豊平峡温泉は絶品カレーも人気の日帰り温泉！楽しみ方やアクセス方法は？

札幌市中心部からバスもしくは車で80分ほどというアクセス良好な場所にある豊平峡温泉は、北海道の豊かな自然を感じながら気軽に楽しめる日帰り入浴が人気の温泉。さらに名物インドカレーも大人気で周辺の観光地へのアクセスも良く、北海道旅行を楽しむ観光客や地元の人に愛されている温泉です。

豊平峡温泉は同じく札幌郊外の温泉地として人気の定山渓温泉に程近い一軒宿の温泉です。定山渓温泉の奥に位置する温泉で、泉質も良好で手頃な値段のため地元の人は元より観光客にも人気の温泉です。宿泊営業は行われておらず、完全日帰り入浴型の温泉施設となっています。

豊平峡温泉の人気の最大の理由は、大人1000円で北海道の四季折々の大自然を感じながらの入浴が楽しめることです。また札幌郊外ということもあり市内の有名観光地巡りついでに立ち寄りやすい点も人気。さらに定山渓温泉と隣り合わせの立地で、両方の温泉を楽しめる点も見逃せません。

豊平峡温泉への札幌中心部からの基本アクセスはバス利用となります。JR札幌駅のバスターミナルから定鉄バスの「かっぱライナー号バス」もしくは「快速7系統・川沿16-2バス」に乗車し、「豊平峡温泉」で下車すればすぐです。バス乗車時間はおよそ80分ほどとなります。

またバス便はJR札幌駅からではなく地下鉄真駒内駅からなら無料の送迎バスを利用することも可能です。ただしこちらは1日1往復だけのバス運行のため、観光客の多いシーズンにはバスに乗車できないこともあるので要注意。また途中のバス停からの乗車も混み具合によっては不可能となりますので、併せてご注意下さい。

また例年4月1日から11月30日のサマーシーズンには、札幌駅もしくは真駒内駅から豊平峡温泉までの往復バス券と入浴券がセットになったお得なバスパックである温泉日帰りパックも発売されています。こちらはかっぱライナー号バスも利用できるのでとてもお得。さらに新千歳空港じょうてつ店での買い物割引券も付いています。

豊平峡温泉に自家用車もしくはレンタカーで札幌市内からアクセスする場合は、まず国道230号線を中山峠方面に向かいます。途中「定山渓」信号のところに「豊平峡温泉」の看板が出ていますので、表示どおり左折します。後はやまびこ公園方面に向かいそのまま進むとのぼりがいくつか見えてきたら豊平峡温泉到着です。

新千歳空港から直接レンタカーなどで豊平峡温泉にアクセスする場合は新千歳料金所から道央自動車道に乗り、恵庭ICで高速を出ます。途中で道道117号から札幌方面への表示に従い、国道430号へ。石山1-8交差点から国道230号を進めば、後のアクセスは札幌市内からと同じです。

日帰り入浴ができる施設として人気の豊平峡温泉ですが、実は3つの露天風呂とその泉質、さらにさまざまなアクティビティも楽しめる複合娯楽施設としての顔も持つ温泉なのです。まずはふくろうの湯、無意根の湯、遊湯の露天と名づけられた個性豊かな3つの露天はどれも手足をゆったり伸ばして浸かりたい温泉。

しかもその3つの露天風呂に使われている温泉は、源泉100パーセントかけ流し。水や水道水などで薄めたり、沸かしたり、循環させたりしない常に新鮮な湯が楽しめます。さらに夜にはライトアップされ、紅葉のシーズンや雪のシーズンにはさらに幻想的な世界を満喫することができます。

その豊平峡温泉の日帰り入浴料は大人1000円子供500円の年中無休で、朝10時から夜10時30分までゆったり温泉が楽しめます。ただし温泉の最終受付は夜9時45分となっており、それ以降は利用できませんのでご注意下さい。

豊平峡温泉には石鹸やシャンプーは完備されているので持込の必要はありません。タオルに関しては豊平峡温泉のロゴ入りフェイスタオルが税込み220円で販売されている他、バスタオルが1枚500円でレンタルされており、返却時に300円返金されるので実質200円で利用できます。

貴重品を預けるコインロッカーは後で料金返却タイプが備えられています。また、入浴後の休憩には無料開放されている大広間の他に3時間で2000円の有料個室タイプの休憩室もあるので、小さい子供連れやグループなどでの利用にも便利でおすすめです。

自然豊かな北海道にある豊平峡温泉は日帰り温泉だけでなく四季折々のアクティビティの拠点でもあります。さまざまな魅力あふれるプランが用意されており、初心者でも楽しめるガイド付きながら手頃な価格もうれしいところ。さらに人気のインドカレーランチやアクティビティ後の入浴料もセットされており気軽にチャレンジできます。

宿泊施設のない豊平峡温泉ですが、5月～10月末までの期間は事前に申し込めば特設のキャンプサイトで北海道キャンプ体験ができます。持ち込みテントサイト1区使用料金とトレーラー1台料金はどちらも同じ3000円。北海道の夏をキャンプしながら旅行しているグループや家族連れに人気です。

6月から10月にかけての初夏から初秋までの期間、豊平峡温泉近郊ではカヌー体験が楽しめます。こちらは大人4600円でカヌー体験とカレーランチ、さらにいい汗をかいた後の入浴料もセットになっておりお得。初心者にもガイドが丁寧に指導してくれるので安心です。

自然豊かな豊平峡温泉では冬にはスノーシューで周辺の森の散策が楽しめます。体験期間は例年1月中旬から雪解けの3月中旬ぐらいまでで大人4000円の利用料金が必要です。ガイドと用具一式、特製カレーランチと入浴代込みなので、大自然を満喫した後はおいしいカレーと入浴でリフレッシュ気分満喫です。

豊平峡温泉では冬場に特別に作られた大きなかまくらの中で生肉ジンギスカンを満喫することができます。鮮度にこだわった生肉を使ったジンギスカンは臭みも脂肪も少なくおいしさ抜群。かまくらでしっかりジンギスカンを満喫した後は入浴して身体を温めることも。料金はセットで大人2400円からで3日前までの予約が必要です。

豊平峡温泉と検索すると、必ずヒットするキーワードがカレー。温泉とカレーというとちょっと不思議な組み合わせの気もしますが、豊平峡温泉の人気の1つが絶品インドカレーにあるのは訪れたことがある人には納得の事実なのです。

このONSEN食堂のインドカレーは本場の料理人が作る絶品味が自慢。様々な種類の香辛料とたまねぎの甘みや旨味で作り上げられる味は、奥深い味わいながらどこか懐かしさも感じるおいしさ。さらに醗酵させた小麦粉の生地を大きな木の葉の形状に焼きあげるナンもこの店の名物の1つです。

もちもちふわふわの食感がたまらないナンの種類は基本のナン以外に7種類。チャーシューが入ったチャーシューナンや自家栽培のハスカップがたっぷり入ったハスカップナン。あんこ入りのスイーツのようなアンナンや餃子のアンが入ったモモチャ、ピザ風味のピタナンなどどれも目移りしてしまうほどです。

さらにベースとなるカレーもポークやラムの定番ものから、ひよこ豆のチャナマサラ、タンドリーチキン入りのコクが決め手のチキンマクハンワラなどさらに豊富なラインアップ。カレーメニューの辛さはそれぞれ5段階から選んで注文できるので、辛すぎるのは苦手という人にも安心です。

人気の「豊平峡スペシャル」は3種類のカレーとタンドリーチキン。さらに香ばしいシークカバブとライタと呼ばれるヨーグルトサラダに野菜サラダ。加えてサフランライスとチャイという大ボリュームのお腹満腹満足間違いナシのセットで2300円。がっつりタイプにはおすすめです。

蕎麦どころとしても知られる北海道らしく豊平峡温泉の食事どころでは地元江丹別産蕎麦粉を使った挽きたて、打ちたて、茹でたての絶品蕎麦も味わえます。一番人気は打ちたて茹でたての蕎麦の香りがたまらないシンプルなかけそばやもりそば。

もちろんインド料理自慢のONSEN食堂らしく、インドカレーのそばである「がんじす」も人気。後からじわじわ来る辛味と旨味はクセになるおいしさです。他にも海老天そばやキムチとチャーシューのかき揚げそばなど変り種も色々。どれも試してみたくなるものばかりです。

また豊平峡温泉の食事どころでは自家栽培したハスカップを原材料としたハスカップジュースを始めとするフレッシュジュースや定山渓焼酎、インドビールや風呂上りにたまらない生ビールやラッシーなどのドリンクメニューも充実しているので、温泉でリラックスした後の一杯にぜひお試し下さい。

豊平峡温泉へのアクセスにバスを使う際の拠点となる札幌駅周辺にもカレーの有名店がいくつかあります。そこでカレー好きならONSEN食堂と共にチェックしておきたいおすすめのカレー店を4店舗ご紹介します。どのお店もONSEN食堂のカレーとはまた違ったおいしさが自慢なのでぜひ食べ比べてみてください。

明治12年創業の函館の老舗洋食店「函館五島軒」。その伝統をしっかりと守る老舗の味を札幌で味わえるのが「洋食バル函館五島軒 フコク生命ビル店」です。特にランチタイムは天皇皇后両陛下が函館をご訪問された際に五島軒本店にて召し上がったと言う名物リッチ鴨カレーを中心にしたカレーメニューで気軽に利用できます。

他にも五島軒定番のコクのある滋味豊かなビーフカレーのイギリスカレーや北海道八雲産の豚肉を使った手ごねハンバーグ入りカレー。ごろっと大きな季節の野菜がたっぷり入ったベジタブルカレーなど、どれもさすが老舗の味わい。1度は食べてみたい函館の歴史ロマンを感じさせてくれるカレーです。

今や札幌グルメを代表するメニューの1つになったスープカレーが名物の「ピカンティ札幌駅前店」。こだわりのたっぷり詰まった絶品スープカレーはトッピングの具材もバラエティ豊富で自分だけのお気に入りの一杯が楽しめます。さらに全品テイクアウトできるのでホテルに持ち帰っての飲食にもおすすめ。

またビカンティ札幌駅前店では朝8時30分から11時まで限定で朝カレーと称した特別メニューを提供しています。チキン、海老、きのこ中心の野菜の3種のカレーから好きなものを選べる上にホットコーヒーまで付いて700円という嬉しいモーニングサービスメニュー。豊平峡温泉に出かける前の腹ごしらえにもおすすめです。

明るい店内はおひとりさまランチを楽しむ女性客や観光客などでいつもにぎわっている「北海道カリークラブおの」。席数は10席ほどのこじんまりとしたお店ですが、周辺のビジネス街のサラリーマンのランチラッシュ時以外は回転も早く待ち時間を気にするほどでもありません。

お店自慢のカレーメニューはふわとろ卵がおいしいオムライスカレーを中心としたラインアップ。トッピングもゆでたまごやコーンからえびカツ、シーフード、ラムカツなど珍しいものまでバラエティ豊かに揃っています。

熱烈ファンも多い人気店「スープカリーヒリヒリ2号」。札幌駅の高架下にあるお店にはさっぱりしたのどごしの中にコクのある独特のスープカレーを味わいに訪れる人が引きも切りません。その人気のスープカレーのなかでも1番人気メニューは骨チキチキンカリー。

さらさらとしたスープにはガーリックオイルで香ばしく焼き上げられた大ぶりの骨付き鶏もも肉が1本まるごと入っており、他にはにんじんや荒くつぶしてあるポテト、ザク切りの水菜、ブロッコリーなどの野菜が。セットのご飯は若干固めに炊き上げられてあるのでスープに浸してもどろどろしません。

秘伝の配合というスパイスの効いたスープは滋味豊かな後引く味わい。辛さは6段階からオーダーできるので自分好みの辛さで味わえます。さらにスープのボリュームで圧倒される人にはライス少なめでもオーダーできるので安心。トッピングもいろいろそろっているので、気になるものを試してみるのもおすすめです。

昭和47年完成の定山湖は豊平川の治水や水力による発電を目的として造られた豊平峡ダムのダム湖です。貯水量は札幌ドームにして約30個分といわれるほどの豊かな水量を誇ります。豊平峡ダムは支笏洞爺国立公園内にあるため全国でも珍しいエコハイブリッド電気バスがダム入り口からダムまで運行されています。

またダムのある支笏洞爺国立公園は、札幌近郊でも有数の秋の紅葉の見事さで知られています。さらに例年6月1日から10月31日の間は観光放流が行われその壮大な光景も人気となっており、バードウォッチングや自然散策にもぴったりのおすすめ観光スポットです。

住所:北海道札幌市南区定山渓7区

北海道、特に札幌周辺の代名詞ともいうべき光景の1つであるクラーク像のある羊ヶ丘展望台。JR札幌駅から車で約30分、新千歳空港からも車で40分ほどの場所にあるまさに北海道らしい雄大な風景を楽しめる人気観光スポットです。

広い園内では冬の雪遊び体験や春の羊たちとのふれあい、初夏のラベンダー畑、秋の紅葉などの四季折々の自然美のほかにも本場のジンギスカンが味わえるレストハウスやさっぽろ雪祭り資料館。また羊ヶ丘ほっと足湯と名づけられた足湯スペースなども設けられており、1日のんびりと自然を満喫することができます。

住所:北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地

札幌中心部からも市電と無料シャトルバスでラクラクアクセスできる藻岩山ロープウェイは美しい札幌の夜景を一望できる人気の観光スポットです。さらに夜景だけでなく自然豊かな藻岩山はかわいらしいエゾリスやキタキツネ、エゾフクロウなどが観察できる登山道も整備されており自然散策にもおすすめです。

住所:札幌市中央区伏見5丁目3番7号

温泉王国大分に負けない有名温泉を数多く擁する北海道。日帰り温泉が楽しめる人気温泉もたくさんあります。その中でも豊平峡温泉からのアクセスも良く、訪れる人に評判の高い人気の温泉を厳選してご紹介します。日帰り入浴が楽しめる施設もあるのでぜひ観光プランを立てる際に参考にしてみてください。

豊平峡温泉から車で10分のアクセス至便の小金湯温泉。その小金湯温泉の宿である「湯元 小金湯」は宿泊はもちろん日帰り入浴も楽しめる人気の温泉宿です。最終受付が夜の10時と遅くまで楽しめる日帰り入浴は大人750円という手頃な価格も魅力。タオルと浴衣がセットの手ぶらセットも200円なので、日帰り利用も可能です。

宿内には北海道の海山の幸を使った料理自慢の食事どころや湯上りにうれしいかき氷やソフトクリームが楽しめるカフェコーナーなどの設備も充実。もちろん宿泊もゆったり広々したお部屋がリーズナブルな価格で利用できるので、豊平峡温泉で日帰り入浴を楽しんだ後の宿泊利用にもおすすめです。

豊平峡温泉から車で6分。目と鼻の先とも言うべき定山渓温泉に数ある旅館やホテルの中でも情緒ある造りの建物と浴場のバラエティ、さらに館内設備のユニークさで人気がある「ぬくもりの宿 ふる川」。館内最上階に設けられた展望風呂と露天風呂は昼12時から午後3時までの時間、大人1100円で日帰り入浴利用ができます。

窓からは豊かな自然に囲まれた定山渓の絶景が眺められ、特に秋の紅葉の時期や雪景色の冬の眺めはまさに絶景の独り占めです。館内には宿泊客が利用できる貸切檜風呂や貸切岩盤浴施設、地下に設けられた源泉100パーセントの奥の湯など、1度は利用してみたい温泉施設が充実。

さらに館内にはギャラリーや古民家風の落ち着いたラウンジ、カフェスペースなどがあります。このうちインスタ映えすると人気の山小屋風ラウンジ「であひ処」には貸し出し自由のライブラリーもあり、1日ゆったりと過ごすにはぴったりの場所。日常から抜け出したリフレッシュタイムを楽しむのにぴったりの温泉宿です。

豊平峡温泉から車で45分ほどの小樽朝里川温泉にある貸し別荘の「ウィンケルビレッジ」。北海道の大自然を満喫しながら憧れの別荘ライフを気軽に体験できる宿泊施設です。特に北海道名物のジンギスカンBBQを楽しめるプランは準備ナシで楽しめるとあって友達同士のグループ旅行などに大人気。

さらに露天風呂付コンドミニアムや隣接する温泉ホテルでの朝食バイキング付きプランなど、予算や旅行計画に合わせてさまざまな宿泊プランが用意されているのも魅力。人気の小樽運河やレンガ倉庫の街並みの観光スポットへもアクセスすぐなので、札幌と小樽の両方の観光の拠点にもぴったりです。

また、貸し別荘とはいえキッチン、バス、洗浄機能付きトイレや冷暖房などのうれしい設備が室内には完備されているので快適な別荘ライフが過ごせます。冷蔵庫や電子レンジ、炊飯ジャーの調理家電もあるので小樽で新鮮な魚介類を仕入れてきての豪華自炊も可能。暮らすような北海道体験ができます。

札幌市郊外のアクセス良好な地にある日帰り入浴が楽しめる豊平峡温泉をご紹介しました。豊平峡温泉は温泉や絶品インドカレーが味わえるだけでなく、札幌市内や近郊の観光地へのアクセスも良い絶好のロケーション。ぜひ札幌観光のついでに豊平峡温泉に足を延ばしてみて下さい。