スペインの世界遺産を巡ろう！有名な教会や宮殿も！自然遺産もあり！

スペインは、1位のイタリア、2位の中国に次いで3番目に数多く世界遺産を有している国です。その内訳は、文化遺産が40件、自然遺産が3件、複合遺産が2件となっています。スペインの世界遺産をツアーで回るのもおすすめですが、個人で行きたい場所をピックアップして回るのもおすすめです。そこで、おすすめの人気世界遺産をまとめて紹介します。

「古都トレド」は、スペインで超がつくほど有名な観光スポットで、旧市街全体が世界遺産に登録されています。昔は西ゴード王国の首都であり、イベリア半島最長のタホ川に面しています。古都トレドの街並みは非常に魅力的で、訪れた人々は皆、絶賛しています。

高い場所から街を一望するのがおすすめで、絶対にカメラに収めたくなってしまいます。また、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の異文化が入り混じった建築物が今でも現存しております。初めての方は、ツアーに参加してみるのがおすすめです。

古都トレドの名所の一つで、スペイン・カトリックの総本山です。正式名称は、「サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂」ですが、一般的には略称の「トレド大聖堂」で広く知られています。聖堂内には、細かな装飾が施されており、ステンドグラスも非常に美しいです。非常に有名なスポットなので、ぜひ訪れたいですね。

スペインのブルゴスにあるカトリック教会の大聖堂で、正式名称を「サンタ・マリア・デ・ブルゴス大聖堂」といいます。あの有名な聖母マリアに捧られた、ゴシック様式の巨大な建築物です。毎年、ツアー客など、多くの観光客が訪れており、非常に人気のあるおすすめスポットです。

「ブルゴス大聖堂」の着工は1221年に開始され、落成したのが1567年で、完成するまで300年以上もかかったのです。聖堂に施された装飾は、どれも細やかで非常に美しく、入口の上部にあるステンドグラスを使用したバラ窓など魅力的なものばかりです。

スペイン・カタルーニャ州のタラゴナ県にある「ポブレー修道院」。シトー修道会の修道院で、スペイン国内でもトップクラスの規模を誇る修道院です。1991年に世界遺産に登録され、知名度が世界中で急上昇し、今では有名な観光スポットとなっています。

「ポブレー修道院」は、ぶどう畑のに囲まれており、修道院でワイン作りを行っています。ワイナリーがあり、そこではピノノワールのみを使ったワインを生産販売しています。また、ワインの試飲も出来るので、訪れた際にはぜひ、試飲してみるのをおすすめします。

世界最古の運搬橋として有名な「ビスカヤ橋」。スペインのネルビオン川に架かっており、全長が164m、高さ45mの規模があります。2006年に世界遺産に登録され、今ではスペインで人気の世界遺産スポットとして有名になっています。

2000年に世界遺産に登録された「タラゴナの考古遺産群」は、タラゴナ周辺に残った、古代ローマ時代の建造物たちで構成されている世界遺産です。タラゴナは、スペインのカタルーニャ州タラゴナ県に属しており、地中海に面しているので、物流が盛んな都市です。非常に人気の観光スポットなので、多くのツアー客などが訪れます。

「タラゴナの考古遺産群」にある名所の一つで、フランコリ川からタラゴナまで水を運搬するために造られた水道橋です。ちなみに、運搬距離は15kmもあり、自動車が存在しないローマ時代の15kmは、どれほど長い距離なのか想像するだけで、大変なのがうかがえます。

スペインで有名な世界遺産である「ヘラクレスの塔」は、アルタブロ湾の半島に建つ大きな灯台のことです。別名「エルクレスの塔」とも呼ばれており、高さは55mで、スペイン国内でも2番目に高い灯台です。また、この灯台は世界遺産に登録された現在でも、現役で利用されています。

また、塔の内部には、展望台まで登れる石レンガの螺旋階段があり、全部で234段もあります。体力に自信のある方は、展望台まで登って、そこからの絶景を堪能するのがおすすめです。さらに、地下には当時の遺跡の数々が展示されています。

「ガラホナイ国立公園」は、スペインのカナリア諸島ラ・ゴメラ島に位置する国立公園です。1986年には、スペイン初の世界自然遺産に登録されました。国立公園内の総面積は約40k㎡もあり、その規模の大きさをうかがえます。

公園内には、ゲッケイジュバトやカナリーバトなどの、貴重な鳥の固有種が多く生息しており、未来に紡いでいくべき地球の遺産です。また、公園内にあるトレッキングロードは、きれいに整備されており、そういった管理の行き届いたところも人気の秘訣かもしれません。

「アントニ・ガウディの作品群」は、19世紀から20世紀にかけて活躍した建築家であるアントニ・ガウディが手がけた建築作品の中で、世界遺産に登録された7つの作品のことを指します。また、7つの作品とは、サグラダ・ファミリア、グエル公園、グエル邸、カサ・ミラ、カサ・ビセンス、カサ・バトリョ、コロニア・グエル教会のことです。見どころがたくさんの観光スポットなので、是非ともツアーなどに参加してみてください。

「サグラダ・ファミリア」は、バルセロナのシンボル的存在である建築物で、カトリック教会です。1882年3月19日に着工を開始してから、2017年現在でも未だ完成しておらず、2026年に完成予定となっています。「サグラダファミリア」には、建物の正面が3つあるとされており、「生誕のファザード」、「受難のファザード」、「栄光のファザード」と、それぞれ名称があります。

バルセロナの街にある公園で、1900年から1914年にかけて造られました。列柱ホールの屋上にあるギリシャ広場からは、バルセロナの街並みを一望できるので、多くの観光客がカメラに収めに訪れています。また、公園内には、当時ガウディが実際に住んでいた家があり、それを博物館として公開しています。

「コロニア・グエル教会」は、バルセロナ近郊にあるサンタ・クローマ・ダ・サルバリョーに位置する教会です。1908年に着工開始されるも、様々な問題が起こって、ついには1916年に建設が中断され、未完成のまま建設は終了を迎えました。しかし、教会内部に施された装飾は、非常に見事であり、神秘的な美しさがあります。

スペイン・エストレマデューラ州の州都であるメリダに残されている、ローマ時代の遺跡たちを総称して「メリダの考古遺跡群」といいます。遺跡の中には、「ローマ劇場」「円形競技場」「ミラグロス水道橋」「国立ローマ博物館」など人気の名所がたくさんあります。メリダの現地ツアーに参加して、じっくり見て回るのもおすすめです。

「ミラグロス水道橋」は、「メリダの考古遺跡群」の中の名所の一つであり、おすすめの観光スポットです。水源は12kmも先にあるプロセルピナ貯水池で、当時は、地中海地域で最大の人口貯水池だったと言われています。水道橋の全長は約830m、高さは最大で約25mもあり、非常に巨大な規模です。

「テイデ国立公園」は、スペイン最高峰の火山である、テイデ山を中心とした国立公園です。スペイン領内カナリア諸島のテネリフェ島に位置しており、2007年に世界遺産に登録されました。国立公園内には、エキウム・ウィルドプレッティという「宝石の塔」の異名を持つ、ワインレッドカラーが特徴の植物や、カナリーアオアトリなどの動物達が生息しています。

スペイン・バレンシア州の都市エルチェにある、欧州でトップクラスの規模を誇る椰子(ヤシ)園です。144万㎡という広大な面積を誇り、11000本を超えるナツメヤシが植えられており、中には樹齢300年以上のものもあります。また、18世紀には、現在と比較して2倍の土地面積と20万本を超えるナツメヤシが植えられていたというのだから、非常に驚きです。

いかがでしたでしょうか?ここまで、スペインでおすすめの人気世界遺産を紹介してきました。世界で3番目に多く世界遺産を有するスペインには、本当に魅力的な世界遺産がたくさん存在します。これから、スペインの世界遺産ツアーに訪れる予定の方は、是非とも参考にしていただき、ツアーを満喫していただけたら嬉しいです。