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毘沙門堂で京都山科を満喫!桜や紅葉の見頃やアクセス方法も紹介!

毘沙門堂で京都山科を満喫!桜や紅葉の見頃やアクセス方法も紹介!
投稿日: 2017年10月17日最終更新日: 2020年10月8日

息をハッと呑むような紅色が見事な京都山科の毘沙門堂の紅葉。コマーシャルで流れたあの風景です。その美しさに惹かれて京都へ行こうと思った方も多いのではないでしょうか?そこで、毘沙門堂へのアクセス方法や紅葉また、桜の見どころについての情報もお伝えします。

京都の毘沙門堂で紅葉や桜を満喫見出し

紅葉狩りが待ち遠しい時季になってきました。紅葉と言えば、京都。紅葉の名所の多い京都でもCMで一躍、人気が出たのが、この毘沙門堂です。また、紅葉もさることながら、枝垂れ桜も見事です。桜もCMで有名になりました。この、見事な風景をぜひ、一度は見てみたいもの。そこで、見どころの時期、アクセス方法などをご紹介致します。

京都毘沙門堂の名前の由来見出し

703年に行基が創建した出雲寺が起源と言われています。平安末期に荒廃していた出雲寺を平親範が、天台宗の宗祖である最澄の自作の毘沙門天を本尊とし、再興したことから、毘沙門堂と呼ばれるようになりました。妙法院、三千院、青蓮院、曼殊院と合わせて、天台宗京都五門跡の一つであります。

門跡寺院とはこんなお寺

その昔、宇多天皇が出家して寛平法皇となり、仁和寺に入られました。この事が始まりで、皇族や身分の高い貴族が出家して住職となった寺院のことを門跡寺院と言うようになりました。ここ、毘沙門堂は後西天皇の皇子、公弁法親王が入られて門跡寺院となりました。

京都山科の毘沙門堂の紅葉を有名にしたCM見出し

2011年JR東海のエクスプレス・カードのキャンペーンCM「そうだ京都、行こう。」シリーズで、山科の毘沙門堂の紅葉が全国に流れて有名になりました。閑静な住宅街の奥にあるお寺の石段は、敷き詰められた紅葉の圧倒的な紅色で、視聴者の心を捉え、全国的な京都の名所となりました。

紅葉の見頃の時季見出し

例年、11月中旬から12月上旬頃までが紅葉の見どころとなっています。11月23日(祝)には紅葉まつりもあります。コマーシャルの風景は、散った紅葉が石段に敷き詰められていますが、散り紅葉は、ある程度積もると掃除されてしまうそうです。ホームページ等で状況を確認してから行かれることをおすすめします。

見事な京都の紅葉

京都の紅葉の見事さは、京都の気候の条件が紅葉に良いそうです。京都の晩秋の寒さ、また、寒いだけでなく、日中の温度差が大きいことや日照率、湿度などの関係も京都の地は好条件なのです。さらには、庭の木々、1本1本にもこだわりぬいて植えてある、歴史ある建物が多いため、見事な紅葉を見ることが出来るのです。

紅葉以外も情緒豊かな京都の四季見出し

京都の冬の寒さと夏の暑さは、枕草子の中にも書いてあるようにひときわです。京都盆地という地形に加え、古代、この地は湖であったことから、冬の底冷え、夏の蒸し暑さ、春秋の自然の色鮮やかさと、京都独特の風土となっているのです。都人はその風土を長い年月掛けて、自然を巧みに使い、山紫水明の都へと作り上げました。

必見!桜の毘沙門堂見出し

桜の名所でもある毘沙門堂。JR東海の2000年春のキャンペーンに使われました。「毘沙門枝垂れ」「一目千両」などとの呼び名がある、樹齢150年の宸殿前の枝垂桜「般若桜」は圧巻です。また、4月の第1日曜日には「山科毘沙門堂観桜会」が行われ、筝の演奏やお茶を楽しむことが出来ます。(有料)

毘沙門堂の見どころ「絵画」見出し

平親範が再興した後、また、荒廃しましたが、徳川家康のフィクサーとも言われている天海大僧正が再興しました。そのためか、江戸時代に活躍した画家の作品が多く飾られてあります。現代で言う、トリックアートのような技法を取り入れた絵画は一見の価値ありです。

動く襖絵「九老の図」

絵画の見どころの一つは、宸殿にある老人と机が描かれた「九老の図」です。「動く襖絵」とも呼ばれ、絵に描かれている机を見ながら歩くと、机の長さや形が変形して見えるという、不思議なものです。室町時代から江戸時代まで活躍した狩野派の一人である、狩野益信が筆を執りました。

霊殿の守り龍「天井龍」

霊殿の守り龍として、天井に描かれているのが、別名「八方睨みの龍」です。こちらも九老の図と同じ技法が使われていて、龍の目を見ながら歩いていると眼がついてきます。どの方向から見ても睨まれているように見えることから、その呼び名がついたようです。阿弥陀如来や歴代の天皇家の位牌を守るには、心強い守衛です。

円山応挙「板戸の衝立」

京都画壇と系統が続いている、円山派の祖である江戸時代の画家、円山応挙の作品です。応挙は、足の無い幽霊を描き始めた画家とも言われています。この衝立は一見すると平凡な杉の板ですが、鯉の眼を見ながら左右にゆっくり動くと、鯉の尾の部分も動いて見え、こちらもトリックアートになっています。

毘沙門堂の見どころ「境内」見出し

華やかな春の桜や秋の紅葉がクローズアップされますが、深々と冷える冬の京都も見どころ満載です。雪の弁財天堂や晩翠園は水墨画の世界のようです。また、大石内蔵助が吉良邸討入をするまでの間の住まいが、ここ、山科です。そのことから、山科では赤穂の義士たちをしのぶ、山科義士まつりがあり、義士隊はここからの出発です。

晩翠園

江戸時代初期に作られたこの庭は、山深く、翠が夜目に浮かぶようだということから、晩翠園と名付けられました。谷川の水を引いて造った回遊式庭園です。禅宗の影響を受けた鎌倉、室町時代の庭に見られる日本の伝統的な手法である心字池や亀石、千鳥石、座右石などが据えられてあります。こちらの紅葉も見事です。

仁王門

毘沙門堂への入り口である、仁王門。最初は緩やかな石段ですが、だんだん、急勾配に成っていきます。それを上がりきっていくと本堂への表門でもある、仁王門が表れます。左右に阿吽の二天像が安置されているこの門は、1655年の建立で毘沙門堂が山科に移転された際に造られたものです。

勅使門

勅使門は天皇からの使者など、高貴な方が使用するために造られた門です。なので、通常は閉門されていて通れません。勅使門から南側の参道の両側は紅葉のトンネルとなり、石段は赤い絨毯を敷き詰めたような景色となります。2011年のJR東海のキャンペーンポスターはこちらからの風景です。

宸殿

宸殿はⅠとⅡに分けられています。宸殿Ⅰには動く襖絵「九老の図」が、宸殿Ⅱには「板戸の衝立」があります。また、宸殿は門跡寺院にだけ造られる建物となっています。大きな法要などを行う場所として使われるそうです。こちらの宸殿は、もともと御所にあった後西天皇の宮殿を公弁法親王がいただかれ、1693年に移築した建物です。

弁財天堂

豊臣秀吉の正妻である、おね(高台院)が大阪城内で祀っていた弁財天が祀ってある建物です。公弁法親王がこの弁財天様をここに移すことを強く願われたため、こちらに祀られたそうです。。別名を不老弁才天とも言われており、多くの人の心の拠り所となっています。また、紅葉も見事で、過ぎていく時間を忘れそうです。

京都山科の毘沙門堂へのアクセス見出し

電車でのアクセス

JR山科駅からのアクセスは、北口を出て、約1.2kmほど歩くと到着です。約20分ほどです。市営地下鉄山科駅、京阪山科駅からも徒歩約20分ほどで着きます。案内板がありますので、それに沿って行くと大丈夫です。バスはありませんので、歩くのが辛い方はタクシーをご利用ください。

お車でのアクセス

お車からのアクセスの方は、名神高速の京都東I.C.を出て、山科駅前の旧三条通より北に入るルートでお越しください。但し、観光シーズンは道幅も狭く、渋滞になりますので、余裕を持ってお出かけください。一旦、渋滞にはまると、なかなか抜け出せません。

毘沙門堂の場所と拝観時間見出し

拝観時間は8時30分から17時(12月から2月は16時30分)まで。拝観料は大人500円、高校生400円、中小学生300円です。団体割引もあります。駐車場は無料駐車場もありますが、自家用車20台分しかありませんので、満杯の時は有料パーキングをお探し下さい。

住所:京都市山科区安朱稲荷山町18  電話番号:075-581-0328 

毘沙門堂以外の京都山科の見どころ見出し

山科疏水

この疎水は、京都にとっての念願である琵琶湖の水引くために作られた、琵琶湖疏水の支流です。明治維新により京都から東京へと首都が移転し、活気をなくした京都を再び繁栄させるという目的もあり、建設されました。こちらの桜も見事です。毘沙門堂へのアクセスついでに観賞されてはいかがでしょうか?

随心院

真言宗善通寺派の大本山で991年に建立されました。小倉百人一首でも有名な平安の美人、小野小町ゆかりのお寺です。小町が使用した遺跡も残されています。小町が住んでいたといわれる部屋の縁側からは美しい庭が見え、本堂や庭はドラマや映画の撮影にも使われているそうです。梅の名所にもなっています。

醍醐寺

国の重要文化財でもある、豪華な襖絵のある葵の間、秋草の間、勅使の間のある醍醐寺は、空海の孫弟子に当たる理源大師聖宝により、874年に創建されました。醍醐山全体がお寺となっているこのお寺は、残っているお堂のほとんどが桃山時代のものだそうです。醍醐天皇の冥福を祈るために建立された五重塔は国宝となっています。

京都へ行ったら毘沙門堂も見出し

歴史ある街、京都。京都と言えば、清水寺や金閣寺を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?ここ、山科は京都駅からわずか1駅。タクシーでも20分あまりと、アクセスもよく、いろんな見どころも満載のスポットです。春夏秋冬、どの時季に来ても、京都を充分、満喫できます。思い立ったら、ぜひ、「京都へ行ってみましょう」

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投稿日: 2017年10月17日最終更新日: 2020年10月8日

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