終わらない葬式の家の場所や名前の由来・遺影の真相について紹介！

茨城県には数多くの心霊スポットがありますが、その中でもYouTubeで取り上げられるなど注目を集めているのが「終わらない葬式の家」です。ユニークな名前で由来も気になる「終わらない葬式の家」。今回はそんな心霊スポット「終わらない葬式の家」について特集します。

真相を解き明かそうと、茨城県内だけではなく県外からも訪れる人が絶えない心霊スポット「終わらない葬式の家」。まずは「終わらない葬式の家」の概要についてご紹介します。また、「終わらない葬式の家」を訪れる前にはぜひチェックしておきたいYouTube動画もあります。

「終わらない葬式の家」があるのは茨城県です。茨城県は知る人ぞ知る心霊スポットの多い県で、一番有名な心霊スポットと言えば通称「トランプ城」と呼ばれている「クイーンシャトー」が挙げられます。

それ以外にも「鬼血骸村」と呼ばれている「筑波総合研究所」や「小川脳病院」など、「終わらない葬式の家」に負けずとも劣らない心霊スポットが多数あります。

今回取り上げる「終わらない葬式の家」があるのは茨城県土浦市です。「終わらない葬式の家」は、場合によっては「権東の家」や「荒川沖の廃墟」と呼ばれることもありますが、正式な名前がどれに当たるのか、由来や真相は不明です。

では、そんな「終わらない葬式の家」が一躍注目を集めるようになったのはどうしてなのでしょうか。「終わらない葬式の家」自体は昔からあるのですが、心霊スポットとして一挙に人気が高まったのは、フィッシャーズが「終わらない葬式の家」を取り上げてからです。

フィッシャーズは現在は男性6人組の人気YouTuberで、中学卒業を機に結成されました。2018年にはテレビ朝日系の「ミュージックステーション」に出演したり、千葉県柏市にスポーツをテーマにした「フィッシャーズパーク」をオープンするなどしています。

YouTuberとしても世界レベルの人気を誇り、2020年8月には、総再生回数が100億回を超えるという日本初の快挙を成し遂げています。

そんなフィッシャーズが「終わらない葬式の家」を訪れたことから、茨城県外にもその名前が知られるようになり、一躍注目の心霊スポットとなったのです。

「終わらない葬式の家」を訪れたフィッシャーズは、実際に場所を探索するだけでなく、その名前の由来について考察をしたり、体験談を探すなどをしています。

ここからは実際に「終わらない葬式の家」はどのような場所なのかについてご紹介しましょう。「終わらない葬式の家」の建物自体は、昭和58年ごろに誰も住まなくなったのではないかと言われていますが、こちらも真相は不明のままです。

「終わらない葬式の家」があるのは、茨城県土浦市の住宅街の中です。車の場合には、常磐自動車道の桜土浦インターチェンジで下りるとそこから10分ほどで「終わらない葬式の家」にアクセスできます。

土浦市の中心部から少し離れた場所とは言え、周囲には普通に住宅もあり、綺麗に手入れされた田んぼや畑も広がります。いたって平和な雰囲気の中、急に「終わらない葬式の家」の廃墟が現れるので、その気味悪さが際立つ結果となっています。

また、周囲は住宅街ですので、ある程度均等なスペースを取って住宅が立っています。しかし、「終わらない葬式の家」の周辺だけは不思議にも住宅がなく、畑や空き地となっています。

どうして「終わらない葬式の家」の周囲だけがこうなっているかは不明ですが、この立地条件も手伝って不気味さが際立ち、心霊スポットとして注目を集めるようになりました。

「終わらない葬式の家」は心霊スポットですので肝試しとして夜に訪れる人が多いです。住宅が密集しているわけではないですが、閑静な住宅街ですので大きな声で騒がないなどくれぐれもマナーには気を付けるようにしましょう。

「終わらない葬式の家」は家としては少しユニークな形をしており、横に細長い建物です。木造2階建ての「終わらない葬式の家」がいつ建築されたのかは不明ですが、噂によると1961年ごろから1970年ごろに建てられてたのではないかと言われています。

この場所に住民がいつまで住んでいたのかも謎ですが、廃墟になってからはかなり長い年月が経過しており、「終わらない葬式の家」の東部分は、1階も2階もほぼ完全に崩壊してしまっています。

残っている部分は、「終わらない葬式の家」を訪れる人が中に入れないようにするためか、板でふさがれている部分が多いです。

しかし、建物全体の崩壊が進んでおり、板にも隙間ができているので、そこから「終わらない葬式の家」の内部を見ることができます。

以前は「終わらない葬式の家」の中に立ち入ることができたようですが、現在は老朽化が進んでいることもあり非常に危険です。中には立ち入らないようにしましょう。

「終わらない葬式の家」は外見だけでも異様な雰囲気を醸し出していますが、心霊スポットとして注目を集めているのはその家の中の様子からです。

「終わらない葬式の家」の中は、昔ここに住んでいたであろう人たちの生活用品が多数残されているのです。もちろん古くなってはいますが、つい最近まで人がいたのではないかと思わせられるほど生活感に溢れた様子は、さらに不気味さを引き立てています。

「終わらない葬式の家」の1階にはキッチンがありますが、ここには冷蔵庫や炊飯器などが残っていますし、お皿や鍋なども揃っています。そしてリビングには大きなテーブルがあり、工芸品の船が残されています。

ここで注目したいのは、リビングの棚にぎっしり残された洋書や洋酒、そしてフランス人形です。「終わらない葬式の家」には、外国人、もしくは外国とのつながりの深い人が住んでいたのかもしれません。

また、「終わらない葬式の家」を訪れた多くの人が注目するのは「終わらない葬式の家」に住んでいたであろう子どもの存在です。「終わらない葬式の家」の中には、以前は子ども部屋であったらしい部屋があります。

勉強机があるほか、子ども向けの本が数多く並んでいる本棚があります。対象年齢を見ると小学校高学年ぐらいの本が中心ですので、それぐらいの子どもがいたのでしょう。

人形もたくさんあるのでこの部屋を使っていたのは女の子であると想像できます。本格的な地球儀も飾ってあることから、教育熱心な家族であったことも推測されます。

さらに注目したいのが、犬との強いつながりです。「終わらない葬式の家」の中には、犬の血統書やトロフィーが残されているのですが、どちらも一般社団法人ジャパンケンネルクラブのものです。

単にペットとして犬を飼っていたというよりも、かなり犬とつながりの深い生活を送っていた人が「終わらない葬式の家」に住んでいたことが分かります。

血統書付きの犬は高価ですので、フランス人形などの豪華な調度品や内装と総合して考えてみると、「終わらない葬式の家」の住人は裕福な生活をしていたと言えるでしょう。

一般的には「終わらない葬式の家」と呼ばれており、「権東の家」や「荒川沖の廃墟」という別名まであるこの心霊スポット。肝試し等で訪れる人は後を絶たず、SNSで写真が多くシェアされています。

一度聞いたら忘れられないほどのユニークでインパクトのある名前ですが、一見普通の住宅だったこの場所が「終わらない葬式の家」と呼ばれるようになった由来は一体何なのでしょうか。

この茨城県の心霊スポットが「終わらない葬式の家」と呼ばれる由来となったのは、家の中に残されていた遺影の存在です。

正確な日時は不明ですが、「終わらない葬式の家」が廃墟になった後、中を探索していた人が2階で老婆の遺影を見つけたと言われています。

また、遺影だけなら一般的な家に飾られていてもおかしくありませんが、その遺影にはなんと黒いリボンが掛けられた状態だったのが「終わらない葬式の家」という名前になった由来です。

遺影に黒いリボンを掛けるのは、お葬式が執り行われている最中か、その後四十九日を迎えるまでが一般的です。

つまり、「終わらない葬式の家」に住んでいた人は、お葬式の最中かその後時間を経ずに家財道具をほぼ残していなくなってしまったと考えることができるでしょう。

「終わらない葬式の家」の名前の由来に強く関連する遺影ですが、不思議な事に今は「終わらない葬式の家」にはありません。

いつ頃遺影がなくなったのかは不明ですし、元の住人が取りに戻ってきたのか、もしくは誰か関係のない人が持ち去ったのかなど、詳細は全くもって分かっていません。

全国的に心霊スポットとして人気になっている場所ですので、もしかしたら興味本位で誰かが持って行ったとも考えられます。いずれにせよ、遺影は今はないということを「終わらない葬式の家」に行く前に知っておきましょう。

ただし、以前に遺影が飾られていたと言われている仏壇に関しては、今でも「終わらない葬式の家」に残されています。

特集の最後にご紹介するのは「終わらない葬式の家」の謎と真相です。いたって普通の住宅地に突如として現れる「終わらない葬式の家」。謎が謎を呼び、ミステリーに満ちた場所になっているのでそこを訪れた人の体験談や噂話は数多くあります。噂の真相は一体何なのでしょうか。

「終わらない葬式の家」の中にある遺影のところでも触れましたが、遺影にまだ黒いリボンが掛けられたままであったということから、「終わらない葬式の家」の住人はお葬式の最中に事情があって家を急に離れることになったのではないかという噂があります。

お葬式というのは、亡くなった人が成仏できるように執り行うものですが、もしお葬式が中断してしまったのであれば、遺影の人は成仏ができていないのではないかという点も考えられます。このあたりが心霊スポットとして人気が高まった由来とも言えるでしょう。

ただし、遺影の行方はもちろん、実際にお葬式の最中だったかも不明ですし、元の住人が現在どこにいるかなど、真相は闇に包まれたままです。

もう一つの噂は、「終わらない葬式の家」の中に残された家財道具に関連します。「終わらない葬式の家」を訪れると、家の中には家財道具がほぼ一式残されていることに気が付きます。

高級そうなお酒や人形はもちろん、台所には中に調味料が入ったままの容器もたくさん残されています。まるで予期せぬ出来事が起こってしまい、慌てて着の身着のままで逃げ出したかのような状態なのです。

このことから、「終わらない葬式の家」に住んでいた人は、事件や事故などで逃げ出さざるを得ない状況に追い込まれてしまったという噂があります。

そして、その後は「終わらない葬式の家」に家財道具などを取りに戻ってくることができないので、現在のような廃墟になっていると言われています。

最後の真相は、「終わらない葬式の家」を訪れると体調が悪くなってしまうという噂に関するものです。「終わらない葬式の家」を訪れた人の体験談、特に霊感が強いという人の中には、「終わらない葬式の家」を訪れると気分が悪くなるという口コミが多く見られます。

「終わらない葬式の家」が見える場所に行った時点ですでに体調が悪くなってしまったという体験談もありますが、一番多いのは「終わらない葬式の家」の中に入ると気分が悪くなったというものです。

実際に霊の仕業かどうか、真相を確かめる方法はありませんが、一つ言えることは「終わらない葬式の家」の中の状態が関連しているだろうという点です。

「終わらない葬式の家」に限らず、長い間人の手が加わっていない場所は荒れ果ててしまい、埃やカビが繁殖してしまいます。実際、「終わらない葬式の家」の中も埃が多く、周囲に畑があることから土埃がかなり積もっています。

そのような場所へ足を踏み入れると、長年積もった埃やカビを吸い込んでしまい、気分が悪くなってしまうのは自然なことです。

このようにして体調が悪くなってしまったことと、「終わらない葬式の家」のミステリアスな条件が重なり、特に霊感の強い人は体調が悪くなるという噂になったというのが真相のようです。

夏になると特に肝試しとして訪れる人が絶えない「終わらない葬式の家」。謎が多く、由来や真相もはっきりしない心霊スポットですが、それゆえ想像力を掻き立てられる点も人気の理由の一つとなっています。建物自体がかなり古いので、訪れる際には十分注意をしてください。