大石林山を紹介！沖縄の不思議なパワースポット！がじゅまるも有名！

沖縄の北部に位置する大石林山を知っていますか?沖縄の中でも有名なパワースポットとなっている大石林山。高くそびえ立つ迫力満載のがじゅまるや、数多くの奇石、手付かずの大自然など、歩いているだけで、体がみなぎる程自然の力を沢山貰える、不思議な観光スポットです。今回は、そんな沖縄のパワースポット、大石林山についての情報をお伝えいたしますので、次回の観光の参考にしていただければ嬉しいです。

やんばるという言葉はご存じでしょうか。沖縄本島の北部には、手つかずの大自然、亜熱帯の森が広がっており、そのエリアを｢やんばる｣と呼びます。そのやんばるの最北端、辺戸岬の手前に広がっている大自然の中、散策できるスポットが｢大石林山｣です。

大石林山は、最北端にある観光スポットのため、那覇市からだと車で約2時間、恩納村からだと約1時間20分ほどの場所に位置しています。4月から9月の間は午前9時から午後17時までの受付、10月から3月の間は、午前9時から午後4時までの受付です。夕方になってくると自然の中は薄暗くなってきて、日中の方が景色も綺麗に見られるので、午前中から日中にかけての観光がおすすめです。

大石林山は、琉球を創ったとされるアマミキヨが降り立った沖縄最初の聖地、安須杜(アシムイ)の山々に足を踏み入れられる聖なるパワースポットです。尚このエリア一体は、平成28年9月に｢やんばる国立公園｣とし、国立公園に指定されました。天然記念物とされているヤンバルクイナや、ヤンバルテナガコガネ、ノグチゲラ、オキナワイシカワガエルなど、沖縄でしか見られない貴重で珍しい生物が生息しています。

大石林山がある安須杜には、40箇所以上の拝所が存在しており、神への祈りを捧げています。それだけこの辺りの地域は神様との繋がりが強く、人々の信仰深さが分かります。安須杜の場所によっては、洞窟の中や、断崖絶壁など、簡単に立ち入ることが出来ない場所にも作られています。大石林山とは、ただの大自然というわけではなく、そういった古くから神との縁が深い、神聖なるスポットと言えるでしょう。

大石林山は年中無休ですが、天候によっては閉山となる場合もあるので、ご注意ください。営業時間は冒頭に記載した通りです。入場料金は、大人820円、小人520円です。駐車場の受付で入場料を支払い、その後、用意してくれるシャトルバスに乗って5分ほどで、大石林山の麓まで向かいます。

大石林山散策の拠点となる、麓の売店と軽食が食べられる小山で案内してもらえます。その際に大石林山のスタッフの方から、大石林山のガイドブックをもらい、大体のコースを説明してもらいます。ご自分の見たいスポットや、体力を考慮し、コースを決めましょう。午後から入山する方は、閉山時間に注意してください。

大石林山の散策コースは4つに分かれています。散策路には4色に色分けされた案内板が設置されているので、分かりやすく、迷うことはないでしょう。赤色は大海原を展望できる｢美ら海展望台コース｣、青色は足腰に不安がある方や車椅子の方でも安心の｢バリアフリーコース｣、黄色は奇石や巨大な岩などに出会える｢巨岩･石林感動コース｣、緑色が亜熱帯を満喫できる｢亜熱帯自然林コース｣です。

それぞれのコースの詳細についてご紹介させていただきます。まずは赤色の｢美ら海展望台コース｣。全長700メートルで、約30分間の散策コースです。沖縄最北端の辺戸岬や、その先に広がる大海原を展望できるコースで、快晴の日には与論島まで見えることが出来、最高の絶景を望むことが出来ます。その他、巨大岩の悟空岩や、天上界と地上界の神々が集う石林の壁、そしてそのエネルギーが集まるパワーストーンもあります。

その他、潜ると新しい自分に生まれ変わるといわれている生まれ変わりの石など、信じてみたい、不思議な多数のパワースポットが存在しています。スピチュアルガイドツアーなどでも必ず立ち寄るスポットです。散策しながら、自然と奇岩などから力をもらえる、おすすめの散策コースです。

青色の｢バリアフリーコース｣は、他のコースよりも短く、600メートルで約20分間の散策コースとなります。道幅は3メートルあり、急な坂道などない緩やかなスロープのウッドデッキが敷かれているので、車椅子の方でも、足腰に不安がある方でも、安心して歩くことが出来ます。途中キツくなった場合のために、屋根がついている休憩所も用意しているので安心です。

夫婦和合のシンボルとなっている夫婦岩や、白龍が住むとされている鍋池、2億年経過しているとされている烏帽子岩という奇岩など、見どころは満載にあります。体力に自信がない方にもおすすめのコースです。

黄色の｢巨岩･石林感動コース｣は、1000メートルで、約35分の散策コースです。その名前の通り、2億年前の石炭岩層が隆起して作り上げた巨岩や奇石、石林が多く見られる探検コース。不思議な形をした奇石らが多く、見ているだけでも興味深いです。ラクダの形に似ているラクダ岩や、血行を良くしてくれるとされているヒミコ岩など、様々な形をしている奇石や巨岩と出会えます。

緑色の｢亜熱帯自然林コース｣は、1000メートルで約30分ほどの散策コースです。このコースでは、大石林山の見どころの1つである巨大ながじゅまるが見られるおすすめのコースです。大石林山ではがじゅまるは絶対に外せないスポット。その他6万本のソテツ群落など、亜熱帯の自然の力で不思議なほどパワーがみなぎる空間です。

スピリチュアルガイドツアーでも必ず立ち寄る、大石林山のがじゅまるは、絶対に外せないパワースポットです。ユニークな形に高くそびえ立つ巨大ながじゅまるは、日本で一番大きいとされています。ここには御願ガジュマルが生息しており、神が宿っていると言われており、精霊を見たという不思議な目撃情報もあります。

人々はがじゅまるに手を合わせて、祈りを捧げています。実際にがじゅまるを目の前にしてみると、神様や精霊が本当にいると信じてしまうほど、圧倒される迫力です。がじゅまるは亜熱帯コースで見られますが、バスに乗って帰る際に、希望であれば、御願がじゅまる付近で途中で下車ができ、見学ができます。

大石林山では定期的に、スピリチュアルガイドツアーを開催しています。大石林山には40箇所以上もの拝所が設置されているので、全てではないですが、その中のいくつかを巡り参拝をするガイドツアーです。そのツアーに参加された方の中には、ずっと子供が出来なかったけど子供を授かったという話や、体の調子が良くなったなど、不思議で嬉しい体験談がいくつもあります。あなたもツアーに参加して嬉しい体験をしてみませんか?

大石林山の散策コースは、整備がされていますが、バリアフリーコース以外、山道を歩いていくので、ツアーに参加する方を含め、履き慣れた運動靴、スニーカー、動きやすい格好で行きましょう。また大石林山には、数多くの奇石や不思議なパワースポットが数多くあります。いずれも本当に神様が宿っている神聖な場所です。決して失礼のないよう、感謝の気持ちを持って散策しましょう。

奇石を傷つけたり、岩の上に乗ったり、ゴミを置いて帰るなど、言語道断です。また、天候の悪い日には足場が悪くなるので、早めに閉山されたり、朝から閉まっている場合もあります。大石林山に観光へ行く際は、事前に天気予報を確認し、不安であれば問い合わせてから行くことをおすすめします。

大石林山内にある｢アシムイカフェ｣は、健康的で美味しいランチが食べれる人気のスポットです。一番人気のアシムイ薬草ピザは、焼きたてで沖縄の健康長寿とされる滋養たっぷりの食材を使ったピザです。沖縄の郷土料理である薬草ヒラヤーチーも、3種類の薬草を使った健康的な料理でおすすめです。大石林山へ行く前の腹ごしらえや、下山した楽しみにいかがでしょうか。

いかがでしたか?沖縄のパワースポット、大石林山は、ただ自然を満喫できるだけではなく、多くの拝所がある神聖なる観光スポットです。多くの木々と、自然に宿る神にパワーをもらって、明日からまた頑張れる気持ちになれそうですね。沖縄へ行ったら、大石林山、是非足を運んでみてください。