鎌倉の竹林といえば報国寺！アクセス方法やおすすめの時期を紹介！

鎌倉は多くの観光客でいつも賑わう大変有名な観光スポットです。日本国内・海外から大勢の人が訪れます。鎌倉で凛とした雰囲気の「竹林」を見ることができるとして良く知られているのが「報国寺」です。鎌倉の「報国寺」とはどのような寺なのでしょうか。アクセスや拝観時間、おすすめの時期などの観光情報などを合わせて紹介します。

「報国寺」は、神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派の寺です。大変歴史のある寺の一つであり、正式名称を「功臣山報国寺(こうしんざんほうこくじ)」と言います。鎌倉三十三観音霊場の第10番、鎌倉十三仏霊場の第8番(観音菩薩)、東国花の寺百ヶ寺の鎌倉5番札所としても良く知られていて、多くの参拝客でにぎわう人気の寺です。鎌倉で有名なデートスポットとしても評判です。

境内にある「竹林」が大変美しいと古くから評判であり、「竹の寺」とも言われています。大変美しい景色を眺めることができると人気があります。竹林の中にあるお茶席で抹茶を飲むこともでき、ゆっくりとした時間を過ごすことができ、おすすめの観光スポットの一つです。また、毎週日曜日の午前中には「座禅会」も開かれていて、誰もが参加することができます。

「報国寺」へ電車でアクセスする場合は、JR「鎌倉駅」で降り、バスに乗り換えます。京浜急行バスの「鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景行き」もしくは「ハイランド行き」で約12分の「浄明寺バス停」で降りるて徒歩約3分でアクセスすることができます。鎌倉駅からは徒歩で40分ほどで行くことができるので、時期が良ければ周辺を散策しながらハイキング気分で歩いてアクセスすることもおすすめです。

車でアクセスする場合は、横浜横須賀道路の「朝比奈IC」で降りて約10分で「報国寺」へアクセスすることができます。寺の駐車場は約5台分、16時まで利用できます。参拝者用駐車場が小さいので、少し離れた場所にあるコインパーキングなどを利用することもおすすめします。場所や料金や時間などを事前にチェックしておくこと大切です。少し遠くに停めて金沢街道沿いの名所なども合わせてを楽しむこともできます。

「報国寺」の拝観時間は9時から16時まで、抹茶の受付は15時30分までとなっています。拝観料は200円で、人気の竹林内のお茶席で抹茶を飲みたい場合は拝観料と同時に「抹茶(干菓子付) 500円」を購入しておきましょう。混雑しているときなどは一時的に抹茶の受付を停止することがあるので注意が必要です。年末年始の時期や天候が良くない時などは拝観休止となります。

「報国寺」は、建武元年(1334年)五山文学を代表する天岸慧広(てんがんえこう)によって開山されたとされています。寺の開基は足利家と伝わっていますが、上杉重兼も寺の創設に関わったとされていて、鎌倉でも大変歴史のある寺の一つです。「報国寺」は、関東における足利終焉の地としても知られていて、足利一族の墓所であるとされているやぐらなども見どころとなっています。

「報国寺」に到着したら、参道・山門をを通ってまずは本堂に参拝しましょう。こじんまりとしたきれいな本堂となっています。本尊は「釈迦如来坐像」です。本堂のそばにある茅葺屋根の鐘楼も見どころの一つです。お参りを終えたら、本堂左脇の竹林へと通じる門のところで拝観料やお抹茶代などを払います。

「報国寺」の竹林は見事だ、ととても人気がありおすすめです。入口を入ると目の前には大変立派な竹林が広がっています。約2000本の「孟宗竹」がまっすぐと空に向かって伸びています。竹を眺めるのにおすすめの時期は一般的に秋と言われていますが、夏には猛暑であってもひんやりとしていて、冬には凛とした空気を感じることができ、どの時期に行っても楽しめます。

「報国寺」の竹林は海外の人にも「banboo tenmle(竹寺)」として良く知られています。晴れの日は日光の木漏れ日を感じることができ、雨の日や曇りの日は薄暗く厳かな雰囲気となります。どのような天候の時に行っても竹林は大変神秘的である、ととても評判です。時間を変えて訪れるとまた違った表情を魅せてくれるのも竹林の魅力の一つです。

「報国寺」の竹林を形成している竹の種類である「孟宗竹」とは、アジアの温暖で湿潤な地域に多く分布している竹の一種です。日本のタケ類の中では最大級ともされていて、高さが25メートルに達するものもあり、大変見ごたえのある人気の竹です。孟宗竹のタケノコはえぐみが少なく、食用にも用いられます。その他にもざるやかご、花かごなどの竹細工としても多く利用されます。

「報国寺」の素晴らしい竹林を眺めながら石畳などで整備された道を進んでいくと一つの庵があります。「休耕庵」と呼ばれているお茶席となっていて、竹林を眺めながら抹茶と干菓子のセットをいただくことができます。素敵な景色を見ながらゆっくりとした時間を過ごすことができると大変人気のお茶室です。心が落ち着き、日ごろの忙しさや喧騒を忘れさせてくれます。

「休耕庵」とは、もともとは報国寺の禅師が修行をした場所のことを言います。その「休耕庵」の跡に孟宗竹が生え、今現在のような素晴らしい竹林となったと言われています。「報国寺」の竹林は写真スポットとしても人気であり、空に伸びる竹をカメラにおさめる人も多くいます。ただし、三脚を使うことはできないので、気を付けましょう。

「報国寺」の拝観時間は9時からとなっているので、少し早起きをして午前中できるだけ早い時間に報国寺を訪れることをおすすめします。時期にもよりますが、朝の竹林は大変清々しく、空気もきれいで心が和みます。また、比較的人が少ないので、ゆっくりと自分の時間を楽しむことができます。早い時間なら、休耕庵で座る場所も自由に選ぶことができ、お気に入りの場所で竹林を眺めながら思いを馳せることもできます。

「報国寺」は竹林で大変有名な寺ですが、四季折々に咲く「花」も素敵です。「東国花の寺百ヶ寺」の一つににも数えられていて、さまざまな花があります。早春には美しい梅、春には見事な桜、新緑の季節には可憐なつつじ、梅雨の季節には心を和ませる紫陽花などがあり、いろいろな景色を眺めることができます。秋には紅葉、冬には雪とのコラボレーションも素敵です。

「報国寺」の竹林の中を進んでいくとあちらこちらに石仏や石灯籠などがあります。まるで素晴らしい竹林の絶景を陰で支えるかのように景色に溶け込んでいるので、それらを見つけて眺めながら歩くのも良いでしょう。石仏や石灯籠などには素晴らしい「苔」が生えていて、雰囲気を一層素敵にしています。

「報国寺」で人気の竹林を堪能し、抜けると素晴らしい枯山水の日本庭園に出ます。和の雰囲気を感じることができるとして報国寺のおすすめスポットの一つです。「報国寺」は日本の文化を堪能できる魅力たっぷりの観光地として話題になっています。日頃体感できないものを味わうことができる場所として人気です。「報国寺」観光にはゆっくり回って1時間ほどの予定としておくと時間を気にせず楽しむことができます。

「報国寺」を巡った後にはランチやお茶に行きましょう。「報国寺」の近くにある「浄妙寺」の境内にある「石釜ガーデンテラス」がおすすめです。洋館をアレンジしたカフェレストランで、セットメニューや石釜で焼いた自家製のパンやコーヒーなどが味わえます。「石釜ガーデンテラス」のパンはホップ種を使っていて、奥深い味わいとなっています。素晴らしいイングリッシュガーデンを眺めながらのランチが人気です。

「報国寺」の近くにあり、隠れ家的存在のカフェベーカリーが「れのかまくら」です。木曜日と金曜日、第一土曜日のみ営業となっています。「れのかまくら」のパンは天然酵母を使用していて、もっちりとした触感が人気があります。イートインスペースもありその場で食べることができ、テラスではペットと一緒に美味しく味わうことができます。鎌倉の金沢街道を小路に入ったところある小さなパン屋です。

鎌倉にある「報国寺」は鎌倉でも歴史のある寺の一つです。庭にある「竹林」が大変有名であり、昼頃ともなるとたくさんの人で賑わいます。自然の素晴らしい景色を眺めに、マイナスイオンを浴びに「報国寺」を訪れることをおすすめします。「竹林」の表情は、季節の移ろいと共に、または時間の変化とと共に変わっていくので、何度行っても楽しめます。