カワウソと握手ができる全国の水族館・動物園は？かわいい仕草で大人気！

最近何かとテレビや動画サイトで見かけることの多い動物と言えば、「カワウソ」ではないでしょうか。愛くるしい表情と仕草に何とも言えない癒しを感じる動物です。こちらの特集ではそんなかわいらしい「カワウソ」と握手ができる全国の動物園、水族館をご紹介します。あなたもキュートな「カワウソ」とそっと握手をしてみませんか。

動き回る様子が愛くるしい「カワウソ」の可愛さのポイントと言えばなんでしょうか。挙げればきりがない中、彼らのつぶらな瞳と笑っているような口元は多くの人の心をつかんでいます。たぬきのような丸顔は、真横から見た顔の様子では感じることができないゆるキャラのような表情がたまりません。そして人間と同じ5本指の小さな手のひらも可愛さ抜群。

「カワウソ」の祖先はおよそ200万年前に出現したと言われています。現在よく見かけるカワウソの体重は4から10キロ、体長は40センチから80センチですが、当時の「カワウソ」はそれよりもサイズが小さかったそうです。しかし、捕食する動物が増えたことにより、現在のサイズにまで進化。生息地はオーストラリアと南極大陸を除いた地域と広大です。

なんと世界には11種類もの「カワウソ」がいることをご存知でしたか。つぶらな瞳と滑らかな毛並み、そして愛らしい表情が大人気の「カワウソ」。こちらではそんな可愛らしい「カワウソ」の代表種をご3つご紹介いたします。あなたが普段動画サイトやテレビ番組で見ている「カワウソ」と照らし合わせてみましょう。

カワウソの種類の中で最も体のサイズが小さいのが「コツメカワウソ」です。動物園や水族館でよく見かける種類として比較的知られている種類。生息地域は主に東南アジア(インドネシアのジャワ島、スマトラ島、マレーシアのボルネオ島)と中国の南部。主食はザリガニやカエル、カニです。かわいい見た目とは反対に、案外ワイルドなものを食べています。

ユーラシアカワウソはカワウソの中でも一番生息地域が広いのが特徴です。ユーラシアカワウソはアメリカ北部のほぼ全域に生息し、非常に繁殖力が強いことでも有名。体重は5キロから12キロと大きく、河辺だけではなく平原や森林でも生活をしています。コツメカワウソと一緒に動物園や水族館でも展示されていることが多い種類です。

可愛らしいカワウソのイメージからは想像もつかない凶暴さを秘めているのが「オオカワウソ」。通称は川のオオカミ。オオカミに例えられるほどのオオカワウソは何と体長が1.5メートルにまで成長し、体重は22キロから35キロです。アマゾン地帯などの湿原にに生息、主食は甲殻類、ピラニアなどの魚類です。毛皮目的の乱獲により、数が激変しています。

日本にもかつて「日本カワウソ」と呼ばれる種類が生息していましたが、1979年を境に目撃された情報が入っていません。そして2012年に絶滅種として指定されました。日本国内では既に絶滅したと考えられている「日本カワウソ」ですが、昨今栃木県や長崎県の対馬などで目撃情報が相次いでいます。これが「日本カワウソ」であれば、大きな発見と言えるでしょう。

動物園や水族館で握手ができると巷で人気の「カワウソ」。かわいい見た目に加え、「カワウソ」はその知能の高さが注目されています。「カワウソ」は縄張りを主張するために、捕獲した魚をわざと目に付く岩の上に放置したり、寝床がほかの動物に知られても大丈夫なよう偽物の穴を掘ったりします。

「カワウソ」の知能の高さはチンパンジーやイルカと同等とも言われています。動物は人間のように、法則やルールを教え合うといった習性があまり見られません。しかし最近になって、イルカ、チンパンジーに並び、「カワウソ」には数少ないこの習性が見られるという研究結果が発表されました。

周囲の仲間への情報伝達能力に大変長けている「カワウソ」。この研究結果により、「カワウソ」の頭数の減少を防ぐ方法が新たに研究されています。例えば、天敵に怯える仲間の動画を見ることで、事前に「カワウソ」に注意喚起をすることです。また、人間と同じく子供のカワウソは親世代よりも情報収集能力が約6倍も速いとの結果も発表されました。

カワウソは犬や猫と同じく、放っておくと体臭がきつくなってしまいます。餌の魚などを食べたあとは、歯磨きなどももちろんしませんから、魚の臭いがすることもあります。しかし反対に、食べ物を食べてから出すフンはそれほど強いにおいがしないと言われているから不思議です。

キュートな仕草で大人気の「カワウソ」。ペットとして飼育する人が増えている中、自然界ではその頭数が減少しています。人間が生み出した化学製品やゴミの問題などによる水質汚染や土壌汚染が原因となり、カワウソがどんどん姿を消していっています。野生動物保護連合が作成した「絶滅危惧種」のリストにも「カワウソ」が入っているのをご存知でしたか。

現在、日本全国の動物園、水族館では「カワウソ」と握手ができるという設備が多くあります。そもそもどうして「カワウソ」と握手ができるのでしょうか。「カワウソ」と握手ができるのは、「カワウソ」のある習性が上手く活かされているのです。その習性は「隙間に手を入れて餌を獲る」というものです。

「カワウソ」の主食はザリガニやカニ、小魚といった小さな動物です。それらを捕獲するために「カワウソ」は5本指の小さな手のひらを器用に岩の隙間に入れるのです。まさに、「穴があったら入りたい」ならぬ「穴があったら手を入れたい」という「カワウソ」ならではのかわいい習性。これを利用し、ガラスの筒などを使った握手会が開催されています。

それでは今インターネットサイトでも大人気のかわいい「カワウソ」と握手ができる全国の動物園、水族館を北海道からご紹介します。「カワウソ」と握手ができることはもちろん、それぞれのアクセス情報も記載しておりますが、イベント情報の変更等も考えられるので、ご自身で最新情報をチェックされることもお忘れなく。

JR新札幌駅から直ぐの場所にある年中無休のサンピアザ水族館。こちらでは「コツメカワウソ」とのふれあいタイムが大人気です。1日のうち朝、昼、夕方に実施されるコツメカワウソと握手イベントでは、週末ともなれば芸能人の握手会のように長蛇の列ができることも。ショッピングセンターからも近いので、お買い物前にも楽しめます。

サンピアザ水族館の入場チケットは、事前にウェブサイトにて割引券を入手するとお得です。サンピアザ水族館の営業時間は4月から9月は午前10時から午後6時半、10月から3月は午前10時から午後6時です。入場券の販売は営業時間の30分前に販売中止となりますので、ご注意ください。

おたる水族館のカワウソ展示室は実は2か所あります。2つの展示室が床に彫られた水中トンネルと天井付近を通る空中トンネル(通称:コツメブリッジ)とで結ばれています。入場者はその双方を眺めることができるので、カワウソの動きを十分観察することができるのがポイントです。コツメカワウソ以外にも、魚や貝を触れるコーナーも充実しています。

コツメブリッジが必見のおたる水族館の営業時間は季節によって細かく分けられています。平成30年のスケジュールでは、3月から10月15日までの営業時間は午前9時から午後5時、10月16日から11月25日までは午前9時から午後4時までです。最終入場時間は閉館時間の30分前です。冬期の営業は午前10時から午後4時です。詳細はホームページをご覧ください。

こちらの札幌市円山動物園では「わくわくアジアゾーン」と呼ばれるエリアにコツメカワウソを展示しています。握手イベントはありません。「わくわくアジアゾーン」は寒帯館、高山館、熱帯雨林館の3つに分かれています。コツメカワウソは熱帯雨林館に展示し、部屋の温度は木質バイオマスと呼ばれる環境に配慮した燃料を使った温水を利用しています。

2014年にはカワウソが出産をするなど、おめでたいニュースがあった札幌市円山動物園。握手イベントはありませんが、カワウソを身近に観察できます。こちらの動物園では動物をできるだけ自然に近い形で展示しているので、動物を間近に感じることができるのが特徴です。2018年には国内最大級水中トンネルを駆使した、ホッキョクグマ館がオープン。

真冬の寒さは雪が降ると和らぐと言われている釧路にあるのが、「釧路市動物園」です。こちらの動物園の「カワウソ」たちは雪なんてなんのその。元気いっぱいに入場客をお出迎えします。こちらではカナダの保護施設から来たカナダカワウソと呼ばれる種類のカワウソを展示しています。喉から顎までの毛色が薄くてかわいいカワウソたちです。

釧路市動物園でインスタグラムを検索すると、レッサーパンダの写真が多いです。その理由は、釧路市動物園で20年ぶりに誕生した赤ちゃんであること、そして生まれて50日で母親を亡くしたことによる人工保育という点が挙げられます。カワウソだけでなく、多くの命について学ぶことができる場所です。12が鵜tから2月までは毎週水曜日が休館日です。

ちなみに、毎年5月の最終日は「世界カワウソ」の日であることをご存知でしたか。カワウソの生態系や習性を学ぶことを通じて、「カワウソ」と「カワウソ」を取り巻く自然環境の保全について考える日です。世界中の動物園、水族館ではこの日にちなんで様々なイベントが開催されています。

未来へ進む東北の地と海を再現する水族館、「仙台うみの杜水族館」。三陸の美しい海を再現した大型の水槽は見る人を魅了します。こちらでは1人からカワウソタッチとバイカルアザラシの観察の2種類の体験が応募できます。体験時間は約30分です。事前予約は不可なので、受付で申し込みましょう。

盛岡市動物公園はウェブサイトやフェイスブックでの更新が非常にアクティブで、アットホームな雰囲気が溢れている動物公園です。飼育の裏話や昆虫の話題などにも幅広く触れているのが魅力的。盛岡市動物公園では真夏日にカワウソに大好物のドジョウがプレゼントされています。握手イベントは実施されていませんが、かわいい姿を観察することができます。

日本全国の動物園や水族館ではカワウソを展示しています。しかし全ての施設で握手イベントを実施しているわけではありません。最寄りの動物園、水族館では毎年新しいイベントが続々と登場しています。ひょっとするとこちらの施設以外でも、新たに握手イベントが開催されるかもしれません。是非近くの動物園、水族館へ問い合わせてみましょう。

海と島の生き物たちに出会える「横浜・八景島シーパラダイス」は「シーパラ」の愛称で人気の水族館兼遊園地。12万種類もの生き物を展示している日本最大級の施設で、テレビ番組の水族館プロジェクトでも撮影に使用さました。こちらでは4階のアクアミュージアムにて受付、その後握手体験ができます。体験料は一人300円です。1日2回実施されます。

水族館での体験イベントを学校の部活動に見立てたユニークなイベント名が特徴の「京急油壺マリンパーク」。「カワウソ」との握手体験は事前にウェブサイトにて簡単に予約ができます。握手体験以外にも、食育に関する教室や昆虫採集といったイベントも豊富なので、ファミリーにはおすすめの水族館です。

「みとしー」の愛称で人気の「伊豆三津シーパラダイス」。魚と遊べる「あそびーち」や珍しいシロフクロウなど新しい展示が増えている水族館です。こちらでもコツメカワウソとのふれあいができます。1日10組限定のカワウソタッチイベントは季節によって実施の有無が異なりますので、事前にホームページにて最新情報をご確認ください。

最近ではかわいいカワウソをペットにしようというブームが巻き起こっています。しかし、カワウソの価格は60万円から100万円と非常に高価。入手できるペットショップが少ないのも頷けます。また昨今の人気により価格が高騰しているのに加え、ワシントン条約により輸入頭数があらかじめ定められていることが理由に挙げられます。

カワウソ水槽にてエサやり体験ができる「のとじま水族館」。時間は10時20分からと、12時50分からの1日二回のスケジュールです。各回で販売されるおやつセットは15セット、1つは100円と激安。こちらが完売すると終了です。事前予約なしなので、先着順。他の水族館よりも価格も安いので、これは是非チャレンジを。

「カワウソ」は漢字で川獺、獺と書きます。「獺」の漢字でピンと来られた方は、お酒好きの方かもしれません。一世を風靡した山口県岩国市の日本酒「獺祭」。その名前の由来は、製造元である「獺越」(おそごえ)。また「カワウソ」が獲った魚を岩に並べる様子が、詩文を作る際に資料を広げて調べている様子をお祭り騒ぎのようだと呼んだことに由来します。

こちらの「伊勢シーパラダイス」はなんと全国各地に広まった「カワウソパイプ」の発祥の地。こちらでは2006年からこのパイプを使ったふれあいイベントを行っています。こちらでは期間限定イベントとしてふれあいを行っていることもあるので、イベントの時間を事前にホームページにてチェックすることをおすすめします。

パンダの繁殖と研究で全国的にも有名な「和歌山アドベンチャーワールド」では、毎日コツメカワウソとのふれあいイベントが開催中。ふれあい時間は16時15分から16時30分までと短時間ですが、無料です。また、かわうその食事タイムも毎日開催中。時間は月ごとに異なるので、ホームページにてご確認ください。

近畿地方にある動物園・水族館は動物の生態研究や繁殖事業で成果を上げているところが多いのが特徴です。動物と触れ合ったり展示を見るだけではなく、動物たちの生きる姿を通じてこれからの地球の未来と動物たちの保護について思いをはせてみてはいかがでしょうか。今を懸命に生きる姿に、あなたもきっと何かを感じられるはず。

こちらのカワウソのチップは今年開催されたワールドカップの試合結果の予想を行い、地元新聞記事に取材がされるほどの人気者。このパークでは、親子のカワウソの温かい様子が垣間見ることができます。運が良ければ握手ボックスにて有名カワウソと握手ができるかも。こちらのパークではマイカーでサファリが回れるドライブスルーサファリが人気です。

「海遊館」といえばド派手な建物とジンベイザメ、だけではありません。「海遊館」ではカワウソの鳴き声や泳ぎ方など、その生態がよく観察できるように水槽が作られています。もちろんふれあいイベントも毎日実施中。時間は16時半からです。人気の水族館なので見逃さないようにチェックしましょう。休館日はありません。

動物園や水族館で必ずといっていいほど、「カワウソ」の展示室には水が用意されています。そのイメージから「カワウソ」は泳ぎが早いと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実は、「カワウソ」はそれほど早く泳ぐわけではなりません。餌である魚を捕らえる際も、比較的泳ぐスピードの遅い魚を狙って捕食するのが特徴です。

宮島水族館では2015年からカワウソふれあいイベントが始まりました。「ドヤ顔のカワウソ」と呼ばれているウルトと、イベントのベテランイツキの2匹が登場。ふれあいの時間は土日のみ、定員20名です。15時から予約チケットが配布されるので、最新情報を水族館のホームページにて確認しましょう。かわいい鳴き声とドヤ顔のギャップに癒されます。

ペットとしても大人気のカワウソですが、カワウソの寿命は案外知られていません。カワウソは平均的に10年から12年生きます。飼育されている環境によっては、時には20年ほど生きることもあるそうです。また、カワウソは1年で7歳年を取ると言われています。動物園や水族館でカワウソの年齢を計算してみるのも面白いかもしれません。

桂浜水族館では2017年からコツメカワウソとのふれあいイベントが始まりました。ふれいあの時間は毎日15時から実施中で、料金は一人300円と割安です。カワウソの体調によっては実施されない日もあるので、ご注意ください。カワウソが握手をしてくれたら、そっとえさをお礼に差し出しましょう。

愛媛県にある虹の森公園では土日祝日と長期休暇の期間中にふれあいイベントを実施しています。ふれあいの時間は午前10時5分と午後15時の2回。午前は無料ですが、午後は一人200円です。おやつのはいったカップを使ってふれあいを行います。先着20名、受付は14時50分から。

大人気のカワウソは、最近では高級ペットとして飼われ始めてきました。カワウソは知的好奇心があり、賢いのでしつけは比較的しやすいと言われています。親から泳ぎを習う習性があるので、まずはたらいに水を張り、水遊びを一緒にしながら距離を縮めるのがおすすめの慣らし方です。

こちらの長崎バイオパークでは、交流を続けているマレーシアのマラッカ動物からやってきたコツメカワウソを展示しています。カワウソはカニやエビ、ザリガニといった水辺の動物を食べていますが、バイオパークではアジを与えています。ふれあいイベントについてはホームページにて実施の有無をご確認ください。

動物園や水族館で「カワウソ」を見ることが多くなった昨今、動物たちを取り巻く環境が日々変化していることに気づかされます。展示動物に直接ふれることで、貴重な生き物について考えるきっかけになるでしょう。ふれあいを通じて、命あるものすべてに対して優しさや思いやりを持てるようになりたいものです。

こちらの特集では、全国津々浦々のカワウソと触れ合える動物園、水族館をご紹介いたしました。カワウソとのふれあいを通じて、楽しみながら人にも動物にも優しい世界について考えてみませんか。小さな手のひらから、癒しと命の力強さを体感しましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。