秀ちゃんラーメンは博多豚骨実力店！海外ミシュランが認めた味・口コミを紹介！

今や国民食といっても過言ではないラーメン。日本には35,000軒以上のラーメン屋があるといわれています。その中でも、昨今ラーメン業界を牽引する存在の一つといわれている、博多の「秀ちゃんラーメン」。その実力は口コミからも見てとれます。博多では豚骨ラーメンの定番として知られる秀ちゃんラーメンを、口コミと共に紹介していきます。

秀ちゃんラーメンは、ニューヨーク、香港でミシュランガイドにも掲載された博多の実力店です。国内だけでなく海外にも店舗があります。口コミでは「心地よい濃厚さ」「濃度の高いとろみのある豚骨スープが麺に絡んで最高のバランス」という表現をされていて、一度食べたらまた食べたくなる濃厚な豚骨スープが大人気のラーメンです。

店主の河原秀登さんはラーメン屋の息子に生まれ、父の味を越えるために独立。「伝統と革新」をコンセプトに、素材や製法などあらゆることにこだわるだけでなく、「ラーメンを当たり前に食べてもらう」ためにスタイルも追求しています。国内での様々な業態での展開はもちろん、海外への出店も積極的に行い、それぞれが話題となりました。

河原さんは、アメリカ留学を経て、大阪で調理の勉強と修行をし帰福。23歳から両親の店を手伝いはじめ、27歳の時に「父の豚骨ラーメンを超える味をつくる」と、味も自分流にアレンジした秀ちゃんラーメンを開店しました。そして今や福岡を代表するラーメン店として、首都圏での展開に止まらず海外でも受け入れられ、人気を博しています。

ここでいう「父の豚骨ラーメン」というのは、博多の名店だった「だるま」のこと。その歴史は50年以上も前に遡ります。1960年に河原さんの両親がはじめたラーメン屋「扇屋」は、博多区吉塚で屋号を「だるま」と改め、その後東区箱崎へ場所を移して「箱崎だるま」として地元の人々に親しまれるようになりました。

箱崎だるまは、2000年に区画整理でのクローズをきっかけに渡辺通に移転。河原さんが「博多だるま」としてリニューアルし、博多の豚骨ラーメンを語る上で外すことのできない有名店となりました。「こってりだけど想像以上に口当たりがまろやか」「濃厚な豚骨にハマる」と口コミでも高評価の博多だるまは、首都圏にも店舗展開をしています。

スープはラーメンの命ですが、豚の後ろ足だけを使って長時間炊き上げる秀ちゃんラーメンのスープは、「呼び戻し」で創業当時の味を守っています。呼び戻しとは、古いスープに新しいスープを継ぎ足しながら作る技法で、それにより旨味が凝縮し、濃厚で味わい深いスープが完成します。海外にも秘伝のスープを持ち込んでいるとのことです。

麺は独自に小麦をブレンドした自家製麺を使用。元ダレは醤油ベースですが、この醤油も蔵元に別注で依頼したオリジナルのものを使用しているそうです。また、水にもこだわっていて、天然水を再現したという水を使っているとか。「この徹底的なこだわりとオリジナリティが秀ちゃんの真骨頂やね」という口コミもあります。

厳選された豚肉や魚介類など具の食材へのこだわりも高く、時間をかけて炊き上げた手作りのチャーシューは、「チャーシューとろとろ」「味が染みたチャーシュー最高」と好評。煮卵は半熟具合も絶妙で、トッピングでは不動の人気。また、追加料金でグルテンフリー麺も提供しており、アレルギーやダイエット中の客層にも対応しています。

ラーメンは概して好き嫌いが分かれる食べ物です。口コミでは「ド豚骨で脂も凄いけど旨い」「一口すするとガツンとくる豚骨臭がたまならい」などと賞賛する声がたくさんある一方、「美味しいけれど、少しくどいかな」という意見もあります。博多っ子には普通なのかもしれませんが、傾向としては濃いめでパンチのある豚骨ラーメンといえます。

豚骨はこれくらいパンチがあるのが好みという人も多いかもしれません。いずれにしても「博多ラーメンのレベルがこれほどにまで上がったのは、秀ちゃんラーメンのおかげと言っても過言ではない」という声もあり、秀ちゃんラーメンの口コミを総合すると、概して満足度が高いのがわかります。日本だけでなく海外での評判が高いのも納得です。

糖質が気になる方に朗報。秀ちゃんラーメンでは、麺の代わりに千切りキャベツを入れた「ラーキャベ」というメニューがあります。千切りキャベツが200グラムとたっぷり入っていて、豚骨野菜スープといった感じですが、これはスープがおいしいからこそできるメニュー。ラーキャベは実力店らしいユニークな発想で、話題をよんでいます。

気になるお味ですが、「豚骨の旨みをキャベツがしっかりまとい、想像以上の美味しさ」という口コミ通り、豚骨スープの味がしっかりしているので、麺がキャベツでも物足りなさは全くないと評判です。食べ始めにはシャキシャキ感を楽しむことができ、最後には豚骨スープの染み込んだキャベツが味わえる、最後まで飽きることのない一品です。

低糖質のヘルシーメニュー第二弾として登場した「押し豆腐麺」も人気です。こちらは見た目は完全に麺ですが、豆腐で出来たヘルシーな押し豆腐麺を使ったメニュー。しっかりとした食感の豆腐麺は、食べ応えがあり、豚骨スープとの相性も抜群。ダイエット中でも、糖質も抑えて本格的な豚骨ラーメンが食べられると男女問わず大好評です。

勢いの収まらないラーメンブームが続くニューヨークにある秀ちゃんラーメンは、ニューヨークミシュランガイドにも掲載された人気店です。2010年に上陸してから常に賑わっており、最近２店舗目も堂々オープン。日本に比べると価格はアップしますが、現地在住の日本人だけでなく、ニューヨーカーや海外からの観光客にも支持されています。

ニューヨークで人気の「鳥人ラーメン」（TOTTO Ramen）は、NYタイムズ紙でも何度か取り上げられた実力店。オープン間もない頃は驚くほどの行列ができ、3時間待ちも普通でした。現在ニューヨークに3店舗ある鳥人ラーメンですが、何とこちらも、秀ちゃんラーメンの河原さんのお店とのことです。秀ちゃんラーメンと並んだ店舗もあります。

台湾では、ニューヨークで人気のある鳥人ラーメン（鳥人拉麺）を2016年にオープン。台北では珍しい鳥白湯ラーメン専門店として、その実力を見せつけています。台北の新光三越では、期間限定の催事で博多だるまを出店したりと活動の幅は広がる一方。鳥人ラーメンを日本でも食べてみたいという声も多く、将来の店舗展開に期待です。

今年の8月にはオランダのアムステルダムに「バッテンラーメン」（Vatten Ramen）を開業。ミシュラン掲載シェフの店ということでオープン前から話題となっていましたが、早くも大人気。口コミでは「アムステルダムで一番おいしいラーメン屋」と評されています。博多ラーメンとは違う、アムステルダムならではのメニューが気になります。

2014年にカンボジアのプノンペンにできたイオンモール。言わずと知れた日系のショッピングモールですが、その中にも秀ちゃんラーメンが出店をしていました。残念ながら今年の春に契約満了につき撤退したとのことですが、カンボジアでは店の運営だけでなく、孤児院の子供達を店舗に招待したり、積極的な支援活動を行なっていたようです。

香港中環にあった秀ちゃんラーメンは、香港のミシュランガイドにも掲載され、日系ラーメン店の中でも人気の存在でした。雑誌にも紹介される実力店でしたが、残念ながら今は閉店してしまっています。秀ちゃんラーメンは、国内での様々なスタイルでの展開だけでなく、積極的な海外展開で日本のラーメン業界を世界的に牽引している存在です。

ミシュランガイドにも掲載された秀ちゃんラーメンの魅力を口コミと共にご紹介しましたが、そのこだわりと情熱が伝わってくるのが感じられたと思います。オーナーの河原さんは、炊き出しなど被災地での支援活動も積極的に行っています。これからの動向にも目が離せない秀ちゃんラーメン。その歴史を感じながら、味わってみて下さい。