石見銀山へのアクセスはどうする？世界遺産を楽しむウォーキングも紹介！

出雲大社で有名な島根県にアジアで初めて世界遺産に登録された鉱山遺産である「石見銀山」があります。石見銀山は、日本の歴史や地理、地形、四季折々の景色などを感じることのできる人気スポットです。ここからは、石見銀山へのアクセス方法や、おすすめのウォーキングコースなど、様々な魅力をご紹介していきます。

まず始めにご紹介するのは、車で行く石見銀山への行き方です。車なら途中好きな時に止まったり、どこかに立ち寄ったりできて便利です。方面別でルートを説明していきますので、出発点から近いルートを参考に石見銀山への行き方を決めてみてください。行き帰りに車を駐車して立ち寄れる場所もチェックしておきましょう。

関西方面から石見銀山へ行く場合のルートをご紹介します。関西方面より中国自動車道に入り、落合JCTまで行って米子自動車道へ入ります。山陰自動車道へ移り、出雲ICで降ります。山陰道（国道9号線）ずっと進んで行き、県道46号線へ入ります。そのまま進み目的地の石見銀山へ向かいます。このルートの所要時間は、約2時間40分です。

続いて九州方面から石見銀山へのルートをご紹介します。福岡にある北九州都市高速道路4号線へ富野ICから入ります。関門橋を渡り、中国自動車道へ入ります。千代田JCTで浜田自動車道へ入り、大朝ICで降りて国道261号線を進みます。県道40号線を進み、県道31号線に入り、石見銀山へ向かいます。このルートの所要時間は、約3時間です。

車での石見銀山への行き方に続いてご紹介するのは、電車で行く石見銀山への行き方です。電車なら自分で運転する手間もなく近場へ連れて行ってくれるのでおすすめです!行きや帰りに他の駅へ立ち寄って観光をしたり、食事やショッピングを楽しみやすいアクセス方法でもあります。電車を利用したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

関西方面から電車で石見銀山へ行くルートをご紹介します。まず、新幹線で岡山駅まで向かい、特急やくもで出雲駅まで行きます。出雲駅でJR山陰本線に乗り換え、大田市駅で降ります。大田市駅から路線バスで石見銀山へ向かいます。このルートでの所要時間、約4時間30分です。時間は、出発地点によって変わってくるので注意しましょう。

九州方面から電車で行く石見銀山へのルートをご紹介します。博多から新幹線に乗り、新山口駅で降ります。新山口駅から、山陰本線特急の特急スーパーおき4号鳥取行きに乗り換え大田市駅で降ります。大田市駅からは、路線バスで石見銀山へ向かいます。このルートの所要時間は、約5時間です。この行き方も出発地点で時間が変わってきます。

最後にご紹介するのは、バスで行く石見銀山への行き方です。バスで行くならどこから出発するにしても、広島新幹線口または広島バスセンターへ向かう必要があります。そこから、路線バスの石見銀山号へ乗り、石見銀山へ向かいます。このルートお所要時間は、路線バスだけで約2時間です。バスの時間に間に合うように計画を立てしましょう。

石見銀山へのアクセス方法についてご紹介したところで、続いては石見銀山周辺のおすすめのウォーキングコースをご紹介します。まずは、人気の石見銀山周辺に古くから残る街並みを回るコースです。石見銀山には、500もの羅漢像が安置されている「五百羅漢」があります。「五百羅漢」のある大森地区は、観光客の多い人気スポットです。

大森地区は、熊谷家住宅があったことからそのお膝元として栄えていました。その街並みがたくさん残っており、日本の歴史や風情を感じることができます。その他、銀山地区には「龍源寺間歩」で坑道内を見学したり、「福神山間歩」で採鉱の跡を見学することなど、他の場所では体験することのできない貴重な体験をすることができます。

石見銀山で採掘された銀を積出していた港のある温泉津地区には、恵比寿神社や沖泊、鼻くぐり岩、二基の登り窯のあるやきものの里などがあり、見どころ満載でおすすめのエリアとなっています。石見銀山の風情のある街並みを見てみたい、美味しい空気を吸いながら心を癒したいという人はぜひ、このエリアをウォーキングしてみてください。

続いては、石見銀山にある街道を巡るおすすめのウォーキングコースをご紹介します。銀山街道の1つである「やなおしの道」は、1354年の古い書物に残るほど歴史の深い街道です。そこには、徳川の時代には、石見銀山の銀を大森から尾道へと運ぶルートにもされていた石見銀山と深い関係のある街道となっています。

その他、鞆ケ浦道という石見銀山から積出港まで銀を運ぶ最短ルートとして使われていた街道です。鞆ケ浦道には、「才の神地蔵」や「永久鉱山跡」など歴史や伝承を感じられるおすすめのウォーキングコースとなっています。石見銀山で採れた銀を運ぶのに使われた、かつて栄えたこの街道へぜひ1度足を運んでみてください。

最後にご紹介するおすすめのウォーキングコースは、石見銀山の歴史を最も感じられる山道を巡るコースです。石見銀山が発見された舞台となる石銀地区は、先ほどご紹介した龍源寺間歩での坑道見学や大久保間歩など、石見銀山の遺跡を巡ることのできるコースです。石見銀山が最も栄えた時代の名残を見たいなら仙ノ山もおすすめです。

石見銀山にある「山吹城跡」は石見銀山の地形や地理を見ることができ、大森地区では見ることのできない風景に出会えます。山吹城跡からの絶景も世界遺産である石見銀山の見どころの1つです。石見銀山に来た際は、景色と気分転換をしにぜひ山吹城跡に足を運んでみてください。

石見銀山には石見銀山公園にトイレや休憩所があり、家族連れでも安心して観光に来ることができます。子どもも一緒にウォーキングできる遊歩道や歴史を学ぶことのできる世界遺産センターもおすすめです。龍源寺間歩までの距離を自転車や電動自転車のレンタサイクルがあるのでウォーキングとサイクリングの両方を楽しむことができます。

石見銀山は事前に申し込みをすればガイドさんにガイドウォークをお願いすることができます。申し込みは希望日の1週間前までに、専用の申し込み用紙でFAXか郵送で申し込みます。申し込み用紙を送った後は、担当者から連絡があり、当日の流れの説明やコースの相談などの話をしてくれるので安心してガイドウォークに申し込めます。

実際に石見銀山に行くと資料やパンフレットだけでは、どんなところかがわかりずらいという人が大勢います。ガイドウォークをお願いすることで、丁寧に詳しく説明してくれるので団体での観光の場合、特におすすめです。ガイドさん1人につき街並みのガイドは20名まで3時間以内5000円。街道と山道なら15名まで8000円とお手頃価格です。

島根県大田市役所では、毎年5回ほど健康ウォーキングイベントを開催しています。どのコースも定員15名までで場所によって参加費が異なりますので、興味のある人は市のホームページをチェックしてみてください。大人数でのウォーキングでない場合は、ガイドさん付きでウォーキングしたいならこのイベントの方が費用的にはお得です。

世界遺産「石見銀山」の健康ウォークが行われているのは、全て土曜日なので長期休暇中でなくても家族や友人と一緒に参加しやすくなっています。石見銀山の歴史や見どころを詳しく知りたいという人には、ぜひ健康ウォークの詳細を確認して、休日に参加してみてください。

ここまで、世界遺産「石見銀山」の車や電車、バスを使っての行き方やウォーキングコースについてご紹介してきました。行き方がわからない人でも電車やバスなら安心して行けますし、ガイド付きのウォーキングならより世界遺産「石見銀山」を堪能することができます。ぜひ、島根に旅行に来た際は石見銀山へ立ち寄ってみてください。