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京都五重塔の観光特集!場所やおすすめの見どころも一挙ご紹介!

京都五重塔の観光特集!場所やおすすめの見どころも一挙ご紹介!
投稿日: 2017年4月30日最終更新日: 2020年10月7日

京都には実は4つ五重塔があります。一番有名なのは東寺の五重塔ですが、それ以外の3つは意外に知られていません。今回はそんな京都にある4つの五重塔の場所やアクセス、そして、五重塔の来歴や、五重塔以外の見所も合わせてご紹介したいと思います。

京都の五重塔を巡ろう!見出し

京都の五重塔と言われて、皆さんはどこの「五重塔」を連想するでしょうか?東寺以外にあるの?という方も多いと思います。実は京都にある五重塔は東寺を含め4つあるんです。という訳で今回は京都の五重塔を巡る旅をご紹介したいと思います。それではまいりましょう。

京都の五重塔①「東寺」見出し

まず最初にご紹介するのは、東寺の観光スポットである五重塔です。京都のシンボルは?と聞かれて、連想されるのが、この東寺の五重塔と大文字ではないでしょうか?東寺の歴史は古く、平安遷都の二年後、延暦15(796)年に建立されています。羅城門の東側に建てられた為、東寺と呼ばれるようになったそうです。

五重塔の建立は、東寺の創建からしばらく経ってから。弘仁14(823)年に空海に東寺が下賜され、真言密教の道場になってからになります。天長3(826)年、講堂の造営された翌年に、いよいよ五重塔の造営が行われました。では、現在建っている五重塔がその時に建てられた五重塔なのか?というと、残念ながら答えはノーです。

東寺の五重塔は天喜3(1055)年の落雷をはじめとして、過去に4度、焼失しています。千年近く前の建造物なので、さすがに無傷ではいられなかったのでしょう。現存する五重塔は寛永21(1644)年に三代将軍徳川家光が寄進したものになります。それでもすごいんですけどね。

東寺へのアクセス

東寺への最寄り駅は、近畿日本鉄道の東寺駅。駅の改札を出て九条通りをまっすぐ西へ進みます。徒歩5分ほどの道のりで目的の場所に到着します。ちなみに、JR京都駅からも直線距離では500mも離れていないので健康な方なら散歩代わりに歩いてみるのもおすすめです。

京都の五重塔「東寺」の見どころ見出し

東寺には五重塔以外にも多くの見どころスポットがあります。東寺の本堂にあたる「金堂」や寺域のほぼ中心に位置し、密教の最高神、大日如来の座する「講堂」。さらには、弘法大師がお住まいだった「御影堂」。どれも悠久の時の流れを感じさせる、おすすめ観光施設です。

場所:京都市南区九条町1 連絡先:075-691-3325

京都の五重塔②「醍醐寺」見出し

続いてご紹介するのは京都の伏見区醍醐にある「醍醐寺」の五重塔です。醍醐寺は、貞観16(874)年、理源大師聖宝(りげんだいししょうぼう)が、醍醐にある笠取山の山上に准胝(じゅんてい)観音と如意輪(にょいりん)観音の2体を祀る観音堂を建てた事が始まりと言われています。

その後、醍醐天皇をはじめ、朱雀天皇、村上天皇の3代にわたって帰依を受けた醍醐寺は、五重塔をはじめとした壮麗な伽藍を整えていきます。ちなみに、五重塔は、天暦5(904)年に完成しました。高さは38mで、東寺の五重塔が55mには及びませんが、京都にある五重塔の中では最古のもので必見の観光スポットです。

しかし、応仁の乱で醍醐寺は五重塔を残して焼失してしまい、没落していきます。それを再興させたのが「醍醐の花見」で有名な豊臣秀吉です。秀吉、秀頼の二代にわたり醍醐寺は往事の姿に再建され、現在に至ります。春には桜、秋には紅葉と見どころも多く、市内でも指折りのおすすめ観光スポットになっています。

醍醐寺へのアクセス

醍醐寺への最寄り駅は、京都市営地下鉄東西線の「醍醐駅」になります。醍醐駅から住宅街を抜けて15分程度となります。歩くのはイヤだ、という方には朗報です。京阪バスの山科急行が京都駅の八条口から出発しています。これだと、醍醐寺まで、乗り換えなしで約30分と大変おすすめです。

京都の五重塔「醍醐寺」の見どころ見出し

醍醐寺の五重塔の以外の見どころですが、一口に醍醐寺と言っても実は、上醍醐と下醍醐に別れています。笠取山の山頂に観音堂が作られたことが醍醐寺の最初だというのは上述した通りですが、その観音堂がある山上を上醍醐、そして現在、醍醐寺の場所と認識されているのが下醍醐になります。

下醍醐には、豊臣秀吉が紀州から移築させた国宝の金堂をはじめ、重要文化財の清龍宮本殿、祖師堂、不動堂、観音堂と多数の見どころがあります。さらに、上醍醐にも、国宝の薬師堂、清瀧宮拝殿や重文の開山堂、如意輪堂、と多数の堂宇が点在しており一日では回りきれないほどで、お寺好きにはおすすめの観光スポットです。

場所:京都市伏見区醍醐東大路町22 連絡先:075-571-0002

京都の五重塔③「仁和寺」見出し

仁和寺は、光孝天皇の勅命により着工されました。完成は二年後の仁和4(888)年です。光孝天皇はすでに亡くその遺志を継いだ、宇多天皇の代になっていました。その後、仁和寺で出家した宇多天皇が、住まいをこの地に移し、仁和寺は御室御所と呼ばれるようになります。仁和寺のある地域が御室と呼ばれるようになった所以です。

仁和寺の五重塔が建立されたのは、江戸時代、寛永21年のこと。3代将軍家光の寄進によるものでした。高さは36mあり、東寺の五重塔が再建された年代と同時期に建てられた為、屋根の幅や寸法あるいは建築様式が酷似しています。どうやら江戸時代の流行りだったようですね。

仁和寺へのアクセス

仁和寺の最寄り駅はJRの場合、花園駅から北西に徒歩約20分程度になります。花園妙心寺の広大な敷地をぐるっと回って住宅街を抜けていくので、ちょっとわかりにくいかもしれません。京福電鉄(嵐電)北野線の御室仁和寺駅からは、徒歩2分程度なので、駅からの距離ではこちらの方がおすすめです。

京都の五重塔「仁和寺」の見どころ見出し

仁和寺と言えば、御室桜で知られる、遅咲きの桜たちが有名です。中門内の西側一帯にある、背丈の低い桜の木々が御室桜です。春になると染井吉野や枝垂れ桜が一斉に咲き誇ります。そして、それらが散った後、御室桜が満を持して開花します。吉野の桜に優るとも劣らない、と絶賛された京都でも指折りの春のおすすめ観光スポットです。

場所:京都市右京区御室大内33 連絡先:075-461-1155

京都の五重塔④「法観寺」見出し

最後にご紹介する五重塔は、「法観寺の五重塔」です。「法観寺の五重塔」という名前よりも、「八坂の塔」という言い方の方が有名ですね。八坂神社から高台寺を経て、清水寺に向かう散策路の途中にあり、観光客の定番撮影スポットになっています。上の写真の風景、よく見る景色ですよね。

こちらの法観寺は、なんと聖徳太子が創建した、と伝えられています。聖徳太子の夢に、如意輪観音が現れ法観寺を創る事を告げたんだとか。それが崇峻2(589)年の事で、今から1400年以上も前のお話なんですね!創建年代はこれまでご紹介してきた4つの五重塔の中で最古の法観寺の五重塔ですが、不幸な事にその後、何度も焼失します。

鎌倉時代には、清水寺と八坂神社の抗争で焼失してしまった事もあるとか。位置的には両者の中間にあるので、なんとなく小競り合いがあって燃えてしまったのかな?なんて想像してしまいます。しかし、焼失するたびに再建されて、現在、立っている五重塔は室町幕府6代将軍の足利義教によって再建されたものになります。

法観寺へのアクセス

法観寺の最寄り駅は、京阪祇園四条駅になります。駅を出て四条通りを東に突き当たりまで歩くと八坂神社の門前。地名で言えば「祇園」になります。そこから八坂神社の境内を通り、円山公園を大谷祖廟、高台寺方面に抜けて道なりに歩けば、ドラマで見たことのある八坂の塔が見えてくるでしょう。徒歩約15分の道のりです。

京都の五重塔「法観寺」の見どころ見出し

法観寺の境内は小さく、実のところ八坂の塔以外の見所があまりありません。ですが、この八坂の塔、違う角度から見る事ができる事はあまり知られていません。他の五重塔は、外からしか見られませんでした。しかし、八坂の塔は、内部も拝観でき、かつ二層目まで登る事ができるんです。

二層目程度では、なんて思うかもしれませんが、周囲にあまり高い建物が無い京都市内。二層目でも、十分な絶景を楽しめることでしょう。拝観時間が定められているので、基本的には毎日拝観できるはずですが、念のため中に入れるかどうか電話などで事前に確認する方がおすすめです。

場所:京都市東山区清水八坂上町388 連絡先:075-551-2417

一日ではちょっと厳しい京都五重塔巡り見出し

京都の五重塔巡りをお届けしました。京都にある五重塔は、行政区分で言うと南区、右京区、伏見区、東山区と見事に点在しています。全てを1日で巡ろうとすると、京都の街を文字通り東奔西走する羽目になる事でしょう。ゆっくり巡るもよし、タイムトライアルのように1日で巡るのも、また良しですね。京都観光、是非、楽しんで下さい。

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投稿日: 2017年4月30日最終更新日: 2020年10月7日

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