愛媛の松山総合公園は子供連れにおすすめ！遊具や展望台など見所いっぱい！

松山総合公園は愛媛県松山市にある敷地45.3ヘクタールの広大な公園です。大峰ヶ台の高台を生かした公園は四季折々の花々が咲き、子供たちが楽しめる工夫を凝らした大型遊具の広場や、夜景100選にも選ばれた絶景が見られる展望台、また、愛犬家も嬉しいドッグランや松山平野の考古資料が展示された松山考古館等、様々な施設があります。そんな、松山総合公園の見どころやアクセス、駐車場などをご紹介します。

愛媛県松山市のJR松山駅を挟み、東には松山城のある城山公園、そして西にある松山総合公園はヨーロッパの城郭の様な展望台の展望塔がシンボリックな公園です。愛媛県松山市朝日ヶ丘にある大峰ヶ台に、松山市制100周年記念として建造された公園は高台にあるため眺望が素晴らしく、展望台から見られる360度の大パノラマや、四季折々の花々など見どころも豊富です。

園内は広大な芝生に整備された遊歩道があり、トイレにはオムツ交換台なども設置されており、子供連れで訪れても安心です。また、子供達が楽しめる大型遊具や複合遊具のエリアもあり、子供達がのびのびと遊べる施設があるのも魅力です。ウォーキングやランニングに訪れる人も多く市民に愛される素敵な松山総合公園は駅からのアクセスもよく、園内には4つの駐車場が配置されています。

松山総合公園は愛媛県下のお花見のスポットとしても有名です。園内には「さくらの丘」や「花見広場」があり、それぞれ子供たちが遊べる遊具が近くにあるため、子連れでのお花見も十分に楽します。「さくらの丘」には、ソメイヨシノを中心に約1000本の桜が咲き、駐車場や歩道、展望広場なども桜並木が続いています。その為、開花の時期には大勢のお花見客で賑わいます。

松山総合公園には広大な芝生の丘に、桜にツツジ、紫陽花やバラ、キョウチクトウや皇帝ダリア、寒椿や梅などを始めとする約26種類の四季折々の花を見る事が出来ます。特に、松山市の市の花である椿は約500種もの種類が植栽されており、「椿園」では日本種約300種と洋種約200種の椿を見る事が出来ます。例年10月上旬から2月上旬までは、様々な椿と出会えます。

園内の東側には「ちびっこ広場」があり、広大な芝生に子供達がアドベンチャー気分で楽しめる大型複合遊具があります。春はさくら満開の下で遊ぶ事ができる「花見広場」が側にあり、季節により梅やツツジや紅葉が美しく咲き、西側を見上げると松山総合公園のシンボルでもある展望塔が見えます。人気の大型遊具のジェットスライダーのスタート地点からの見晴らしも最高です。

ジェットスライダーは、一つの遊具にステンレスのスライダーと、ローラースライダーの2種類が設置されています。どちらもかなりスピードも出るので、小学生以上の子供達なら自由に楽しく遊べそうです。「ちびっこ広場」にはこの大型複合遊具のみなので、大人は下からでも子供を見守りやすく安心です。

公園の中央付近の「さくらの丘」の芝生の広場の側に、幅広い年齢の子供達が楽しめる「坊ちゃん夢ランド」があります。「坊ちゃん夢ランド」は愛媛県内最大級の規模を誇り、メインは赤青黄緑と色分けされた4つの建物が空中で連結した巨大な遊具です。巨大遊具の最上部は連結はネットで連結されていて高さがあるのでスリル満点です。この遊具の一番上からでも、松山市街地や四国連邦の石鎚山が眺められます。

「坊ちゃん夢ランド」は体を使って遊べる遊具が多く、そんな巨大な遊具の周りには、小さな子供でも安心して滑れそうなローラースライダーや、SLを模した遊具、ドーナツ状の遊具やターザンロープなどが設置されています。第2駐車場に近い「ちびっこ広場」からは結構距離があるので、小さい子供連れの方は第3駐車場まで車で移動する方が楽でしょう。

公園のシンボルとも言えるヨーロッパの城郭風な展望塔がある展望台。その標高は、展望広場の位置が126メートルで、展望塔頂上は141メートルです。松山市はドイツのフライブルグ市と姉妹都市の関係があり、その友好関係からイメージして建てられたものだそうです。展望塔の内側は、展望デッキへと続くヨーロッパ風の大きく弧を描く優雅な階段や、ベンチ、トイレなどが設置され、休憩するにもぴったりです。

この展望台周辺も四季折々の花が咲きますが、春は特に展望台周辺が美しく展望塔のおすすめ写真スポットとなっています。4月の後半になると、目が覚めるような赤、白、ピンクのクルメツツジの花の絨毯が見られ、また、その周辺にも少し遅く咲く八重桜や御衣黄(ぎょいこう)桜なども見ることが出来ます。

展望塔の東側からは、松山の市街地が広がり、標高132メートルの勝山頂上にある松山城を見ることが出来ます。因みに松山城の天守閣頂上部の高さは約161メートルの為、20メートル程展望塔より高い位置にあります。また、その向こうには四国連峰があり、標高1982mの西日本最高峰である石鎚山を望むことが出来ます。

また、西側からは毎年三津浜花火大会が行われている三津浜が見え、その向こうに有人島を含む大小な30以上の島で出来た忽那諸島(くつなしょとう)や、その左手には伊予小富士を中心とした興居島(ごこしま)を望むことが出来ます。天気の良い日は四国の山々や瀬戸内海が良く見え、展望台からの大パノラマの景色は感動ものです。

夜になり松山市街の灯りがともり始めると松山城がライトアップされて、大変美しい夜景が浮かび上がります。また、キラキラと輝く松山市街地の夜景の背景に、美しく浮かび上がるヨーロッパ城郭風の展望塔がまた最高に美しいので、是非、展望広場からの夜景も楽しんでください。そして、夜は公園全体が暗いので、夜景を見る時は懐中電灯も携帯しておきましょう。

毎年8月に行われている「松山港まつり･三津浜花火大会」は松山総合公園から北西方向にある「美津ふ頭」で打ち上げられる花火大会です。瀬戸内の海に約1万1000発の花火が上がり、松山の夜空を染めます。松山総合公園の展望塔は、この花火を遠くに見る事が出来る穴場として知られています。勿論、下の方の花火は見えませんが、高く打ち上がる花火が美しく見えます。

三津浜花火大会のスタートは20時から約1時間程度で、この日は花火に彩られた松山の夜景を見られる最高のチャンスです。しかし残念ながら、花火の開催日は第1駐車場は混雑が予想されるため全日使用できず、この時期は21時まで利用できる第2と第3駐車場も17時で閉鎖となるので注意して下さい。お祭りの喧騒から逃れたこの場所でゆっくりと花火を鑑賞するのもおすすめです。

松山総合公園には小型犬と中型･大型犬それぞれのドッグランが設置されています。小型犬は「あんずの里」の近くに、そして中型･大型犬は「さくらの丘」近くにあります。こちらのドッグランは利用料も予約も必要なく誰でも愛犬を連れて来る事ができます。基本ルールやマナーは松山総合公園のホームページで確認できるので、一読しておきましょう。

こちらでは犬用の水飲みや犬用のシャワー、リードフック等が整備してあります。また、飼い主の為のベンチやパラソルもあるので、のんびりと愛犬を見守る事が出来ます。ドッグラン以外では犬が散歩できるコースが決まっており、第4駐車場からそれぞれのドッグラン以外は立ち入り禁止です。そのため、徒歩でドッグランを利用される方は、松山市道からの入園になります。

敷地内にある松山市考古館では、松山平野で出土した旧石器時代から平安時代までの考古資料の展示物を始め、休日には講演会他、古代体験教室などが開かれています。体験教室では石勾玉やペンダント作りなど、子供達が楽しく参加できるイベントもあるので、行かれる際はイベントスケジュールを確認して下さい。

第一駐車場は東入口のエントランス広場の手前にある15台の駐車場です。駐車場の利用時間は3月から6月までは9時から20時、7月から9月までは9時から21時、10月は9時から20時、そして11月から2月は9時から17時です。駐車台数は少ないですが、１から４まである駐車場の中では冬場でも利用時間が比較的長く設定されており、少し遅くまで園内を利用したい方にはおすすめです。

第2駐車場は公園北入口にある66台の駐車場です。駐車場の側には「椿園」があり、ジェットスライダーなどの遊具が楽しめる「ちびっ子広場」や「花見広場」にも近くておすすめです。こちらは3月から6月は9時から17時、7月から9月は9時から21時、10月から2月は9時から17時です。また、公園の中では「展望台」に一番近い駐車場です。

第3駐車場は第2駐車場の西方向にあり、「花のテラス」や「さくらの丘」、そして子供の遊具がある「坊ちゃん夢ランド」など、公園中央エリアへのアクセスがよい駐車場です。駐車台数は250台と公園で一番大きな駐車場で、利用時間は3月から6月まで9時から17時、7月から9月までは９時から21時、10月から2月までは9時から17時です。また、第3駐車場横には総合管理棟があり、介助用の車椅子の無料貸し出しも行われています。

公園の一番西側にある第4駐車場は、「ドッグラン」や「松山考古館」などのエリアに近い場所で、94台の広い駐車場です。利用時間は通年9時から17時となっています。園内で犬が散歩できる場所は第4駐車場から「ドッグラン」のエリア内のみと限られていますので、愛犬と来園の方は第4駐車場のみご利用になれます。

松山総合公園の駐車場は季節により利用時間が変わり、一番長い夏場で21時までとなっています。通年で一番長い時間利用できる第1駐車場からの展望塔までは徒歩で15分程の距離があるため、21時以降になるならあらかじめ園外の駐車場に止めておくのをおすすめします。それでは、松山総合公園に近い駐車場を2つご紹介します。

松山駅北方面にあるこちらの駐車場は11台の駐車スペースを持つ24時間利用できます。通常の営業では全日30分100円となっておりクレジットも利用可能の様です。また、最大料金は入庫後の12時間以内は800円だそうですが季節やイベントにより変更があるかもしれませんのでご注意ください。こちらから松山総合公園東入口までは徒歩で14分程度です。

住所:愛媛県松山市宮田町8ー5四国通信局

松山駅のメインである東出口のすぐ側にあるこちらの駐車場は、駐車スペース30台で24時間利用できます。料金は30分150円で、クレジットカードは利用できません。この駐車場から松山総合公園東入口までは約1.3キロ徒歩16分程度です。松山駅から松山総合公園方向は住宅地となっており、この間にあまり駐車場は無いようです。そのため、駐車場を探す場合は松山駅東側をおすすめします。

住所:愛媛県松山市大手町2丁目4-1
電話番号:089-941-7551

車でのアクセスは、松山総合公園の東を走る国道196号線を利用すれば東入口のエントランス広場方向から入場できます。松山自動車道松山ICからでも車で約30分程度です。松山ICからは、県道190号線を経由し国道196号線へ行くのがおすすめです。東入口には第一駐車場があります。また、「ドッグラン」に近い第4駐車場へは、国道196号線から松山総合公園の松山市道が走る東之池方向に進めば3分ほどで到着します。

電車でのアクセスは伊予鉄高浜線の衣山駅または西衣山駅を利用すると、公園北入口の方面まで徒歩で約15分です。また、JR松山駅からのアクセスなら公園東入口まで、徒歩で約20分くらいです。JR松山駅からは松山総合公園前へのバスも出ているので、子供連れの方はバスでのアクセスをおすすめします。

バスでのアクセスならJR松山駅からがおすすめです。10番線の津田団地行のバスは3つ目に松山総合公園前の停留所があり、そこから徒歩で5分ほどで東入口のエントランス広場に到着します。また、松山総合公園前バス停から3つ目の丸山の停留所からは、徒歩約10分で松山市考古館等のある西エリアへアクセスが出来ます。

いかかでしたか?松山総合公園は広大な芝生でお弁当を広げてピクニックを楽しんだり、日ごろの運動不足解消するにもベストな公園です。子供連れの家族や仲間、カップルやペット連れ等全ての人が楽しめます。是非、絶景や大型遊具やドッグランまで整えられたハイスペックな松山総合公園に訪れてみてください。