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亀屋良永の御池煎餅は京都土産におすすめ!人気メニューや店舗の場所を紹介

亀屋良永の御池煎餅は京都土産におすすめ!人気メニューや店舗の場所を紹介
投稿日: 2018年11月17日最終更新日: 2020年10月8日

京都のお土産としてよく知られているのが、亀屋良永という老舗の御池煎餅です。そのはんなりとした味わいはまさに京都らしい一品と言えるでしょう。亀屋良永の店舗へのアクセスや御池煎餅の魅力、購入できる場所などの情報について紹介します。

亀屋良永の御池煎餅は京都のお土産見出し

Photo by Kentaro Ohno

京都は観光地ということもあって、いろいろなおすすめお土産があります。中でも京都でしか購入できないお土産で、しかも日持ちもよいとなればピッタリではないでしょうか。そんなお土産の一つとして人気が高い亀屋良永の御池煎餅について、店舗の場所やおすすめメニューなどを紹介します。

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亀屋良永の御池煎餅とは見出し

Photo by Kentaro Ohno

亀屋良永の代表的な菓子というと、まず挙げられるのが御池煎餅です。一般的な煎餅というと、小麦粉などを原料にして作られ、歯ごたえがあるものが主流です。ところが御池煎餅はそうではありません。いかにも京都らしい、はんなりした煎餅なのです。

もともとは明治の末ごろから作られていたメニューだったようですが、戦後の再興の時に先代の当主が改良して作りだしたものと言われています。麩焼き煎餅と言われるタイプの煎餅です。

Photo by is_kyoto_jp

江州産のうるち米の米粉を麩焼きのようにした煎餅を、亀甲型の焦げ目が軽く付くように焼き上げ、その上に砂糖を刷毛で塗っています。この砂糖にはたまり醤油が隠し味として入れられているということで、口の中でほどける食感とやわらかな甘さの中に醤油の風味が効いていて、非常に上品なお菓子と言えるでしょう。茶菓子などにもおすすめの一品です。

亀屋良永の歴史見出し

Photo by naitokz

亀屋良永の歴史はなんと江戸時代に遡ります。創業は1832年で、時代で言うと江戸時代になります。ペリーの黒船がやってくる20年も前に創業しているという古い歴史を持つ菓子舗です。現在の当主は5代目です。

初めは「大文字屋庄三郎」という屋号でしたが、現在の「亀屋良永」という名前になったのは1860年のことです。もともとは柳馬場通御池を南に下がったところに店舗があったのですが、その後に堺町通御池に移転しました。

ところが、第二次世界大戦の時、御池通が拡幅されることになり、亀屋良永は強制的に店舗を撤去され、休業を余儀なくされたのだそうです。現在地で店をふたたび始めたのは1952年のことで、以来現在の場所に店舗を置き、営業を続けています。

御池煎餅の亀屋良永の店舗はどこ?見出し

Photo by hazuijunpei

後で述べますが、御池煎餅そのものは京都市内の複数の場所で購入することができます。しかしどうせならば他のメニューも見てみたいという方は、ぜひ店舗に行ってみてください。店舗は京都市中京区寺町通り御池下ルという住所になっています。

この下ルという住所ですが、京都にはよくある地名のあらわし方で、南に「下る」ことを言います。京都御所(イコール天皇)から見て南に行くので「下る」なのです。ただし、場所としては寺町通と御池通がぶつかる角地に店はあります。有名な本能寺の門前になります。ちなみに、店舗に掲げられている看板は武者小路実篤が揮毫したものだそうです。

亀屋良永へのアクセスは?見出し

Photo by tenz1225

それでは、亀屋良永へのアクセスについて紹介しましょう。前述した通り、店舗があるのは京都市の寺町通り御池下ルという場所で、本能寺の門前なのですが、京都市役所の向かい側でもあるのです。ですからアクセスが非常によく、他の観光地からもアクセスしやすい場所です。

Photo by macglee

アクセス方法ですが、電車もしくはバスでのアクセスが便利です。最も近いのは京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅です。駅から店舗までは徒歩で3分ほどでしょうか。地下街「ZEST御池」を通り、寺町通方向の出口を上がると、すぐに亀屋良永の店舗に到着します。

Photo by noriqnub

ただ、地下鉄東西線は京都駅から直通では来ることができません。京都駅を起点にするのであれば、地下鉄烏丸線で「烏丸御池」駅に出て、ここで東西線に乗り換えて1区間山科方面に移動となります。

また、京阪沿線からアクセスする場合は「三条」駅が最寄となりますが、駅から歩くと徒歩で10分前後かかるので、三条駅で東西線の「三条京阪」駅に移動し、こちらも1区間東西線で太秦天神川方面に移動してもよいでしょう。どちらも降りる駅は「京都市役所前」です。

Photo by izunavi

京都駅や他の観光地から移動する場合にはバスを利用することもできます。バス停は「寺町御池」、「京都市役所前」、「河原町御池」などが近く、停車するバスの路線も多くあるので、あまり待たずに使うことができるでしょう。ただし、観光シーズンのこのあたりのバスは混雑しがちなので、可能ならば地下鉄などを利用するのがおすすめです。

亀屋良永と亀屋良長見出し

Photo by Yasuo Kida

ところで、京都に観光で来た方が間違ってしまうのが「亀屋良永」と「亀屋良長」という2つの店舗です。最後の「なが」の字だけが違うこの2つの店舗は、どちらも江戸時代からの歴史がある和菓子店で、しかも場所も比較的近いという、ちょっとややこしい関係にあります。

なぜこんなややこしいことになったのかというと、もともと京都には「おまんやさん」と「もちやさん」という2つのタイプの和菓子屋さんがありました。このうちおまんやさんは茶道や朝廷の儀式で使う上菓子を扱っており、本家筋が「五亀二鶴」と呼ばれていました。

Photo by merec0

この五亀二鶴の伝統を引き継ぐ、もしくはのれんわけをしてもらっている店が「亀屋」「鶴屋」という名前を名乗っているのです。ですから京都には「亀屋」「鶴屋」と名のつく和菓子屋さんが多く見られるわけです。

ちなみに亀屋良長は1803年創業の和菓子店です。店舗があるのは四条通と醒ヶ井通の角のところにあり、亀屋良永から歩いてもいける場所です。こちらのおすすめメニューは「烏羽玉」で、創業当時からの名物だそうです。

御池煎餅の魅力見出し

Photo by dreamcat115

さて、御池煎餅に戻りましょう。前述したように亀屋良永は上菓子を扱う店で、店舗に行ってみるとショーウィンドーのところに季節のお菓子が美しいディスプレイされているのもまた魅力的です。このようなお店ですから、御池煎餅もまた、茶菓子としても使える雰囲気を漂わせる一品となっています。

Photo by t-mizo

先ほど紹介したように、煎餅といってもバリバリと食べるタイプではありません。抹茶などとともに味わいたい、上品な煎餅ですが、それでいてあとひくおいしさでついつい次々に手を伸ばしてしまう、そんな味わいが楽しめます。他の場所ではなかなか味わえない、実に京都らしいお煎餅と言えるでしょう。

亀屋良永の御池煎餅の味の種類は?見出し

Photo by akira yamada

普通、お煎餅というと、中に豆やゴマなどが入っていたり、さまざまなトッピングがされていたりしていろいろな味があるのですが、御池煎餅はどうでしょうか。季節限定品などがあるのでしょうか。

実は御池煎餅には他の味つけはありません。発売以来、この味一本で、絶大な人気を博しています。しかしこの淡白でありながら深い味わいこそが御池煎餅の魅力と言えるでしょう。

亀屋良永の御池煎餅が購入できる場所見出し

Photo by akira yamada

亀屋良永の店舗は先に述べたように、アクセスが非常に便利な場所にあります。しかし店休日が日曜日と第一、第三水曜日となっているため、日帰り観光などで来た場合に運悪く日曜日に当たると、御池煎餅を購入できなくなってしまいます。御池煎餅は店舗以外では購入できないのでしょうか。

Photo by Kentaro Ohno

実は御池煎餅は亀屋良永の店舗以外でも購入できます。京都市外に店舗はないのですが、京都市内の百貨店に御池煎餅を販売しているところがあるのです。

販売しているのは、JR京都駅、JR京都伊勢丹、高島屋京都店、大丸京都店の4ヶ所です。京都駅ではTHE CUBEや新幹線改札内「京のみやげ」など、百貨店ではそれぞれお土産を扱っているところにコーナーがあり、そこで購入できるようになっています。

店舗が休みの日や大急ぎでお土産を購入しなければならないというときでも、これらの場所に行けば購入できるので覚えておくと便利です。

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亀屋良永の御池煎餅はお取り寄せ可能?見出し

Photo by jam343

お土産で御池煎餅をもらったりして、ぜひとも自分で購入したい、でも京都まで行くのは大変だという場合、ネットショッピングなどで購入できる方法を考えるという方も多いのではないでしょうか。残念ながら御池煎餅はネットショッピングで購入することはできません。

ただ、いわゆる「お取り寄せ」が不可能かというとそうではありません。御池煎餅は電話やファックスでの注文が可能なのです。もし御池煎餅をお取り寄せしたいというのであれば、店舗の方に連絡を入れてみて相談することをおすすめします。

亀屋良永の御池煎餅がおすすめの理由1:京都以外にはない見出し

Photo by nirvanaday

では、亀屋良永の御池煎餅はなぜお土産として人気なのでしょうか。まず一番のおすすめポイントとしては、「京都以外では購入できない」ということにあります。もちろん前述したようにお取り寄せは可能ですが、京都以外の場所には店舗はもちろん、販売コーナーなどもありません。

Photo by wongwt

京都以外の方が購入するチャンスがあるとすれば、百貨店などで行われる「京都展」です。京都の名産品をさまざま購入できるイベントの時に出店する場合があります。ただこれも百パーセント出店されるというわけではありません。

京都以外では購入することがほぼできないからこそ、お土産品としての価値は上がります。まして他の土地ではなかなかないタイプの煎餅ということもあって、おすすめお土産と言われることが多いのです。

亀屋良永の御池煎餅がおすすめの理由2:入れ物がいい見出し

Photo by ume-y

この御池煎餅、もう一つのおすすめポイントが「入れ物」です。ふんわりとした食感の煎餅ですから、ちょっと力を入れると簡単にぱりんと割れてしまいます。せっかくお土産に購入したのに、いざ渡そうと思ったら中で割れていたらちょっとがっかりしてしまいますが、その心配はありません。

Photo by jacob jung

御池煎餅は缶に入っています。一般的におすすめお土産として取り上げられるサイズの御池煎餅は22枚入りで、海苔などが入るような丸い筒型の缶に入って販売されているのです。丸い缶入りなので、帰りに荷物が多くなってぎゅっと詰め込んでもかさばらず、缶に守られて中身も安全です。

Photo by adelie33_Asako

実はこの缶もまた驚きの一品です。缶には「相傳 御池煎餅 京ト 亀屋良永」という文字が書かれているだけなのですが、この字の感じ、どこかで見たことはないでしょうか。実はこの文字は有名な版画家である棟方志功の手になるものなのです。

シンプルな缶にぺたりと貼りつけられたラベルがなんと棟方志功のものだというあたり、亀屋良永の歴史の重みを感じてしまいます。中身はもちろん、入れ物も魅力的である点も、お土産メニューとしてイチオシである理由の一つなのです。

亀屋良永の御池煎餅がおすすめの理由3:日持ちがする見出し

Photo by yto

お土産で気になるポイントのもう一つが、いわゆる賞味期限です。消費期限が短いお土産品や、クールで運ばなければならないものなどは、やはりお土産としては少し考えてしまうという方もいるのではないでしょうか。

御池煎餅の賞味期限は製造日より30日間です。しかも煎餅ですから常温保存が可能です。30日もあればお茶の時間などにちょこちょこつまんでも余裕を持って食べきることができますし、すぐに渡せなくても品質の心配をしなくてすみます。まさにお土産にぴったりの一品です。

Photo by yamakazz

また、御池煎餅は麩焼き煎餅なので、一枚一枚が軽くできています。ですからお土産にしても重いということがありません。荷物が多くなってくると、軽く持ちやすいお土産はありがたいところです。

ちなみにこれだけ魅力いっぱいの御池煎餅ですが、値段は22枚入りの缶で1300円、ばら売りもあります(1枚51円)。値段もお手頃なので、お土産の他に自分用にばら売りを購入するという方もいるようです。

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亀屋良永には御池煎餅以外のメニューはある?見出し

Photo by Yuya Tamai

亀屋良永は御池煎餅が有名な店ですが、もちろん御池煎餅しかメニューにないわけではありません。先ほども述べたように上菓子を扱う店舗なので、季節ごとのメニューが豊富で、いつ行っても季節感を感じることができます。

たとえば「大原路」というお菓子は、5代目が考案したメニューです。いわゆる落雁で、札型のものに丸があしらわれているだけのシンプルなものなのですが、実は毎月その配色を変えているのだそうです。ですから行った月に合わせた雰囲気が味わえます。

Photo by kagawa_ymg

素材も形も特に目立つ奇抜なメニューではありません。むしろ究極にシンプルなものではありますが、そのシンプルな中で季節のうつろいを感じさせるというのはまさに京菓子の粋と言えるのではないでしょうか。ぜひそのシンプルさの中にある奥深さを体験してください。

先ほども述べたように、店舗のショーウィンドーには、その美しい和菓子がディスプレイされています。販売されているメニューが紹介されているので、ぜひこちらも参考にして選んでみてはいかがでしょうか。

亀屋良永の御池煎餅を京都の思い出に見出し

Photo by e_haya

京の和菓子はやはり京都の魅力の一つです。御池煎餅はその魅力を凝縮したようなお菓子でありながら、日持ちもよく、また京都以外では購入できないこともあって、おすすめのお土産として常にピックアップされる一品です。ぜひ京都に来たら、このはんなりさを味わってみてください。

投稿日: 2018年11月17日最終更新日: 2020年10月8日

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