金沢でしか買えないお土産21選！地元で愛される老舗のお菓子やおつまみは必見！

北陸新幹線が開通して、金沢はアクセスがしやすい観光地となりました。金沢は加賀百万石の城下町として栄え、現在も江戸時代の風情が色濃く残り、兼六園やひがし茶屋街など多くの観光スポットがあります。

そんな金沢には老舗の銘菓や進化系のスイーツなど、魅力的なお土産がたくさん揃っています。今回は地元の人がおすすめする、金沢でしか買えないお土産をご紹介しましょう。

ここからは金沢でしか買えないお土産の中でも、人気のある和菓子をご紹介していきます。金沢には長い歴史を持つ老舗和菓子店や、近年オープンした創作和菓子店などがあり、おしゃれで可愛いお土産が買えます。

柴舟小出は大正6年創業の金沢の老舗和菓子店で、地元の人に長く親しまれている人気店です。看板商品の柴舟をはじめ、煎餅や季節の和菓子など数々のお菓子を作っています。

金沢市横川の本社の他、金沢駅構内や金沢エムザなどにも店舗があるので、お土産を購入しやすいでしょう。

柴舟小出といえば金沢名物にもなっている柴舟がおすすめです。金沢では昔、川を渡る小舟を柴舟と呼んでいて、その形を模して両端を丸く反らした煎餅です。

生姜汁と糖蜜を合わせたものを一枚ずつ職人さんが刷毛で塗っていて、ピリッとした辛さのある大人のお菓子として人気があります。

加藤皓陽堂は金沢市諸江町にある老舗和菓子店で、石川県観光物産館やアピタ金沢店銘店街などにも出店しています。金沢の伝統のお菓子「加賀志きし」や「友禅麩焼き」、季節限定の最中「香梅」など可愛らしいお菓子をたくさん作っていて、お土産に人気です。

加藤皓陽堂でお土産を買うなら「うちわ煎餅」がおすすめです。もち米を加工し小さなうちわ型にし、すり蜜を化粧引きをした上に季節の模様を描いています。

職人さんが一枚ずつ丁寧に描いた、まるで芸術品のように可愛いお菓子で、食べるのが惜しいという口コミも多く寄せられています。

茶菓工房たろうは2005年創業の創作和菓子店で、金沢市増泉の本店の他、弥生店や金沢百番街店などがあります。キューブ最中「窓」や羊羹、寒天のお菓子「もりの音」などの可愛い和菓子が揃っています。パッケージもおしゃれで、お土産にぴったりです。

「たろうのようかん」は生チョコのようなソフトな食感の羊羹で、カカオチョコ・ピーナッツバター・ホワイトチョコ・こいちゃ・あずきの5種類があります。

すっきりとした甘さの個性的な羊羹で、和菓子ではなく洋菓子のような味わいです。日本茶はもちろんのこと、コーヒーや紅茶にもよく合います。

末広堂は慶応3年（1867年）創業の老舗和菓子店で、北陸の三名刹一つで輪島市にある総持寺祖院とも深い関係があります。本店は金沢城公園の近くにあり、金沢百番街にも店舗があります。

「砂糖を使わないきんつば」や「黄味しぐれ」、薄皮まんじゅうなど受賞経験のある和菓子も多く、金沢のお土産におすすめです。

「おかしの部屋」は、パステル色の最中に金平糖やチョコ、ゼリー菓子などを詰めた可愛いお菓子の詰め合わせです。最中の蓋を開けるまで中に何が入っているのか分からないので、わくわく感があります。パッケージもおしゃれで、女の子へのお土産にぴったりです。

石川屋本舗は江戸時代に創業した老舗和菓子店で、金沢市示野町の本店の他に金沢百番街にも店舗があります。熟練の職人さんが丁寧に作る和菓子は地元でも大変人気があり、お土産や手土産などに喜ばれています。

石川屋本舗でお土産におすすめなのが「かいちん」です。寒天に砂糖を加え自然乾燥させた琥珀糖のことで、名前は金沢ではおはじきのことを「かいちん」と呼んでいたことに由来します。

パステルカラーの半透明の可愛いお菓子で、外側はシャリっと、中はソフトな食感が楽しめます。季節に応じた商品も販売されていて、お土産にぴったりです。

きんつば中田屋は創業85年の老舗和菓子店で、地元で長く親しまれている有名店です。東山店や東山茶屋街店の他、金沢百番街店や金沢エムザ店など数店舗を展開しています。看板商品のきんつばをはじめ鍔もなかや大柴船、やそとせなど金沢の伝統和菓子を作っています。

中田屋は材料にこだわり、北海道産の極上大納言や丹波寒天など上質の素材を使っています。きんつばは、小豆や寒天など材料はシンプルですが、奥深い味わいのお菓子で、和菓子が好きな方へのお土産にぴったりです。

また青えんどう豆の餡を使った淡い緑色の「うぐいす」のきんつばも人気があります。お土産用に様々な詰め合わせが用意されています。

御菓子処 鼓（つづみ）は蚊爪駅から徒歩6分のところにある和菓子屋で、ゼリーを使った可愛いスイーツを製造・販売しています。

フレッシュな果物を使った「鼓の果」や、紙風船をモチーフにした丸いカラフルなゼリー「彩紙ふうせん」、和傘をモチーフにした「爽か滴」などがあります。値段もお手頃で、金沢のお土産に人気です。

「爽か滴」は和傘をイメージしたゼリー菓子で、塩ソーダー・ぶとう、きいちご・ゆず・オレンジなど3種類が揃っています。夏におすすめのさっぱりとした味のスイーツで、冷やして食べるのがおすすめです。

ここからは「金沢でしか買えないお土産」の中でも人気のスイーツやお菓子をご紹介します。金沢にはキュートなスイーツがたくさんあり、スイーツが好きな方へのお土産におすすめです。いろいろなお店を訪れて、お買い物を楽しんでください。

ル・コタンタン金沢は金沢駅構内の「金沢百番街あんと」にあるスイーツショップです。フランス・ノルマンディー地方の発酵バターと金沢の伝統和菓子を融合した新感覚のスイーツを作っていて、地元でも話題のショップとなっています。

ル・コタンタン金沢の看板商品は「きんつばビスキィ」です。フランスの発酵バターを贅沢に使ったきんつばで、ラム酒を加えて大人の味に仕上げています。

小豆の下にほろほろのビスキィが入っていて、紅茶にもよく合うスイーツです。オリジナルの他に抹茶味もあり、どちらも水引をデザインしたおしゃれなパッケージに入っています。

落雁 諸江屋は嘉永2年（1849年）創業の老舗和菓子店で、金沢市野町の本店の他に西茶屋菓寮や金沢駅構内あんと店など市内に5店舗を構えています。地元では落雁（らくがん）といえば諸江屋と言われるほど有名なお店です。

「わびタンス」は、創業以来作り続けている落雁「わび」をお茶室の小間をイメージしたタンス箱に詰めたものです。口どけのいい落雁が3段の箱に詰められていて、見た目の可愛さも抜群です。

食べ終わった後は、小箱を小物入れに使うといいでしょう。値段もお手頃で、お茶を習っている方へのお土産にもおすすめです。

菓匠高木屋は大正14年（1925年）創業の老舗和菓子店で、兼六園の近くに本店があります。また金沢百番街や香林坊大和にも店舗があり、買い物がしやすいお店です。

和菓子に洋菓子のエッセンスを取り入れたおしゃれなスイーツを作っている地元でも人気のお店で、「あんずパイ」や「加賀大納言パイ」などを作っています。

菓匠高木屋の人気スイーツは「紙ふうせん」で、ピンク・白・緑の丸い最中の中に和風ゼリーの錦玉（きんぎょく）を詰めたものです。錦玉はぶどう・レモン・ワインなどのフレーバーがあり、最中との相性も抜群です。

こちらは全国菓子大博覧会での受賞経験もあり、金沢のお土産にすると喜ばれるでしょう。季節限定で「スイカ」や「ミカン」などもあります。

「金沢でしか買えないお土産」の中でも、甘くないお菓子をご紹介します。おつまみにもぴったりのお菓子もありますので、おつまみのお土産を探している方はチェックしてください。おつまみ以外にも美味しいお菓子がたくさんあります。

北陸製菓は1918年創業の老舗菓子メーカーで、地元では「ホッカ」のブランド名で親しまれています。金沢市押野に直売店「金沢彩匠」にはお菓子工場が併設されていて、大きな窓からお菓子の製造過程が見学できます。

「揚げあられ ビーバー」は、1970年に別のメーカーから発売されたものですが、2013年に会社が倒産し販売中止になり、その後北陸製菓が受け継いで復活させました。

北陸産のもち米と日高昆布を使った風味豊かなあられで、地元ではおやつの定番として親しまれています。最近では八村選手が「大好物」と紹介したことでも話題になっています。

森八は寛永2年（1625年）創業の老舗和菓子店で、金沢市大手町の他にひがし茶屋や金沢百番街など市内に数店舗を展開しています。

長く加賀藩の御用達を務め、最近は宮内省からも注文を受ける由緒ある和菓子店です。日本三名菓「長生殿」をはじめ、金沢の伝統和菓子を作り続けています。

「宝達葛 くずきり」は加賀藩御用葛の「宝達葛」を贅沢に使い、森八の秘伝の黒蜜を添えた和スイーツです。つるりとした爽やかな食感で、よく冷やして食べるのがおすすめです。食べやすく、年齢を問わず多くの人に喜ばれるでしょう。

ここからは「金沢でしか買えないお土産」の中からおつまみやお酒のお土産をご紹介します。金沢にはお酒のおつまみにぴったりの商品がたくさんあるので、お酒とともにおつまみをお土産にすると喜ばれるでしょう。

佃の佃煮は昭和21年（1946年）に金沢で創業した老舗で、金沢市内の他、全国のデパートや空港などで店舗を展開してます。地元でも人気の佃煮店で、添加物を一切使わずに、金沢の伝統の味を作り続けています。

佃煮を最中の入れ物に詰めた「器茶漬け」や「ハッピー・ウォールナッツ」などもあり、ご飯のお供やおつまににおすすめです。

「一人ひとり」は石川県観光連盟のコンクールで石川県知事賞を受賞した商品で、食べ切りサイズの佃煮が8個セットになったものです。ごりの佃煮・くるみ昆布・あさり佃煮など伝統の味を少しずつ楽しむことができ、おつまみとしても人気があります。

ホクチンは1966年に金沢で創業した食品メーカーで、おつまみを中心に製造しています。のどぐろやどじょうの蒲焼など地元の味を商品化していて、金沢のお土産にもぴったりです。通販も行っているので、お取り寄せができます。

いか黒作りは江戸時代に北前船の船員が作ったのが始まりで、江戸幕府への献上品にもなっていました。イカ肝とイカ墨で仕上げた真っ黒な佃煮で、おつまみにぴったりです。

また「ほたるいか沖漬け」はホタルイカを醤油で漬けたもので、こちらもおつまみやお茶漬けにおすすめです。

金沢地酒蔵は金沢駅構内の金沢百番街にある酒屋で、加賀や能登にある34の酒蔵の地酒を販売しています。店内には利き酒ができる自動試飲機や地酒バーがあり、観光客だけではなく地元の人にも人気があるお店です。また酒粕やおつまみなども販売しています。

鵜祭り・春山は七尾市の春成酒造の特別本醸造で、辛口でどっしりとした濃厚な味が特徴です。金沢地酒蔵の地酒バーで利き酒ができます。能登セットを選ぶと3種類の地酒が選べるので、お土産にする前に飲み比べるといいでしょう。

「常きげん」も金沢駅構内の金沢百番街にある金沢地酒蔵で販売している地酒です。加賀市八日市町の鹿野酒造が作る地酒で、自社の田んぼで米作りから行っています。時間をかけた山廃仕込のお酒で、地元でも美味しいと評判です。

本醸造「常きげん」は日本酒本来のコクが楽しめるお酒で、後口が爽やかなお酒です。香りと味のバランスのいい旨口仕込もあり、金沢のお土産として人気があります。

金沢百番街にはこれまでご紹介したように、様々なお土産屋が入っているので、おつまみも一緒に購入するといいでしょう。

金沢は加賀藩の城下町として発展してきた街で、長い歴史のある老舗がたくさんあります。その中から「金沢でしか買えないお土産」として人気のお店をご紹介します。老舗ならではの和菓子が買えるお店もありますので、ぜひチェックしてください。

森八は江戸時代に創業した390年の歴史がある老舗和菓子屋です。本店は金沢市大手町にあり、ひがし茶屋や金沢百番街など金沢市内に数店舗を展開しています。加賀藩の茶の湯文化に大きく貢献してきた和菓子店で、宮内省御用達としても知られています。

長生殿は江戸時代に作られた伝統の和菓子で、日本三名菓の一つに数えられています。落雁の最高級品とされ、加賀藩の茶席に多く用いられてきました。

徳島の阿波和三盆糖と北陸産のもち米を使い、昔ながらの製法で作られています。ほのかな紅色は紅花の天然色素で付けられたものです。さらりとした口溶けの上品な甘さのお菓子です。

和菓子 村上は明治44年（1911年）創業の老舗菓子メーカーで、バラエティに富んだスイーツを作っています。金沢百番街店や香林坊大和店など金沢市内や石川県内に多くの店舗があります。また全国に店舗があり、通販も行っているので購入しやすいでしょう。

「和菓子村上 お試しセット」は、定番人気商品を1つずつ詰め合わせにしたもので、いろいろなスイーツを楽しみたい方におすすめです。1番人気の「黒糖ふくさ餅」、きなこ餡の風味が豊かな「垣穂」、カラフルな「わり氷」など8種類がセットになっています。

越山甘清堂は明治21年（1888年）創業の老舗で、金沢市もりの里に本店があります。本店には和カフェが併設されていて、あんみつやシフォンケーキセットなどがいただけます。また和菓子手作り体験も行っているので、機会があったら参加してみるといいでしょう。

「金城巻」は越山甘清堂の人気スイーツの一つで、金沢城の天守閣や兜をイメージした三角形の形をしています。しっとりとした生地に餡を巻いたもので、黒糖餡と伊予柑餡の2種類があります。

黒糖餡は沖縄産の黒糖を使ったものでコクのある上品な味、伊予柑餡はさっぱりとした味で、お土産には2種類の詰め合わせが人気です。

目細八郎兵衛商店は天正3年（1575年）創業の老舗で、地元の人に長く親しまれている針の専門店です。加賀藩主から名付けられた「めぼそ針」や鮎釣り用の「加賀毛針」などを作っています。使いやすく美しい針は、裁縫をする人から大変人気があります。

「金沢おでん待ち針」は、金沢名物のおでんの具材をモチーフにしたかわいい待ち針で、針のトップに玉子やこんにゃく、かまぼこなどの具材が付いています。大変可愛く、裁縫が好きな方へのお土産にぴったりです。

こちらのお店では、その他にも桐箪笥裁縫セットやめぼそ針マスキングテープ、はじめての目細針セットなども販売していて、裁縫の初心者からベテランまで多くの人に喜ばれています。

あめの俵屋は天保元年（1830年）創業の金沢で最も長い歴史を持つ飴屋です。金沢市小橋町の本店の他、金沢百番街や金沢エムザなどにも出店しています。

現在も米と大麦を使った秘伝の方法で飴を作っていて、人工甘味料や合成保存料を一切使わない自然の味が楽しめます。

お土産に人気があるのが「じろあめ 壺入り」です。水あめのような柔らかい飴で、地元では昔から赤ちゃんや妊婦さん、病気の方などに多く利用されてきました。最近は自然食としても人気を集めています。

その他にも固形状の「おこしあめ」や個別包装された「俵っ子」、可愛い「飴ん子」などもお土産におすすめです。

金沢でしか買えないお土産をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。老舗の和菓子やスイーツ、お酒、おつまみなど金沢にはお土産にしたいものがたくさんあります。

金沢でお土産を買うなら、金沢駅構内の「金沢百番街あんと」や金沢エムザ、繁華街の香林坊にある大和香林坊店などがおすすめです。またひがし茶屋街やにし茶屋街にも雑貨店や老舗和菓子店が揃っています。いろいろなお店を訪れて、お気に入りを見つけてください。