三柱鳥居は謎に包まれた珍しいスポット！岐阜など見られる場所や形状の意味は？

日本各地には数多くのパワースポットがあるとされ、連日多くの人たちでにぎわっています。そんなパワースポットのなかでいま話題沸騰中なのが三柱鳥居です。三柱鳥居は日本の限られた場所にしかなく、それ故に「非常にありがたいもの」と考える人が多いです。今回はそんな三柱鳥居を見ることのできる場所をいくつか厳選してご紹介します。

三柱鳥居とは3本の柱を組み合わせて作られた鳥居のことです。一般的な鳥居というと2本の柱を組み合わせて作ります。

しかし三柱鳥居は3つ柱があることで上から見ると正三角形、正面から見ると三角柱のようなフォルムとなっています。

三柱鳥居の形状の意味には諸説あり、まだまだ謎が多いです。例えば湧水地の上に三柱鳥居が多いことから「湧水の神格化の意味」と言う人もいます。

ほかにも三柱鳥居の中央は宇宙を意味していて、その周辺にある柱は宇宙の神々の意味だと考える人もいるようです。

ただし日本の三柱鳥居は謎の部分も多く、現在でもたくさんの歴史学者がいろいろな議論を交わしています。

しかしながらそういった謎に包まれた部分が人を惹きつけるのも事実で、三柱神社はパワースポットとしていま大人気です。

謎多きパワースポットである三柱鳥居を見ることのできるおすすめの場所1つ目が京都の『木嶋神社』です。

京都というと有名な神社や寺院がたくさんあることで有名ですが、ここ『木嶋神社』はどちらかというとマイナーな神社です。

京都の『木嶋神社』は蚕ノ社駅が最寄りで、京都の市街地からは京福電気鉄道嵐山本線に乗れば行くことができます。

『木嶋神社』の敷地の奥の方に三柱鳥居が設置されており、結界が張られているので近づくことはできません。

三柱鳥居のある『木嶋神社』の歴史は非常に古いです。歴史的な書物によると大宝時代にはすでに『木嶋神社』があったと言われています。

『木嶋神社』の三柱鳥居の中央には石が積まれており、謎の部分もありますが「宇宙を意味している」という説が濃厚です。

謎多きパワースポットである三柱鳥居を見ることのできるおすすめの場所2つ目が岐阜の『大和町』です。

鳥居というと神社などの敷地内にあるのが普通ですが、岐阜県大和町の三柱鳥居は山奥にポツンと設置されています。

岐阜県大和町の三柱鳥居の場所は山奥にあり、位置でいうと北緯35度46分49秒・東経136度49分4秒あたりです。

この岐阜県大和町の三柱鳥居は一応近くまで車で行くことも可能で、千谷を遡上した山頂付近が目印です。

岐阜県大和町の三柱鳥居は歴史がかなり新しいです。平成6年に建立されたとされ、周りには結界も張られています。当時は岐阜のメディアでも特集されました。

岐阜県大和町の三柱鳥居は3本の柱それぞれに意味があります。1つ目の柱の意味が天御中主神、2つ目の柱の意味が高御産巣日神、3つ目の柱の意味が神皇産霊神です。

謎多きパワースポットである三柱鳥居を見ることのできるおすすめの場所3つ目が東京の『成子天神社』です。

日本全国いろいろな場所に三柱鳥居はありますが、この『成子天神社』は西新宿にあるので圧倒的にアクセスしやすいです。

東京の『成子天神社』は新宿の青梅街道沿いにあり、高層ビル群に囲まれながらもひっそりとたたずんでいます。

『成子天神社』の三柱鳥居は井戸のポンプの上に設置されており、結界等もないのですぐ近くまで行くことができます。

東京『成子天神社』には少し面白い歴史があります。2011年に『成子天神社』周辺は再開発され、その際に敷地内にマンションが建設されています。

そのため『成子天神社』の参道のすぐ脇にはマンションが立ち並び、新旧のいろいろな歴史が詰まった面白い三柱鳥居です。

謎多きパワースポットである三柱鳥居を見ることのできるおすすめの場所4つ目が奈良の『大神教本院』です。

奈良県というと「奈良の大仏」で有名な東大寺をはじめ数多くの歴史的な神社や寺院がありますが、パワースポットとしていま『大神教本院』が人気です。

三柱鳥居のある『大神教本院』は奈良県桜井市の『大神神社』の敷地内に建立されていて、一ノ鳥居から少し入った場所にあります。

『大神教本院』の三柱鳥居は赤ではなく黄色で、すぐ近くまで寄っていって写真を撮ったりすることも可能です。

ここ奈良の『大神教本院』は古事記にも記されており、謎の点もありますが「3本の柱は天地創造の神」という説が強いです。

宇宙がはじめてできた時に天上界に初めて出現した3人の神を表しており、近くて遠いなんともありがたい三柱鳥居です。

謎多きパワースポットである三柱鳥居を見ることのできるおすすめの場所5つ目が長崎の『和多都美神社』です。

ここ『和多都美神社』はなんと敷地内に2つもの三柱神社があり、より多くのご利益がもらえるとパワースポットとして大人気の場所です。

『和多都美神社』があるのは長崎県の対馬市で、周囲は海と山に囲まれていて風光明媚な場所としても有名です。

最近では『和多都美神社』の三柱神社をバックにした写真が「インスタ映えする」と若い女性の間でも話題です。

『和多都美神社』の三柱鳥居は対馬周辺に残されている海神伝説の象徴という意味合いが強いとされています。

ちなみに『和多都美神社』の三柱鳥居は満潮時には柱が水に浸かり、ほかの場所にある三柱鳥居とは少し特色が異なります。

今回取り上げた三柱鳥居はパワースポットとして人気ですが、日本にはほかにも多くのパワースポットがあります。

ここでは三柱神社と併せてぜひ足を運んでもらいたいおすすめのパワースポットをいくつかクローズアップします。

おすすめのパワースポット1つ目が『伊勢神宮』です。三重県にある『伊勢義神宮』は知名度はもちろん、ご利益も最強クラスです。

『伊勢神宮』は建立されてから2000年以上の歴史があり、日本人なら一度は訪れておきたいパワースポットと言えます。

おすすめのパワースポット2つ目が『出雲大社』です。島根県にある『出雲大社』は全国から神々が集まる由緒ある神社です。

多くの神が集まることからご利益も大きいとされ、「どこのパワースポットに行こうか？」と迷ったら『出雲大社』で間違いありません。

おすすめのパワースポット3つ目が『戸隠神社』です。『戸隠神社』は長野県長野市の山奥にあり、忍者伝説がある場所としても有名です。

森のなかにあることから『戸隠神社』は心身をゆっくり清めるにはもってこいの場所で、名物のお蕎麦も美味しいです。

おすすめのパワースポット4つ目が『高野山 奥の院』です。『高野山 奥の院』は和歌山県の山奥にある神秘的なエリアです。

いまでも弘法大使が瞑想していると言われており、さまざまなパワーを感じられるのが『高野山 奥の院』です。

おすすめのパワースポット5つ目が『那智大社』です。熊野にある『那智大社』は全国の死者が集まるといわれる場所です。

無病息災や所願成就などにご利益があると言われ、最近世界遺産に登録されたことで注目度の高いパワースポットです。

今回ご紹介した三柱鳥居はまだまだごく一部で、マイナーなものを含めるとほかにも三柱鳥居はいくつかあります。パワースポットとしてご利益を得るために行くのもいいですが、各三柱鳥居の歴史や謎などにも触れながら参拝するといい勉強になります。ぜひ日本全国にある三柱鳥居を回ってみて、古のロマンに触れてみてください。