ロードバイクのポジション調整方法まとめ！理想の体勢で快適に乗りこなそう！

近年、ロードバイクを趣味にする方、また通勤などで使う方が増えていますが、きちんとポジション調整ができていないと快適に乗ることができません。そこでロードバイクのポジション調整の方法やポイントを紹介します。

ロードバイクは、長距離を乗ることも多いので、普通の自転車以上に体に合っているかどうかで乗り心地が大きく変わります。体に合わなければあちこち痛くなったり、疲れやすかったりします。

言うまでもなく、人間の体というのは千差万別であり、身長や体重が同じという方でも筋肉の量や強さに違いがあります。特にロードバイクで長距離を乗る場合はその違いは大きく影響するでしょう。

ですから、自分の体に合った調整がされているロードバイクはその人にとって理想的なロードバイクであり、長時間でも快適に乗ることができるのです。

ロードバイクに乗っている時の姿勢のことをポジションと言います。ロードバイクのポジションがぴったりと合うということは、ロードバイクのそれぞれのパーツが体に合っているということです。

その人の体に合った理想的なポジションのロードバイクに乗るということは、長時間乗っていても疲れにくく、体に痛みを感じることも少ないでしょう。正しいポジションはそれほどに重要なのです。

逆に言うと、どんなに高級なロードバイクを購入しても、ポジションが合っていなければ快適に乗るのは難しいですし、ロードバイクの持つ能力もしっかり発揮できないということになります。

しっかりとポジション調整ができているロードバイクでは、その人が快適に乗ることができる姿勢が自然ととれることになります。ですから無理なく正しく、理想的な体勢をサポートしてくれます。

ロードバイクに限らず、正しく理想的なポジションが取れているということは体に無理がかかりにくいので、長時間乗っても疲れにくいですし、スピードを維持することもできます。

ですからロードバイクのポジション調整をきちんとするというのはベテランの方はもちろん、初心者の方にもぜひおすすめしたいポイントです。

今述べたように、人間の体は千差万別であり、個人差が大きいものです。ですから本当は一人一人に合わせ細かくポジション調整をするのがおすすめです。

しかし現実には、ロードバイクの選手でもない限り、そこまで合わせたロードバイクを作ることは不可能に近いでしょう。実際にロードバイクに乗りながら、自分に合わせポジションを微調整するのが一般的です。

ロードバイクでいろいろな場所を乗っているうちに、スピードを速くしたい、サドルの位置が高いなど、いろいろ気になる点が出てきます。その気になる点を解消しつつ、理想のポジションを見つけてください。

このように、ロードバイクに快適に乗るためには、自分にとって理想のポジションを見つけ、調整することはぜひおすすめしたいポイントです。一般的にはサドル、ハンドル、クリートなどの調整で、ポジション調整を行います。

では、このようなポジション調整は、いつ行ったらいいのでしょうか。次にロードバイクのポジション調整におすすめのタイミングについて紹介していきましょう。

ロードバイクのポジション調整のスタートは、購入時にあります。まずはロードバイクのサイズが自分の体格に合っているかどうか、しっかり確認することをおすすめします。

ロードバイクは安い買い物ではありません。特にフレームはロードバイクの根幹であり、後でサイズが合わないと気づいても変更は難しく、する場合も工賃などがかなりかかります。

もちろん、サイズの目安はありますが、お店で試乗して店員さんに相談し、自分に合うものを購入するようにしましょう。

ロードバイクを購入する際に自分の体格に合わせたサイズのものをしっかり選ぶことができたとしてもそれで終わりではありません。先ほども述べたように身長や体重が同じでも、筋肉量など人間の体には違いがあります。

また、長距離を乗る方やスピードが出やすいようにしたいなど、人によりロードバイクの用途や好みなどもあります。このあたりも人により違いが出てくるところでしょう。

このような点に関しては、購入した後、自分で乗りやすいポジションに調整するのがおすすめです。調整方法を確認し、自分の理想に近づけていきましょう。

購入する際に店員さんにサイズなどをチェックしてもらい、次に自分の理想の乗り心地になるよう調整したとしても、実際にロードバイクに乗ってみたら違和感があるということは少なくありません。

実際に乗ってみたら、体のどこかが痛くなるなど、違和感や気になる点があるならば、その都度ポジションの調整をおすすめします。そのままにしておくとケガなどの原因になるかもしれません。

そのためにも、ロードバイクのポジションの調整方法を自分で覚えておくことは大切なことです。ぜひロードバイクに乗るようになったら、勉強しておきましょう。

それでは具体的に、ロードバイクのポジションの調整方法について紹介していきます。今述べたように、ロードバイクのポジションは、乗り始めてから調整が必要と感じることも出てくるので、覚えておくことをおすすめします。

そこで、ロードバイクのポジションを自分で調整する場合に、特にポイントとなる部分とその方法について紹介します。

ロードバイクのポジションと一口に言っても、ロードバイクには調整が可能なさまざまなパーツがあり、それぞれのパーツを調整することで理想的なポジションを作り出すことができます。

ロードバイクのポジションを調整する場合にポイントとなるのは、サドル、ハンドル、クリートです。中でもサドルは大切で、調整方法をしっかり確認しておきたいところです。

そこで、特にサドルの調整方法を中心に、ロードバイクのポジション調整のポイントを紹介していきましょう。

ロードバイクに限らず、普通の自転車でも、まず調整したいのがサドルの高さです。サドルの高さがハンドルなど、ロードバイク全体のポジションの基準になるので、しっかり確認することをおすすめします。

まず、シートチューブの延長線上の一番遠い位置にペダルを合わせます。そしてロードバイクに乗る際の靴を履いた状態で乗り、ペダルにかかとをのせます。足がまっすぐ伸びていればサドルの高さが合っています。

足が曲がっていたらサドルを高く、かかとが浮いていればサドルを低く調整します。シートポスト付け根の固定ボルトを緩めて高さを調整しましょう。またロードバイク初心者の方なら、地面に足がつくくらいにするのもおすすめです。

次にサドルの前後を調整します。まず、左右のペダルを地面と水平になるように合わせたら、サドルに座り、ペダルに足を掛けます。膝のお皿の裏側からまっすぐに線を引いた時その線がペダル軸を通るようにします。

この位置にサドルがあれば、足の力を効率的にペダルに伝えることができるので、それだけロードバイクを快適に進めることができます。

ずれている場合はサドルのレールに固定されているボルトを緩めることで、サドルを前後に動かすことができます。ロードバイクに目盛りがある場合はこれを目安に合わせるといいでしょう。

サドルの高さ、位置の調整ができたら、次にそれ以外のパーツのポジションを調整していきます。ハンドルの高さや角度、クリートの位置などを自分が乗りやすいように調整していくことで、さらにロードバイクを快適に乗りこなせます。

たとえばハンドルを低くすると前傾姿勢となり、踏み込みがしやすくなるうえ、空気抵抗が少なくなるためスピードが出やすくなるなどの違いが出てきます。

このあたりのポジションの違いは、実際に乗ってみて、より理想に合わせるためにポジションを変えるという方もいます。ロードバイクを乗りこなしながら、自分の理想のポジションを探してみましょう。

ロードバイクのポジションをきちんと調整することは、快適な乗り心地につながります。体に負担をかけずに乗るためには理想のポジションは必須と言っていいでしょう。ぜひポジションの調整方法を知り、快適なポジションで楽しんでください。