中禅寺湖を観光！絶対乗りたい！観光船でクルージング！周遊コース情報も！

中禅寺湖は、日光の近くにある自然豊かな景観を持つ最高の観光スポットです。中禅寺湖の周遊クルーズの観光船に乗り、大自然の景観と周辺の歴史にも触れられる観光地には、県外や国外からも毎年たくさんの観光客が訪れます。今回は、中禅寺湖のおすすめ観光スポットや観光船の周遊クルーズ情報等を合わせてご紹介します。

中禅寺湖の湖畔には自然豊な観光スポットが沢山あります。海抜は1269m、これは日本でも上位の高さを誇る湖です。そんな大自然溢れる中禅寺湖の湖畔の景観を、観光船の船上から楽しめるクルーズ船が東武グループによって運営されています。

日本百景にも選定されている中禅寺湖には、昭和初期まで欧米各国の大使館別荘が建設される等、国際色豊な別荘地として軽井沢に並ぶ人気の避暑地です。現在でも日光はいろは坂を越えた先にあるリゾート地として観光客に親しまれ続けています。

中禅寺湖は奥日光にある周囲約25kmの湖。水深163mで、湖畔の自然は季節を問わず観光客で溢れています。歴史は古く、2万年程前の噴火により形成されたと言われています。湖畔の四季折々の景観や特に秋の紅葉は、いまや世界的にも有名になっています。そんな自然を観光船に乗り楽しむ事が出来ます。

中禅寺湖の脇の平地には戦場ヶ原が広がっています。中禅寺湖の湖畔には沢山の観光スポットがあり、二荒山神社中宮祠や中禅寺の他、華厳の滝等の自然のスポット等、見所もたくさんあります。また、増養殖研究所日光庁舎ではサケ・マス類の養殖技術の研究が行われており、さかなと森の観察園として一般見学も可能です。

中禅寺湖の周囲にはハイキングや歩いて湖畔の自然を満喫する為のウォーキングコースが設けられています。自転車や徒歩等、様々な用途で訪れる人は多いですが、気軽にそれらの自然を堪能するには、なんと言っても観光船での周遊クルーズがおすすめです。

中禅寺湖観光船のクルーズには現在４コースの定期航路があり、自分の観光目的に合わせて利用する事が出来ます。中禅寺湖湖畔にある目的地までの移動手段として乗船するもよし、景観を楽しむ為の周遊コースメインで利用する事ももちろん出来ます。

中禅寺湖の湖畔を巡る周遊コースを利用し、史跡や自然を散策する事も出来ます。観て回る時間は無いという方でも、観光船でゆっくり座りながら、景観を楽しみつつ中禅寺湖を周遊する事が出来ます。シーズンによってもスケジュールが異なるので、まずは各コースの内容とその料金を見てみましょう。

観光船の中で最も人気で、中禅寺湖の魅力を一番堪能出来るのが、このAコースの周遊クルーズ。4つある周遊コースの中でも、一番大回りに中禅寺湖を周遊する航路をとり、60分かけて様々な湖畔の史跡や自然の景観を堪能する事が出来る季節限定の周遊コースになっています。

周遊クルーズAコースの料金は大人と中学生は1500円で、小学生は750円です。また、15人以上の人数での乗船には団体割引が適応されます。団体でご利用される場合の料金は大人が1350円、中学生は1050円で、小学生は680円となります。

この周遊コースBの航路はの約半分の周回で、中禅寺湖を半分ほど回り、時間もコースAの半分の30分程で帰ってくるお手軽な周遊コースとなっています。中禅寺湖を半周し、上野島から八丁出島を経由し、帰ってくるコースとなっています。

Bコースは半周になる分料金が安く設定されています。大人と中学生が850円で小学生は750円になりお得です。また、団体割引での料金の場合には、大人が770円で中学生は600円となります。小学生での団体割引料金は、390円になります。

Dの周遊コースは所謂各駅停車のコースとなっています。中禅寺湖の湖畔には船の駅、菖蒲が浜、立木観音と言う名前の桟橋が設けられ、乗客はそれぞれの目的の場所で下船する事が出来る様になっています。周遊の区間によってそれぞれ料金も異なって来るので、細かく説明致します。旅の用途に合わせて利用して下さい。

船の駅から中禅寺湖の湖の北の部分を航行し、菖蒲が浜までの約20分の船旅になります。時刻は午前9時発は始発でそこからは一時間置きに出ています。料金は大人と中学生が600円で、小学生は300円となっています。団体割引は大人540円、中学生が420円、小学生270円となっています。

船の駅から菖蒲が浜を経由し立木観音までは航行するボリューミーな50分の船旅コース。こちらの料金は大人と中学生は1150円です。小学生は580円で乗船できます。団体割引での料金の場合は大人が1040円の、中学生は810円、小学生は530円となっています。

中禅寺湖の南を迂回し、上野島等の景観を眺めながら菖蒲が浜から立木観音までのコースは、30分の船旅です。料金は大人と中学生で660円となっていて、小学生の場合には330円で乗船出来ます。団体料金は大人が600円で、中学生の場合470円となり、小学生は300円となっています。

菖蒲が浜から船の駅まで帰って来る、いわば往復のこの航路は、途中立木観音を経由して船の駅には35分で到着します。料金は大人と中学生で760円、小学生の場合ですと380円になります。団体割引での料金は大人690円、中学生の場合には540円で、小学生は350円で乗船出来ます。

周遊クルーズの中で最も短い距離の航路です。歩いても着く位の距離ですが、立木観音から船の駅までの5分もきちんと料金設定はされていて、最も安価に船旅を楽しめる区間でもあります。大人と中学生は160円、小学生は80円で乗る事が出来ます。

最短区間である立木観音から船の駅を越えて、菖蒲ヶ浜までは行きたい場合には、所要時間は30分で到着します。料金は船の駅から菖蒲ヶ浜までの区間と同額となっていますので、その分船の駅からこちらまで歩いて乗船するのもお得かも知れません。団体での利用の際には大人が540円、中学生の場合には420円、小学生ならば270円となっています。

中禅寺湖湖畔には自然豊な様々な草木が茂っています。4月以降7月までの間は、クリン草、アカヤシオ、シロヤシオ、トウゴクミツバツツジなどが見ごろとなっています。そんな季節に中禅寺湖西側にある千手ヶ浜へ運航する周遊コースがあります。現在は造船中の新型船も見る事ができます。

期間限定の季節便ですが、船の駅から菖蒲ヶ浜までは同じコースを辿ります。その後、千手ヶ浜まで航行し、合わせて40分の船旅になります。出発は午後の12時発のみですので、事前に確認をしておきましょう。料金の方は大人940円で、中学生は940円となっています。小学生の場合には470円で乗れます。

道の駅からは一日一本しか無くても、途中の菖蒲ヶ浜から千手ヶ浜までは一日3本運行されています。その内の1本が道の駅からの船がそのまま千手ヶ浜まで行く方になっています。所要時間は15分で到着します。料金は大人が380円、中学生は380円で小学生の場合には190円となっています。

中禅寺湖に浮かぶ無人の孤島。その名の通り無人島で、一説には勝道上人の墓所の一つとも言われています。釣り人には人気の釣りスポットとなっていて、実際には湖の水位が下がった時等には歩いて島へ渡る事も出来ます。周遊コースの全てにこの島の景観が観れる航路を通るので、一度は水上から眺めてみましょう。

日光方面より、いろは坂から着いた先にある中禅寺温泉エリア内にある、言わば周遊クルーズの出発口。それが船の駅。中禅寺温泉エリアにあり中禅寺観光のいわば出発点にあたります。ここより中禅寺湖各方面へ周遊クルーズ船が出航し、ここから様々な場所への観光の拠点にもなります。

船の駅周辺には、日本ロマンチック街道沿いに、お土産売り場やレストランが軒並みを揃えています。中禅寺湖のメインストリートと言った感じ。周遊クルーズ船乗り場の脇にはスワン乗り場もあります。船の駅正面から登って行くと、湖畔展望テラスがあり湖畔を一望出来ます。

船の駅より徒歩5分のところにあるのが、二荒山神社中宮祠。日光三山を神体山として祀る神社で、その一つが男体山です。その主な社殿の多くが世界遺産や重要文化財に指定されいます。男体山の山頂の二荒山神社奥宮と、日光の二荒山本社日光市内の二荒山本社の中間に位置する為、中宮祠と呼ばれているようです。

船の駅や立木観音と結ぶ周遊クルーズ船の船着場の一つ。周辺はキャンプ地として人気で、龍頭の滝やおさかなと森の観察園へはここで下船し徒歩数分で着きます。その他、光徳温泉や日光アストリアホテル等へもここから徒歩数分先にあるバス停「菖蒲ヶ浜観光船発着所」よりアクセスが可能です。

船の駅より徒歩15分。有名な華厳の滝に着きます。高い岸壁を水が落ちる姿は壮大そのもので、自然の雄大さとその景観に圧倒されてしまいます。近くまで行くと爆音が聞こえてくる圧倒的な迫力を味わえる場所まではエレベーターで上がれるようになっています。

菖蒲ヶ浜より徒歩7分で水産総合研究センターの研究施設に着きます。このあたり周辺を森の観察園と言って一般にも公開しています。施設内では自然に触れられる場所としても人気の場所です。森の中にある飼育池では、ヒメマス、カワマスなどに餌をあげる体験コーナーもあります。

菖蒲ヶ浜より徒歩10分、竜頭の滝がある。中禅寺湖が出来た際の噴火の溶岩により形成された岩肌に、流れる滝の水は今もその水を絶えず流れ落ち続けている。滝つぼの様が竜の頭に似ている事からついた名前とも言われている。観爆台から観る紅葉の景観は常に観光客の人気スポットになっている。

船の駅や菖蒲ヶ浜と結ぶ中禅寺湖周遊クルーズ船の発着場の一つ。船着場の周辺には、立木観音や各国大使館別邸が湖畔に連なります。イタリア大使館別邸等へは、ここで下船し徒歩数分でアクセス可能。中禅寺湖温泉エリアを散策するのに、ここより船の駅まで湖畔を徒歩で移動するのもおすすめです。

中禅寺湖の名前の由来でもあるこの中禅寺へは、観光船の立木観音下船、徒歩わずか1分です。この中禅寺で修行を積んだとされる勝道上人は、はじめて男体山を登頂し中禅寺湖を発見したとも言われ、寺は坂東観音霊場33か所の18番目にあたります。

天台宗寺院の中禅寺は、世界遺産にも登録されている日光山輪王寺の別院です。境内には、本尊の千手観音を安置する立木観音堂の他、波之利大黒天を祀る波之利大黒天堂、不動明王等を安置する五大堂、愛染明王像を安置する愛染堂があり、全て重要文化財に指定されています。

中禅寺湖を国際的な観光地としての名声を上げているのは、このイタリア大使館別邸があるお陰と言っても過言ではないでしょう。内装は自然を活かしたまさに芸術品で、当時のセレブの方達の湖畔での営みが思い起こされそうな風雅な構えを見せています。

中禅寺湖湖畔には明治の時代から各国大使館と外国人別荘が多く建てられました。中禅寺湖観光船の立木観音桟橋下船後、湖畔南側を徒歩20分程歩くと、各国の大使館が次々に見えてきます。中禅寺湖が昔から国際避暑地として発展していた事を感じさせられます。

一般的に中禅寺湖にある国際的な避暑地を代表する建物としては、イタリア大使館別邸の方が有名ですが、元はと言えば、こちらの英国大使館別邸が、中禅寺湖を国際的な避暑地として有名にした原点となっています。旧英国大使館別邸は、現在英国大使館別荘記念公園として新たに開園しています。

イタリア大使館別邸やイギリス大使館別邸の近くに、フランス大使館別邸もありますが、こちらは陸路では立ち入りが禁止されているので、気をつけましょう。観光船による海上からの眺めからでは、深い木立に囲まれていてしまい、残念ながら建物を拝むのは難しいです。

中禅寺湖の発祥は、男体山の噴火とその溶岩のエネルギーによって生まれたものと言われています。その為、地元の人からも信仰が厚い男体山は、毎年山開きなどの祭りが行われています。マイカーでも行く事ができますが、中善寺温泉よりバスも出ています。

中禅寺湖湖畔には様々なグルメを堪能出来るお店がありますが、大自然の中で食すならば、手打ちのそばが楽しめるココ、手打ちそばかつらがオススメです。周囲の大自然と湖の中にある落ち着いた雰囲気の店内で食すそばは絶品です。中禅寺湖に訪れたら、一度は食べたいものです。

今回の中禅寺湖観光は如何でしたでしょうか？　中禅寺湖は自然の景観はもちろん、歴史にも沢山の事柄で溢れたスポットでいっぱいです。また、美味しい食と共に、中禅寺湖を周遊する素敵な観光船でのクルーズの旅と、日光からも近くにあるという意味でも、完璧とも言える観光地です。次の機会には是非足を運んでみては如何でしょうか？