盛岡の観光スポットおすすめ17選！モデルコースも！子供連れにピッタリ！

「みちのくの小京都」とも呼ばれる盛岡市は、市街地にに3つの大きな川が流れ、岩手県の最高峰の岩手山を望む自然の美しい街です。南部藩の城下町として栄え、歴史のある見どころの多い街で街歩きをすればタイムスリップしたかのような気分にもなります。今回は、街歩きを中心に盛岡の観光スポットをご紹介するとともに、観光におすすめなモデルコースなども紹介したいと思います。

「盛岡城跡公園」は、南部藩主の居城であった盛岡城の跡地です。白い花崗岩で組まれた石垣が美しく、東北には珍しいと言われる総石垣造りの城であったとされています。現在は、堀と土塁、石垣のみが残り盛岡城跡公園として整備され、春には桜、秋には紅葉が美しく、四季を通して広く市民に親しまれています。

【盛岡城跡公園】 住所：岩手県盛岡市内丸1-37 電話：019-681-0722

盛岡地方裁判所構内にある「石割桜」は、その名の通り、巨大な花崗岩の割れ目から育った直径約1.35m、樹齢360年を越えるエドヒガンザクラです。毎年4月半ばに見頃を迎え、市民の目を楽しませてくれています。

【石割桜】 住所：岩手県盛岡市内丸9-1 盛岡地方裁判所敷地内 電話：019-604-3305

「旧盛岡銀行」は明治44年に建てられたもので、赤レンガ造りに緑のドームとルネッサンス風の輪郭が目を惹きます。東京駅と同じ辰野金吾さんの設計で、当時の洋風建築をほとんどそのままの形で残しており、現在は約3年かけて内部の修復を行い2016年に「岩手銀行赤レンガ館」として、内部公開をし観光スポットとして注目されています。

【旧盛岡銀行】 住所：盛岡市中ノ橋通1-2-20 電話：019-654-5571

「盛岡八幡宮」は、盛岡の総鎮守と言われ、朱塗りの大社が美しい神社です。健康長寿、商売繁盛、子授け・安産、合格祈願にと様々な願い事に効くとされており、県内一の大社として人気があります。毎年1月15日には「裸参り」と呼ばれる神事、9月の例祭には豪華絢爛な山車が町中を練り歩き、南部流鏑馬が披露されます。本殿以外に18もの社殿があり、それぞれが違う効力も持った神様。叶いごとに合わせて参拝することをおすすめします。

【盛岡八幡宮】 住所：岩手県盛岡市八幡町13-1 電話：019-652-5211

「もりおか啄木・賢治青春館」は、石川啄木と、宮沢賢治が青春を過ごした盛岡の街と二人の青春時代を紹介している観光スポットです。明治43年に竣工した旧第九十銀行を保存活用した建物は、重厚で静かな空間。明治時代にタイムスリップしてしまったかのような気分になります。

【もりおか啄木賢治青春館】 住所：岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目1-25 電話：019-604-8900

「ござ九(現森丸商店)」は、江戸時代の豪商そのままの姿を残しており、現在は、ざるやかご、ほうき、たわしなどの荒物・日用品を扱う雑貨店。格子と瓦とガラス戸からなる風情ある佇まいは、懐かしい気持ちにさせてくれます。雪ん子が履いていたわら靴や旅人がおにぎりを入れていた弁当籠、今でも使うそばざるなど全て手作り品。他にもタワシでできた亀やゾウなどのパームペットなどもおすすめ。

【ござ九・森丸商店】 住所：盛岡市紺屋町1-31 電話：019-622-7129

「桜山神社」は、社殿が盛岡城三の丸跡にあり、江戸時代中期に創建され、南部藩の総鎮守として当時から信仰されています。見どころは、境内横にある「烏帽子岩」。桜山神社のご神体とも言われる巨大な岩が烏帽子の形に似ていることからそう呼ばれています。この烏帽子岩は触れたものを全て健康にしてくれるというパワーがあるので、たくさん触って体にパワーを取り込みましょう。

【桜山神社】 住所：盛岡市内丸1-42 電話：019-622-2061

「啄木新婚の家」は、新婚の石川啄木・節子夫婦が啄木の父母、妹とともに明治38年に3週間ほど暮らした家がそのまま残されています。ビルが立ち並ぶ中に100年以上前の家が当時のままで残っています。入場が無料ですので、ほとんどの盛岡観光のモデルルートの中に入っており、当時の生活を思い浮かべるのも感慨深いのではないでしょうか。

【啄木新婚の家】 住所：盛岡市中央通三丁目17－18 電話：019-624-2193

「盛岡手づくり村」は、盛岡観光の代表的な観光スポットです。ここではそれぞれの工房の作業風景を見学できるほか、様々な手づくり体験ができます。郷土玩具・わら細工等昔懐かしいものの製作体験や、冷麺や南部せんべいなどを製作体験ができます。子供さんには陶器やこけしの絵付けや竹細工で鉛筆立てや小物入れの製作体験などが人気がありおすすめです。

【盛岡手づくり村】 住所：岩手県盛岡市繋尾入野64-102 電話：019-689-2201

岩手と言えば「南部鉄器」が有名ですが、ここ「岩鋳鉄器館」では、南部鉄器の展示ギャラリーを始め、実際の作業行程を見学できるテーマパーク型工場になっています。ショップでは近年女性に人気のカラフルな南部鉄瓶やカラフルなキッチン用品などもおすすめです。猫やうさぎなど可愛いキャンドルスタンドや風鈴など子供さんにも人気があります。

【岩鋳鉄器館】 住所：盛岡市南仙北2-23-9 電話：019-635-2505

「石川啄木記念館」は、石川啄木の文学の原点から終焉まで啄木の人生を様々な資料や写真、映像などで紹介しています。直筆の書簡やノートなど貴重な資料も展示してあります。小学生で必ず習う石川啄木。小学生の子供さんがいたら是非連れて行ってあげることをおすすめします。希望者を対象に、啄木入門講座体験(受講料100円)などというものもあります。

【石川啄木記念館】 住所：岩手県盛岡市渋民字渋民9 電話：019-683-2315

「岩手県立美術館」は、2001年にオープンした美術館で敷地は広く、岩手山を望む場所にあります。スペースをゆったりと使った広々とした美術館はゆっくりと鑑賞でき、子供連れでも楽しむことができます。ワークショップも時々開催しており、就学前の子供さんと一緒に様々なアート体験を楽しむワークショップはとても人気がありおすすめです。子供さんだけではなく様々な年齢の方のための体験講座も用意されていますのでホームページ等でご確認ください。

【岩手県立美術館】 住所：岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 電話：019-658-1711

「三ツ石神社」は、「岩手」という名前の起源となる3つの石のある神社です。昔この地方に鬼が住んでいて住民は悩んでいました。そこで三ツ石の神様にお祈りをして鬼を捕えてもらい、2度と悪いことをしないという手形をこの三ツ石に押させたと言います。その鬼の手形がまだ石に残っているんです。そんな鬼伝説、子供さんとどこに手形があるか探してみるのもおすすめです。

【三ツ石神社】 住所：盛岡市名須川町2-1 電話：019-604-3305

「高松公園」は、高松の池を中心とした公園です。池の周りは遊歩道になっておりお散歩におすすめ。春には池の周りの桜の木が満開になり、絶好のお花見スポットになっています。冬には200羽から250羽の白鳥が飛来し4月までここで越冬します。その姿は、盛岡の冬の風物詩にもなっています。ボートや子供向けの遊具もあり、休日には多くの家族連れで賑わいます。

【高松公園】 住所：岩手県盛岡市高松1-26-1 電話：019-681-7879

「南昌荘」は、盛岡出身の実業であった家頼川安五郎が明治18年頃に邸宅として建てられた歴史的建物で、NHK連続テレビ小説「どんと晴れ」のモデルにもなったお部屋があります。日本の歴史的建物と四季折々に美しいお庭は盛岡市の「保護庭園・保存建造物」にもなっていて、県内外や外国の観光客も多く訪れる観光スポットになっています。おすすめは紅葉が美しく彩られる秋。ため息が出るほどの美しさに感動すること間違いなしです。

【南昌荘】 住所：岩手県盛岡市清水町13-46 電話：019-604-6633

盛岡名物のわんこそばを食べることができる「東屋」は、昭和初期の商家を改装して作ったそば処で、雰囲気の良さと何杯まで食べられるかの醍醐味が人気です。「どんどん、じゃんじゃん」の掛け声に合わせてどんどんお椀に盛られていくお蕎麦との戦い。大人も子供も外国人も夢中になれる体験として、岩手に来たなら挑戦することをおすすめします。

【東屋本店】 住所：岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目8-3 電話：019-622-2252

「盛岡市動物公園」は、哺乳類，鳥類あわせて約100種700頭羽を展示している動物園です。特別な催しも多く、1日飼育係体験や動物エサやり体験、昆虫採集など子供さんが喜ぶ体験が目白押しです。冬期は雪のため閉園してますが、臨時開園をする時期があり、冬にしか見ることができない動物の生態を見せてくれます。動物が好きな子供さんがいたら是非訪れてみることをおすすめします。

【盛岡市動物公園】 住所：岩手県盛岡市新庄字下八木田60-18 電話：019-654-8266

盛岡の市街地には狭い範囲に観光スポットが集まっています。そのため盛岡駅から歩いたりバスに乗るだけでたくさんの観光スポットを見ることができます。観光スポット巡りの途中には、美味しい盛岡グルメも堪能。ここでは、簡単に観光スポットが回れるモデルコースをいくつかご紹介します。

でんでんむしは盛岡駅を起点とする循環バスでどこまで乗っても1回100円、1日フリー乗車は300円とお得なバスです。循環バスで回れるのは、啄木新婚の家、石割桜、わんこそば東屋、盛岡城跡、桜山神社、旧盛岡銀行などがあります。盛岡駅近くのぴょんぴょん舎で盛岡冷麺を食べるのもおすすめです。

盛岡の街は石川啄木や宮沢賢治が青春を過ごした町。彼らの見ていた町を歩いて回るモデルコースです。情報発信基地「おでって」を出発し、国際的に活躍した新渡戸稲造の銅像を見て、もりおか歴史文化館、桜山神社、盛岡城跡公園、街の真ん中を流れる中津川川畔を散策しながら上の橋で欄干を飾る青銅製の擬宝珠見学。この擬宝珠は京都の鴨川とここ上の橋でしか見られない青銅製の擬宝珠です。紺屋町界隈を散策し、啄木賢治青春館と回ります。

子供さんに人気のモデルコースは、「岩手県の名前の起こり伝説」のある「三ツ石神社」で鬼の手形を見つけるところから始まります。その足で五百羅漢で有名な「報恩寺」で自分に似た五百羅漢を見つけよう。五百羅漢の中にはマルコポーロやフビライ・ハンもいますよ。北山寺町通りには南部的の街灯や石畳風の歩道が楽しい。天然記念物の石割桜を見学後「桜山神社」へ。お腹をすかせて「わんこそば東屋」でわんこそばを体験しよう。

盛岡市内を昔懐かしいボンネットバスで回るモデルコースがあります。金額は2000円から3000円となっていて、コースによって金額に違いがありますが、盛岡市内の主要な観光スポットを巡ってくれる便利なバスです。男性に人気な盛岡の有名な酒造「あさ開昭和旭蔵」や女性に人気な「南部鉄器工房」、子供さんが喜ぶ「小岩井農場」へ行くコースなどがあります。

盛岡が生んだ歌人、石川啄木。今回は石川啄木を中心に回るモデルコースをご紹介。盛岡駅前広場をおりるとそこには、石川啄木の歌碑。渡ると運が開けるという「開運橋」の木伏緑地公園には「啄木であい道」と名付けられた小道があります。ここは啄木が妻になる節子と出会ったという道。啄木新婚の家へ寄ったあとは、すぐ近くにある盛岡で有名なパン屋さん「福田パン」でコッペパンを買うのもおすすめ。「盛岡城跡公園」で散策。公園内には石川啄木の歌碑がここにもあるので探してみてください。

石川啄木と同様に宮沢賢治も盛岡で青春時代を過ごしています。盛岡駅の北東の「いーはとーぶアベニュー」には、宮沢賢治ゆかりの民芸品店「光原社」や本屋を始め、「宮沢賢治像」と「石座」などのモニュメントがあります。モニュメントは石座以外にも童話「セロ弾きのゴーシュ」に登場したセロ(チェロ)の音座や星座、絹座、花座など宮沢賢治にちなんだモニュメントがたくさんあります。子供さんとモニュメント探しするのもおすすめ。「光原社」は、現在は民芸品店で、関連資料が展示された「マヂエル館」、賢治の石碑などがあります。

盛岡は山があり川があり、豊かな自然と歴史ある見どころの多い街。盛岡観光をするなら是非見ておきたいスポットもいろいろ。お好みの場所を選んで、じっくりのんびりと有意義な心に残るような盛岡観光を楽しんでください。