飛騨高山の古い街並みを散策！趣深い雰囲気あふれるスポットも！

飛騨高山の古い町並みを散策する、この雰囲気を楽しめるのはやはり大人になった証拠でしょうか。おすすめの散策スポットから、おすすめ立ち寄りスポットなど古い町並みの散策をより一層楽しむためのポイントなどまとめてご紹介していきましょう。子供の頃行ったことのある方も新しい何かが古い町並みの中でみつかるかもしれませんよ。

「さんまち通り」と呼ばれる上三之町･上二之町･上一之町のあたりを中心に定番スポットが広がり、城下町の中心、商人町として発展した上街、下町の三筋の町並みを古い町並みとして知られています。周辺の観光情報やトイレの場所などが記載されている「ぶらり散策マップ」をＪＲ高山駅にある観光案内所で入手するのを散策前におすすめします。

散策だけならこれはもう好みになりますが、メジャーなルートとしては朝市をのぞいたその次のコースとして行く流れになります。朝は朝日の中で開店準備をしている感じが生活感あふれ情緒があります、昼は人気の観光スポットで人ごみです。夜8時過ぎると昼間の喧騒とうって変わり、野良猫が目の前を横切りそうないかにも路地裏のような雰囲気になります。

旅行には大変ですが雪の降る冬がベストでしょう。酒蔵見学もできるのも冬ですが、なんといっても雪と江戸時代さながらの建物がおりなす白と黒のコントラストがとてもシンプルに美しいのです。まるで切り絵の世界です。そして雪が余分な音を掻き消して、現代とも思えない趣深い銀世界が広がります。

いくら綺麗でも雪や冬は苦手という方は夏でしょう。高山の七夕は旧暦で行われるので8月に古い町並みの軒先を色とりどりの七夕飾りが街を華やかにします。今は普通の家庭の軒先では少なくなってしまった七夕飾りですが、古い町並みの雰囲気には良く合います。懐かしい七夕飾りを見ながら散策するのは一年にそのときだけの特別な時間です。

町並みを歩いていると見かけるのが写真のような軒先に吊り下げられた丸い玉。これは酒蔵のお店の軒先に吊るされる酒林(さかばやし)と呼ばれスギの葉を集めてボール状にしたものです。こちらは酒屋ですよとみんなに知らせる役目とその色合いで酒の熟成度を知らせます。青々としたものは新酒で茶色になってくれば熟成してますよといった具合です。

せっかくこんな素敵な古い町並みを散策するなら、衣装にもこだわってみませんか?ヘアのセットは自分でしなければいけませんが、手ぶらで行って着物レンタルが出来ます。予約優先･一日限定数の「中田呉服店」は古い町並みから徒歩約2分とアクセス良しの呉服屋さんです。自分の雰囲気がぐっと変わればもっと趣のある写真が撮れますよ。

１９７０年ごろから俥夫(しゃふ)によって観光人力車が始められたところが飛騨高山です。少し贅沢に回りたい方は人力車で古い町並みを楽しむのもありです。着物を着て人力車に乗り写真を撮れば最高に趣のある写真が撮れることでしょう。結婚式の前撮りようにもおすすめです。一生ものの思い出になりそうです。

江戸時代から続く古い町並みは不思議と車や現代の道路とも融合しています。そんなノスタルジックなモダンミックス出来るのがまた魅力的です。散策しながらお気に入りのカメラでお気に入りの写真を撮り旅を続けるのも楽しいです。あなただけの特別な風景は見つかるでしょうか?

歩くのにちょっと疲れたとき、特に急ぎの旅でないのならカフェで一息つきませんか?いろいろ見て回るのも良いですが、通りを行きかう人々を眺めながらするお茶の時間は普段とはちょっと一味違贅沢な時間です。「喫茶去かつて」なら１階はカウンター席、２階はお座敷となっており、今と昔が同居するまったり趣空間でほっと一息できます。

古民家「手風琴」も立ち寄りたいカフェの一つです。古いお屋敷でするカフェ時間は田舎のおばあちゃんの家にでも遊びに来た様に落ち着きます。メニューもクレープからわらびもちまで和も洋も両方楽しめてしまいます。これなら家族連れでも友達同士好みが別々でもみんなカフェメニューを楽しめますね。

飛騨高山のラーメンといえば濃い目の醤油味がおいしいいわゆる中華そば。さっぱりといけるラーメンは夏はもちろん寒い冬にもほっこり温まる正統派です。大盛りでつい注文したくなるちぢれ麺がおいしい「豆天狗」ではそんな正統派中華そばが楽しめるほかにつけめんも思わず美味い!と叫んでしまうくらいおすすめです。

ピンクのラーメン?と思いきやなんとラーメンの中に色鮮やかなＡ５ランクの飛騨牛が入った極上ラーメン。庶民のラーメンもここまでくるともう超一流グルメです。飛騨牛の肉のエキスが溶け込んだスープは一滴まで飲み干さないともったいない気がしてきます。個人的に気になるのは季節限定猪ラーメンですが、まだありつけていません。

食べ歩きしやすいようにえびせんの上に乗せてくれる飛騨牛にぎり寿司。最高に美味しいです。おすすめはニンニク醤油ですが、わさび醤油もおいしいです。かなり贅沢な食べ歩きメニューですが、飛騨高山に着たからには絶対試したいグルメのひとつです。「坂口屋」は食べ歩きのほかに豊富な飛騨牛お食事メニューもあります。

高山の自然は美味しい水を生み出し、美味しい水は美味しいお米を作ります。なので美味しいお米で作られた五平餅がおいしくないはずがありません。五平餅で味わえるお米のふっくら感が甘いタレと合わせって食べるとそのおいしさに顔がほころびます。「みずま」の五平餅はエゴマというシソに良く似たものを使っています。

古い町並みを散策しているとあちらこちらで見かけるカワイイ和雑貨。思わず手が伸びてしまいます。雑貨はお手軽に使える自分用なものからプレゼントに最適なユニークなものまで豊富にあり、時間を忘れて眺めているだけでも大変楽しいものです。和雑貨好き女子にはたまらないですね。

古い町並みが月見酒のように酒を美味しくさせるのか、美味しい酒が街を美しく魅せるのか、高山には酒蔵があちらこちらにあります。ほろ酔い気分で散策も悪くはありません。にごり酒、生酒、女性に飲みやすい柚子酒や梅酒と目移りします。酒林目印にあちらこちらで飲み比べしてみませんか?

古い町並みからちょっと外れて寄り道になりますが、趣のある場所のひとつとして立ち寄っていただきたいのが銭湯。昔はもっとたくさんあったのですが、時代の波に押されて廃業してしまった銭湯も残念ながら少なくありません。そんな昔ながらの銭湯を番外編として少し紹介します。

いい感じに営業を続けている「鷹の湯」さんは風呂あがりのコーヒー牛乳が楽しみの一つです。ビンのがおいしいんですよね。近所の行きつけの銭湯みたいで仕事帰りとか家族みんなでふらりと立ち寄ってみたい銭湯のひとつです。外国人観光客にもこの銭湯立ち寄ってもらって風呂上りコーヒー牛乳楽しんでもらいたいですね。

「桃の湯」はなんといっても渋いその趣ある出で立ちがなんといってもいい雰囲気を醸し出しています。銭湯の前に停めてる自転車だってなんとなく必須のアイテムにも思えてきます。電気風呂は子供のころはあのびりびり感が苦手で駄目だったけれども、大人になった今はどうでしょう?平成になってもがんばって営業しているレトロな銭湯です。

古い町並みの近くに高山昭和館というものがあり、漫画「三丁目の夕日」の情緒感たっぷりの昭和がここにあふれています。入場料はかかりますが、昭和の雰囲気たっぷりの博物館はインスタスポットに最高の場所です。懐かしい駄菓子や玩具も買えてしまうので、パパから子供までみんな楽しめること間違いなしのおすすめ昭和懐かしスポットです。

いかがでしたか?人気の観光スポット飛騨高山にその趣ある雰囲気で今も昔のままの姿を見せたくさんの人たちを惹き付ける古い町並み、初めてなのになんだか懐かしい感じがするのは自分の生まれた国だからでしょうか。あなたの中に眠っている日本人魂を揺さぶる何かがみつかるかもしれません。楽しい旅になりますように。