風の和室があり、庭に面したところには縁側があります。床は黒光りするほどに磨かれており、紅葉の時期はもちろん、春もみじも床に映り込むほどです。レトロな庭園を眺めていると、時が過ぎるのをわすれてしまいそうになります。のんびりと庭園を眺める時間を取っておくのがおすすめです。

さらにこの邸内では食事やお茶も楽しむことができます。喫茶の部屋では和菓子付の抹茶、クッキー付のコーヒーが用意されており、美しい庭園を眺めながら、のんびりしたひとときを過ごすことができます。

さらに、前日までに予約をすることが必要なのですが、食事もできます。なぜ予約が必要なのかというと、岩手の老舗東家のお弁当を食べるという方法だからです。お弁当は日替わり弁当など何種類かあり、その中から選ぶことができます。きれいな庭園を見ながらお弁当を食べるのも、南昌荘の楽しみとしてはおすすめです。

なお、南昌荘は毎週月、火と年末年始は休館となります。そのため、もし水曜日にお弁当を食べたいのであれば、月、火は予約ができないので、日曜日のうちに予約しておきましょう。なお、月曜日が祝日の場合は開館となります。

また、南昌荘では後で紹介する紅葉のライトアップの他に、ひな祭りなどの時に展示イベントが行われます。また、作品展や文化財講座なども行われるようです。こういったイベントに関しては、ネットなどで情報が出てくるので、それを参考にすることをおすすめします。

南昌荘は紅葉スポット

南昌荘の庭園は四季を問わずに美しいのですが、特におすすめなのは何といっても紅葉の時期ではないでしょうか。南昌荘は岩手の中でも紅葉のスポットとして知られており、毎年多くの観光客が紅葉を見に訪れます。

その年の気候にもよりますが、岩手の紅葉の時期は東京などに比べて早くなります。南昌荘は平野部なので、岩手の中ではそれほど早くはありませんが、それでも11月上旬から下旬ごろが見頃と考えておくとよいでしょう。敷地の中にはドウダンツツジやイロハモミジ、ヤマモミジなどが植えられ、庭を真っ赤に彩ります。

南昌荘のライトアップも見どころ

さらに紅葉の時期に見逃せないのは、紅葉のライトアップです。南昌荘は紅葉が盛りの時期にライトアップがおこなわれ、毎年メディアでも取り上げられます。さらに美しい姿を楽しむことができる人気スポットとなるのです。

ふだん南昌荘は10時から17時まで(12月から3月までは16時まで)開館しているのですが、このライトアップの時期に限り、開館時間が20時まで延長になります。ライトアップの時間は16時30分から20時までとなっており、庭園を散策しながら鑑賞することもできます。

ライトアップがいつからいつまで行われるのかというのが気になるところなのですが、これは紅葉の進み具合などにより、年によって変わるようです。ちなみに2017年は11月8日から12日までライトアップが行われました。ライトアップの予定については、時期が近くなると出てくるので、その時に確認し、予定を立てることをおすすめします。

ちなみにライトアップの時には、作品展やアコースティックギターのコンサートなども行われるようです。こちらの日程に関しても、時期が近づくと情報が出てくるので、日程などを調べていくとよいでしょう。

南昌荘の周辺観光スポット

盛岡城跡公園

盛岡城は盛岡藩南部氏の居城だったところで、1598年、南部信直により築城されました。もともと信直は1590年に豊臣秀吉により所領を安堵されたのですが、その後九戸から不来方(こずかた)、現在の盛岡に本拠を移します。以後明治維新に至るまで、この地は盛岡藩の本拠として栄えました。

1871年、盛岡城は廃藩置県により廃城となりました。1906年、その土地は岩手県に貸与され、「岩手公園」が造られます。以後、1937年に国の史跡に指定され、現在は日本百名城、日本の都市公園100選、日本の歴史公園100選などにも選定されています。

南昌荘で和のひとときを

南昌荘は美しく手入れが行き届いた庭園と、レトロ感たっぷりな建物が明治の情緒を今に伝える観光スポットです。紅葉の時期のライトアップはもちろんですが、四季を通じて見どころがあります。ぜひ、ゆっくりとお茶を飲みながら、美しい庭園を心行くまで堪能してください。

よしぷー
ライター

よしぷー

青森出身、京都在住の歴女です。歴史が感じられる場所を旅するのが好きで、寺社巡りや博物館巡りを楽しんでいます。

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