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二見興玉神社!伊勢神宮参拝前に禊をしよう!夫婦岩の日の出も絶景!

二見興玉神社!伊勢神宮参拝前に禊をしよう!夫婦岩の日の出も絶景!
投稿日: 2017年10月30日最終更新日: 2020年10月8日

三重県伊勢市に夫婦岩から見る日の出が絶景で有名な二見興玉神社があるのご存知ですか?伊勢神宮参拝の前には二見興玉神社へ立ち寄り禊をしてから伊勢へ行くのが古くからの慣習だということもご存知でしたか?謎めく二見興玉神社の不思議な魅力について詳しくご紹介していきます。

伊勢神宮参拝前に禊をする二見興玉神社とは見出し

伊勢神宮へ参拝するときにはどういう順番で参拝していますか。外宮から内宮へお参りをするのが古くからの慣わしと言われていますがその前に行くべき神社があるのをご存知でしたか。伊勢市にある二見輿玉神社へ立ち寄って、禊をしてから伊勢神宮へ参拝するのが実は正式なルートなのです。二見輿玉神社について詳しくご紹介していきます。

伊勢神宮参拝前に二見興玉神社で禊をしよう見出し

江戸時代、伊勢神宮に参拝する前には二見興玉神社へ立ち寄り、清渚と呼ばれる二見浦の海水で身体を洗い、罪や穢れを祓い清める、禊(みそぎ)を行うのが慣わしとされていました。これを浜参宮と言います。現在の浜参宮は海の中へは入らず、二見興玉神社に参拝して無垢塩草(むくしおくさ)によるお祓いを受けることを浜参宮としています。

無垢塩祓(むくしおはらい)は2階の祭壇で受けることができます。初穂料は5000円です。無垢塩草とは、夫婦岩付近で採れる海草で、社務所では初穂料200円でいただくことができます。昔から、己の罪や穢れを祓うと言われていて、無垢塩祓を受けることができない場合は、無垢塩草を胸元に身につけて伊勢神宮を参拝するのがよいとされています。

二見興玉神社の神事1:藻刈神事見出し

藻刈神事とは、二見輿玉神社の御祭神である猿田彦大神の化身と言われる霊石の興玉神石(おきたましんせき)が夫婦岩付近の海底に鎮まっているとされており、その興玉神石から無垢塩草を採取する神事のことです。興玉神石は大きな楕円形の岩だったと言われていますが江戸時代の地震で海底に沈んでしまったため現在は見ることはできません。

神事の当日は、神職の方や巫女さんが舟に乗り沖に出ます。霊石の興玉神石が鎮まっている辺りでお供え物を捧げてから藻を刈ります。沖合での神事のため遠くからしか見る事ができませんが、その姿は神秘的です。採取された無垢塩草は丁寧に天日に干された後、無垢塩祓の道具で使用されたり社務所でお守りとしていただくことができます。

二見興玉神社の神事2:大注連縄張神事見出し

夫婦岩は向かって左側が男岩、右側が女岩と呼ばれていて、約700年前から既にその2つの岩は大注連縄で結ばれています。2つの岩を大注連縄で結ぶことで、その間に鎮まっている霊石の興玉神石と日の出を拝むことができる鳥居として見立てられています。大注連縄は全部で5本張られていて1本の長さは約35m太さ10cm重さ40kgです。

夫婦岩の大注連縄は5月5日、9月5日、12月中旬の土日(12月の日程は潮の都合で決定されるので毎年違います)の年3回張り替えられます。当日は地元の氏子が唄う木遣り唄が流れる中、二見太鼓の音と共に何人もの氏子が大注連縄を運びます。参拝者も参道から大注連縄に触れることができ氏子と共に大注連縄を手送ることで神事に参加することができます。

二見興玉神社の神事3:夏至祭見出し

夏至祭とは、夫婦岩の間から昇る朝日を浴びながら禊を行う神事です。毎年、夏至の早朝、3時30分から入水して日の出を待つところから始められます。夏至の日は、1年の内で太陽のエネルギーが一番いただける日であるためこの日に行われています。全国から事前申込した男女約250名が白衣白袴を身につけ禊に参加します。

禊をする二見浦は日本最初の海水浴場です。清渚とも呼ばれています。古来から夫婦岩の間から見る日の出は夏至の日が最も中央に見え、最も美しいとされています。夫婦岩の間から日の出が見られる時期は春から夏にかけて、5月から7月の数ヶ月しかないので、ぜひ、この時期を狙って参拝することをオススメします。

二見興玉神社の見どころ1:日の神皇居逢拝所見出し

夫婦岩が、霊石である興玉神石の皇居と見立てられていることから、日の神(太陽)を拝む場所として設置されています。早朝の日の出の時間には、まさに夫婦岩を正面にその間から日の出を見ることができます。夏至の日の出の時間には両方を同時に拝むことができロケーション的には最高に美しい場所ですので多くの参拝客が訪れます。

鳥居のあたりに「輪注連縄」(わしめなわ)があります。「輪注連縄で身体をさすり身のけがれや身体の悪い所を輪注連縄に託し中央へお納め下さい」との案内があります。初穂料200円です。輪注連縄で身体の痛いところをさすって痛みを治していただきましょう。輪注連縄は天の岩屋にもあります。

二見興玉神社の見どころ2:満願蛙見出し

二見輿玉神社の御祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)です。猿田彦大神は「導きの神様」「道開きの神様」と言われ自分が進むべき進路に迷った時や新しい1年が始まる元日にお参りするとよいとされています。この神の神使いが蛙なので参道から神社内のいたるところに蛙像が並んでいます。とにかく神社内は蛙だらけです。

手水舎には「満願蛙」(水中の蛙)「この蛙は御神示によりこの水中にお鎮まりになりました水を掛けると皆様の願いがかなえられます」との案内があります。水中の中にいる蛙に水をかけながらお願い事をしましょう。神社内にある多くの蛙はご利益をいただいた参拝者が奉納したものです。蛙の多さはご利益があるという証です。

二見興玉神社の見どころ3:天の岩屋見出し

天の岩屋は天照大御神がお隠れになった場所と言われています。伝説では弟の横暴を嘆いた天照大御神が洞窟にお隠れになり太陽の神がお隠れになったため世の中が真っ暗になってしまった。天照大御神が洞窟から出てくるように他の神々が岩屋の前で歌い踊り、その声に天照大御神がお出になられて世の中が明るくなった。と言われています。

実際に祀られているのは豊受大御神だと言われていて伊勢神宮の外宮の神様と同じです。豊受大御神は天照大御神の食事を作る女神であったと言われています。右側にある像は天宇受女命像(あめのうずめぞう)で御祭神である猿田彦大神の妻になったと言われています。

二見興玉神社の見どころ4:龍宮社見出し

龍宮社は二見興玉神社の境内にあります。御朱印もいただけます。御祭神は龍神大神(りゅうじんおおかみ)と大綿津見神(おおわたつみのかみ)で、大綿津見神は海の神様と言われていて、龍宮の王でもあります。1792年5月15日に大津波があり、その時の犠牲者の供養のために建てられたと言われています。

龍宮社の本殿にお参りすると拍手の音が心地よく響いて清々しい気分になります。こちらの手水舎は蛙ではなく龍がいます。ご利益は海の守り神であるので、海上交通・安全、開運、商売繁盛です。毎年旧暦の5月15日に郷中施(ごじゅうせ)が行われます。災害が起こらないように祈願しながら小船にお供え物を乗せ海に流す神事です。

伊勢神宮参拝前に二見興玉神社で御朱印を頂こう見出し

二見興玉神社では授与所で御朱印がいただけます。境内にある龍宮社の御朱印もいただけます。同じ境内にあるのに押し印はそれぞれの特徴がある図案が押されているので集める楽しさがあります。御朱印は神様からご縁をいただくありがたいものですので必ず神社に参拝してからいただきましょう。

二見興玉神社オリジナルの御朱印帳は社務所にて初穂料1200円でいただけます。夫婦岩の間から見える日の出をデザインしたとても印象的な御朱印帳ですので人気があります。こちらは朝日バージョンですが夜空バージョンもあり、そちらは紺の布地で夫婦岩の間に月が描かれています。両方揃えたくなる魅力的な御朱印帳です。

伊勢神宮参拝前に二見興玉神社の夫婦岩と日の出を見よう見出し

夫婦岩は高さ9mの男岩と高さ4mの女岩からなり、その間を注連縄で結ばれています。その姿は二見浦の沖合約700m先に鎮まっている霊石の興玉神石の鳥居の役目を果たすと言われています。注連縄で固く結ばれた岩は夫婦が寄り添うように見えることから夫婦岩と名付けられたので良縁祈願、縁結びのパワースポットとしても有名です。

特に夏至の前後2週間は夫婦岩の間から見る日の出が最高に美しい絶景だと評判です。連日早朝からその絶景を見ようと参拝客が訪れます。夫婦岩の先には富士山が見える方向でもあるので運がよければ、日の出ともに水平線の上に富士山が見えることもあります。超レアな瞬間ですので、ぜひ挑戦してみてください。

伊勢神宮参拝前に二見興玉神社へ行こう見出し

いかがでしたでしょうか。二見興玉神社についてご紹介しました。二見興玉神社は良縁祈願や縁結び夫婦円満のご利益がありますし道開きの神様でもありますので、1年のスタートである初詣にもオススメです。これからは古来からの慣習にのっとり、二見興玉神社で浜参宮をしてから伊勢神宮へ参拝されてみてはいかがでしょうか。

伊勢神宮の参拝方法は?正しい順路や服装など知っておきたいマナーを徹底調査! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
伊勢神宮の参拝方法は?正しい順路や服装など知っておきたいマナーを徹底調査! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
お伊勢さんや大神宮さんと呼ばれている伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。天照大御神をお祀りする「内宮」や豊受大御神をお祀りする「外宮」を始め、125の宮社があります。そんな伊勢神宮の参拝方法などを調べてみました。参拝方法を詳しく紹介します。

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