ホーンテッドマンションのストーリーや仕組みとは？怖い都市伝説も徹底調査！

ホーンテッドマンションはディズニーランドで唯一、ホラーアトラクションとして人気があり、幽霊がでるので怖いアトラクションと言われていますが、あまり知られていないストーリーや怖い都市伝説もあります。ディズニーランドの人気アトラクション、ホーンテッドマンションのストーリーにまつわるポイントをご案内しましょう。

ホーンテッドマンションの魅力はずばり、恐怖を体験できることにあります。ディズニーランドはさすがだなあと思える仕掛けでホーンテッドマンションの世界観に入り込むことができるアトラクションです。ディズニーランドのならではの装飾品や建物など細部にまでこだわっていて、本当に西洋のゴーストハウスにいる気分にさせてくれます。

お化け屋敷タイプのアトラクションなのですが、ただ単に怖いというだけではなくて、ところどころにディズニーらしさを感じることができます。細かな気遣いがあり、アトラクションの中はもちろん、周辺にも不気味な演出がされていますので、是非、チェックしてみてみてください。

幽霊がでたりするので怖いアトラクションなのですが、それだけではなく、不思議なトリックを感じさせる仕組みになっているのが魅力の一つです。最初に出てくる伸びる絵画や、ダンスパーティーのシーンなどはとても不思議でどんな仕掛けになっているのか気になります。やはりディズニーランドのこだわりを感じさせられます。

ホーンテッドマンションには怖い都市伝説があります。まず、1つ目の都市伝説は乗ってすぐに本棚の後に出てくる長い廊下にピノキオを持っている男の子が見えることです。ディズニーランドではそんな演出はされていません。2つ目の都市伝説はアトラクションの後半になると、幽霊がダンスパーティーをしていますが、良く見ると、おかっばの女の子が表情を変えずにじっと見ています。

3つ目の都市伝説はホーンテッドマンションを外で並んでいると、窓から女性が現れるという目撃情報がたくさんあります。しばらく窓を見ていると女性の姿はなくなるようです。本物の幽霊だと噂されていますが、実はこれは幽霊ではなくて、クリッターカントリーにあるグランマ・サラのキッチンのレストランにいる人の姿なのです。

4つ目の都市伝説はホーンテッドマンションに乗っている途中にたまにライドが止まることがあります。これは幽霊の仕業です。実際にライドが止まると、アナウンスで「いたずら好きの幽霊が暴れだしたようなので、すぐに動くからしばらくそのままで待つように」と言われます。ホーンテッドマンションにはこのような怖い都市伝説があります。

ホーンテッドマンションを楽しむためにはポイントがあります。ホーンテッドマンションはドゥームバギーというライドに乗るアトラクションなのですが、これは世界に入り込む仕組みになっています。乗ると包み込まれるような形状をしていて、後ろから覆い隠すようになっています。視界をさえぎり、前方に集中させる仕組みなので、孤独感を感じ、より怖い思いをします。

ドゥームバギーは死の車という不気味な意味があります。貝殻のような独特の形をしています。アトラクション内のアナウンスは場内に流すのではなく、ゲストの耳元で囁くように聞こえる仕掛けになっていますので、孤独感を更に感じることでしょう。不気味な黒い乗り物は前進しながら横回転も可能なライドシステムになっています。

ファストパスを発券するときに、注意してみていただきたいのは、発券機が墓石になっていることです。発券機の上にはトロフィーまたは花瓶のような形をしたものがのっているのですが、これは骨壷なので、よく観察してみてください。また、ホーンテッドマンションの出口を出ると墓石が並んでいて、名前がひとつひとつ刻まれています。

この刻まれた名前には一つ一つ意味があります。全部で20の名前が刻まれていますので、是非調べてみて下さい。例えば、「再生、生まれ変わり」という意味や、「安らかに眠れ」といった意味のものが英語で表記されています。ファストパス発券機と墓石をよくチェックしてみましょう！墓石の周辺はついさっき埋葬された新しい墓のような演出もされています。

通常、ディズニーランドの待ち時間は5分間隔で表示されますが、ホーンテッドマンションの待ち時間の表示は5分単位ではなくて、4分、9分、13分というような中途半端な時間で表示されます。不吉な数字で忌み数と呼ばれている数字です。不気味な洋館の999人の幽霊が1000人目の幽霊としてゲストを迎えるコンセプトにふさわしい不気味さです。

ホーンテッドマンションのキャストに注目しましょう。ディズニーランドではキャストさんはみんなにこにこしているのですが、ホーンテッドマンションのキャストはあまり笑わずにテンションが低めです。これはこれから怖い体験をしに行くのにふさわしい演出です。キャストのユニフォームも人気があり上品なゴシック調が素敵です。

ホーンテッドマンションは全体的にこうもりがモチーフになっているアトラクションです。建物の1番上にもこうもりの形をした風見鶏があります。女性キャストの頭の髪飾りもこうもりになっています。ライドに乗る際にもベルトコンベヤーに注目すると、地面にもこうもりのマークがあります。

季節によって、ホーンテッドマンションは限定バージョンになります。ハロウィンからクリスマスにかけてはスペシャルバージョンになり、いつもは怖い雰囲気なのですが、この時期になると少し楽しい雰囲気になります。怖いのが苦手だという方はこの時期にホーンテッドマンションにチャレンジするのがおすすめです。

スペシャルバージョンでは、普段では登場しないナイトメアーの仲間達が登場するので楽しい雰囲気のホーンテッドマンションを楽しむことができます。「ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の映画をテーマにして、ナイトメアーの仲間達が登場します。ナイトメアーの仲間達と楽しいひとときを送りましょう。

ホーンテッドマンションにはあまり知られていないトリビアがたくさんあります。その中の一つに、ゲストがホーンテッドマンションの館の中に入る際に使用する入口は本来の正門ではありません。正門は封印されていて、ゲストの入口は使用人向けの出入り口という設定です。そのため、肖像画が飾られているホールには暖炉しかない簡素な内装になっています。

ディズニーランドの植物とは違い、ホーンテッドマンションの植物は荒れ果てていて、幽霊屋敷にぴったりの植物です。よく見てみると、右から左へと木々がなびいているのが分かります。まるで嵐がふいたかのようななびき方をしています。空飛ぶダンボの方から見るとより分かりやすいので一度確認してみてください。ゲストが館から出ていかないように幽霊たちが嵐をおこしているためです。

ホーンテッドマンションに乗車すると、廊下で雷が鳴っているのが分かります。糸杉の木は、ヨーロッパの墓地周辺でよく植えられていて、死や哀悼の意味があります。ホーンテッドマンションにぴったりの木であり、花言葉は絶望です。晩年の精神病にかかったゴッホも好んだ木です。よく観察してみましょう。

青髭はシャルル・ペローというフランスの作家が執筆した童話でとても残酷なストーリーです。青髭のストーリーが気になる方は調べてみましょう。ホーンテッドマンションの出口の横にはBLUEBEARDと彫られた墓標がありますが、青髭のものと思われます。名前は彼がめとった7人の妻の名前も彫られています。

1年おきに妻がなくなっていて、7人目の妻だけ没年が彫られていないのが不気味なストーリーです。注意して読んでみると、7人目の花嫁をめとらなければ死なずにすんだのにと記されています。青髭のストーリーを知っている人なら凍りついてしまいそうな墓標でしょう。屋根裏部屋に行くと、花嫁が登場しますが、彼女の暗喩をこめているのでしょう。

青髭の横には別の墓標もあります。これには人名が彫られていますが、ホーンテッドマンションらしいジョークが込められています。「安らかに眠れ」「天国への扉」「私は本当に死んでしまった」「私は戻ってくるぞ」「また会おう」「墓には何もない」「超常現象」といったような珍しい墓標がたくさんあります。

空いていると中庭は閉じられていますが、混んでいてスタンバイで並んでいると中庭で待つことになります。夏はパラソルが用意されたり、ハロウィンにはかぼちゃが飾られたりします。中庭の途中で、納骨堂へ行く道がありますが、地面に足跡があります。しかし、生きている人間のものではないことが分かり、都市伝説は本当なのかと気になる方は探してみましょう。

出口を出て振り向くとサンルームが見えますが、ここは夜になると人魂が浮かんでいます。人魂はランダムに出てくるのでしばらく観察をしていましょう。都市伝説ではない本当のオフィシャルのストーリーだと信じながら観察するようにすると怖くはありません。夜に通ったときには是非観察してみましょう。

サンルームは昼間はとくに何もない場所なのですが、夜になると青白い人魂が飛んでいて、時間的にはとても短く、一瞬のことなので、注意してみないとなかなか見つけることはできません。建物の正面よりもアトラクションの出口付近の方が確認しやすいので、是非夜になったら見つけてみてください。

ホーンテッドマンションは怖いトリビアばかりでなく、ちょっと笑ってしまうようなトリビアもあります。ホーンテッドマンションの図書室には隠れドナルドがいます。椅子の背もたれに注目していると、目が慣れてくると、ドナルドと目が合います。是非、図書室に来たら、ドナルドを探してみてください。

図書室にくると、ゴーストホストが大理石の銅像はゴーストライター達のものですと説明してくれますが、ゴーストライターというのは本来、作家のかわりに匿名で執筆する人のことなので、ゴーストホストのシャレなのでしょう。または、本当に、幽霊のライターなのかはわかりません。図書室に行ったらおもしろい仕組みに注意してみてください。

スター・ツアーズ・ザ・アドベンチャーズ・コンティニューの待ち列にはヒッチハイクをするドロイドが3人います。この動きを注意してみてみると、見覚えがある動きをしています。スター・ツアーズに出張したのでしょうか。このように、ホーンテッドマンションにはおかしな仕組みもありますので楽しんでください。

ヒッチハイクをする3人のゴーストはホーンテッドマンションのシンボル的な存在です。アトラクションのポスターにもなっていて、ワールドバザールの周辺でも見ることができます。この3人のドロイドロボットがリニューアルされたスターツアーズにいるので、是非、探してみましょう。

ディズニーランドでホーンテッドマンションに乗るときに、ストーリーを意識して乗ったことはありますか？アナウンスで流れるストーリーではホーンテッドマンションには999人の幽霊がいて、1000人目の幽霊を探していると言われます。2003年にホーンテッドマンションの映画ができましたが、アトラクションを元に制作されました。

アトラクションには、花嫁になる前に死んでしまって未練が残って屋敷に住み着いてしまったウエディングドレス姿の幽霊もいます。その心臓がドクドクと屋敷の中に鳴り響く仕掛けも不気味です。ホーンテッドマンションの映画の登場人物にはアトラクションのキャラクターたちも登場しています。

物語の元になった仕組みが色々とアトラクションにはあります。この仕組みを見つけるのもアトラクションの楽しみの一つです。いつもホーンテッドマンションのアトラクションをなんとなく乗っているという方も、ストーリーを思い返しながら仕組みを見てみるとまた違った発見があることでしょう。

いかがでしたでしょうか？ディズニーランドのホーンテッドマンションには細部にまでこだわりのポイントが詰まっています。様々な秘密がありますので、是非、自分の目で確かめてみてください。噛めば噛むほど味わい深い魅力があるホーンテッドマンションを是非楽しんでみてください。