地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

トマト祭りはスペインで人気の催し!気になる開催場所やその歴史を紹介!

トマト祭りはスペインで人気の催し!気になる開催場所やその歴史を紹介!
投稿日: 2017年8月29日最終更新日: 2020年10月7日

言わずと知れたスペインで大人気の祭りであるトマト祭り。その祭りは文字通りトマトを投げまくるもので、会場は赤くなりカオスな光景になります。その過激すぎる祭りの為か、世界中から注目を浴びています。トマト祭りの開催場所、歴史、魅力はいかなるものでしょうか?

スペインで人気の奇祭トマト祭り見出し

世界にはひたすらトマトを投げまくるイベントがあるのをご存知ですか?それはトマト祭りというスペインの人気祭りです。トマト祭りは別称で「トマティーナ」と呼ばれており、地元のスペインのみならず世界中から愛されている祭りです。今回はそのトマト祭りの見どころについて、開催場所や歴史も含めて紹介します。

スペイン観光の見どころ!旅行のおすすめは世界遺産!気になる治安は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
スペイン観光の見どころ!旅行のおすすめは世界遺産!気になる治安は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
歴史的建造物や、デザインがユニークでおしゃれな建築物など、日本にはない独特な街並みが並ぶスペイン。今回は、スペインの世界遺産などを含めおすすめの観光名所をご紹介させていただきます。併せて、観光する際に気になる治安についてもお伝えいたします!

トマト祭りとは何か?見出し

トマト祭りとはスペインのブニョールという街で毎年8月の最終水曜日に行われる人気祭りです。建前ではトマトの収穫を祝う祭りですが、実際のところトマトを投げまくることだけをテーマにしています。ブニョールの街は毎年トマトまみれになるのがお約束です。トマト祭りでは街の人口を超えるほどの参加者がぞろぞろ集まってきます。エキサイティング好きな観光客にはおすすめです。

なんと3千万以上!トマト祭りの費用見出し

トマト祭りにはおよそ3400万円以上の費用がかかった例があります。その費用の大半はなんと祭りで使われるトマトです。毎年トマト祭りをやっていたら一期にお金が底をついてしまいます。それにしてもトマト祭りに莫大な費用をかける街の大胆さに驚かされます。街をトマトから守るビニールハウスやトマト栽培にお金をつぎ込むほどですからね。トマト祭りはそれくらいガチでやっているのです。

とある喧嘩から始まったトマト祭りの歴史見出し

その始まりは1945年に起きた

トマト祭りの歴史の始まりは第二次世界大戦の終わりに当たる1945年と言われています。パレードを見ていた青年たちと参加者との喧嘩がきっかけで、今に続くトマトバトルが勃発しました。この時にトマトを使ったのは騒動の場所にたまたまトマトを売っている店があったからです。トマト祭りの歴史は伝統感が全くなく、むしろクレイジーなものです。

あまりに過激すぎるため中止の危機に

1945年に始まったトマト祭りは日に日にどんどん過激化してきました。その過激ぶりに武装警察が仲介に入るほどでした。トマト祭りの参加者の中には逮捕者も出る事態になっています。あまりのやりすぎにトマト祭りは何度か中止を宣告されました。その時の街の光景は今とは比べ物にならないほどすさまじかったものでしょう。特に1957年には、祭りを開くこと自体を懲役刑に課す決まりが出ました。

1959年に公式に認められる

1957年の祭り禁止を受けて市民はトマトの葬式を名目に抗議をしました。その抗議が成功したからか、1959年にトマト祭りは合法化されます。もちろんそれは祭り以外はトマトは投げつけない条件をつけてのことでした。ここからトマト祭りの歴史は本格化していきます。さらに警察までも祭りを主催するようになります。祭りは徐々に国際熱を浴びていき、海外おすすめレベルの祭りとして注目されました。

ワクワク感あるトマト祭りの流れ見出し

トマティーナの準備期間

トマト祭りは前夜祭の時からお祭りムードになっていきます。ある時は飲み会、ある時は歌うというもの。さらにイルミネーションもついているので、かなりの人気ぶりです。当日より楽しかったと言う人さえいますからね。前日で野宿している人を見かけますが、間違って野宿しないことをおすすめします。想像以上に寒いので体調を崩さないようにしてください。

トマト投げの前にハム取り合戦

意外なことかもしれませんが、トマト祭りの序盤はハム取り合戦です。基本的には滑りやすい棒を登って、そのてっぺんにあるハムを取るルールとなっています。いわゆる運動会によくあるパン食い競争みたいなものです。ハムを取った者は「英雄」と称えられる決まりになっています。このイベントはかなりハードで誰も取れなかったという年さえあります。

カオスすぎるトマト祭りの本番

トマト祭りの本番になるといきなりトマト合戦が勃発します。合戦は約一時間ほどで、その間はトマトの汁が飛び交うカオスだらけの世界です。さらには街の職員さんがトラックを傾けてトマトを投入するはっちゃけた展開もあります。何もかもめちゃくちゃだらけで心も楽しくなりますね。ちなみにトマトは潰されてから投げることが多いです。

トマト祭りは後片付けもトマトまみれ

トマト祭りが終わった後は、散水車や仮設シャワーで体を洗い終えることになります。消防のホースのような強烈な水で流されるので、簡単に汚れは落ちるのです。数時間後にはトマトは完全に流され祭りは終了です。片付けられたトマト汁はローマ水道に流れていきます。こういうスプラトゥーン系の祭りは後片付けが大変なイメージがありますが、意外と汚れは流せます。

トマト祭りの開催場所見出し

トマト祭りの開催場所はブニョールです。ブニョールはスペインのバレンシア州に属する街で、マドリードの遠く離れた西に位置します。つまり、スペインの地中海側にあるのです。街自体はトマト祭り以外は1万人と歴史ある街です。ちなみにオリーブやブドウなど地中海式の農業が行われています。とてもクレイジーな祭りが行われている場所とは思えません。

電車での行き方

ブニョールにマドリードから行くにはまず電車でノルド駅に行く必要があります。その駅でブニョールまでの片道チケットを買うのです。ノルド駅からサン・イシドロ駅に行ったらブニョール行きの電車に乗り換えます。そこから徒歩でレンファ線のバレンシア・サンツ駅に乗り、ブニョール駅まで行きます。これでトマト祭りの開催場所につきます。

トマト祭りに参加する方法見出し

まずはチケットの入手を!

トマト祭りに参加するには公式ホームページでチケットを手に入れるのがおすすめです。楽に手に入れたいなら事前にネットで購入しましょう。購入するとメールでコードが送信されるので、当日まで保存します。もし、コードを紛失してしまったら、開催場所で購入するしかありません。チケットは1つにつき1300円なので手軽に参加できます。

始めて行くならツアーを使おう!

トマト祭り初心者かつ海外旅行に慣れていない人はツアーを使うのをおすすめします。個人行動と違ってトマト祭りに経験豊富なサポーターがいますから、安心して参加できます。しかも、ホテル宿泊までついているのでわざわざ野宿する必要もありません。安心してトマト祭りに参加したいなら、トマト祭り専門の人気ツアーに参加しましょう。

初めてなら気を付けるべき注意点見出し

服は汚れていいものを着ること!

トマト祭りは結構服が汚れる場所です。なので、事前に汚れてもいいような服に着替えることをおすすめします。トマト祭りで汚れた服はホーリー祭と同様、汚れを落とすことが困難です。何度も繰り返しますが、ガチでトマトを投げ合う祭りですからね。トマト祭りで目立つには服を事前に用意するのを前提に入れておいて下さい。

トマト対策にゴーグルも

トマト祭りはトマト汁が飛び交うので、目に入る可能性もあります。そのためのおすすめグッズとしてゴーグルが重要視されます。「祭りにゴーグルって用意するの?」という声もありますが、用意しなかったら目が悲惨なことになります。普通のゴーグルでも一瞬で壊れますから、耐久度のあるものを用意してください。用意したらトマト祭りへ出陣です!

ホテルは事前に予約する

トマト祭り会場のホテルは当日と前日にかなり混みます。なので、ホテル予約をするのがおすすめです。ブニョールは1万人ほどの小さな街なので、ホテルはあまり多くありません。予約を取れなくなった場合は最悪野宿せざるを得ません。ホテルさえ予約すれば、野宿することもなくブニョール周辺も観光できます。バレンシア以外の宿は時間がかかるので、必ずバレンシアのホテルに予約しましょう。

海外でも開催されているトマト祭り見出し

コロンビアのトマティーナ

トマト祭りはスペイン以外の国々でも行われています。それはコロンビアという南アメリカの国です。その光景は本場に匹敵するほどエキサイティングで、服がよごれまくります。コロンビアはトマト生産が盛んな場所なので、トマトが投げ放題です。ちなみに本場と同じく毎年行われるので、祭り好きにはおすすめなイベントです。

なんと日本でも行われている!

トマト祭りはなんと日本でも行われています。内容としては、大阪の水辺にトマトのように真っ赤になったスライムと水が用意されるものです。このイベントでは本場同様、汚れてもいいような白Tシャツとビーチサンダルを用意します。中学生以上の人ならトマト祭り気分を楽しめますよ。参加費は2500円と本場より高いですが、夏の暑さを吹き飛ばせます。

トマト祭りでトマトまみれになろう!見出し

ここまでトマト祭りの魅力と歴史、開催場所など色々な見どころを紹介しました。トマト祭りは街全体をトマトで埋め尽くすほどのエキサイティングな祭りです。まさに世界を代表する人気イベントと言ってもいいでしょう。こんなに楽しい祭りは世界でも珍しいです。ホーリー祭タイプのイベントを楽しみたい人はぜひトマト祭りに行くことをおすすめします。

関連キーワード

投稿日: 2017年8月29日最終更新日: 2020年10月7日

アイコン

RELATED

関連記事

ライター

この記事を書いた人

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote