韓国のトイレ事情を調査！トイレットペーパーは流さない？注意点をチェック！

日本から最も近い外国で、気軽に旅行できることで人気の韓国。そんな韓国のトイレ文化を知っていますか?海外旅行をする際に気になることの一つが、その国のトイレ事情ですよね。韓国のトイレはきれいなのか、トイレットペーパーを流せないというのは本当なのか、旅行前に知っておきたい韓国のトイレ事情について詳しくご紹介します。

日本と、お隣韓国は距離も近く、似ている文化や習慣も多く存在します。そんな中、日本と韓国の文化の違いとして大きなものとして挙げられるのは、やはり「トイレ文化」でしょう。日本のトイレのレベルは世界でもトップクラス。最近では公衆トイレでもまるでホテルのトイレのような清潔で、デザイン性のあるものが増えてきていますよね。

日本のトイレの歴史はなんと縄文時代から始まったそうです。さらに明治時代には欧米から水洗式便器が輸入されました。大正時代になると下水道が整備され、ここから日本のトイレ文化はめまぐるしく発展していきました。このような最先端のトイレ文化の中で生活していると、やはり外国のトイレ文化は気になってしまうところでしょう。

海外旅行をする中で、どうしても気になってしまうのがトイレ事情ですよね。日本のような発展したトイレ文化の中で当たり前のように生活していると、海外旅行中にトイレを済まそうとなると戸惑いを感じてしまう人がほとんどのはずです。似ている文化や共通する文化が多い韓国でも、そのトイレ文化にはきっと驚く人が多いことでしょう。

日本から最も気軽に行ける海外旅行先である韓国。そんな韓国のトイレ文化とは一体どのようなものなのでしょうか。韓国のトイレはきれいなのか、韓国のトイレでトイレットペーパーを流さないというのは本当なのか、気になる点を徹底解説していきます。またトイレが設置されている場所やその利用方法が異なっている点も要チェックです。

韓国のトイレ事情、まず気になるのは衛生面ではないでしょうか。衛生面については、やはり場所になって異なってきます。ホテル、デパートなどであれば、日本のトイレのような清潔なトイレが設置されています。また、高級レストランやカフェ、美術館などの施設でもトイレの衛生管理は比較的しっかりとしてある傾向にあるようです。

近年では空港内のトイレも、ホテルほどではないにしろ、きれいになってきています。ですが、公共のトイレは場所によって衛生管理のレベルには差が見られます。繁華街の公共のトイレなどでは清掃が行き届いてないところもあるようです。清潔さを求めるのであれば、やはりホテルやデパートのしっかり管理されたトイレの利用をおすすめします。

日本のトイレは、トイレットペーパーが設置されているのが当たり前ですよね。ですが、海外ではトイレットペーパーがないトイレもしばしば見受けられます。特に女性にとってはトイレットペーパーが設置されているか否かは非常に気になるところですが、韓国のトイレには基本的にトイレットペーパーは設置されているところが多いようです。

しかし、全部が全部そうなわけではありません。元々トイレットペーパーが設置されていないトイレもありますし、設置されてはいるけれど掃除が行き届いていないために切れている、なんてこともありえます。また個室ではなく入り口や手洗い場に設置されていることもしばしば。ホテルやデパートのトイレも例外ではないので要チェックです。

韓国のトイレ事情で有名な「トイレットペーパーを流さない」という文化。韓国では本当にトイレットペーパーを流さないのでしょうか。一部例外もありますが、基本的には韓国のトイレではトイレットペーパーを流さないことになっています。そのため、韓国のトイレには個室に一つずつトイレットペーパー用のゴミ箱が設置されているのです。

ホテルやデパートなどの新しい施設では、水圧の強いトイレも多いので問題ないこともありますが、基本的には流さないのが正解です。古いビルに設置されているトイレで誤ってトイレットペーパーを流してしまうと、トイレを詰まらせることにもなりかねません。トラブルを回避するためにも「流さない」ということを頭に入れておきましょう。

韓国のトイレでトイレットペーパーを流さない理由とは一体なんなのでしょうか。実は、韓国のトイレ全てでトイレットペーパーを流せないわけではないんです。むしろ、下水道が整備されてからはほとんどのトイレで流せるようになったといいます。それでも、あえて流さないようにさせているのには、どういう理由があるのでしょうか。

まず、一番の理由は水圧の弱さです。韓国のトイレもだんだんと整備されてきて、ホテルやデパートを中心に水圧の強いトイレも増えてきています。しかし、それでもまだ水圧の弱いトイレはたくさん存在するのです。利用する人が多かったり、トイレットペーパーの使用量によっては、水圧が弱いとすぐにトイレが詰まってしまうのが難点なのです。

また、古い建物に設置されているトイレで、さらに利用者が多い場合にもトイレットペーパーを流してしまうと不都合なんだそうです。こういった場合、排水管が詰まってしまうのです。排水管が昔仕様で狭いものだと、きちんと流しきれないまま次の人が利用し、さらにその次の人が利用し、といった具合で、最終的に排水管が詰まってしまうのです。

また、韓国のトイレでは「トイレットペーパー以外の物を流してしまう可能性がある」という理由でも、トイレットペーパーを流させないようにしているそうです。ティッシュペーパーなどをはじめ、水に溶けにくい物を流してしまう人がいるからです。マナーの悪い人が異物を流したりしないよう「何も流さない」という考えを定着させています。

韓国では、レストランや食堂、カフェなどでトイレに行きたくなったとき、いくら店内を探してもトイレが見当たらないということがあります。ビル内に入っているお店は特に、店内にトイレを持たないことが多いです。そういった場合はビル内にあるトイレを他のお店と共同で使っていることがほとんどなので、お店の人に場所を確認しましょう。

また、驚きなのが韓国のコンビニにはトイレがないということ。日本ではほとんどのコンビニにトイレが設置されており、気軽に入ることができますが、韓国ではそのような文化はないのです。急にトイレに行きたくなったときも「コンビニで済ませよう」と思っても韓国ではそうはいかないので、近くのホテルやデパートを利用しましょう。

最後に韓国でトイレを利用する際の注意点をご紹介します。レストランや食堂、カフェが共同トイレとして提供しているトイレは、鍵がかけられている場合がほとんどです。また、カフェなどではレシートに暗証番号が記載されている場合も。施設利用者しか立ち入りできないように管理されているので、お店の人に利用の仕方を確認しましょう。

トイレを見つけたはいいが鍵がかかっているという場合、お店の人に「ファジャンシル ヨルセ イッソヨ?(トイレの鍵ありますか?）」と尋ねると鍵を借りることができます。レジ横に置いてある場合も多いので、確認してみましょう。仮にトイレットペーパーが設置されていないようであれば「ヒュジ チュセヨ(紙ください)」といえばもらえます。

いかがでしたか?日本のお隣、韓国のトイレ事情について詳しくご紹介しました。トイレットペーパーが流せないことや、お店やコンビニにトイレがなかったりと不便を感じることもありますが、これが韓国のトイレ文化なのです。日本と違い戸惑うこともありますが、韓国のトイレ文化を理解し注意点に気をつけながら韓国旅行を楽しみましょう。