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河津の観光スポット!伊豆の踊子の舞台にもなった場所の見どころも紹介!

河津の観光スポット!伊豆の踊子の舞台にもなった場所の見どころも紹介!
投稿日: 2017年10月21日最終更新日: 2020年10月8日

小説「伊豆の踊子」の舞台にもなった河津は、早春を彩る河津桜で有名ですが、その他にも山海の自然や温泉という観光資源に恵まれた魅力的なスポットです。河津に行けばきれいな花や美味しいものに出会えるはず。今回は南伊豆河津のおすすめ観光スポットを案内します。

温暖な河津は観光スポットがいっぱい見出し

静岡県の伊豆半島南部に位置する河津は、海や山を有し、良質な温泉も湧く温暖な地です。川端康成の小説「伊豆の踊子」の舞台にもなっています。恵まれた自然環境を利用した観光施設や、土地の恵みを生かした美味しいものもたくさんあり、観光客を惹きつけてやみません。今回は伊豆の踊子にゆかりある河津のおすすめ観光スポットをご紹介します。

河津のおすすめ観光スポット1:河津桜まつり見出し

河津の観光と言えば、何をおいてもまず河津桜です。花の名に地名が付いた、まさに河津のシンボルです。2月上旬から3月上旬、日本各地はまだ寒い時期に濃いピンク色の河津桜が約3キロメートルにわたって河津川沿いを彩ります。菜の花の黄色、川水や空の青とのコラボはまさに絶景。一度は見て欲しい、伊豆随一の春の風物詩です。

河津桜は緋寒桜と大島桜の自然交配種です。開花期間はソメイヨシノよりずっと長く、約1か月です。開花期間中は「河津桜まつり」が催され、沿道にはたくさんの特産品などの売店が並びますので、お土産さがしも観光の楽しみです。夜にはライトアップもされ、昼とはまた違う絶景。妖艶な桜並木を楽しむことができます。

河津のおすすめ観光スポット2:河津七滝(かわづななだる)見出し

河津川の上流に河津七滝温泉地がありますが、そのエリアにある7つの滝をまとめて「河津七滝」と呼んでいます。「七滝」ななだるは、水が垂れるところから派生した言葉です。七滝を結んで遊歩道が整備されており、全部を歩くと約1時間。ファミリーや初心者向けのコースとなっていますが、それなりにハードに感じる人もいるようです。歩きやすい靴と服装で自然の中を歩いてみましょう。

釜滝

河津の町に遠い上流の方から七滝をご紹介します。「釜滝(かまだる)」は高さ約22メートル、幅約2メートルの滝で、七滝の中では2番目に高い滝です。覆いかぶさるような岩の上から流れ落ちる姿は迫力があり、かつては地獄谷と恐れられていたそうです。高い位置に張り出したテラスのような場所から絶景観瀑ができます。

えび滝

えび滝(えびだる)は高さ約5メートル、幅約3メートルで、滝の形がエビの尻尾に似ていることからこの名が付けられたそうです。近くのつり橋上から眺めることができます。 頭上は樹木が覆いかぶさるようで、昼間でも薄暗く感じられる場所ですが、夏は自然の冷気が気持ちの良いところです。

蛇滝

へび滝(へびだる)は高さ約3メートル、幅約2メートルです。ちょっと見ただけではなぜ「蛇」なのか分かりませんが、少し上流にある橋から見るとその理由がわかります。滝の両脇の岩の模様が蛇のうろこのように見えるのです。これはマグマが冷える時に角柱状に岩が割れる柱状節理によるもので、後述のかに滝にも見られます。

初景滝

初景滝(しょけいだる)は高さ約10メートル、幅約7メートルで、脇には「伊豆の踊子」をモチーフにした「踊り子と私」のブロンズ像が自然の中に溶け込んで佇んでいます。スペースも広く、写真を撮るのにおすすめの滝です。初景滝からかに滝に行く途中には、「私」と「踊り子」が歩いている像もあります。思いがけない伊豆の踊子像の出現でドッキリする人もいるそうです。

かに滝

かに滝(かにだる)は高さ約2メートル、幅約1メートルのこじんまりした滝です。小さいながらも緑とのコントラストが美しく、自然と調和しています。滝に向かって左側の岩が、蟹の甲羅のように見えることからこの名が付けられました。柱状節理の岩が滝の流れで削られ、このような形になったとのことです。

出合滝

出合滝(であいだる)は高さ約2メートル、幅も約2メートルの滝です。「伊豆の踊子」のファンの人は、「私」と踊り子の出会いを想像するかもしれませんが、2つの流れがここで出合って一つになることから付けらた名前で小説とは無関係のようです。水の青さがとても印象的な滝で、直角に落ちていますが、あまり水量がないためか、音もさほど豪快ではありません。

大滝

大滝(おおだる)は、高さ約30メートル、幅約7メートルで、七滝中で最大の滝です。玄武岩の壁から垂直に流れ落ちる様はとても雄大です。2011年の台風で被害を受けた遊歩道が修復整備され、2017年に開通したので、6年ぶりに観光客もこの滝を見られることになりました。七滝の中でこの滝だけは私有物で、所有している旅館では大滝の絶景を見ながら自然の中で温泉入浴ができます。

河津のおすすめ観光スポット3:ループ橋見出し

河津町梨本地区にある「ループ橋」として親しまれているこの橋は、橋自体が絶景で観光スポットの一つになっています。正式名称は「七滝高架橋(ななだるこうかきょう)」で、下田や河津駅方面と伊豆市や天城トンネル方面を結んでいます。長さは1064メートル、高低差45メートル、直径80メートルの特徴的な造りで、ぐるぐると2回転します。橋を走行中は追い越し禁止、制限速度30キロです。

ループ橋の中央は町営駐車場になっていて、ここから見上げる橋もなかなかの絶景です。かつては山につづら折りの道が通っていましたが地震で寸断されてしまい、そのような災害を避けるためにループ橋が建設されました。優れた橋梁などに贈られる「土木学会田中賞」を受賞しているそうです。車で行かれる方は是非通ってみてください。

河津のおすすめ観光スポット4:来宮神社見出し

来宮神社は正式名「杉桙別命(すぎほこわけのみこと)神社」といい、河津駅から徒歩10分余りのところにあります。平安時代の「延喜式」という書物にも出て来る由緒ある神社で、パワースポットでもあるとか。この神社の氏子は12月18日から23日の間、酒、鶏肉、卵を食しません。この神社に祀られている神が鳥に助けられたという逸話に基づいている習慣です。

境内にある「来宮様の大クス」と呼ばれるご神木の大クスが観光の目玉です。樹齢は1000年を超え、高さ24メートル、幹囲14メートルを超える巨木で、国の天然記念物にも指定されています。かつて河津には7本の巨木があったそうですが、残っているのはこの1本だけです。木肌や枝ぶりに自然の力強さを感じます。

住所:静岡県賀茂郡河津町田中宮ノ脇153

河津のおすすめ観光スポット5:バデガル公園見出し

河津駅からバスで10分ほどのところにある「バデガル公園」は、6000株のバラが咲くフランス式の庭園です。公園の中にはベルサイユ宮殿内の離宮を模した建物などが18世紀フランスの町並みを作り出している「フランス広場」などがあります。公園内の「皇居のキオスク」からの眺めが良いように設計されており、バラの時期はまさに絶景です。

公園内にはレストランやカフェがあり、バラジュースやバラソフトクリームなど他ではなかなか見られないメニューもありますので、観光の土産話にどうぞ。様々な体験やイベントも開催されており、オリジナルの香水を作ったり乗馬をしたりもできます。自然の中で一日中楽しめる公園ですので、河津観光のルートに是非組み入れてください。

住所:静岡県賀茂郡河津町峰1073 電話番号:0558-34-2200

河津のおすすめ観光スポット6:大噴湯公園見出し

河津駅から徒歩30分、バスなら5分ほどのところにある「大噴湯公園」は、豪快に噴きあがる自噴水を観光することができる公園です。この自噴水は温泉で、温度は100度、高さは30メートルにも達します。噴き上げ時間はコントロールされており、9時30分から15時30分まで1時間ごとに1日7回、1回の噴き上げ時間は1分ほどです。

公園では自分で温泉卵を作ることができます。公園内で卵を販売していますので、それを買って籠に入れ、温泉に漬けるのです。その他、公園内には足湯や産直品販売コーナー、ホットベンチ、保温卓などがあり、温泉の恵みを楽しむことができます。入園無料ですので観光におすすめです。

住所:静岡県賀茂郡河津町峰446-1

河津のおすすめ観光スポット7:新町の大ソテツ見出し

ちょっと変わった観光スポット「新町の大ソテツ」は、河津駅からバスで6分ほど行った、踊り子温泉会館の近くにあります。ここは徳川家康の側室であるお万の方の生家、正木氏の庭だったところです。ソテツは南国に多く見られる植物ですが、樹齢1000年を超えると言われるこのソテツは四方八方に枝が伸び、とてもソテツには見えません。

見ているだけで自然の不思議や驚異を感じるようなこの大ソテツは、主幹の周り2.5メートル、高さは10メートルにも及び、国の天然記念物になっています。昭和天皇と皇后の両陛下もご覧になったとのことです。近くには、お万の方の産湯水を汲んだという井戸がありますので、こちらも忘れずに見てきてください。

住所:静岡県賀茂郡河津町峰465

河津のおすすめ観光スポット8:河津城址公園見出し

河津町笹原地区にある「河津城山」は山頂に大日如来が祀られていることから「大日山」とも呼ばれています。今は自然豊かなハイキングコースの一部になっている公園ですが、この地にはかつて足利氏の血を引く蔭山氏が築いた河津城がありました。北条氏に攻められ、落城してしまった城です。河津駅近くに城山ハイキングコース入口があり、30分から45分ほどで山頂に到着です。

標高181メートルの山頂は隠れた絶景ポイントです。まず山頂にも河津桜の木があり、花の時期は眼下に見える海をバックにお花見ができます。そして、山の方に目を向けると河津川の河川敷が見渡せ、川に沿った河津桜の並木や伊豆の踊子の舞台となった絶景が見渡せます。

河津のおすすめ観光スポット9:木村屋敷見出し

上記でご紹介した「大噴湯公園」の近くにある「木村屋敷」は、旧三井財閥の関係者が皇室の方に使って頂くための迎賓館として建てた昭和初期の建物です。約3000坪の自然豊かな日本庭園の中に、洋風の木造2階建ての建物と、それに連なるように書院造りの数奇屋が建っており、伊豆の登録有形文化財になっています。

「木村屋敷」の一部がカフェとして観光客にも開放されており、レトロで洋風な雰囲気の中で美味しいコーヒーなどが頂けます。有料のガイド付きの館内観光ツアーもあり、金粉が使われている壁や陶器の屋根など、皇室の利用を想定した端正かつ上質な部屋を見学することができます。

住所:静岡県賀茂郡河津町峰603-2 電話番号:0558-32-0555

河津のおすすめ観光スポット10:日帰り温泉施設見出し

福田屋旅館

福田屋旅館は小説「伊豆の踊子」の中で「私」が泊まった宿で、入口にブロンズの踊り子像があります。日帰り入浴を受け付けており、内風呂か露天の2つから選べます。内風呂はレトロな装飾、露天は室内浴槽も併設されており、どちらもとてもリーズナブルです。伊豆の踊子のファンの方には是非立ち寄って欲しいスポットです。近くには「伊豆の踊子文学碑」もあります。

住所:静岡県賀茂郡河津町湯ヶ野236 電話番号:0558-35-7201

花舞 竹の庄

花舞竹の庄は大噴湯公園からほど近い老舗旅館で、立ち寄り湯を受け入れています。お湯は源泉かけ流し、タイル貼りの壁、ヒノキの浴槽、木枠の格子戸と、大正モダンの雰囲気あふれる浴室は観光としても一見の価値があります。旅館自体も数寄屋造りで、手の込んだ装飾が随所に見られます。

住所:静岡県賀茂郡河津町峰487-2 電話番号:0558-32-0261

河津のおすすめ観光スポット11:無料足湯スポット見出し

豊泉の足湯処

河津駅からは徒歩30分ほどになりますが、川沿いの河津桜並木が見える位置に「豊泉の足湯処」はあります。目の前がハイキングコースなので、ハイキングとセットで観光の計画を立てても良いでしょう。温泉熱を利用した竹踏みもあり、観光で疲れた足に効きます。ストッキングを脱げるような着替え場所もあります。

住所:静岡県賀茂郡河津町峰517-1

さくらの足湯処

「さくらの足湯処」は、例年河津桜を見る観光客で賑わう笹原公園内にあります。設備は靴下を脱ぐような脱衣所があるだけですが、お花見観光の合間や公園で遊んだ後に立ち寄るにはとても便利な立地です。20人ほどが浸かれる足湯からも桜が見られます。お湯はやや熱めです。

住所:静岡県賀茂郡河津町笹原111-3

河津三郎の足湯処

「河津三郎の足湯処」は河津川沿いのあり、足湯につかりながら河津桜並木の絶景が楽しめるおすすめスポットです。河津駅から徒歩8分ほどの建物の2階にあり、目の前が川なので開放感も満点です。以上、3つの足湯をご紹介しましたが、無料の足湯に行く時はタオルを持参することをお忘れなく。

住所:静岡県加茂郡河津町谷津417-3

河津のおすすめ観光スポット12:地元グルメ見出し

七滝茶屋

河津にはおすすめグルメがたくさんありますが、その中から2店舗をご紹介します。七滝茶屋はループ橋の近くにある、地元名産のイチゴメニューで有名なカフェです。「イチゴ三昧」はイチゴメニュー3点がいっぺんに食べられます。また、テレビで紹介されて以来有名になった「わさび丼」も観光客に人気です。

住所:静岡県賀茂郡河津町梨本363-4 電話番号:0558-36-8070

吉丸

河津観光に来たらキンメダイを食べたいと思う方も多いことでしょう。そんな方におすすめなのが河津駅から徒歩1分の「吉丸」です。煮つけや干物、みそ焼きなどのキンメダイメニューが揃っています。キンメダイ以外にも伊豆の海の幸を使ったボリューム満点のメニューの数々が大評判の店です。

住所:静岡県賀茂郡河津町浜149-4 電話番号:0558-32-1913

河津のおすすめ観光スポット13:伊豆元気わくわくの森公園見出し

「伊豆元気わくわくの森公園」は、ちょっと変わった公園です。公園と名が付いていますが、観光施設や遊具があるわけではなく、自然の中を歩いてリラックスをするのが目的の森林セラピーロードなのです。鉢の山の山麓に3つの散策コースが設置されており、それぞれ所要時間が異なります。高所に上ればなかなかの絶景が楽しめます。

森林セラピーとは、自然が醸し出す風景や肌ざわりや音、そしてそこから感じる命や自然の力によって心身に元気を取り戻そうとするものです。伊豆元気わくわくの森公園の自然散策路は、専門家によってその効果が実証されているそうです。起点(終点)は、いずれも河津駅からバスで10分余りのところにあるバス停「三養院前」または「下佐ヶ野」になります。

住所:静岡県賀茂郡河津町川津筏場

伊豆の恵みがあふれる河津に行こう見出し

熱海から伊豆急行で1時間あまり、「伊豆の踊子」の舞台にもなった河津は首都圏から少し距離がありますが、温暖な気候、海の幸、山の幸、風光明媚な自然の景色と、伊豆の恵みが溢れている地域です。河津桜の季節はもとより、1年中四季折々の自然や山海の味が楽しめます。さあ、心の洗濯をしに河津に行ってみようではありませんか。

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