下呂温泉街を散策するなら！食べ歩きやお土産などのおすすめを紹介！

飛騨川の流域に湧き出る下呂温泉は、有馬温泉、草津温泉と並んで「日本三名泉」の一つに数えられる、人気の温泉です。賑やかな温泉街と山里の静かな雰囲気が調和する下呂温泉には、毎年多くの観光客や湯治客が訪れます。薬師如来が白鷺に姿を変えて源泉のありかを村人に知らせたという「白鷺伝説」が今に伝えられています。

下呂の温泉街は、下呂駅を起点として、下呂大橋を挟んだ両岸に広がっています。コンパクトな温泉街なので、歩いて回ることも十分できます。小川が流れる街並みをのんびりと散策しながら、食べ歩きグルメを楽しんだり、足湯や手湯を利用したり。気分がリフレッシュできそうです。

温泉街の中には、写真スポットもたくさん。白鷺橋にあるこちらのチャップリン像は、チャップリンの両隣に座って写真を撮ることができ、SNSでも人気の撮影スポットになっています。他にもいろいろな銅像があるので、散策しながら探してみてはいかがでしょうか。

せっかく下呂温泉に来たなら、宿泊する旅館以外のお風呂にも入ってみたい！という方には、「湯めぐり手形」（1枚1300円）がお得です。この手形1枚で、手形加盟旅館の中から三軒のお風呂に入浴することができます。手形の有効期限は購入から6ヶ月以内なので、リピート旅行にもぴったり。お土産としても人気があります。

飛騨川のほとりにある、下呂温泉の噴泉地。囲いが一切なく、開放的な気分で入浴することができます。無料で利用できる露天風呂として、下呂温泉の名物的存在。温泉愛好家の間でも有名な温泉です。男女ともに水着着用がルールになっているので、ご注意ください。

多くの旅館が立ち並ぶ温泉街の中にある、立ち寄り入浴施設。古くから地元の人にも利用されています。大正時代に建てられた建物はロマネスク風の白い外観で、内湯はヒノキ風呂になっています。利用料金は、大人370円とリーズナブル。建物の外には「ビーナスの足湯」があり、無料で利用できます。

総合的な健康づくりを目的とした、多目的露天温泉保養館。利用料金は大人700円（2時間）で、飛騨川のせせらぎを聞きながら入浴できる露天風呂のほか、打たせ湯、三温の湯、箱蒸し、泡沫浴など6種類の温泉浴を楽しむことができます。広々とした休憩室もあるので、ゆっくりとくつろぐことができます。

下呂温泉街には、「鷺の足湯」「モリの足湯」「下留磨の足湯」「ビーナスの足湯」「雅の足湯」など、無料で利用できる足湯がたくさんあります。岩風呂風の造りだったり、かえるやさるぼぼのモチーフがあったりと、それぞれ趣が異なる足湯めぐりを楽しむのもおすすめです。

白川郷などから10棟の合掌造りの民家を移築した、屋外型の博物館です。国指定重要有形民俗文化財の「旧大戸家住宅」、国登録有形文化財の「旧岩崎家」などの内部を見学することができます。村内には、日本初の常設影絵劇用「しらさぎ座」、陶芸体験や和紙の絵漉きができる飛騨工房など、様々な施設があります。

桜とモミジの里山「歳時記の森」は、散策に最適な自然の宝庫です。森の中にはかえる神社があり、「六かえる」「迎かえる」などの縁起のよいカエルが鎮座しています。神社内の至るところにカエルの置物やモチーフがあるので、探してみるのもおすすめです。

温泉街のほぼ中央にある、全国でも珍しい温泉専門の博物館です。「温泉の科学」「温泉の文化」「おもしろ温泉チャレンジ」などのコーナーがあり、楽しく温泉について学ぶことができます。歩行浴が楽しめる「鷺の足湯」も併設されており、観光客に人気です。温泉街の散策や食べ歩きの途中で、気軽に温泉について学んでみませんか？

温泉街の一角にある「ゆあみ屋」では、足湯に漬かりながらスイーツをいただくことができます。一番人気の「温玉ソフト」（410円）は、玄米フレークの上にソフトクリームが載り、さらに下呂温泉で作った温泉卵が入っています。スプーンでよくかき混ぜるとカスタードクリームのようなクリーミーな味わいになり、くせになるおいしさです。

白鷺の湯の近くにある老舗の精肉店「湯島庵」では、食べ歩きに最適な飛騨牛のにぎり寿司をいただくことができます。写真の「珠玉の三種盛り」（900円）は、飛騨牛霜降りにぎり・飛騨牛赤身にぎり・飛騨納豆喰豚豚バラにぎりがセットになった、一番人気の商品。食べ歩きしやすいように、おせんべいに載せてくれるのが嬉しい気配りです。

岐阜のお土産と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「さるぼぼ」。さるぼぼとは猿の赤ちゃんのことで、「災いが去る（猿）」という安全祈願や、良縁・子宝などの願いが込められたお守りのようなものが始まりと言われています。下呂温泉街にも、色とりどりのさるぼぼが販売されています。マスコットとしてもかわいく、人気のお土産です。

下呂市萩原町にある酒蔵「天領酒造」では、おもに飛騨特産のお米「ひだほまれ」を使用した日本酒を造っています。下呂温泉街でも、天領酒造の日本酒や、下呂温泉の源泉を仕込みに使った「下呂麦酒」など、いろいろな地酒を購入することができます。お酒好きな方へのお土産におすすめです。

温泉に漬かった後の一杯は格別です！下呂麦酒は、温泉街の飲食店でもいただくことができます。一杯から購入できるテイクアウト用の下呂麦酒もあり、食べ歩きのお伴にぴったりです。

美肌の湯として定評のある下呂温泉の源泉を100％使用した「下呂温泉みすと」（80g入り1300円）は、お肌がしっとりすると口コミでも人気の商品です。「下呂温泉ハンドクリーム」や「下呂温泉フェイスマスク」もあり、女性に大人気のお土産になっています。

毎年8月に行われる、下呂温泉の夏の最大のイベント。5頭の龍が勇壮に練り歩く龍神火まつりをはじめ、みこしやパレード、下呂おどりなど、様々な催しが行われます。クライマックスは、特殊演出花火がさまざまな音楽に合わせて13000発も打ちあがる下呂温泉花火ミュージカル。毎年多くの観客が集まる人気の催しです。

下呂大橋上流の河川敷で行われる下呂温泉花火ミュージカルは、少雨決行です。花火開催日は、臨時駐車場が開設されます。混雑が予想されますので、時間に余裕を持っておでかけください。

毎年3月から11月末まで下呂温泉合掌村の敷地で開催される、いでゆ朝市。地元で採れた野菜や、地元特産品のトマトジュースにブルーベリージャム、赤かぶの漬物など、新鮮な商品が並びます。地酒や骨董品などもあり、散策がてら覗いてみるのも楽しそうです。地元農家の方たちとの触れ合いも楽しめます。

約一万坪という広大な敷地を誇る老舗旅館「水明館」。趣の異なる大浴場が三つあり、旅館内で湯めぐりが楽しめます。レストランも和洋中が揃い、お食事にも定評があります。予約サイトでも、常に上位にランキングされる人気の旅館。温泉プールもあるので、お子様連れにもおすすめです。

ウェルカムスイーツに、選べる浴衣、エステ体験など、至れり尽くせりの女子旅プランもあります。国産ナチュラルコスメケアブランドのアメニティが用意されていたり、飛騨牛の夕食など、これ以上ないほど贅沢なひとときが満喫でき、女子会トークに花が咲きそうです。

温泉街の中心から少し離れたところにある、落ち着いた雰囲気の「下呂観光ホテル」。下呂温泉街の夜景が一望できるこちらの旅館は、カップルや女性グループの支持率が高いことが特徴です。インテリアにこだわったおしゃれな館内にはギャラリーや陶芸教室などもあり、プラスワンの楽しみ方ができます。

夕食は、専用囲炉裏テーブルであぶり焼きをいただくプランがメインです。飛騨牛などの厳選素材の他、自分で採った原木しいたけをあぶって食べる体験は珍しく、楽しいものです。郷土料理の朴葉味噌焼きなど、オリジナル料理も満喫できます。

下呂の高台に建つ「紗々羅」は、アートな館と銘打っているだけあり、館内の至る所でアンティーク家具や美術品などが楽しめます。全44室中20室が露天風呂付客室で、プライベートな空間。岩盤浴やエステ、貸切露天風呂も充実しています。飛騨牛づくしや土鍋で炊いた下呂産のコシヒカリ「龍の瞳」など、夕食も大満足です。

ロビーにはイタリアで直接買い付けた家具が置かれ、アンティークのオルゴールも設置されています。さらに館内には、素敵なステンドグラスやアート作品が点在しています。館内を巡りながら、隠れアートを探してみるのも楽しそうです。

下呂温泉は、お肌がつるつるになると評判の美肌の湯が自慢。温泉街には立ち寄りスポットや写真スポットがたくさんあり、散策や食べ歩きにぴったりです。日帰りでも宿泊でも、たっぷりと楽しめる下呂温泉。思い立ったらぜひ、下呂温泉街に足を運んでみてください。