盛岡『福田パン』のメニューを紹介！人気のコッペパンはソウルフード！

「福田パン」は1948年創業で、地元盛岡では「盛岡市民のソウルフード」「盛岡の市民食」と言われるほど長年愛されてきたパン屋さんです。大きなコッペパンにその場ではさんでくれる、いろいろな種類のスプレッドや具材が大人気！朝7時からの営業というところが、昔ながらの町のパン屋さんといった感じです。

盛岡市民にとっては幼い頃から慣れ親しんだ味の「福田パン」のコッペパンは、給食でも出されているパンとして知られています。盛岡市民の朝食やおやつにも欠かせない存在となっているんですね。こちらのイラストも「福田パン」創業以来変わらぬデザインとして、長年おなじみのものです。

「福田パン」の本店は盛岡市内長田町にありますが、7時のオープンと同時に会社員や学生などが通勤・通学途中に立ち寄ったり、親子連れなども続々と集まります。1人でいくつもオーダーする人も少なくないので、待ち時間も長くなり、いつの間にか行列ができてしまうほど。

「福田パン」の店内に入ると、メニュー表が目に飛び込んできます。コッペパンに挟める具材の種類は、現在のところザッと60種類ほど。具材を組み合わせて、好きな味をオーダーできる楽しみが「福田パン」の一番の魅力です。これだけ具材の種類が豊富だと迷わずにはいられませんが、店頭にはおすすめのメニューや人気ランキングが掲示されているのでご安心を。

具材がどうしてもしぼりきれなかったら、いくつかコッペパンを買って何種類か作ってもらっちゃいましょう！

目の前で手際良くコッペパンに具材が塗られていく様子を見ながら、順番待ちの間にあれこれ迷うのもまた楽しいものです。そして作ってもらったコッペパンをほお張れば、元気がもらえること間違いなし！

コッペパンが人気すぎて売り切れてしまう残念な日もあるのですが、そんな時には食パンに具材を挟んでもらえます。コッペパンで頼むよりも30～40円割安なお値段になったりするので、ある意味おすすめとも言えるかもしれません。でも次の機会には絶対、人気のコッペパンを手に入れてみたいですよね。

「福田パン」のコッペパンで人気の、お菓子系メニューには次のようなものがあります。ピーナツ、ピーナツバター、ジャム、ジャムバター、マーガリン、ヨーグルト、ブルーベリー、バナナ、ミルク、コーヒー、まろやかチョコレート、クリーム、あんバター、あん、粒あん、抹茶、抹茶あん。

「福田パン」のコッペパン、お菓子系のメニューはまだまだあります。チーズクリーム、りんごジャム、マーマレード、マイルドコーヒー、メロンクリーム、ホイップクリーム、イチゴミルク、アプリコットジャム、ザ★ピーナツ2、粒入りピーナツ、黒豆きなこクリーム、粒入りごまクリーム、ブルーベリージャム。

さらにスイートポテト、クッキー＆バニラ、クッキー＆ストロベリー、クッキー＆コーヒーと、以上現在のところお菓子系だけで全34種類あります。

さらにこれらから2種類選んでダブルの味にもできるので、自分だけのお気に入りの組み合わせを見つけられますよ。何度もリピしたくなるのは、こんな魅力があるからなんですね。

「福田パン」のコッペパンには、おかず系パンになるメニューも次のように豊富です。ハムサンド、ポテトサラダ、たまご、カレー（ポテトサラダ入り）、コンビーフ（ポテトサラダ入り）、チキンミート（ポテトサラダ入り）、スパゲティナポリタン、れんこんしめじ、ごぼうサラダ、キーマカレー、焼きそば、しょうが焼き、メンチカツ、ツナ、てりやきチキン、ハンバーグ、とんかつ、白身魚フライ。

「福田パン」の本店には「オリジナル野菜サンド（トマト・キャベツ・玉ねぎ・スライスチーズ・ピーマン）」というコッペパンのメニューがあります。

こちらにはお好みで次のメニューの中からトッピングの追加が可能です。ハム、タマゴサラダ、ポテトサラダ、豚しょうが焼き、チキンミート、コンビーフ、れんこんしめじ、ごぼうサラダ、カレー、メンチカツ、焼きそば、ハンバーグ、ツナ、テリヤキチキン、トンカツ。

何といっても、盛岡市民おすすめのコッペパンはあんバター。「福田パン」のオーダーの3割を占めていると言われています。あんとバターという鉄板の組み合わせのパンは、いろいろなパン屋さんで販売していたり、コンビニでも手軽に買えますね。でも「福田パン」のコッペパンだからこそ味わえるおいしさがあるんです。

こちらも昔ながらの定番メニューのピーナツバターですが、甘さがあっさりしていておすすめです。他にも「粒入りピーナツバター」も用意されているので、他の具材との組み合わせを考えてみるのも楽しみですね。おかず系コッペパンとペアで買うのにもぴったりなメニューの1つでしょう。

ジャムとバターも定番人気の組み合わせですが「福田パン」のコッペパンで食べてみると、今まで食べてきたジャムバターパンのイメージが変わるかもしれません。表面はこんがり、中がふんわりしっとりしたコッペパンには卵や牛乳は使われていないそうですが、絶妙な食感と味わいが魅力です。発酵の加減や温度の管理に工夫がされているそうですよ。

抹茶クリームとあんの和風テイストな組み合わせも、人気メニューの中の1つ。抹茶の風味が主張し過ぎずほど良い感じで、甘めのあんとの絶妙なマッチングが楽しめます。食べごたえ十分の「和スイーツ」のようなお菓子系コッペパンは、お食事にもおやつにもおすすめですね。

「福田パン」のコッペパンは、お惣菜系の具材をはさめば、それだけで1食分のお食事になってくれるほど食べごたえがあります。こちらの「コンビーフたまご」もそんなお食事系の中でも人気が高いメニュー。コンビーフとふわふわ玉子の組み合わせは、元気に1日をスタートさせるための朝食にもぴったりです。

「福田パン」からもおすすめのコンビネーション。ひき肉のキーマカレーと玉子を組み合わせればカレーの辛さもマイルドになるので、大人だけでなくお子さんにもぴったりです。朝食にもおすすめですが、これなら夕食の1品としても食べごたえバッチリですね。

「クッキー&バニラ」といえばジェラートでも定番人気のフレーバーですよね。「福田パン」でもそんな「クッキー&バニラ」をコッペパンにはさんでもらえるんです。ふんわりとしたコッペパンとの相性も抜群で、特に盛岡の女子から人気が高いメニューのうちの1つだとか。

「れんこんしめじ」は、味わいのあるしめじとシャキシャキした食感のれんこんが辛子バターで和えてあります。パンとサラダを一気に食べる感覚なので、具だくさんのサンドイッチのような雰囲気。「福田パン」の具材の中ではちょっと変わり種ですが、なぜか地元では人気があるメニューなのだそうです。

「オリジナル野菜」は具材にキャベツ、トマト、ピーマンなどのたっぷりの野菜とスライスチーズをはさみ、塩と辛子マヨネーズで味つけがしてあります。新鮮野菜のシャキシャキとした食感とコッペパンのふわふわ感が、絶妙なバランスでたまりません！これだけでもお腹はいっぱいになりますが、フライ系やハンバーグなどをプラスすることもできます。

「オリジナル野菜サンド」にフライなどのおかず系の具材をプラスして、さらに欲ばりな組み合わせでオーダーすることもOK。ボリューム満点のサンドイッチの出来上がりです。忙しい仕事の合い間などに、ササッと食べられるランチにはぴったりかもしれません。

東北地方では和菓子などでおなじみの「ずんだあん」とホイップクリームの組み合わせも、岩手の盛岡では人気のメニューです。鮮やかな緑色のずんだあんには粒々した豆の食感が残っているので、なめらかなホイップクリームと一緒に食べた時の食感が、何とも言えないおいしさですよ。

「じゃじゃパン」と聞いて、どんなパンかピンと来るのは岩手県民や盛岡市民だけかもしれませんね。実は「じゃじゃパン」というのは「福田パン」と並ぶ盛岡のソウルフードの「じゃじゃ麺」の肉みそがはさんであるコッペパンなのです。きゅうりと白髪ねぎもトッピングされていて、まさに「じゃじゃ麺」の味わいなんですよ。

しかし、残念ながらこちらのコッペパンは「福田パン」の盛岡本店では食べられないのです。

盛岡駅構内にある、岩手のご当地グルメが集まるエキナカショップ「イワテテトテト」での限定販売となっているので、ぜひ盛岡駅をご利用の際には忘れずにお店をチェックしてみてくださいね。この他にもエキナカ限定の味を見つけられますよ。

「福田パン」工場に併設されたお店。東北自動車道の盛岡南ICから約5分ほどの所にあるので、盛岡市外から車で訪れるのにも便利です。店内のイートインコーナーにはカウンターが4席、2人がけのテーブル席が2つあるので、買ったその場で出来たてがすぐ食べられます。

矢巾店にもこのように定食屋さんのようなメニューがズラリ。本店にはない「店舗限定メニュー」もあるので、オーダーする前に店内をじっくり眺めてみることをおすすめします。ちなみにこちらのお店はICから近いこともあって、他県ナンバーの車のお客さんも多いんですよ。

岩手県内のご当地グルメを集めた、盛岡駅構内のショップにも「Fuku♪ran with 福田パン」として、販売コーナーがあります。「じゃじゃパン」や三陸産わかめやシーフード入りのパンをはじめ、盛岡駅でしか買えない限定メニューがあるので「福田パン」がおなじみの地元の方にも人気です。

こちらでは「福田パン」の2つの直営店のように、コッペパンにその場で具材をはさんでくれるスタイルではありません。コッペパンもやや小ぶりなオリジナルのサイズで、具材もひと手間かけたものが入っているパンが並びます。ナポリタンサンドも味つけがスパイシーで、たまごはサラダではなくてゆで卵だったりしてひと工夫がされているんですね。

お菓子系のコッペパンも「あんバター」などの鉄板人気メニューは販売されていますが、直営店にはない種類のお菓子系も購入できます。

「果肉いちごマスカルポーネチーズクリーム」は中でも人気のコッペパン。果肉といっても、パッと見たところいちごの形は見当たりませんが、クリームのコクといちごのほど良い酸味で、ちょっと贅沢感のある風味が楽しめます。

本店や矢巾店といった直営店にくらべて駅構内での販売では、コッペパンの具材の種類はちょっと少なめ。でもお店の営業時間が直営店より長いので、盛岡駅での電車や新幹線の待ち時間にお買い物ができて、お土産用や新幹線車内でのお食事用にも使いやすくておすすめです。ただし、日によっては早く売り切れてしまう日もあるのでご注意を。

盛岡駅ビル「フェザン」の1Fにあるスイーツ＆ベーカリーカフェ「銀河堂1890」でも「福田パン」が販売されています。地元産の素材を使ったパンやスイーツの販売コーナーとカフェコーナーがあるお店で「福田パン」もちょっとおしゃれにパッケージされ、具材もカフェメニューらしいラインナップになっています。

駅ビルにあるショップで販売されているので、テイクアウトしても食べやすいパッケージなのがうれしいところですね。手土産にしたり、列車や新幹線の車内で食べるのにもぴったり。こちらでも「福田パン」直営店にはない限定販売の味が楽しめるので、昔ながらの「福田パン」ファンの方も観光客の方も、駅を利用する際には必見ですね。

盛岡駅の他にも、市内のスーパーやコンビニでも普段から「福田パン」が棚に並んでいるのを見かけます。

お店でその場で具材を挟んでもらうコッペパンにくらべると、ボリュームや味の種類は多少少なめですが、手軽にいろいろな場所で「福田パン」を手に取ることができるのはうれしいですよね。

「福田パン」の店頭で買えるコッペパンより種類は少ないとは言っても、結構な種類の味がスーパーなどでも買えます。時には値引きされてお買い得になっている日もあるので「とにかく何の味でもいいから『福田パン』のコッペパンが食べたい！」という場合にはお得で助かりますよね。

「福田パン」のコッペパンはメニューが豊富で、みんなどれも食べてみたくなりますよね。こんなおいしそうなコッペパンが食べられる盛岡市民の方々がうらやましい限りです。盛岡市民食とも言える「福田パン」のコッペパンは、パン好きの間では人気が高いことで知られているので、お土産としてもおすすめですよ。