函館の塩ラーメンランキングBEST17！おすすめの人気店は？

透き通ったスープの塩ラーメンは、函館に行ったらぜひ食べたいご当地メニューの一つです。今回は、塩ラーメンの街として有名な函館にあるおすすめの塩ラーメンをランキング形式でご紹介。人気店や隠れた名店など、注目したいおすすめのお店ベスト17が登場します。これから函館へ行く予定のある人は必見!

今や函館の名物となっている塩ラーメンのルーツには諸説ありますが、その一つとして知られているの中国広東地域のタンメンと言われています。明治時代、函館港で流通していた昆布などの海産物を仕入れるために、中国からたくさんの華僑が函館を訪れていました。その華僑たちは、函館の人々から「広東さん」と呼ばれていたのだとか。

そんな広東さんたちが持ち込んだのが、広東地域で主に食べられていたタンメンでした。あっさり塩味で澄んだスープのラーメンは、「支那そば」と呼ばれて函館市民の人気メニューとなりました。現在でも、函館で「支那そば」というと塩ラーメンを指すそうです。函館で「支那そば」の看板を見たら、塩ラーメンのお店だと考えて良さそうです。

まずご紹介するのは、五稜郭公園から住宅街に入った所にある「らーめん六花」の塩ラーメンです。あっさりした味わいの中に、ほのかにニンニクや生姜などのスパイスが香ります。具はチャーシュー、メンマ、ねぎとシンプルな組み合わせ。スープと麺の味をじっくり楽しめるラーメンです。値段は560円とリーズナブルです。

らーめん六花のメニューは、麺類の他にもご飯ものや一品料理も充実しています。おすすめはワンタンメン630円。店内にはカウンター席の他に座敷席もあり、家族連れに人気です。営業時間は11時30分から20時30分までと、午後の休憩時間がないので遅めのランチにもおすすめ。定休日は月曜です。

住所:北海道函館市田家町13-11
電話番号:0138-43-5718

湯の川温泉にあるラーメン店「らーめんまいど」の看板メニューもやっぱり塩ラーメンです。おしゃれな丼に入った澄んだスープは、程良い塩気とさっぱりした味わいが女性に人気。ジューシーでボリュームのあるチャーシューが2枚入っていてお腹も満足です。値段は730円となっています。

らーめんまいどの夏の限定メニューは、函館の西にある矢越海岸の「青の洞窟」をイメージしたメニュー「maidoブルー」です。塩味のラーメンですが、スープの色が不思議な青い色をしていてインスタ映えはばっちり。店頭のメニュー表には載っていないので、青いスープの味を体験したい人はスタッフに直接注文しましょう。

らーめんまいどは、店主の奥さんがカフェ店員だったこともありおしゃれな雰囲気が入りやすいお店です。メニューにはコーヒーやアイスクリーム、パフェなどのカフェメニューもあり、食後のデザートも楽しめます。営業時間はランチが11時30分から15時まで、夜は17時からスープがなくなるまでとなっています。なお、毎週火曜は定休日です。

住所:北海道函館市湯川町1-26-34
電話番号:0138-85-8870

函館で人気のスポット、金森赤レンガ倉庫にあるラーメン店「えん楽」の看板メニュー「えん楽塩ラーメン」は、ホタテに加えてエビ、昆布、カツオの出汁がほんのり甘く優しい味わい。具はチャーシュー、ナルト、メンマ、ほうれん草、味玉、ネギ、麩と具だくさん。えん楽塩ラーメンの値段は870円です。

数量限定メニューの「函館ブラック塩ラーメン」は、塩ラーメンのスープにイカスミを入れることでコクをプラスした黒い塩ラーメンです。具も函館特産のがごめ昆布を始めとしてワカメや岩のりなど、黒いものにこだわっています。函館ブラック塩ラーメンの値段は870円です。あっさり味の塩ラーメンから目先を変えた珍しい塩ラーメンです。

えん楽の営業時間は月によって変わります。2月は11時から17時まで、7月から9月は11時から19時まで、それ以外の月は11時から18時です。定休日はありません。函館港の美しい景色を楽しみながら塩ラーメンがいただける絶好のロケーションもおすすめポイントです。

「函館元祖バスラーメン」は、小型バスを改造した湯の川温泉名物のラーメン店です。車内にはカウンター席が5席に、助手席は小上がり席に改造されていて秘密基地のような楽しさが人気です。もちろん厨房も車内に設置されているので、出来たて熱々のラーメンがいただけます。

気になる塩ラーメンの味は、あっさりとした鶏ガラベースのスープに柔らかめの麺が優しい印象。大きなチャーシューはしっとりとした肩ロースで、味がよく染みています。営業時間は20時30分から25時までで、定休日は毎週火曜です。

住所:北海道函館市湯川町1-3-8
電話番号:090-2873-7173

豚や鶏料理の専門店でありながら、来店客のほとんどが塩ラーメンを注文するというユニークなメニュー構成の「グリル塩豚」。気になる塩ラーメンは、値段が299円という破格の値段設定ですが、もちろん1人前で味も本格的です。お店で1頭買いした豚の骨をベースに、こだわりの自家製塩2種類をブレンドして味を調えているのだとか。

この299円塩ラーメン目当てにグリル塩豚へ来店する人も多いそうです。塩ラーメンの他にも、鶏の半身揚げやハンバーグ、カレーライスなど人気メニューがたくさん。1品1品にこだわりが感じられるメニューが揃うグリル塩豚。来店する時にはしっかりお腹を空かせておいた方が良さそうです。

グリル塩豚の営業時間は11時から20時30分まで。定休日は毎週月曜となっています。月曜が祝日の場合は翌日がお休みです。場所は、湯の川温泉の「湯の川1丁目」バス停からすぐ、漁火通り沿いです。店舗は広々としているので家族連れやグループでも入りやすいのもおすすめポイントです。

住所:北海道函館市湯川町1-9-15
電話番号:0138-57-5240

昭和4年創業という、函館で最も古いラーメン店「エビス軒」の塩ラーメンは、函館風とは一味違う札幌風。先代が札幌でラーメンの修業を積んでいたため、札幌ラーメンの流れを汲んでいるのだそうです。脂が多めで熱々の塩ラーメンは、寒い日には体の芯から温まります。塩ラーメンの値段は700円です。

エビス軒おすすめの塩ラーメンの楽しみ方は、麺を食べ終えた後のスープにご飯と卵を入れておじや風にして食べることなのだとか。おじやはプラス100円でいただけるそうです。エビス軒の営業時間は16時から22時までで、ランチ営業はありません。味の定休日は木曜と日曜です。

住所:北海道函館市松風町3-10
電話番号:0138-22-1262

1950年創業の老舗中華料理店「鳳蘭」の塩ラーメンは、澄んだ見た目の割に濃い目のしっかりした味が楽しめるスープが特徴。たっぷりの刻みねぎが後味をさっぱりとさせてくれます。優しさを感じさせる柔らかめの麺はスープによく合い、ほっとする気分になれる懐かしい塩ラーメンです。値段は600円です。

サイドメニューの人気は、大きくてボリュームたっぷりのシューマイです。値段は600円。持ち帰りもできるそうです。塩ラーメンと一緒に食べるなら「定食」と注文すればご飯もついてきて値段は900円とお得です。鳳蘭の営業時間は11時から21時30分で、毎週火曜が定休日となっています。なお、スープがなくなり次第閉店となるそうなのでご注意下さい。

住所:北海道函館市松風町5-13
電話番号:0138-22-8086

末広町駅前にある「西園」は、昔ながらの町の中華食堂といった雰囲気のお店。創業50年以上にもなる老舗は昔からの常連さんと思しきお客さんや、口コミを聞きつけて来店した観光客で賑わっています。気になるメニューは、細切りにしたネギとチャーシューが丼一面に乗った「ネギラーメン」がおすすめ。塩味と醤油味が選べますが、やっぱり塩が人気だそうです。

豚骨ベースのスープながら濁りはなく、たっぷりと入ったネギの風味が効いたスープの味はさっぱりしていて、毎日でも飽きない美味しさと評判です。ネギラーメンの値段は660円とコスパも満足。ラーメンの他には、チャーハンや焼きそばもおすすめです。西園の営業時間は11時30分から19時までで、日曜は定休日です。

住所:北海道函館市末広町19-14
電話番号:0138-27-1943

湯の川温泉の近くにある「りんさん」は、創業昭和23年という老舗のラーメン店です。塩ラーメンや醤油ラーメンといった定番メニューの他に、辛口のラージャンメンや台湾風ウーシャン麺などのオリジナルメニューも豊富です。老舗といえど店内は清潔感があり、席も多いので家族やグループでの来店におすすめです。

りんさんで人気のメニューはやっぱり塩ラーメンです。あっさりとした中に動物系のコクが感じられる澄んだスープに細麺という、函館ラーメンの王道といった風格をかんじさせるビジュアル。値段が600円とリーズナブルなので、チャーハンとセットで注文する人も多いそうです。りんさんの営業時間は11時30分から19時まで。金曜は定休日です。

住所:北海道函館市湯川町1-9-13
電話番号:0138-57-7756

湯の川温泉にある函館麺や一文字は、こってり正油ラーメンと塩ラーメンが人気のお店です。塩ラーメンもあっさり系とこってり系の2種類があり、その日の気分に合わせてテイストを選べるのがおすすめのポイントです。あっさり味の「塩ラーメン」は、エビ油の風味が効いた上品な味わいのスープが人気。値段は770円です。

そして、こってり味の「とんしお」は、とんこつベースの白濁スープがクリーミー。とんこつ独特のクセは上手に抑えられていて、濃厚な味わいのスープが麺によく絡みます。函館塩ラーメンはストレート麺が多いですが、一文字の麺は少し縮れていて、様々な味のスープとの相性も良好。とんしおの値段は810円です。函館麺や一文字の営業時間は11時から25時までです。

JR函館駅前にあるラーメン店「はこだて塩らーめんしなの」は、アクセスの良さからビジネスマンや観光客などたくさんの人が訪れる人気店です。看板メニューの「はこだて塩らーめん」は、鶏ガラや豚骨、野菜をじっくり煮込んで取ったスープがあっさりといただけて女性に人気。はこだて塩らーめんの値段は700円です。

もう1つのおすすめメニューは「しょうが塩らーめん」。さっぱりとした塩味のスープに生姜の爽やかな香りがプラスされて、飲んだ後にも一気に食べ進められるメニューです。しょうが塩らーめんの値段は700円です。しなのの営業時間は、ランチタイムが11時30分から14時30分まで。夜の部は17時から24時30分までです。日曜は定休日です。

「まんまるてい」は、上品で優しい味わいの天然和風だしが人気のラーメン店です。野菜や魚介、地鶏ガラなどをじっくり炊き上げてとっただしは透き通っていて、体に染み渡るような美味しさ。人気メニューは塩味ですが、醤油ラーメンの味も函館内で評判となっているようです。塩ラーメンの値段は680円です。

和風だしのスープに北海道産するめで風味付けした「するめだし中華そば」も、函館ならではの味でおすすめです。値段は塩味、醤油味が780円となっています。まんまるていの営業時間は11時30分から19時までで、毎週水曜は定休日です。なお、席はカウンターのみで、1人でも入りやすい雰囲気です。

住所:北海道函館市花園町20-25
電話番号:0138-54-1290

函館の名所、グルメな屋台がひしめく大門横丁にある「龍鳳」は、カウンター6席のラーメン店です。店内の壁には有名人のサインも所狭しと飾られていて、人気のほどがうかがえます。おすすめのメニューは「黄金塩ラーメン」。豚骨ベースのスープに鶏油を合わせ、名前の通り澄んだ金色のスープに仕上がっています。

トッピングは、豚バラと豚モモという2種類のチャーシューに加え、ほうれんそうとナルト、メンマが乗っています。具や麺がコクのあるスープを引き立てるバランスの良い塩ラーメン。黄金塩ラーメンの値段は750円です。龍鳳大門横丁店の営業時間は11時から22時まで。大門横丁でお酒を楽しんだ後のシメにもおすすめです。

「海老麺」という新しいジャンルのラーメンが人気の「海老麺総本家地元家」。海老そのものを溶かしたような、濃厚な海老風味のスープをベースに塩ラーメンや醤油ラーメンを提供しています。看板メニューの「海老麺塩」の値段は830円。後で好みで加える生姜スープをプラスすると890円となり、こちらも人気なのだとか。

地元家は、函館の五稜郭店を拠点に各地のラーメンイベントや催事に勢力的に出店しています。台湾の有名百貨店の催事にも出店し、たくさんの人が訪れたのだとか。地元家五稜郭店の営業時間は、ランチタイムが11時30分から14時まで。夜は18時から翌3時までの営業です。金曜と土曜は翌4時まで営業しています。なお、日曜はランチのみです。

住所:北海道函館市亀田町14-1
電話番号:0138-83-6600

「麺厨房あじさい」は、函館市内だけでなく千歳空港など北海道の主要エリアに店舗を構える人気のラーメン店です。創業から80年以上の歴史を誇るあじさいのおすすめはやっぱり塩ラーメン。定番メニューの「味彩塩ラーメン」は、昆布、豚骨、鶏ガラをベースにした澄んだスープに天然岩塩で奥深い味わいをつけています。値段は750円です。

麺厨房あじさいではトッピングのバリエーションが豊富です。ホロっと崩れるチャーシューや喉ごしの良いワンタンの他、店舗によってはカニの足が乗ることも。函館塩ラーメンではおなじみの麩もしっかり乗っています。麺はあじさいオリジナルの細いストレート麺で、スルスルと口に入っていきます。

麺厨房あじさい函館本店は五稜郭タワーの前にあり、いつもたくさんの観光客の行列ができています。函館に来たらあじさいの塩ラーメンを食べたいと、意気込んで来店するラーメン通も多いようです。営業時間は11時からで、20時25分がラストオーダーです。毎月第4水曜はお休みとなっています。

「マメさん」は、函館の有名製麺所「岡田製麺」の社長がラーメンへの熱い思いを胸にオープンしたラーメン店です。大門横丁にある函館塩ラーメンの名店「龍鳳」のオマージュとして塩ラーメンを作り、移転前の店内には龍鳳と書かれた提灯を掲げた屋台も置かれていたほどなのだとか。

マメさんの人気メニュー「元祖マメさん塩ラーメン」は、背脂が浮いた濃厚な塩ラーメンです。背脂のコクがありながらもしつこくなく、後味はすっきりしていると評判。製麺所ならではのこだわり麺もツルツルしこしこで美味しいです。元祖マメさん塩ラーメンの値段は600円とリーズナブル。サイドメニューにはいか飯がおすすめです。

マメさんの営業時間は、ランチタイムが11時から15時まで。夜の部は17時から20時までとなっています。定休日は毎週木曜と第2、第3水曜です。アクセスは、市電「十字街」と「宝来町」のちょうど中間、カレーの有名店「小いけ」の2軒隣です。函館グルメの食べ歩きにチャレンジするのもおすすめです。

住所:北海道函館市宝来町22-6
電話番号:0138-27-8811

函館の塩ラーメンで高い人気を誇るのは、函館駅近くに店舗を構える「滋養軒」です。1947年にオープンしたという老舗の名店で、3卓あるテーブル席と小さなカウンター席はいつもお客さんでいっぱいの人気ぶり。メニューはバリーエション豊富なラーメンと餃子などの一品料理が中心の、昔ながらの中華料理店です。

滋養軒に行ったらぜひ食べておきたいおすすめのメニューはやっぱり「函館塩ラーメン」です。麺の1本1本までよく見えるほどの澄みきったスープと、厳選されたトッピングが目を引きます。スープの味は上品すぎず、しっかりと塩味と旨味が感じられてバランスの良い味わい。モチモチ食感の自家製卵麺との相性もばっちりです。値段は500円とコスパも最高。

滋養軒の営業時間は、ランチタイムが11時30分から14時まで、夜の部は17時から20時までとなっています。毎週火曜と水曜はお休みです。アクセスは、函館駅前のロータリーから恵山国道へ入り、若松町交差点を左折して高砂通りに入ります。高砂通りの1つ目の交差点を右折して3軒目の建物です。

住所:北海道函館市松風町7-12
電話番号:0138-22-2433

函館の人気グルメ、塩ラーメンがおすすめのお店BEST17をご紹介しました。ここでご紹介したラーメン店の他にも、まだまだ美味しい塩ラーメンがいただける名店はたくさんあります。函館に行ったら、塩ラーメン巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。