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誰もが心安らぐ城下町《津山市》でノスタルジーな旅を♪

誰もが心安らぐ城下町《津山市》でノスタルジーな旅を♪
投稿日: 2023年3月1日最終更新日: 2023年2月28日

岡山県の北部に佇む津山市。日本さくら名所100選にも選ばれている津山城と、江戸の風景を今も残す城下町や、ご当地グルメのホルモンうどんなどが有名です。
今回は、そんな津山市の魅力をぎゅぎゅっと詰め込んでご紹介♪城下町だけではない津山市の魅力、どうぞご覧ください!

歴史と文化、そして自然が交差するまち、津山市見出し

岡山県の北部に位置する津山市は、日本さくら名所100選にも選ばれている「津山城(鶴山公園)」を始め、城下町として栄えた歴史的な町並みを今も残すまち

最近では扇形機関車庫や木造駅舎、転車台に代表される鉄道遺産が注目を集めており、津山の地に残る価値ある鉄道遺産を楽しく学べる複合鉄道学習施設「津山まなびの鉄道館」や、映画「男はつらいよ」シリーズ第48作のロケ地となっている「美作滝尾駅」などが人気を博し、県内外から多くの方が訪れています。

市内には2つのインターチェンジを持ち、東西南北の高速道路にも近いという利便性の良さも魅力。歴史、文化そして豊かな自然が融合した風情あるまちなんです◎

津山市の魅力見出し

津山盆地とその周辺から成り立っており、北は鳥取県と接している津山市。
温暖な気候で過ごしやすく、四季折々に自然をゆったりと愛でることができます。

布滝黒岩高原遊歩道といった大自然が生み出した絶景以外にも、手軽に自然を楽しむ施設が充実しているのも魅力。
中でも渓流沿いにあるグランピング施設ザランタン(The Lantown)あば村」では、阿波(あば:津山市最北に位置する地域)の食材を使ったBBQやさまざまなアクティビティを気ままに満喫できます。

ご当地グルメ

ご当地グルメも津山市の魅力のひとつ。

中でもB-1グランプリにて銀メダルに輝いた経歴を持つ「津山ホルモンうどん」は、銀メダル受賞から年数が経った今でも、全国から多くの方がその味を求めて津山にやってくるほどなんですよ!

新鮮でプリプリのホルモンと味噌ベースのたれ、炒めた甘い野菜を鉄板の上でジュージューと合わせるだけで、思わずよだれが出てくるほど♪
アレンジの幅も広く、お店毎に違ったこだわりが味わえるのも魅力の人気ご当地グルメです。

津山市の肉グルメは「ホルモンうどん」だけじゃない!

「津山ホルモンうどん」以外にも、極上の肉グルメがたくさんある津山市。

代表的なメニューとしては、主に牛のもも肉を中心とした部位を天日干しした「干し肉」、牛のすじ肉をとろ火で煮込みスープ状になったものを冷蔵して固めた「牛肉の煮こごり」、マグロの中落ちのように、牛のあばら骨からそぎ落とした肉である「そずり肉」や、そのそずり肉を使い、野菜やキノコなど醤油ベースの甘辛な割り下で煮込んだ「そずり鍋」、牛の心臓に繋がる大動脈「ヨメナカセ」が挙げられます。

なぜこんなに牛肉に関連深い料理が多いかというと、津山市は歴史的に牛肉との結びつきがとても強い地域だからなんです!
長い時代を経て現代に受け継がれた津山市の牛肉料理、ぜひ一度ご賞味あれ♪

津山市と牛肉の歴史を簡単にご紹介!

  • 肉食が禁止されていた明治時代以前から、全国でもまれな「養生食い(薬として食べること)」が行われていたと考えられている津山市。

    さらに、明治12年の陸軍がまとめた全国主要物産にて東南条郡川崎村(現在の津山市川崎)の牛肉が掲載されたこともあるくらい、当時から津山市の牛肉は全国的に有名だったのです。

町並み

山陰、山陽を結ぶ交通の要処として古くから栄えてきた津山市。
そんな津山市が誇る津山城やその城下町は、長い歴史を経た今でも当時の面影を色濃く残す人気の観光スポットです。

中でもぜひ立ち寄って欲しいのが、国重要伝統的建造物群保存地区に指定されている城東地区と城西地区。
歴史を感じる数多の町家や、長い時をこえて愛されてきた老舗の銘菓などが立ち並び、ノスタルジーな雰囲気を堪能できます◎

ロケーションを活かしたカフェや映えを意識したスイーツも多く、歩いているだけで心躍るまちですよ♡

津山市に来たらまずはこれ!津山城を徹底解剖♡見出し

津山市が誇る観光名所としてまず挙げられるのが、日本三大平山城のひとつとして名高い津山城。

織田信長の側近として有名な森 蘭丸の弟である森 忠政(もり ただまさ:津山藩初代藩主)が13年の歳月をかけて1616年(元和2年)に完成させたお城です。
急峻な石垣や70棟をこえる櫓(やぐら)を構えるなど、軍事的な機能に優れたお城でしたが、残念ながら1873年(明治6年)の廃城令で建物は全て取り壊されてしまいました。

天守や門はないものの、城内の見どころは盛りだくさん。

今もなお残されている荘厳な石垣は地上45メートルにも及び、往時の面影を現在に伝えています。また、城内最大規模の櫓で、内部は畳敷きの御殿様式という特徴を持つ「備中櫓(びっちゅうやぐら)」は、「築城400年記念行事」の一環で2005年に復元されており、新たな津山城のシンボルとして親しまれています。

ちなみにこの備中櫓、茶室の壁紙に森家の家紋である鶴が印字されていたり、釘隠しやふすまの引手に「鶴の丸」が使われていたりと、歴史好きならニヤリとするこだわりも!
思わず隅々まで探索したくなっちゃいますよ♪

津山さくらまつり

前述したとおり、西日本屈指の桜の名所としても名高い津山城。
その城跡は鶴山公園として、日本さくら名所100選にも選ばれており、毎年春になると約千本のソメイヨシノがまるで雲海のように咲き誇ります。

この期間中は、「津山さくらまつり」を開催しており、夜は桜のライトアップも実施。照らされた夜桜を眼下に見る風景は幻想的で、昼とはまた違った姿で来場者を楽しませています!

津山さくらまつりはただ美しいだけではありません。

備州岡山城鉄砲隊や太鼓ショーを始めとしたステージイベントやご当地グルメの販売に加え、2022年には花火も打ち上げるなど、年々進化し続けている活気あふれるイベントなんです!

一人できても、友達やカップルで来ても、そして家族で来ても堪能できる津山さくらまつり。
春のお花見にはぜひ、津山城(鶴山公園)で楽しいひとときをお過ごしください。

津山まなびの鉄道館は大人も子供もはしゃげる施設!見出し

津山まなびの鉄道館」は、この地域に遺された価値ある鉄道遺産を後世にしっかりと伝えていくことや、私たちの暮らしに深く関わっている鉄道の成り立ち社会や地域と共に発展してきたあゆみしくみの変遷について紹介している複合鉄道学習施設です。

一番の見どころは、かつて実際に使われていた13台の機関車を収蔵した旧津山扇形(せんけい)機関車庫」と「転車台」。

1936年に津山駅に造られた「旧津山扇形車庫」は延床面積2,527㎡車両収容線数17を誇り、国内に現存する扇形機関車庫の中でも京都の梅小路機関車庫に次いで国内2番目の規模を誇ります。

また、こちらに展示されている転車台は岡山県内で唯一現役の「転車台」。実際に使われているものを目にできるだけでなく、すぐ間近にまで行ってその大きさを実感することができるんです!

この扇形機関車庫と転車台は、2009年に経済産業省の「近代化産業遺産」に登録、続く2018年には西日本旅客鉄道株式会社の「鉄道記念物」に指定されるなど、産業・文化遺産として高い評価を受けています。

車庫

国産のディーゼル機関車の中では最大である2,000馬力の機関を搭載していた、世界に1両しかない「DE50-1や、「デゴイチ」の愛称で親しまれ、日本全国で活躍した「D51-2旧国鉄でもっとも成功したと言われる幹線用主力機関車「DD51形ディーゼル機関車など、貴重な13両が一同に見られる施設。

扇形の車庫に収蔵されている様子はまるで、きかんしゃトーマスを彷彿とさせます◎

車両や車庫の内部に入ることはできないものの、手が触れるほど近くでみる車両たちは、いつもよりも細部まで見れる上に迫力も満点!
見れば見るほど新しい発見と出会える、大人から子どもまで大満足の展示コーナーです♪

しくみルーム

施設内には、因美線沿線を中心に津山市の観光施設などをジオラマで再現している「まちなみルーム」や、お土産やグッズなどが販売されている「まなびルーム」、鉄道の構造や安全に運行する仕組みを紹介する「しくみルーム」などもあり、鉄道について、見て、さわって、楽しく学ぶことができます。

しくみルームにはかつて使われていたタブレット閉塞器があり、非日常感を感じつつ、より具体的に電車の仕組みを学ぶことができる作りになっています。

電車好きはもちろんのこと、そうではない方も思わず見入ってしまう施設です♡

江戸時代にタイムスリップ!?城下町・城東地区&城西地区でレトロなひとときを♪見出し

津山市は古くから美作地域の中心であり、713年(和銅6年)の美作国(みまさかのくに:現在の岡山県北部エリア)成立時には現在の津山市・総社に国府が置かれました。

その後、江戸時代に入ると津山城の城下町としても発展。この時築かれた遺構や古い町並みは、400年以上立った今なお残っています。

特に当時の文化や雰囲気を強く残す城東地区と城西地区は、ともに国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されるほど。これにより、岡山県内で初めて2地区の重要伝統的建造物群保存地区を有するまちとなりました。

城東地区

城東地区は、近世の江戸情緒が漂うまち並みが残るエリアで、江戸時代に形成された地割りをよく残しているのが特色。

地区内には、近世から近代における城東地区有数の豪商の屋敷である「城東むかし町家江戸時代の姿をとどめている国の指定史跡であり、同時代に活躍した洋学者・箕作阮甫の生まれ育った家箕作阮甫旧宅、時代劇などで目にする機会も多い日本伝統の壁塗り技法「なまこ壁などが残され、現在に江戸時代の風情を伝えています。

そんな城東地区にある宿泊施設の中でもとくにおすすめなのが「城下小宿 糀や」。
江戸時代に酒造で栄えた最大規模の町屋・旧苅田家住宅に連なる「旧苅田家付属町家群」をリノベーションした宿で、日本酒をお部屋の湯船に注ぐ酒風呂が体験できるのが特徴。

造り酒屋としての往年の趣を感じながら、自由気ままな町家ステイを満喫できますよ♡

城西地区

城西地区社寺建築と町家、近代建築が織りなすまち並みが魅力のエリア。

城西地区にある西寺町は、津山城下最大の寺院集積地で、江戸時代には22もの寺院が集まっていました。現在でも17世紀~20世紀後半の各宗派各時代の建築様式が見られます。

また出雲往来沿いの町々は商家町として、江戸時代の地割りを残しつつも明治時代以降大いに発展。

1909年(明治42年)に銀行として建築され、今では伝統工芸の糸紡ぎが体験できる左右対称のデザインが美しい「作州民芸館や、近くには1917年(大正6年)に建築された、正面のドームや屋根や窓の細かい装飾が人びとを魅了する国の登録有形文化財「城西浪漫館といった大正ロマン漂う西洋風の建築物がたくさん残っており、城東地区とはまた違った魅力を味わえます。

現在はカフェ巡りやフォトスポットとして、若い世代の方にも人気の城東地区、城西地区。
津山に訪れた際には、ぜひ城下町津山の文化を巡るまち歩きを楽しんでみてください◎

四季の恵みと文化が共存する津山市で、心も体も癒やされるぶらり旅を。見出し

今回は文化や施設を中心に紹介してきましたが、思わず息を呑むような絶景の数々や、市街地からほど近い場所にある豊かな自然も自慢の津山市。

最後に、その中から特におすすめのスポットを4つ厳選してご紹介します!

①ザランタン(The Lantown)あば村/阿波森林公園
落差50mの岩肌を水が流れる様子が白い布をさらしているように見えるためその名が付けられた「布滝(のんたき)」を始め、3つの滝めぐりが楽しめるトレッキング渓流釣り、大自然の中で気軽に一夜を過ごせるグランピングなど、五感で大自然を噛み締められるエリア。
特にグランピングは季節を問わず手ぶらで優雅なキャンプができるということで、人気のスポットとなっています。

②黒木キャンプ場
自然の山を利用したテントサイトコテージを設備したキャンプ場。初心者から上級者まで、さまざまな人が思い思いのシーンでくつろげる人気のスポットです。
敷地内をぐるりと一周できる遊歩道があり、多種の山野草を愛でながらゆったりと森林浴ができるのも魅力。
夏季にはドラム缶風呂や川魚のつかみ獲り、冬季にはソリ遊びなども体験できますよ◎

③横野滝
横野川上流にあり、それぞれに滝壺を持った一の滝、二の滝、三の滝の3つの滝からなる景勝地付近には飲食店もあり、夏季中にはそうめん流しやジンギスカンが食べられます。
四季折々の変化が美しい神秘的な空間で、極上グルメを楽しみましょう!

④奥津川ラビンの里
岡山県三大河川のひとつであり、隠れた紅葉の名所でもある津川ダムのほとりにある奥津川ラビンの里。
ログハウスやテントサイト、バーベキューガーデンが設けられ、森林と渓流の両方を一度に満喫できます。アマゴの掴み取りや、釣り、水遊び、芝生広場などが完備されているので、子ども達からも大人気です♪

他にも、年齢を問わず誰もが夢中になるような絶景やアウトドアに恵まれている津山市。

長い歴史とそれに寄り添った文化が生み出した町並みや、四季ごとに色づく大自然に囲まれたこのまちへ、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
きっと日々の疲れを忘れ、ほっと安らぐひとときを過ごせるはずですよ。

津山市をもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック♪
津山市観光協会公式ホームページです。津山市の観光スポット、グルメ、宿泊施設、お土産・特産品、イベント、その他おすすめの情報を掲載しています。
投稿日: 2023年3月1日最終更新日: 2023年2月28日

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