北海道には梅雨の時期がない?リラ冷えや蝦夷梅雨の特徴や期間を紹介!

2019年2月26日 (2019年9月1日最終更新)

北海道には梅雨はないと言われていますが、実は北海道にも本州以南の梅雨に似た現象が起こることがあります。梅雨に似た現象は本州の梅雨と同じものなのか、何が原因で起きるものなのか、北海道と梅雨についての情報をいろいろとお伝えします。

目次

  1. 北海道には梅雨がないって本当?
  2. 北海道に梅雨はあるのか
  3. 北海道の梅雨らしき天候「蝦夷梅雨」に迫る!
  4. 地球温暖化によって北海道の梅雨が変わってくるの?
  5. 北海道の梅雨に関係する知っておきたい知識
  6. 北海道には台風もない?
  7. 雨でも楽しめる北海道の観光スポット
  8. 北海道の梅雨の事情がわかると旅行対策も出来る!

北海道には梅雨がないって本当?

北海道には梅雨がないと言われています。しかし梅雨の時期に北海道を旅行した人なら、梅雨のように雨ばかりだったということはないでしょうか?北海道には梅雨がないと定義されていますが、梅雨の時期に降る雨は梅雨とは別のものなのか、梅雨の時期に雨が多くなるのはなぜなのか、北海道の梅雨についての情報をお届けします。

北海道に梅雨はあるのか

一般的に北海道には梅雨がないということになっています。本州が梅雨の時期に北海道旅行をすると雨ばかりで気温も低く寒かったという経験をすることがありますが、これは梅雨ではないのでしょうか?北海道の梅雨の時期の雨はどういう原因で起こるものなのか、何と呼ばれているものなのかを検証してみます。

そもそも梅雨とは

梅雨は北海道上空で発生する冷たい空気のオホーツク高気圧と、太平洋上空で発生する暖かい空気の太平洋高気圧に挟まれた停滞前線によって起こります。上昇気流が起きて大量の雨雲を発生させる前線は梅雨前線と呼ばれ、ゆっくりと南から北へと移動していきます。

北海道に梅雨前線が到達する頃には、二つの前線の温度と湿度の差が小さくなり勢いが弱くなってしまうので、北海道には梅雨と言われるほどの雨が降らなくなくなります。雨が多くなることはあっても、それは梅雨前線が原因ではないので、梅雨とは別ものであると言えます。

北海道には「蝦夷梅雨」がある

北海道には梅雨はないと言われていますが、梅雨末期の頃になると梅雨のように雨が続く自然現象が起こることがあります。北海道のイメージらしからぬ、曇り空や雨が続く天気のことを「蝦夷梅雨」と呼んでいます。蝦夷梅雨は梅雨のように湿度もそれほど高くなく、長期に及ぶこともなく、毎年起こるというものでもありません。

「リラ冷え」ってどんな天候なの?

5月下旬のの暖かくなり始めた頃に急に気温が低くなり冷え込む天候のことを、北海道の札幌などではよく「リラ冷え」という言葉で表します。リラというのはライラックのことで、北海道では特急列車の名前に使われるほどなじみが深い花です。

リラ冷えは、ちょうどライラックが咲き誇る5月末から6月初めにかけて起こります。本州でいう「花冷え」と同じように意味合いでリラ冷えという言葉を使います。このリラ冷えという言葉を最初に使い始めたのは俳人の榛谷美枝子さんで、自身の俳句に季語のように使われていました。

リラ冷えという言葉が一気に広まったのは渡辺淳一さんの「リラ冷えの街」という小説がきっかけですが、ここで使われているリラ冷えという言葉は榛谷美枝子さんの俳句から採用したものです。それ以降、リラ冷えという言葉は日常的に使用されるようになりました。

北海道の梅雨らしき天候「蝦夷梅雨」に迫る!

北海道では本州以南が梅雨の時期に「蝦夷梅雨」と呼ばれる自然現象が起こる場合があります。しかし蝦夷梅雨は「梅雨」としては定義されていません。蝦夷梅雨は本州の梅雨とはどういう違いがあるのか、いつ頃起こる現象なのか、北海道の「蝦夷梅雨」について迫ってみます。

本州の梅雨との違いは?気温にも違いがあるのか?

本州以南の梅雨は5月下旬から6月初旬にかけて、上空で暖かく湿った空気の太平洋高気圧と、冷く湿った空気のオホーツク海高気圧がぶつかり合って梅雨前線を発生させることで起こります。梅雨前線は勢いを増しながら日本の上空を北上していきます。

梅雨前線が通過する地域では雨と湿った空気に悩まされることになります。北上を続けた梅雨前線は北海道に到達する前に勢いをなくして消滅してしまいます。蝦夷梅雨は梅雨前線とは違う理由で起こる雨であり、少しじめじめするものの本州の梅雨ほどの高い湿度ではありません。

もともと北海道は気温もそれほど高くはならないため、本州以内の梅雨のように気温も湿度も高くて不快指数が高くなるということも少ないです。またリラ冷えもあり気温が20度台から10度台に下がってしまうこともあるので、この時期に北海道に行く人は要注意です。

気象庁が「梅雨」として定義していない理由は?

北海道の蝦夷梅雨と本州以南の梅雨とは長い雨が続くという共通点がありますが、蝦夷梅雨は梅雨前線が原因になっているのではありません。オホーツク海付近で発生する高気圧に冷たくて湿った風が吹き込むことで起こる雨なので、本州の梅雨とは別のものです。

梅雨前線が原因ではない長雨なので、気象庁では「梅雨」と定義していません。そのため「蝦夷梅雨」という梅雨のような現象は起きるものの、北海道では梅雨がないとされています。

蝦夷梅雨の時期はいつ頃なの?

蝦夷梅雨の時期は5月の終わりごろから6月初めにかけてであることが多いです。期間は大体10日~15日間ほどで、時期的には本州の梅雨と同じ頃となりますが、期間はずっと短いです。また時期は一致していても梅雨前線の動きとは関係がありません。

また本州以南の梅雨のように、必ず毎年起こるというものではありません。梅雨前線の影響で起こるわけではないので、青森地方が梅雨だから、北海道も蝦夷梅雨になるということにはなりません。

蝦夷梅雨の頃の北海道で注意すること

本州の梅雨を逃れるために北海道へ旅行すると、北海道が思ったよりも雨が続いていて驚くことがあります。本州が梅雨の頃に北海道旅行をする場合は、北海道にも梅雨に似た自然現象の蝦夷梅雨やリラ冷えがあることを理解しておきましょう。

雨が続いていると気温が上がらず、思ったよりもずっと寒いと感じることが多くなるので、たとえ本州では半袖を着ていたとしても、必ず長袖の衣類を持って行くようにしましょう。

地球温暖化によって北海道の梅雨が変わってくるの?

地球温暖化が及ぼす影響の大きさが毎年話題になっています、毎年、夏になると世界的に猛暑であるというニュースが聞かれ、冬は暖冬になることが多くなってきました。北海道も猛暑日になることが珍しくなくなった昨今ですが、地球温暖化によって北海道の梅雨にどういう影響が考えられるのでしょうか?

梅雨前線の動きによっては雨量が変化する可能性もある

地球温暖化の影響で高温多湿な状態になると、日本上空の停滞する梅雨前線の勢力が強くなり、梅雨の期間が長引き雨量も今より20パーセント位増えるのではないかと言われています。

今後、ますます地球温暖化が続いていくと、オホーツク海高気圧の温度も上昇することが考えられます。梅雨前線の勢力が強くなり、オホーツク海高気圧の気温が上がることで、北海道も梅雨前線の影響を受けて雨が降る可能性も低くはありません。

北海道の梅雨に関係する知っておきたい知識

本州以南では梅雨の時期に雨があまり降らないということも、たまに起こります。梅雨の時期に雨がほとんど降らない、または非常に少ないことを「空梅雨」と呼んでいますが、空梅雨になると本州では水不足が心配されます。それでは梅雨がない北海道は梅雨がなくても大丈夫なのでしょうか?

梅雨がなければ自然に雨が少なくなるから水不足になる?

本州以南で、梅雨の時期にほとんど雨が降らないと、夏の強烈な日差しによって水源である川や湖の水量がどんどん減少していき、水不足が心配されます。

北海道には梅雨がありませんが、いくら日差しがそれほど強くないとはいえ、まとまった雨が降らなくて水不足になるのではないかという心配が出てきます。

北海道には梅雨はありませんが、冬になると降雪があり、しばしば降雪の多さが問題になるほど、十分な量があります。他の地域よりも豊富な降雪量があるために、水不足になる心配はあまりありません。

北海道には台風もない?

毎年夏から秋にかけて本州以南の地域に上陸する自然災害の台風。毎年どこかに大型の台風が上陸し、甚大な被害をもたらすことも多い自然災害ですが、北海道には梅雨もないけれど台風もないと言われることがあります。はたしてこれは正しいことなのでしょうか?

北海道にも台風が上陸することはある

北海道にも非常に頻度は少ないですが、台風が上陸することはあります。北海道には自然現象としての強風には慣れていることもあり、ある程度の風ではそれほど大きな被害にはなりません。

しかし台風が上陸することが少ないために、準備不足のために大きな被害をもたらしてしまうこともあります。

北海道には豪雪という大きな自然の脅威がありますので、そちらの準備は万端であることが多いのですが、同じ自然の脅威である台風の準備についてはあまり整っていないこともあります。北海道に到達する前に消滅することが多い台風ですが、全くないということではありませんので、旅行中に強力な台風の予報が出た場合は要注意です。

雨でも楽しめる北海道の観光スポット

北海道には気象庁で定義する梅雨はありませんが、本州が梅雨の時期には、蝦夷梅雨や気温が低くなるリラ冷えなどの自然現象があります。北海道に行ったけれど、雨ばかりで気温も低く屋外の観光スポットに行き難い場合は、屋内で楽しめる観光スポットに行ってみましょう。そこで、誰にでも楽しめる屋内の観光スポットをご紹介します。

サッポロファクトリー

サッポロファクトリーは、サッポロビール工場跡地に建てられた大型ショッピングモールです。ショッピングや食事などいろいろなタイプの施設があり、一日中いても飽きることはありません。レストランでは北海道料理も味わえます。

おすすめは大正時代に建てられた、大きな煙突が目印のレンガ造りの建物「札幌開拓使麦酒醸造所」です。ビール醸造に使用する設備や資料の展示などを見た後は、作り立てのビールと料理を1階のレストランで味わうことができます。

レンガ造りのレンガ館の他にも合計7棟の建物に160ものショップやレストランがあり、映画館もありますので、とても一日では遊びきれないくらいです。

住所 北海道札幌市中央区北2条東4丁目
電話番号 011-207-5000

白い恋人パーク

「白い恋人パーク」は北海道の銘菓「白い恋人」の工場にいろいろなアトラクションをプラスしたお菓子のテーマパークです。2019年7月11日までは工場見学などの一部のアトラクションは工事のため休業中ですが、7月12日からはリニューアルして新たにオープンになります。

カフェやレストランも各種あり、白い恋人を使ったパフェなどがあります。食事メニューも豊富にありますので、お茶、デザート、食事などに利用することができます。

子供のための施設には「ガリバータウン」「キッズタウン」「白い恋人鉄道」などがあり、ファミリーで一日中楽しめるテーマパークです。

住所 北海道札幌市西区宮の沢2-2-11-36
電話番号 011-666-1481

アサヒビール工場北海道工場

アサヒビール北海道工場は、交通アクセスが良い札幌唯一の大規模ビール工場です。事前に予約をしておくことでビール製造の過程を見学することができます。見学は子供にもわかりやすく行われるので、子供連れの参加もOKです。

工場見学が終わったら出来立ての生ビールの試飲ができます。試飲ができるビールはアサヒスーパードライ、アサヒスーパードライドライブラックの2種類で20分間、タンブラーで3杯までです。ビールが飲めない場合はソフトドリンクもあります。

敷地内には焼肉バイキング、ジンギスカン、二つのレストランがありますので、食事をしていくことも可能です。どちらも出来立てのビールと北海道の郷土料理を同時に楽しむことができます。

住所 北海道札幌市白石区南郷通4南1-1
電話番号 011-863-3515

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北海道の梅雨の事情がわかると旅行対策も出来る!

本州以南の人は梅雨を逃れるために北海道旅行に出かけることもあります。しかし梅雨がないはずの北海道では「蝦夷梅雨」という梅雨に似た長雨と、気温が低くなる「リラ冷え」という自然現象に出会い驚くことがあります。しかし北海道の自然の事情を知ることで、低い気温に備えるなど梅雨の時期の旅行対策をすることができます。

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この記事のライター
sapphire
グルメ、温泉、ペットが好きです。近場で美味しいものや素敵な場所を模索中です。

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