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赤目四十八滝へハイキング!遊歩100選にも選ばれた散策コースの見どころは?

赤目四十八滝へハイキング!遊歩100選にも選ばれた散策コースの見どころは?
投稿日: 2017年10月18日最終更新日: 2020年10月8日

遊歩百選とは読売新聞の50年記念事業として2002年に選ばれたものです。赤目四十八滝は三重県名張市と奈良県宇陀市の境にある美しい滝の数々です。室生赤目青山国定公園の中心にありその長さは約4キロにも及びます。赤目四十八滝の見どころやランチ等をまとめてみました。

赤目四十八滝へハイキング!見出し

龍が棲むと言われた赤目四十八滝に朝霧が立ち込め、ざぁざぁと弾ける水音が心を揺り起こします。梢には鳥のさえずり、冷やりとした渓谷を流れるそよ風が頬に心地よく水面を過ぎてゆきます。古来より山岳信仰の聖地であり忍者修行の場で、最近ではパワースポットとしても人気です。そんな赤目四十八滝ハイキングの見どころを紹介します。

赤目四十八滝:基本情報見出し

入山時間/入山料

平成の「名水百選」、「日本の滝百選」、「森林浴の森百選」、「遊歩百選」に選ばれました。入山時間は4月から11月は8時30分から17時00分です。12月から3月は9時00分から16時30分です。入山料は大人400円、小人(小中学生)200円です。入山料は日本サンショウウオセンターでお支払いください。入山料には入館料も含まれています。

住 所:三重県名張市赤目町長坂861-1 電話番号:0595-63-3004

赤目四十八滝:神事「滝開き」!見出し

「滝開き」は「千手滝」で行われます。最初は一般参加者による禊です。3月の末ですから水温は低く、水に浸かるには、かなり覚悟が要ります。そして、山伏により1300年前から続く、滝開きの神事の弓入り、護摩供養と祈祷が続きます。この一年の滝での無事故安全と参加者の厄払い、家内安全、商売繁盛などを願います。

赤目四十八滝へのアクセス見出し

電車では大阪方面は大阪難波駅(近鉄)から大和八木駅(近鉄)から赤目口駅(近鉄)まで(約1時間)です。名古屋方面は近鉄名古屋駅から名張駅(近鉄)から赤目口駅(近鉄)まで(約1時間40分)です。京都方面は京都駅(近鉄)から大和八木駅(近鉄)から赤目口駅(近鉄)まで(約1時間30分)です。赤目口駅まで来たら三重交通バスで赤目四十八滝まで10分です。

車では大阪方面から名阪国道、針インターを降りて国道165号経由で約20キロ(約30分)です。名古屋方面から名阪国道、上野インターを降りて国道368号経由で約25キロ(約45分)です。赤目四十八滝近くになると道路が狭いので電車をおすすめします。赤目四十八滝前の有料駐車場は可能台数、1000台、駐車料金は800円です。

お得な近鉄の「渓谷の自然探勝きっぷ」があります。近鉄電車発駅から赤目口駅までの往復乗車券と赤目口駅前から滝までの三重交通バス往復乗車券と赤目四十八滝入山チケット引換券、赤目四十八滝周辺の店舗での飲食、お土産割引や旅館「対泉閣」、「山水園」温泉入浴割引とアトラクション「忍者の森」忍者体験料金割引が付いています。

赤目四十八滝ハイキングの服装見出し

服装と靴

靴は履きなれたランニングシューズかトレッキングシューズです。服装は夏でもなるべく長シャツ、長ズボンと帽子です。(もし転んだ時に露出が少ない服装がダメージが少ないです。)秋からの服装でも冬用のジャケットが必須アイテムです。軽量のダウンジャケット、ダウンベストやマウントパーカー、インナーも動きやすく軽いのがポイントです。服装は大事です。

服装と持ち物

冬の服装ではボトムも出来ればトレッキング用のパンツかタイツ又はレギンスとショートパンツです。ニット帽子も人気です。軍手、手袋(怪我予防、防寒対策)も必要です。汗をかいた時のための着替え、リュック、飲料水(多めに)とタオル、雨具(カッパ等)、ごみ袋です。服装はビビッドカラーや蛍光色を差し色にした物が良いです。ランチのお弁当を買っておいても良いかも知れません。

トイレ

トイレは3か所あります。日本サンショウウオセンターには無く、ホテル対泉閣前の赤目滝駐車場の公衆トイレ(水洗)で先に済ませて下さい。渓谷内は入口から15分くらい先の「千手滝」の所です。もう一つは入り口から1時間くらい先の「雨降滝」近くです。ゴミは持ち帰りましょう。また、渓谷内での動植物採集は法律で禁止されています。

時間配分

「忍者の森」等へも行くのであれば時間配分を計算に入れてスタートしましょう。最後の滝「巌窟滝」までは、片道約1時間30分、往復3時間から3時間30分です。午後からならば中間地点の「百畳岩」まで位にしましょう。夕方4時を過ぎると暗くなります。3時頃下山を促すアナウンスが入ります。無理は怪我の元です。

さあ!赤目四十八滝へハイキング!赤目五瀑見出し

赤目四十八滝のハイキングコースは1本道で初心者にも歩きやすいハイキングコースです。季節により様々な楽しいイベントを開催しています。「忍者の森」等の詳しい情報は「赤目四十八滝渓谷保勝会」のホームページにあります。不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝は、赤目五瀑と言われます。清流に住むミヤマカワトンボやオオサンショウウオの生息地です。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ1:日本サンショウウオセンター見出し

赤目四十八滝の入口にあり、赤目産のオオサンショウウオ等、9種約50余匹を展示しています。オオサンショウウオは岐阜、三重以西の本州、九州の300から2500メートル程の山間部の河川に生息する両生類です。オオサンショウウオは「生きている化石」と呼ばれ特別天然記念物に指定されています。よく見ると愛嬌があります。

赤目のオオサンショウウオ

オオサンショウウオの寿命は60年以上ですが、野生では10年くらいだそうです。生態は余り解っていませんが夜行性で水中で生活します。川辺に掘った巣穴に隠れています。オオサンショウウオは肉食で色々なものを捕食します。この地方の渓流に広く生息します。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ2:入山口「オオサンショウウオセンター」見出し

入山口は「日本サンショウウオセンター」からです。入山料を払えば見学できますので、特別天然記念物のオオサンショウウオを見ておきましょう。ここで赤目四十八滝全体のマップがもらえるので怪我や事故などの緊急連絡先を確認しておきましょう。「緊急時の連絡先」の看板が道沿いに幾つかあります。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ3:「赤目牛」見出し

赤目四十八滝は「あみだが滝」とも呼ばれます。最初に役の行者が修行したと伝わる落差5m、滝壺の深さ10mの「行者滝」が現れます。そして、岩肌が龍の爪あとの様な落差6mの「霊蛇滝」です。ライトアップの「霊蛇滝」を過ぎると「赤目牛」の像があります。これが、伝説の不動明王が乗った赤い目の牛です。なでると目に良いそうです。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ4:「不動滝」(ふどうだき)見出し

最初の「赤目五瀑」は「不動滝」です。高さ15m、深さ10mと力強い姿です。エメラルドグリーンの美しい滝壺です。不動滝の左手に橋はあり橋の上から滝がよく見えます。「不動滝」は不動明王から来ています。この先は昔は原生林で、明治の中頃まで聖地として禁則地だったそうです。オオサンショウウオが姿を現す事があります。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ5:「千手滝」(せんじゅだき)見出し

冬には氷瀑が美しい「大日滝」を過ぎると赤目五瀑の二つ目「千手滝」が現れます。高さ15m、滝壺の深さ約20mです。千手観音が沢山の手を広げている様な美しい滝です。滝開き「滝参り」はこの滝で行われます。千手滝前にある千手茶屋はうどんやおでん、ホットコーヒーもあり良い眺めでランチもできます。着替えなど服装や装備や体調をチェックしましょう。ここにはトイレがあります。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ6:「布曳滝」(ぬのびきだき)見出し

「布曳滝」は落差30mです。マイナスイオンを浴びるには最適です。一枚の白い布を垂らしたような姿に何故か芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を連想しました?。滝壺は、深さ30mもあるそうです。夏には泳いでいる人がいましたが危ないです!。無理せずここで引き返しても良いです。何処に現れるか分かりませんがオオサンショウウオが現れそうです。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ7:「竜ヶ壺」見出し

布曳滝を超えると「竜ヶ壺」です。一見小さく迫力のない滝ですが、龍が棲むと言う滝壺の深さは底無しと言われています。少し流れ落ちる音が違います。善悪分かりませんが神秘的なパワースポットです。修験道らしい名前の「陰陽滝」を過ぎ辿り着くのが「百畳岩」です。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ8:「百畳茶屋」見出し

中間地点の「百畳岩」です。入山口から約2kmの地点にあります。ここは大きな一枚岩で「百畳岩」と呼ばれます。「百畳茶屋」があります。ここが最後の茶屋です。なので、少し休憩を入れましょう。ここでもランチが出来ます。着替えなど服装や装備や体調をチェックしましょう。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ9:「雨降滝」見出し

ここから先は、健脚ハイキングコースです。「七色岩」の岩の上にはマツ、モミ、カエデ、サクラ、アカギ、ウメモドキ、ツツジの七種類の植物が自生していて季節に色づくそうです。そして、「雨降滝」です。渓流に注ぎ込む流れが岩にあったって雨が降るように水飛沫が上がる姿から「雨降滝」と呼ばれ小さな虹が架かる事もあります。ここにはトイレがあります。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ10:「荷担滝」(にないだき)見出し

赤目四十八滝で一番美しいと言われています。「荷担滝」は高さ8m、燃えるような紅葉も人気で、岩を挟んで流れ落ちる姿が美しい滝です。「荷物を担いでいるように」見える事からそう言われます。入山口から約2、8kmほどです。そう言えばオオサンショウウオは忍者に似ています。突然姿を現して欲しいものです。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ11:「琵琶滝」(びわだき)見出し

そして、「赤目五瀑」最後の「琵琶滝」は高さ15mです。絶壁に囲まれた滝壺は深いエメラルドグリーンをしていて深さは10mです。弁天さんが弾く琵琶の音が聞こえてきそうです。滝の形が琵琶に似ているので琵琶滝と言われます。しばらく歩くと、赤目四十八滝、最後の滝「巌窟滝」へ着きます。「平成の名水百選」に選ばれているだけに水がきれいです。ここまで約3、5kmで約1時間半です。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ12:「忍者の森」見出し

「忍者の森」では忍者衣装を身にまとい、高い壁を登ったりロープを渡ったり、本格的な忍者修行アトラクションが楽しめます。子供さんから家族連れでも挑戦できます。「忍者の森」へのお問い合わせ等は赤目ビジターセンターにて忍者衣装付で大人2000円、子供(中学生以下)1750円、幼児1550円です。服装は自由です。忍者衣装レンタル好評開催中です。

忍者の森「なばり忍者」

赤目四十八滝渓谷保勝会エコツアーデスク「忍者の森」

戦国時代、赤目、なばりで忍術が産み出されました。祖、百地三太夫が多くの忍者を指南したと言います。滝や起伏に富んだ地形の「忍者の森」はゲリラ戦を展開するには適しています。「忍者の森」では今でも秋になると深い霧が立ち込める事があります。霧隠れ才蔵や猿飛佐助は個人の名前ではなく彼ら忍者の得意技を総称してそう言われたそうです。「忍者の森」で「なばり忍者」の強さを体験して下さい。

電話番号:0595-64-2695

伊賀忍者村で忍者になりきろう!体験やショーは子供から大人まで大人気! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
伊賀忍者村で忍者になりきろう!体験やショーは子供から大人まで大人気! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
伊賀忍者のふるさと伊賀市には忍者村という忍者博物館が伊賀上野城の近くにあるのをご存知でしょうか?忍者村では忍者体験が出来て、忍者についていろいろ学ぶことが出来ます。子供も大人も楽しめる忍者村の魅力や情報をまとめてご紹介します。

赤目四十八滝ハイキングの見どころ13:黄龍山 延寿院見出し

しだれ桜の延寿院です。しだれ桜の樹齢は400年余とされます。黄龍山、延寿院(現在は天台宗に属す)は1300年前に役の行者小角(役の小角)が開き、赤い目の牛に乗った不動明王を感得した事から行者の守り本尊とし赤目不動尊としてお堂を建立したと伝えらます。

密教思想や龍神信仰と相まって浄土思想のふさわしい道場であったそうです。天正伊賀の乱に伊賀忍者の養成所であり拠点であった為に織田勢によって焼き払われました。後に藤堂高次公により復興し代々藤堂家の祈願所として明治維新まで庇護を受けました。

赤目四十八滝:ミステリーゾーン!見出し

江戸川乱歩の怪人二十面相等の独創的なアイデアは故郷、名張にある変化に富んだ赤目四十八滝や忍者等の郷土の歴史から来ているでしょう。戦国時代、信長公に攻められ落城の折、千手姫の千手滝は悲しくも美しい涙を湛えています。赤目、なばりは幾つかの伝説を秘めています。地元の人から聞いた事は無いですが、不思議な事が起こってもおかしくはありません。

赤目四十八滝の周辺のランチ情報見出し

へこきまんじゅう

忍者の里らしくユニークです。たまきやの「へこきまんじゅう」は地元では有名です。ショッピングセンターで売っている時もあります。生地そのものがさつま芋を使って表面はカリッとしていて中はホクホクのサツマイモです。1個180円りんご、クリームチーズ、抹茶あん、白あん、こしあん等、色々な種類があります。素直に美味しいです。

住所:三重県名張市赤目町長坂720-1 電話番号:0595-63-0113

炭火焼 三太夫

暗くなると篝火が焚かれ忍者屋敷みたいです。大きな古民家を改装して山さとの雰囲気がとても良いです。伊賀肉の網焼き、ヒレ、ロース、モモ、バラ等のコースになっています。内容は前菜、天ぷら、伊賀地鶏の朴葉焼、茶碗蒸、伊賀肉の盛合せ、焼野菜の盛合せ、お味噌汁、ご飯、香の物、デザートです。せせらぎが聞こえ食欲もすすみます。

住所:三重県名張市安部田520 電話番号:0595-64-0055

寿司食堂にしおか

赤目口駅前です。地元に愛される本格派のお寿司です。築地から仕入れているそうです。アワビにウニ、トロ、はも、どれも美味しいです。 大将や女将さんも気さくで大衆食堂的なお寿司屋さんです。生ダコ天ぷら、マグロ団子唐揚げ、サザエの壺焼き、穴子の白焼きとお酒のあても揃っています。「滝自慢」は口当たり良く美味しいお酒です。

住所:三重県名張市赤目町丈六293-3 電話番号:0595-63-0647

御厨 菜(mikuriya-sai)

お店はわかりにくい場所にありますが、白と青のコントラストがとってもお洒落で可愛い人気店です。野菜中心のヘルシーランチを堪能出来ます。タイーカレーは雑穀米を使って健康的です。煮込みハンバーグやレンコンハンバーグ等、創意工夫が光ります。桃のチーズケーキ等のスウィーツも充実しています。

住所:三重県名張市赤目町丈六23-15 電話番号:0595-64-2791

赤目山水園

宿泊と日帰り温泉も出来ますが、お食事処「忍者屋敷」にて料理も美味しくてランチも充実しています。お約束の地産地消の余り知られていないのですが、赤目は松茸の産地です。そして、伊賀牛です。部屋食だけではなく、古民家風の食事処で和定食の食事も出来ます。お得な0泊2食のプランがおすすめだそうです。ぼたん鍋もあります。

女将さんはじめ、従業員の方々も非常に丁寧で親切です。昔ながらの温泉旅館という雰囲気で別館、離れはとても静かで落ち着いており癒されます。湯屋谷川のせせらぎが聞こえます。温泉は天然ラドン含有率も高く露天風呂、泡ぶろと家族風呂もあり、宿泊もグループ、家族連れ、ご夫婦、シングルとバリエーション豊富です。

住所:三重県名張市赤目町柏原1203 電話番号:0595-63-1034

対泉閣

天然温泉の対泉閣です。地底1000mより噴出したアルカリ単純温泉で美肌効果の高い泉質が特徴です。大浴場や露天風呂もあります。宿泊は本館とこもれびの館と楓韻(ふういん)の館とあり充実しています。日帰り温泉とお食事も出来ます。赤目四十八滝にも近く室生赤目青山国定公園の自然を満喫できます。

赤目は松茸の産地です。地産地消のお料理も充実していて、伊賀牛や名張川の鮎、旬の山菜、忍術鍋等、伊賀の幸をふんだんに盛り込んだ会席料理や、囲炉裏茶屋「ごえもん亭」でのあみ焼き料理や伊賀牛と石板焼や陶板焼、たたき、とろ寿司等盛り沢山で飽きが来ません。

住所:三重県名張市赤目町長坂682 電話番号:0595-63-1126

健康一番!赤目四十八滝ハイキング見出し

いかがでしたか?美しい滝の数々でした。綺麗に整備されたハイキングコースで自然に触れひと汗かいたら、温泉と地産地消の料理が待っています。忍者の森で皆と楽しくはしゃぐのも良いですね。ハグロトンボが歩く先を飛ぶときは吉兆と言われています。みなさんもぜひ楽しくハイキングしてください。

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投稿日: 2017年10月18日最終更新日: 2020年10月8日

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