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サラマンカ観光の見どころ!スペインの古都!世界遺産もあり!

サラマンカ観光の見どころ!スペインの古都!世界遺産もあり!
投稿日: 2017年7月27日最終更新日: 2020年10月7日

スペインの古都サラマンカは旧市街地全体が世界遺産に登録されています。まるで中世にタイムスリップしたかのような古い街並みは日本国内では絶対に見ることの出来ない魅力に溢れています。今回はそんなサラマンカ観光の見所をまとめました。

スペインの誇る古都サラマンカ見出し

サラマンカは中世の街並みをそのままに残した古都です。旧市街地全体が世界遺産に登録されるほど歴史のある街ですが、現在でも観光のみならず大学都市として機能しています。世界にも類を見ない美しい古都サラマンカの名所や見所についてご紹介していきます。

サラマンカはどこにある?見出し

スペインのカスティージャイレオン州サラマンカ県の県都が古都サラマンカです。農業が広く行なわれている地域で、食品加工などの産業がさかんです。サラマンカ県人口の半数近くが都市サラマンカに住んでいます。

サラマンカはスペインを代表する大学街で、オックスフォード大学やケンブリッジ大学に並ぶヨーロッパ最古の大学「サラマンカ大学」を有しています。このサラマンカ大学のある旧市街地はユネスコによって1998年に世界遺産に登録されており、旅行客が多く訪れる観光名所になっています。

サラマンカへのアクセス見出し

サラマンカまではスペインの首都マドリードからバスや鉄道で2時間半ほどかかります。マドリードの長距離バスはWiFiの利用やモニタで映画を見ることもできるため非常に快適な旅行を楽しめます。

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サラマンカはこんなところ見出し

サラマンカはスペインの「メセタ台地」の上に位置しています。メセタ台地は乾燥した広い台地なので、あまり雨が降らないのが特徴です。そのためサラマンカの観光中に天気の心配はほとんどありません。

サラマンカは古くからの建造物を多く残しており、特に世界遺産に登録された旧市街地は中世にそのままタイムスリップしたかのような街並です。この古い街はスペインの歴史とともに現在まで残り続けてきました。街全体が世界遺産に登録されただけあって、観光にぴったりな名所がたくさんあります。

サラマンカの歴史見出し

古代、サラマンカはローマ帝国の領内にあるサルマンティカとして知られていました。イベリア半島のちょうど中央に位置しており、そのため交通の面で大きな役割を持っている都市でした。サラマンカはローマ帝国の衰退とともに西ゴート族やイスラム帝国の支配時代を迎え、12世紀のレコンキスタによってキリスト教圏になった歴史があります。

このような歴史を経て、異なる文化が交わったサラマンカには、古代ローマ、イスラム、ヨーロッパなどの建築様式や学問が集積され、世界的にも比類のない美しい都市になっていきました。サラマンカが世界遺産に登録された背景にはこのような歴史が隠されています。

ヨーロッパ最古の学校「サラマンカ大学」見出し

「知識を欲する者はサラマンカへ行け」とまで言われたサラマンカには、スペイン最古の大学があります。レコンキスタが進みキリスト教の文化が広まってきた1218年ごろ、アルフォンソ9世によって認可された大学です。これはヨーロッパ全体でも3番目に古い歴史をもつ大学で、現在でも重要な統合研究大学として機能しています。

サラマンカ大学への入場は大人10ユーロ、子供5ユーロになっています。中ではオーディオガイドが有料で貸し出されており、こちらは日本語も対応しています。観光名所として旅行客からも人気で、なかでも13世紀からの資料を含む16万冊もの書を蔵する図書館は高い歴史的価値があることで有名です。

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様々な建築様式「新旧サラマンカ大聖堂」見出し

レコンキスタが進んだ12世紀から、サラマンカではカテドラルと呼ばれる大聖堂の建築が始まりました。現在では14世紀に完成した旧カテドラルと16世紀から建設が始まった新カテドラルの両方が現存しており、そのどちらも観光のために入場できるようになっています。

新カテドラルは1523年から建築が始まり、1733年に完成した大聖堂です。ゴシック様式から建設され、18世紀に入ると当時の主流となったバロック様式も組み込まれた多彩なつくりになっています。観光旅行客にも人気があり、夜のライトアップされた姿は圧巻です。

旧カテドラルは現在新カテドラルと繋がっており、観光したい場合は新カテドラルから入場する必要があります。こちらは20世紀に入って補修が行なわれたのですが、どうしても原型がわからないほど崩れてしまった彫像に20世紀を象徴する宇宙飛行士を彫ってあります。

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サラマンカの中心「マヨール広場」見出し

マヨールとは特定の場所の名前ではなく、スペイン等の自治体にある広場のことを指します。そのためスペイン国内にはサラマンカ以外にもマヨール広場がたくさん存在しています。

サラマンカのマヨール広場はアルベルト・チェリゲラによって設計されました。1729年に着工された広場が完成したのは1755年のことで、チェリゲラが建設途中で死去して以降は弟子であるアンドレス・ガルシア・デ・キニョネスが市庁舎と広場を完成させました。

サラマンカのマヨール広場は街の中心地にありますが派手な装飾を避け、広場全体に調和がとれる設計になっています。また、市庁舎はわずかな酸化鉄を含む石材で作られたため夕日に当たると金色に輝きます。完成度の高さは間違いなくスペイン随一の名所と言えるでしょう。

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貴族の邸宅「貝の家」見出し

街の中心にあるマヨール広場は貴族が邸宅を建てるのに好まれました。そのため近辺には貴族の邸宅が点在しており、貝の家もその一つです。ゴシック様式の建築にホタテ貝の装飾を全体に埋め込んだ外観が特徴です。また窓にはイザベル様式による装飾が施されています。

このホタテ貝はイエス・キリストの使途である聖ヤコブの象徴です。貝の家は、聖ヤコブの墓があるサンティエゴ・デ・コンポスラータへの巡礼者を守るロドリーゴ・アリアスという騎士の邸宅でした。

現在、貝の家の内部は図書館や観光案内施設となっており、観光旅行客や読書好きにとって名所です。入場料は無料でWiFiも完備され、飲み物の販売もあります。DVDも置いてあり、旅行の途中で休憩に寄ったり、ゆったりと過ごしたい人にはうってつけです。

コロンブスも滞在した「サンエステバン修道院」見出し

1525年に着工され、1618年に完成したサンエステバン修道院は、新大陸発見で有名なクリストファー・コロンブスとのゆかりがあるといわれています。コロンブスは航海術のためサラマンカ大学で様々な学問を研究しており、その滞在場所としてこのサンエステバン修道院を選んだとされています。

また、コロンブスがイザベル女王に新大陸へ向けての航海を相談し、それを受けてイザベル女王がコロンブスに航海支援を行なうか否かを決める集会を開いたのもこのサンエステバン修道院です。サンエスティバン修道院は、海洋国家としてスペインが発展する重要な足がかりとなった場所といっても過言ではないでしょう。

サンエステバン修道院は旧市街地から少し離れたところに位置しています。世界遺産である旧市街地の華やかさや旅行客の多さに少し疲れたらこちらに寄ってみるのもいいでしょう。内部礼拝堂や回廊は繊細な装飾を施されており、一見の価値があります。

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石造りのアーチ橋「ロマノ橋」見出し

ロマノ橋は、サラマンカ旧市街地の南を流れるトルメス川にかかるアーチ橋です。名前のとおりローマ人によって建築された橋で長い歴史を有していますが、17世紀に起こったトルメス川の氾濫により一部が破壊され修復されています。

橋のそばには公園があり、天気のいい日はピクニックにくる人も少なくありません。橋の近くにカテドラルがあるため、サラマンカの景色を楽しむのに最適です。夜にはライトアップもされ、幻想的な旧市街地を楽しむことができる隠れた名所です。

美しさを追求した「アールヌーヴォーとアールデコ美術館」見出し

アールヌーヴォーとアールデコは、どちらも19世紀から20世紀にかけて流行した美術様式です。アールヌーヴォーとは「新しい芸術」を意味し、花や草木、動物や昆虫といった身近なものをモチーフとします。また、当時からするとまったく新しい鉄やガラスといった素材を使用しているのも特徴です。

アールデコはアールヌーヴォーに続いてヨーロッパとアメリカで流行しました。アールヌーヴォーが曲線的なデザインであるのに対し、幾何学模様などを組み込むアールデコは直線的なデザインになっています。また、装飾に重きをおいたアールヌーヴォーと違い、アールデコは機能性を重視しているのも特徴です。

アールヌーヴォーとアールデコ美術館にはこれらの装飾品が展示されており、ガラス製品や家具などを見ることができます。また、当時一世を風靡したエミールガレやルネラリックの作品も展示されています。二人の作品が好きならぜひ一度訪れてみるべき名所です。

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サラマンカで世界遺産を堪能しよう見出し

いかがでしたか?街全体が世界遺産に指定されたサラマンカは歩けば歩くほど魅力を発見できる街です。中世ヨーロッパの歴史をそのままに残したサラマンカで、中世旅行を楽しんでみて下さい。

投稿日: 2017年7月27日最終更新日: 2020年10月7日

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