海員閣は美味しんぼで一躍有名になった横浜中華街の名店！人気メニューは？

横浜の中華街には、メディアにも頻繁に登場するような、超有名店が数多く存在します。そんな数多くある名店の中でも、特にグルメ好きの間で有名なのが、今記事でご紹介する「海員閣」です。

何故グルメ好きの間で、この海員閣が特に有名なのかと言うと、あの有名なグルメ漫画「美味しんぼ」で登場しているからです。美味しんぼに登場して以来、美味しんぼのファンだけでなく、グルメ好きの間でも海員閣の評判は広まり、海員閣は中華街の中でも大人気店へとなりました。

そこで、横浜中華街にある名店、海員閣の一度は食べておきたいおすすめ人気メニューやアクセス方法についてなど、海員閣の詳しい情報をご紹介していきましょう。

海員閣は、横浜中華街にある数多くのお店の中でも、老舗の中華料理店になります。そのため、平日でも行列ができる程人気があり、いつも多くの人たちでにぎわっています。

中華街の中には、超高級店と呼ばれるような豪華絢爛なお店から、中華街に住んでいる人たちにも愛されている、庶民的な中華料理店までありますが、この海員閣はとても入りやすい雰囲気がある、どちらかと言えば、庶民的な中華料理店です。

だからこそ、どの料理もコスパ抜群で、横浜の中華街に行くと、つい海員閣に足が向いてしまうというリピーター客も多くいます。

実はこの海員閣、閉店していた期間があるんです。1928年に創業された海員閣ですが、2017年の7月に代替わりのためにリニューアルされています。そのため、昔から知っている方にとっては、現在の店舗はずいぶんと綺麗になったという印象なんだとか。

また昔の海員閣には、名物でもあるコークス窯というものがありましたが、これは火をおこすだけでも1時間ほどかかったり、コークスという石炭を蒸し焼きにした原料を使った窯だったため、作業がとても大変だったそう。

残念ながら、現在の海員閣にはコークス窯はなくなってしまいましたが、少々味付けが濃い目な感じと、なんともノスタルジックでレトロな雰囲気は、いい感じで残したままとなっています。

漫画好きの方なら、美味しんぼがどんな漫画なのか、知らないという方はほとんどいないでしょう。その位美味しんぼという漫画はとてもメジャーな作品です。では、美味しんぼとはどんな漫画なのでしょうか。

美味しんぼは、原作が雁屋哲で、作画は花咲アキラという方が描いている漫画です。小学館から出ている「ビッグコミックスピリッツ」に、1983年20号より連載されていた漫画で、2014年に休止となるまでずっと連載は続いていました。

物語の概要としては、東西新聞の文化部社員である、山岡士郎と栗田ゆう子を主人公にしており、主に食に関する騒動を描いた漫画です。アニメやテレビドラマ、映画などでも扱われており、グルメ漫画だけでなく日本のグルメブームの火付け役ともなりました。

そんな美味しんぼは、ビッグコミックスが刊行している単行本が2003年には累計1億冊を売り上げているほど、人気のある漫画です。他にも文庫版や愛蔵版、テーマ毎に再編集された総集編も出ていますし、「美味しんぼ塾」「美味しんぼの料理本」などという関連書籍までも出版されています。

これだけ売れている漫画ですので、社会的な影響力も高い美味しんぼ。この漫画の題材となったお店や料理などは、1度は食べてみたいと思う美味しんぼファンも多く、聖地巡礼のようにそのお店に実際に足を運ぶ方も多くいます。

また美味しんぼは、ドラマやアニメとなりTVでも全国的に放送されていたため、普段漫画を読まない方も美味しんぼはよく知っているという方も多くいます。そのため、お店の口コミなどに、「美味しんぼで掲載されていたお店」「美味しんぼのベースとなったお店」などと表記があると、あっという間にお客さんが増えるほどの影響力があります。

そんな横浜中華街の中でも老舗の名店ある海員閣は、美味しんぼで主人公の山岡が、店員の横柄な態度に怒って出ていった「大南楼」のモデルになったお店と言われています。

そんな海員閣は、決して横柄な接客ではありませんが、以前は少々そっけない接客という声もあったそうです。でもそれは、決して悪い評価ではなく、これが中華街らしくて好きという声でした。

そんな海員閣といえば、そんなお店の雰囲気ともマッチしたシュウマイが有名です。海員閣と言えばシュウマイ！と言われるほど、海員閣のシュウマイは絶品で個性的です。

海員閣のシュウマイは、とても肉肉しく、ビジュアルもお肉がむき出しなんです。他のお店の一般的なシュウマイは、どちらかというと、シュウマイの皮にお肉が包まれているものが多いですが、海員閣のシュウマイはまるで肉団子のようなシュウマイのお肉に、シュウマイの皮がちょっとついてるというようなものです。

だからこそ、海員閣のシュウマイは、お肉のうまみを存分に感じられ、噛めば噛むほどお肉の甘味がしみでてきます。一度海員閣のシュウマイを食べると、もう他のお店のシュウマイは物足りなく感じてしまうほど、こちらのシュウマイは中毒性が高い美味しさです。

ではここからは、そんな横浜中華街の中でも、ノスタルジックで趣のある海員閣のシュウマイ以外のおすすめメニューをご紹介していきましょう。

まずご紹介する海員閣のおすすめ人気メニューは、五目チャーハンです。お肉のうまみを存分に感じられるシュウマイとも相性のいい五目チャーハンは、チャーシューや魚介類などがしっかりと入っていて、なんと価格は800円という料金の安さも魅力です。

次にご紹介する海員閣のおすすめ人気メニューは、五目かた焼きそばです。この五目かた焼きそばは、お店の雰囲気ともばっちりマッチするアルミ製のお皿の上に、揚げられた麺と五目あんがかかっています。お皿からはみ出しそうなぐらいボリューム感があるため、男性にも大人気です。

長崎ちゃんぽんの皿うどんが好きな方には特におすすめなメニューで、こちらは850円になります。このコスパの良さも人気の理由です。

次にご紹介する海員閣のおすすめ人気メニューは、えびそばです。海員閣はシュウマイをはじめとするお肉を使った料理も美味しいですが、実は海鮮を使ったメニューも美味しいと人気です。

このえびそばもそのうちの1つで、海員閣の隠れた人気メニューであります。えびそばには、えびや野菜がたっぷりと入っていて、あっさりとした味わいが、癖になる美味しさです。また、色々な野菜が入っているのでとてもヘルシーで女性にも人気があります。えびそばは800円です。

次にご紹介する海員閣のおすすめ人気メニューは、車海老のからにです。あまり他のお店では見かけたことのないメニューかもしれませんが、この車海老のからには、適度な辛味がアクセントになった、海鮮好きにはたまらない1品で、お酒のつまみにも最適です。

こちらは、車海老を殻付きのまま使用している料理で、食べる際は殻付きのままでもいいですし、殻を剥いても美味しいです。にんにくとしょうが多めに使用されており、その香ばしい香りと車海老のうまみを感じることができます。もちろんプリプリの海老も美味しく、濃厚な海老のみそも甘いです。

その分値段は4200円と少々高めですが、みんなでワイワイと頂くのにとてもおすすめな1品です。

次にご紹介する海員閣のおすすめ人気メニューは、牛ばらそばです。海員閣では、シュウマイの他にも、お肉をメインとしたメニューが人気があります。こちらの牛ばらそばもそのうちの1つで、900円です。

海員閣の牛ばらそばは、その名の通りラーメンの上に、牛ばらと青梗菜のあんかけがかかっています。醤油味のコクのあるスープと、このさっぱりとしたあんかけが見事に調和しています。牛ばらは、箸でも崩れるほどトロトロに柔らかく煮込んでありボリューム感があります。また細麺なので、スープがしっかりとからみ、牛肉の旨みがしっかり感じられます。

次にご紹介する海員閣のおすすめ人気メニューは、豚ばらそばです。海員閣には、先ほどの牛ばらそばの豚肉版もあります。この豚ばらそばも、牛ばらそばと同様にとても人気のある麺メニューで、850円です。

この海員閣の豚ばらそばは、細麺のラーメンの上に、どしっと厚みのある豚ばらと青梗菜のあんかけがかかったものです。

トロトロにしっかりと煮込まれた豚ばらは、まるでラーメンのチャーシューのような感じで、この豚ばらからでた脂が、とろみのあるスープに浸透して、スープにコクと甘みをプラスしています。

次にご紹介する海員閣のおすすめ人気メニューは、牛ばらはんです。先ほど牛ばらそばをご紹介しましたが、こちらはそのご飯版です。シュウマイと同様に海員閣を代表するメニューで、950円です。

牛ばらはんは、一見横浜中華街の他のお店でも食べられるのでは？と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。他のお店ではなかなかないメニューで、ぜひ海員閣を訪れたなら、一度は頂いて欲しい絶品メニューです。

牛ばらはんは、八角の風味が効いていますので、ご飯がより進む味付けになっており、ついつい食べ過ぎてしまうほどのおいしさです。

次にご紹介する海員閣のおすすめ人気メニューは、豚ばらはんです。こちらも豚ばらそばのご飯版です。値段が900円と牛ばらはんより少々安いので、こちらを選ぶ方も少なくありません。

少し大きめにカットされた、箸でもくずれるほど柔らかな豚ばら肉とあんかけの味は、豚ばらが嫌いだった方にも人気があり、ここの豚ばらはんだけは、豚肉が食べられるなんて声もあるほどです。

こちらの豚ばらはんは、牛ばらはんに比べると、少々味が濃いめとなっていますし、お肉もごろっとしているので、ボリューム感ある食事をしたい際にもおすすめの1品です。

そして次にご紹介する、海員閣のデザートにおすすめな人気メニューは、杏仁豆腐です。中華街には、杏仁豆腐が美味しいとされているお店が数多くありますが、その味はお店によってマチマチです。甘さが強いお店もあれば、少々癖のある味わいが、美味しいとされているお店もあります。

この海員閣の杏仁豆腐は、どちらかというとさっぱりとした味つけですので、少々濃い目の味付けとされているメインメニューを頂いたあとのお口直しにも最適です。また食感はトロっとしており、優しいあじわいの杏仁豆腐ですので、お子様にも人気のメニューです。

横浜中華街は、周辺にコインパーキングが沢山ありますし、大きめな立体駐車場もいくつかありますので、車でアクセスしても駐車場に困ることはありません。

ただし、横浜の中華街と言う場所柄から、駐車場料金は少々高めです。ゆっくり中華街を散策していると、あっという間に驚く金額に駐車場料金が跳ね上がっていることもありますので、気を付けましょう。

そのため、可能なら電車でのアクセスがおすすめです。時間を気にすることなく中華街を満喫できますし、中華街の周辺は電車や地下鉄、バスも通っていますので、電車でアクセスしても、移動手段に困ることはないでしょう。

JRでのアクセスなら、関内駅か石川町駅からが便利です。どちらも駅から徒歩で5分から6分で中華街まで行けます。地下鉄のみなとみらい線でしたら、元町中華街駅で下車すれば徒歩1分です。日本大通り駅でも徒歩で5分ほどです。

いかがでしたでしょうか。あの美味しんぼに登場したことのある名店と聞くと、グルメ好きではなくても、海員閣に一度は訪れてみたくなることでしょう。

横浜中華街の名店である海員閣は、定番メニューであるシュウマイをはじめ、どのメニューも美味しいと評判ですし、他のお店ではあまり見かけないようなメニューもありますので、ぜひ横浜中華街まで足を運んだなら、今記事でご紹介した海員閣へ来店されてみて下さい。

美味しんぼと同じようなメニューを頼んで、美味しんぼの登場人物と同じようなお食事を楽しむのも、また楽しいでしょう。