三重のおすすめ神社特集！有名なパワースポットや御朱印が人気のところも！

紀伊半島の東部に位置する三重県は、南北に細長く、北勢・伊賀・中南勢・伊勢志摩・東紀州の5つのエリアに分けることができます。

伊勢海老に松坂牛、伊勢神宮や熊野古道、海女、忍者や真珠と、エリアによってグルメや観光、歴史遺産など様々な魅力があります。

そして、古事記に描かれるイザナギ・イザナミの「国生み神話」の舞台としても知られる三重県には、伊勢神宮をはじめ、伝説や逸話が残る神社も多くあります。

縁結びの神社やみちひらきの神様など、今回は三重県でおすすめの神社をエリア別にご紹介していきます。

深く茂る森や波が静かで穏やかな内海、自然豊かで景勝地も多い三重県には、古くから多くの神々が集う場所として信仰を集めてきたことから、パワースポットも点在しています。

三重のおすすめの神社の中でも、全国的にも有名なパワースポットとして知られる神社や御朱印が人気の神社も合わせてご紹介します。

豊かな自然とグルメの宝庫と言われる「伊勢志摩エリア」は、日本全国の神社の中でも別格とされる伊勢神宮のある伊勢市、鳥羽水族館やミキモト真珠島がある鳥羽市、リアス式海岸で有名な英虞湾のある志摩市がある人気のエリアです。

鳥羽・志摩の海女漁の技術は国の重要無形文化財に指定されるなど、歴史と自然溢れる三重県伊勢志摩エリアのおすすめ神社8選をご紹介します。

伊勢神宮は内宮と外宮があり、内宮の入り口である宇治橋を渡って玉砂利が敷かれた参道を進むと、神域が広がっています。

日本人の総氏神として崇められる天照大神をお祀りしている伊勢神宮内宮/皇大神社は、約2000年の歴史があり、全国の神社の中でも特に別格とされています。

「心のふるさと」と称される日本の原風景が広がる内宮の中心となるお宮で、三種の神器の1つである八咫鏡をご神体としてお祀りしています。

伊勢神宮内宮/皇大神社の拝観時間は10月から12月までが5時から17時、1月から4月・9月が5時から18時、5月から8月までが5時から19時となっています。

アクセス方法は近鉄山田線・鳥羽線の「宇治山田」駅からバス又はタクシーで約10分です。自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「伊勢西IC」又は「伊勢IC」から約5分です。駐車場は内宮エリアに8か所あります。

伊勢神宮外宮にある豊受大神宮は、内宮に祀られている天照大御神のお食事を司る御饌都神である豊受大御神をお祀りしています。

伊勢市の中心部にある高倉山を背にして鎮座する豊受大御神は、参拝者に対しても、衣食住や産業の守り神として崇敬されています。

古くから「お伊勢参り」と言えば内宮と外宮の2つを回ることとされており、まず外宮から参拝するのが習わしとされています。

伊勢神宮外宮/豊受大神宮の参拝時間は10月から12月までが5時から17時、1月から4月・9月が5時から18時、5月から8月までが5時から19時となっています。

アクセス方法はJR東海参宮線・近鉄山田線「伊勢市」駅から徒歩約5分です。自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「伊勢西IC」から約5分です。駐車場は外宮エリアに4か所あります。

日本の渚百選に選ばれた二見浦の海岸にある二見興玉神社は、日本土着の太陽神として信仰されていた猿田彦大御神を御祭神に祀っている、縁結びや夫婦円満で有名な神社です。

境内には猿田彦大御神のお使いとされる二見蛙が多数献納されている他、海に並ぶ夫婦岩は、二見興玉神社のご神体である興玉神石と日の出を遥拝する鳥居の役割をしているパワースポットです。

特に、5月から7月の間は岩の間から上る日の出を、秋から冬にかけては岩の間に満月という幻想的な光景を望むことができます。

地元二見の地では「お伊勢参りは二見から」とあるように、伊勢神宮に参拝する前に二見浦の海水で身を清め禊をするという習わしがあり、今でもまず二見興玉神社を参拝してから伊勢神宮へ向かうという参拝者も多くいます。

二見興玉神社の参拝時間は終日参拝可能となっていますが、拝殿や授与所は日の出から最長18時までの対応となっています。

アクセス方法はJR参宮線「二見浦」駅から徒歩約15分です。自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「伊勢IC」から約10分、又は伊勢・二見・鳥羽ライン「二見JCT」から約3分です。駐車場は神社前に2つ、徒歩約10分から15分のところに近隣駐車場が5つあります。

その昔、天孫降臨の際に道案内をしたとされる猿田彦大神を御祭神に、その子孫である宇治土公家が代々宮司を務めている神社です。

猿田彦大神は「みちひらきの大神」として有名で、新しい道や進むべき方向へ導いてくれるご利益や、チャレンジへの後押し、開運や縁結びのご利益があるとされています。

境内には触れて願掛けを行うことでご利益が得られるという、方位を刻んだ「古殿地」という石碑があり、方位によって「仕事運」「金運」「家庭運」とご利益が変わる、パワースポットとしても人気があります。

猿田彦神社の拝観時間は終日可能となっていますが、拝殿や授与所は8時30分から17時まで、神楽の受付は8時30分から16時までとなっています。

アクセス方法はJR参宮線「伊勢市」駅、近鉄山田線・鳥羽線「宇治山田」駅、近鉄鳥羽線「五十鈴川」駅からタクシーで約10分、又は三重交通バス「猿田彦神社前」停留所下車すぐです。

自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「伊勢西IC」から約5分です。専用駐車場は70台あり、猿田彦神社で御祈祷を受ける場合は無料となります。

神明神社は地元相差の氏神様として、天照大神を主祭神としている神社です。境内にある楠の古木は、長寿を守る神木として信仰の対象となっています。

神明神社の末社の1社である「石神さん」は、玉依姫命が御祭神で、高さ約60センチほどの石をご神体として祀っています。

鳥羽の海女たちが古くから安全大漁を祈願してきたことから、「女性の願いを必ず1つ叶えてくれる」と言い伝えられるようになり、今では全国から女性が訪れるというパワースポットとしてとても人気があります。

海女の磯着に見立てた麻布で作られたお守りは全て海女さんたちの手作りで、伊勢志摩の海女たちが魔除けとしてきた星と格子縞が描かれています。神明神社の「石神さん」の御朱印にも、星と格子縞の印が押されています。

神明神社の拝観時間は終日可能となっていますが、拝殿や授与所は8時30分から16時30分までの受付となっています。ただし、社務所は不定休となっているので、遠方から参拝し、御守りや御朱印が欲しいという場合は事前連絡が必要となります。

アクセス方法はJR参宮線「鳥羽」駅すぐの鳥羽バスセンターからかもめバス乗車「相差」停留場下車徒歩約7分です。

自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「伊勢IC」から約40分です。専用駐車場も含め、周辺には無料駐車場が4か所あります。

創建から1500年以上とされる伊射波神社は、加布良古崎にあることから、地元では「かぶらこさん」と親しまれている小さな神社です。

鳥居は海に面しており、昭和初期までは参拝の際に船を使っていたと伝わっています。一之宮巡拝で参拝する人も多く、片道30分の山道を進むことから参拝難易度の高い一之宮としても名を知られています。

かつて志摩は都に海産物を納める「御食国」であったことから五穀豊穣のご利益や、縁結びのご利益があるとされています。

伊射波神社の拝観時間は終日可能となっていますが、鳥居から本殿まではかなり足場が悪い為、日中の参拝をおすすめします。

お守りや絵馬、記念スタンプは拝殿前の建物に置いてあり、初穂料を自分で奉納口に納めます。御朱印は宮司さんのご自宅で授与して頂くので、電話にて在宅を確認した後に、社殿前に置いてある地図を参考にご自宅へ向かって下さい。

アクセス方法はJR参宮線「鳥羽」駅からかもめバスに乗車「安楽島」停留所から徒歩約30分です。自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「伊勢IC」から約20分です。駐車場から本殿まで約30分です。

ホテルの中庭にある一風変わったいちべ神社は、実はプロスポーツ選手や政治家、芸能人がこぞって訪れる最強パワースポットでもあります。

ご神体とされる巨石は、その昔、地元の漁師が遭難した際に龍が舞い降りたとされる石で、ご神体に触れて心静かに願い事をすると、叶うといわれています。

ホテルのフロントには願い事を書いて御神水に溶かすことで願いが叶うという御願紙もあるので、ぜひいちべ神社参拝後に御願紙でも願掛けしてみて下さい。

いちべ神社はホテル敷地内にある為、参拝時間は10時から15時までで、宿泊者以外は問い合わせが必要となります。

お守りや御朱印はホテルフロントで授与して頂けますが、御朱印を頂く場合は宿泊が必要となります。チェックインの際にフロントに御朱印帳を預け、チェックアウト時に返却して頂きます。

アクセス方法はJR参宮線「鳥羽」駅から車で約8分です。自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「伊勢西IC」から約15分です。駐車場は30台駐車可能です。

嘉永6年に京都伏見稲荷大社から勧請して鎮座された片田稲荷神社は、創建以来、ずっと漁業の神様として信仰を集めています。

本殿天井に、当時活躍した野村訥斎とその弟子によって描かれた極彩色の花鳥画48枚が残されていることで有名です。

片田稲荷神社下の海岸には、年に数回「神の砂」と呼ばれる白い砂が打ち寄せ、これを神前で清めたものを「お神砂」として授与して頂けます。

片田稲荷神社の参拝時間は終日可能ですが、拝殿や授与所は8時から11時30分、13時から16時30分までの受付です。

本殿内の天井画を鑑賞したい場合は社務所の方に声を掛けるか、不在の場合は社務所に記載してある電話番号に問い合わせると、駆け付けて下さいます。

お守りは社務所で授与して頂けますが、残念ながら片田稲荷神社に御朱印はありません。しかし、希望すれば印を押した紙を頂くことができます。

アクセス方法はJR鳥羽線・志摩線「鵜方」駅から三重交通バス乗車「片田稲荷前」停留所下車すぐです。自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「伊勢IC」から約1時間です。

三重県の北勢エリアと言えば名古屋など中京圏へのアクセスが良く、経済や産業の中心となるエリアです。

対して、三重県の中勢エリアと言えば県庁所在地である津市が含まれる行政の中心という面と、中山間部の豊かな自然を活かした農業や林業、畜産業が盛んな面を持ち合わせたエリアです。

そんな三重県北勢・中勢エリアには、パワースポットとして女性に大人気の神社や、伊勢神宮と並んで古くから信仰を集める神社などがあります。

全国に縁結びのスポットはありますが、椿大神社は訪れた人が続々と結婚しているという縁結びのパワースポットとしてとても女性に人気がある神社です。

導きの神である猿田彦大神をご祭神に祀っているだけでなく、別宮である椿岸神社には猿田彦大神の妻神であり縁結び・夫婦円満・芸能上達の神である天之鈿女命を主祭神として祀っています。

境内にはその他にも、願いが叶うといわれる「招福の玉」や開運成就・恋愛成就の「かなえ滝」、いやなことを洗い流す御神水「金龍明神滝」と、開運パワーが溢れています。

椿大神社には手塚プロダクションが手掛けたオリジナルの御朱印帳があり、とても可愛らしいと人気があります。

椿大神社の参拝時間は11月から4月が5時から18時まで、5月から10月が5時から19時までとなっています。授与所は通年17時まで、御祈祷時間は8時から16時30分までの受付となっています。

アクセス方法は近鉄名古屋線「四日市」駅から三重交通バス乗車「椿大神社」停留所下車すぐです。自家用車でアクセスする場合は東名阪自動車道「鈴鹿IC」から約10分、無料駐車場は約500台駐車可能です。

愛知県と岐阜県の県境にある多度山麓にある多度大社は、「北のお伊勢さん」とも呼ばれ、古くから「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と謡われるほど、信仰を集めてきました。

多度大社は、神が坐すという多度山をご神体に、本宮である多度神社をはじめ、3つの摂社と6つの末社、招魂社を合わせた12社の総称です。

1500年前から多度山に住む白馬が人々の願いを神に届ける使者の役目を果たしているという「白馬伝説」があり、毎年5月の多度祭で行われる、豊作の吉凶を占う「上げ馬神事」は大迫力です。

多度大社の御朱印には「馬」の字が逆さまになった「左馬」の印も押されているので、ぜひ注目してみて下さい。

多度大社の参拝時間は終日可能ですが、拝殿や授与所は9時から16時30分までの受付時間となっています。

アクセス方法はJR関西線・近鉄名古屋線「桑名」駅から養老鉄道に乗り換え「多度」駅から徒歩約15分です。自家用車でアクセスする場合は東名阪自動車道「桑名東IC」から約10分、又は伊勢湾岸自動車道「湾岸桑名IC」から約20分です。

「恋のパワースポット」の隠れた名所である射山神社は、かつて都の貴人が伊勢神宮参詣前に身を清めたとされる榊原温泉にあります。

温泉の神様である大己貴命を主祭神にお祀りされていますが、この大己貴命は縁結びの神として有名な出雲の神様「大国主命」と同一とされています。その大国主命が現世に姿を現したのが大黒様の姿であったことから、射山神社には大黒様が鎮座しています。

大黒様が持つ小槌を射山神社では「恋こ槌」と呼び、触れて願うことで良縁に結ばれるといいます。恋こ槌を持つ大黒様の前に立つ鳥居にはハート型のしめ縄が設置されており、茅の輪くぐりのようにハートをくぐって恋こ槌に願掛けを行います。

ハート型の絵馬も人気で、遠方から奉納しに訪れる人も多く、絵馬掛所にはずらりと絵馬が並んでいます。願い事を書いた紙を水に溶かして願掛けする御願紙も人気です。

射山神社の参拝時間は終日可能ですが、ご祈祷やお守りや御朱印の授与に関しては、社務所が不在の場合は社務所に記載されている電話番号に問い合わせることで対応して頂けます。

又、射山神社の御朱印は参拝記念として初穂料を納めることなく頂くことが可能です。雛祭りの期間中は社殿内に様々な雛人形が飾られていたり、女性限定で十二単の試着や記念撮影もできます。

アクセス方法は近鉄名古屋線「久居」駅から三重交通バス乗車「神湯館前」停留所下車すぐです。自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「久居IC」から約20分です。駐車場は12台駐車可能です。

三重県の神社の中でも梅の名所として名高い結城神社は、後醍醐天皇を奉じて建武の新政の樹立に一役買ったという結城宗広公を祀っていて、結城塚や結城明神とも呼ばれています。

近年では結城神社の「結」の文字にあやかって、縁結びのご利益を求めて参拝に訪れる人も多くいます。

境内横の梅園には約300本のしだれ梅や10種80本の梅の木が植えられていて、見ごろの季節にはとても幻想的な美しさを放っています。

鳥居の奥には結城宗広公の立派な墓碑があり、授与所ではランドセル型や小さなだるま型のお守りが人気です。

結城神社の参拝時間は終日可能ですが、拝殿や授与所の受付時間は9時から16時までとなっています。又、年末年始は12月31日9時から1月1日18時まで、2日・3日は8時から17時頃までとなっています。

アクセス方法はJR・近鉄名古屋線「津」駅から三重交通バス乗車「結城神社前」停留所下車すぐです。自家用車でアクセスする場合は伊勢自動車道「津IC」から約20分です。

三重県の伊賀エリアは特急を使って関西圏へ通勤・通学する人も多いベッドタウンで、名阪国道が東西に走り、更に新名神高速道路が付近を通るなど、交通の便に優れていることから、製造業などの企業の進出も多いエリアです。

又、伊賀と言えば忍者が有名で、ゆかりのある寺社も多く、忍術の流派「伊賀流」を今に伝える博物館やイベントもあります。

伊賀の国の一之宮として古くから篤い信仰を集めてきた敢國神社は交通安全や健康長寿の神である大彦命を主祭神に、医療や温泉の神である少彦名命と金属や鉱山の神である金山比咩咩命を併せてお祀りしています。

境内には健康長寿や延命にご利益があるとされる「御神水井戸」や、安産・子授けの岩と呼ばれる霊石「桃太郎岩」などパワースポットがあり、特に、縁結びの神を祀るむすび社の「大願結びの実」が大人気です。

又、伊賀流忍術が有名な土地柄もあり、忍者に関連したおみくじやお守りといった授与品も多く、伊賀忍者ゆかりの神社仏閣29か所を巡る専用の御朱印帳「伊賀忍者回廊」も販売しています。

敢國神社の参拝時間は終日可能ですが、社務所開設時間は8時30分から16時まで、ご祈祷受付時間は9時から15時までとなっています。

アクセス方法は伊賀鉄道伊賀線「上野市」駅から三重交通バス乗車「神社前」停留所下車約2分です。自家用車でアクセスする場合は名阪国道「伊賀一之宮IC」から約3分です。

菅原神社は古くは上野村に祀られていた九社神社を相殿として祀り、天満宮や天神宮と称していたことから「上野天満宮」と呼ばれ、地元では「天神さん」の愛称で親しまれています。

学問の神様である菅原道真公を主祭神に、地元の産土神として、学問の神として、牛馬の守護神として全国的にも篤く崇敬されています。

関西秋の三大祭りの1つに数えられる上野天神祭は2002年2月に国指定重要無形民俗文化財に指定されました。又、上野天神祭のだんじり行事は2016年12月に「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産に登録されました。

菅原神社/上野天神宮の参拝時間は終日可能ですが、社務所の受付時間は8時30分から17時まで、ご祈祷の受付時間は9時から16時までとなっています。

アクセス方法は伊賀鉄道伊賀線「上野市」駅から徒歩約5分です。自家用車でアクセスする場合は西名阪自動車道「上野東IC」又は「中瀬IC」から約5分です。

地震の神様として有名な大村神社は、古代法典にも記載されている古社です。大村神を主祭神に、地震除災のご利益を求め全国から参拝者が訪れます。

地震を防いでくれるという「要石」や、日本三大奇鐘の1つ「虫喰鐘」など見どころも多く、本殿欄干には「願掛けなまず」が願いをかなえ奉納されたものがずらりと並んでいます。

願掛けなまずは張り子で、愛嬌のあるデザインであることから、お土産として持ち帰る人も多くいます。

大村神社の参拝時間は終日可能ですが、拝殿や授与所の受付時間は決まっていませんので、遠方からお守りや御朱印も目的で参拝に訪れる場合は社務所に問い合わせた上で参拝することをおすすめします。

アクセス方法は近鉄大阪線「青山町」駅から徒歩約10分です。自家用車でアクセスする場合は名阪国道「上野東IC」から約20分です。

熊野灘に面した三重県最南部に当たる東紀州エリアは、自然に囲まれた人情味ある温かな土地柄です。温暖な気候を活かしたみかん栽培が盛んで、漁業はもちろん、林業や木材業も営まれてきた、海と山に囲まれた独自の郷土文化が根付くエリアです。

国生みの母であるイザナミノミコトが火の神カグツチノミコトを産み落とした後に身を焼かれ、その亡骸が葬られたとされる花窟神社は、日本書紀にも記された日本最古の神社と言われています。

花窟神社は高さ70メートルにもなる大きな岩をご神体としていて、社殿はありません。ご神体に空く無数の穴に願いを込めた白石を納めると願いが叶うとされていて、全国から多くの参拝者が訪れます。

年に2回の例大祭では日本一長いとされる約170メートルの大縄をご神体からご神木にわたす「御縄掛け神事」があり、参拝者も参加できるので、ぜひ神事に参加してみて下さい。

花窟神社の参拝時間は終日可能ですが、社務所は9時から16時までの受付となっています。社務所の入った参籠殿を通るように参道が続いており、社務所では花窟神社の御朱印の他にも、産田神社の御朱印も授与して頂けます。

アクセス方法はJR紀勢線「熊野市」駅から徒歩約20分です。自家用車でアクセスする場合は紀勢自動車道「大泊IC」から約5分です。

日本で唯一の頭の守護神とされる頭之宮四方神社は、「あたまの宮さん」、「おかしらさん」の愛称で親しまれています。唐橋中将光盛卿のご神霊を主祭神として祀り、日本でも珍しい「知恵の大神」として全国各地から崇敬を集めています。

主に首から上の願掛けに関してご利益が得られるとされる他、社名に「四方」とあることから、方位除けや厄除けのご利益もあるとされています。

頭之宮四方神社の参拝時間は8時30分から17時までで、天候や季節によっては16時頃に社務所や授与所を閉める場合もあります。御祈祷の受付時間は9時から15時30分までとなっています。

アクセス方法はJR紀勢線「大内山」駅から徒歩約10分です。自家用車でアクセスする場合は紀勢自動車道「紀勢大内山IC」から約5分です。

神内神社は自然岩の岩窟をご神体としている神社で、社殿はなく、熊野の自然崇拝の有り様を色濃く残す神社です。杉や檜、欅などが生い茂る樹叢は三重県の天然記念物に指定されています。

天照大神をご祭神に祀り、地元では安産のご利益を求めて参拝に訪れる人が多く、別名「子安神社」とも呼ばれています。

境内にはまるで子供を抱きかかえているかのような姿の巨木や、互いに支えあう蘇りの木など、自然の活力に満ちたパワースポットも点在しています。

神明神社/子安神社の参拝時間は終日可能です。社務所はありますが、無人のことが多く、社務所に宮司さんの連絡先が記載されているので、何かあった場合はそちらに問い合わせてみて下さい。

願掛け用のよだれかけは社務所に用意がありますが、持参しても構いません。残念ながら、神明神社/子安神社では御朱印の授与は行っていないようです。

アクセス方法はJR紀勢線「新宮」駅から紀宝町民バス乗車「JA神内支店」停留所下車徒歩約2分です。自家用車でアクセスする場合は紀勢自動車道「紀伊長島IC」から熊野尾鷲道路へ入り「熊野大泊IC」から約40分です。

以上、三重県でおすすめの神社をエリア別に分けてご紹介しました。国生み神話の舞台とされる三重県には、伊勢神宮をはじめ、古くから篤く崇敬されてきた神社がたくさんあります。

自然溢れる土地柄、山道や足場の悪い参道を経て参拝しなければならない小さな神社もありますが、地元でしか知られていないパワースポットもあるので、ぜひ三重県の神社を参拝して、ご利益や御朱印を頂いてみて下さい！