サンセバスチャンを観光！バル巡りなど美食の街の人気おすすめ店紹介！

美食の街として名高いスペイン、サンセバスチャンには数々のミシュラン星付きレストランもありますが、同じくらいバルも観光客に人気です。サンセバスチャンの旧市街には星の数ほどバルが立ち並んでいます。気軽に立ち寄ることのできるおすすめの人気バル、人気メニューを紹介していきます。

バルとは、食堂と居酒屋が一緒になったようなもので気軽に立ち飲みとおつまみで楽しむ場所のことです。一口サイズの指でつまんで食べるピンチョスやタパスなどのや小料理がメインに、また中にはコーヒーショップとして朝から開店しているお店もあります。少しづつ食べられるのではしごが当たり前で、観光客にもバル巡りが人気となっています。

スペインサンセバスチャンを含むバスク地方には、その昔、美食クラブという男性だけが食事を作って楽しむ趣味のクラブみたいなものがありました。それは女性が強いバスクにおいて男性が家のキッチンには入れなかったため、男同士が料理を楽しむ場所を作ったのが始まりのようです。そこで様々なレシピが広まり、舌の肥えた人たちが増え、美食の街となりました。

スペインバスク地方名産の白ワインTxakoli(チャコリ)が有名です。微発泡で辛口、酸味があるのが特徴で、注ぐときは高い位置から注ぎ、微発泡を泡立たせ、スパークリングワインのような状態にして飲みます。一杯2ユーロ程度でアルコール度数も低いので悪酔いすることもなく、とても飲みやすいお酒です。

ピンチョスもタパスも、なかなか日本では馴染みのない言葉なので、せっかくバルに行っても何を頼んでいいのか悩みます。もちろん各々のバルの創作ピンチョス、タパスもありますが、そのなかでもどのお店に入っても置いてあるメニューや、必ず食べたい定番メニューをご紹介します。

ピンチョスとは小さく切ったパンに少量の食べ物がのせられた軽食のことで、昔は食材を串や楊枝でパンに刺して留めていたことに由来しています。干し塩鱈を使ったスペイン風コロッケ/バカラオのクロケッタやえびの串焼きはバスク地方ならではの定番ピンチョスメニューです。カニのパイやウニクリームのタルトなどもよく見かける定番ピンチョスです。

マドリード料理の3大スタンダード、ハチノスの煮込み/カジョスや、ボケロネスというイワシの酢漬け、最近日本でも見かけるオリーブオイル煮/アヒージョも、スペインバル定番タパスの1つです。厚焼きオムレツのトルティージャやデザートの定番カスタードクリームのカラメリゼクレマカタラナなどは、いろんなお店で出されますが、その味も色々なので、食べ比べを楽しみましょう。

エチャニス(Bar Etxaniz)は可愛い小さな店内のお店で、何と言ってもオリジナルメニューが多いのが特徴的です。小さなカウンターにみっちり並べられたピンチョスは、どれも他のお店では見ないような料理ばかりです。何より嬉しいのがほとんどのピンチョスが1.6ユーロとかなりリーズナブルなところです。ガイドブックなどに載ってなく観光客は少なめ、地元の方に人気のバルです。

旧市街地にあるカサウローラ(Casa Urola)は2階がレストランで、1階はバルになっているお店で、高級感ある外観が特徴です。作り置きのピンチョスを出しているお店の多い中、オーダーを受けてからピンチョスを作ってくれます。旬な素材を使ったメニューが多く、置いてあるお酒も豊富です。

ガンバラ(Bar Ganbara)はキノコ料理の専門店でカウンターにはポルチーニ、卵茸と山盛りのキノコが飾ってあります。名物は焼きキノコソテーですが、他にも魚介料理やお肉の料理もちゃんと揃ってあります。なんと一部日本語のメニューもあるので観光の際に訪れやすくおすすめのお店です。

ラクチャラ(La Cuchara de San Telmo)はタパス(小皿料理)と大皿料理のお店で、おすすめメニューはフォアグラです。ここのフォアグラを目当てにサンセバスチャンに訪れる人も多数です。ワインもグラスでなくコップで出されるほどカジュアルなお店ですが、その和気あいあいとした雰囲気がとても人気のお店です。

グロス地区にあるベルガラ(BAR Bergara)はピンチョス発祥の老舗のお店ということでとても有名で地元の人たちや観光客に人気のお店です。美しい見た目のピンチョスは食べるのが勿体無いほど凝っています。夜は人気店ということで混んでいることが多いので、お昼に行くのがおすすめです。

ゼルコ(BAR ZERUKO)は創作料理が自慢のお店です。カウンターに並んだ見た目も可愛いデザインのピンチョスを選んだら、各メニューにより炙ったり、炒めたり、ソースをかけてくれたり、その場で仕上げをして出してくれます。またお値段もリーズナブルなので、いつも地元のお客さんや観光客で賑わっています。

スポルト(BAR SPORT)はフォアグラが美味しいと評判のお店で、フォアグラ目当てのお客さんでいつも店内は賑わっています。お店の名前の通り、店内の巨大テレビにはいつもスポーツ中継が流れています。モダンな店内と流行りの音楽で特に若い層に人気のお店です。日本語のメニューもあるので気軽に注文ができ、観光で訪れるのにおすすめです。

ボルダベッリ(BORDA BERRI)はタパスがメインのお店です。お肉料理の評判がとてもよく、牛頬肉の煮込みや豚の耳のグリルが人気メニューです。他にもリゾットや海鮮料理もあり、メニューが豊富です。とにかく混雑していることが多いため、開店時間を狙って行くのをおすすめします。

旧市街にあるサンタマリア教会の目の前にありアタリガストロテカ(Atari Gastroteka)は、サンセバスチャンのバルの中でも特に人気店で、いつも地元の人や観光客で賑わっています。柔らかくて絶品のタコや、鱈のコロッケ等、旬の料理が何種類もあり、何を頼んでも外れがないと評判です。

ガンダリアス(Gandarias Jatetxea)ではウニやカニのピンチョスが人気のほか、イベリコ豚の生ハムやフィレステーキなどの肉料理タパスがとても人気のお店です。またバスクの代表ワインチャコリも一杯2ユーロと安いのにも関わらず、豪快についでくれるのも評判が高いです。

ゴイスアルギ(Bar Goiz Argi)はエビが美味しいと評判のお店で、おすすめピンチョスはトマト、ニンニクの熱々ソースがかかったエビのプロチェッタです。その他にも鉄板焼きメニューが充実しており、サンセバスチャンでも特にグリル料理料理のメニューが好評のバルです。

アタリガストロテカのすぐ隣にあり、姉妹店シリミリ(Sirimiri)はモダンな内装の店内に常に流行りの音楽が流れているようなで若者に人気のお店です。タパス専門のお店でイベリコ豚のグリルやフォアグラパテ、コロッケなどがおすすめです。また食事の美味しさだけでなく、丁寧な接客やクリーンな店内にも定評があります。

古い建物の中にあるとても味のある外観のお店、ラセパ(LA CEPA)はピンチョスもタパスも両方美味しいバルで、特に生ハムが美味しいと評判です。少し時間はかかりますがあさりご飯、またデザートも好評です。また混んでいてもて丁寧な接客をしてくれる、とても両親的なバルです。

タバルナ(Taberna Dakara Bi)は現地の観光案内所のガイドブックにも載っている、スペイン人も納得の料理が食べられるバルです。牛肉とフォアグラのピンチョスが絶品、大人気です。またウニやうなぎの稚魚を使った魚介類のピンチョスも好評です。何を食べても美味しいと評判のおすすめのバルです。

ラヴィーニャ(La Vina)はバルですが、チーズケーキが美味しいと評判のお店です。カウンターにはこんがり焼けたホールのチーズケーキが沢山並んでいます。デザートを食べに訪れる人が多いですが、もちろん他の食事も美味しいです。特にシーフードがおすすめです。

美食の街、スペインサンセバスチャンのおすすめバル情報はいかがでしたか?沢山あるバルの中から、行ってみたい!と思うバルを見つけるお手伝いができていたら幸いです。その土地でしか味わえない美味しい食事を気軽に楽しむことのできるバルを訪れて、サンセバスチャンの旅を満喫してください。