香港公園は都会のオアシス！子供連れも楽しめる温室やバード園がおすすめ！

アジアの中心地である香港の金融街である金鐘(アドミラルティ)にある香港公園。目が回るような忙しい香港の人々の憩いの場として、町の中心で子供から大人までに人気を博しています。人口が密集する小さな香港で、緑豊かな公園を訪れてみませんか。こちらの記事では香港公園についてご紹介します。

女性の一人旅にも人気の香港の正式名称は「中華人民共和国香港特別行政区」。アジア経済の中心地として世界中にその名をはせています。海に浮かぶ小さなこの島には、ビジネスから旅行、グルメやショッピングに至るまで全ての見どころがそろっています。まずは香港の魅力をご紹介します。

中国大陸の南部にある深圳（セン）の南部にある香港。その面積は東京23区や沖縄本島とほぼ同じだと言われています。そんな小さなこの場所に、人口約737万人にも及ぶ人々が、日々生活を営んでいます。活気あふれる香港の街には、世界各国の人々が集まってきます。

一国二制度という特殊な政治形態が採られている香港には、1842年から1997年までのイギリス統治下にあったという歴史が今も垣間見えます。香港の旗（区旗と呼ばれています）のベースの色である赤は中国を、そして中心に描かれたバウヒニアの白い花は香港の花を表し、このコントラストがこの街のアイデンティティを表しています。

イギリス統治下の影響もあり、香港の公用語は英語と中国語です。中国語といっても、主に日常会話で話されているのは広東語にあたります。テレビのニュースやドラマなどは普通話版(標準語にあたる言葉)と広東語版があり、チャンネルによって話されている方言が違います。

香港はアジアのニューヨークと呼ばれているほど、多種多様な人種であふれています。そのため、いたるところで世界各国の料理を楽しめます。また、街には美術館や博物館も多くあります。夜のビクトリアピークから望む香港の夜景は必見です。もちろん、飲茶や広東料理を日本よりも手軽に安く楽しめます。

食は広東省からと言われるほど、食べ物が有名な香港。そんな香港で代表的なものと言えば飲茶と広東料理でしょう。フカヒレやエビなどの海鮮をメインに使った料理が多いです。また、火鍋と呼ばれる鍋料理も種類が豊富で、現地の子供から大人まで多くの人に食べられています。

都会の真っただ中にひっそりとたたずむ香港公園。イギリス統治下の面影を残したデザインと、緑豊かな景色が魅力的です。香港の都会のビル群とのコントラストが美しく、香港に住む子供から大人まで幅広い世代の人々から大変愛されています。珍しい鳥を見ることもできることから、散歩をしにやってくる観光客も多いです。

日中はビジネスマンの姿を見かけることもあるこちらの自然豊かな香港公園のデザインは、風水の影響も受けており、流れる水をイメージして作られた小川や滝がいたるところにあります。公園を繋ぐ水が香港公園をひとつにして、都会の景観とのコントラストを美しく形作っています。

それでは次に、香港公園の目玉スポットであるバード園についてご紹介します。緑豊かなこちらの公園では、散歩を楽しむだけではなく、様々な動物たちを見つけることができます。その中でも注目すべきはバード園で出会う珍しい鳥たちです。都会の喧騒を離れて、こちらの公園で朝から鳥の声を聴きながら散歩するのも魅力的です。

香港公園内にあるバード園には、80種類を超える鳥たちが生息しています。公園には香港の気候である熱帯地域の森が再現されており、深い緑の葉が美しい立派な木々であふれています。こちらの公園では日本では見ることがない珍しい鳥たちに出会うことができ、都会の景色とは一味違う、貴重な一枚をおさめることができるでしょう。

こちらの公園の中にはあらゆるところに看板や地図が設置してあり、はじめて行っても行先が確認しやすくなっています。大きな鳥かごのような建物の中を散歩すると、私たち自身が鳥になったような錯覚を覚えます。また、公園の中には子供が遊べるような遊具があるので、家族連れから子供まで楽しめる場所です。

こちらのバード園では毎週水曜日の午前8時からに無料ガイド付きのバードウオッチングを開催しています。詳細は香港公園の日本語版ウェブサイトから確認することができます。公園内を歩けるだけでなく、無料でガイドがついているのはお得ですね。少し早起きをして、香港のもう一つの魅力を存分に味わいましょう。

バード園に続いてもう一つの見どころが、こちらの温室です。バード園同様に入園料は無料です。温室のガラスから降り注ぐ日の光を浴びながら、小さな森の中に入ってみましょう。土のにおいをかぎながら生い茂る木々や花の間を歩くと、植物たちの命の力強さを感じられるでしょう。

温室の構成は、熱帯雨林ゾーン、砂漠ゾーン、観葉植物ゾーンの3つに分かれています。建物に入るとすぐに観葉植物ゾーンがあり、美しい花を咲かせる植物から、珍しい食虫植物まで多種多様な植物を見ることができます。サボテンなどがずらりと並ぶ砂漠ゾーンや、まるでジャングルに迷い込んだような熱帯雨林ゾーンも魅力満点です。

香港公園に入ると左手の階段を進みます。すると入場料や開園時間が表示してある看板が見えてきます。ちなみに温室の入場料はもちろん無料ですのでご安心ください。こちらの温室は午前9時から午後5時まで開園しており、温室内での写真撮影も自由です。ただし、三脚を使うことは禁止なのでご注意ください。

香港公園のもう一つの魅力が歴史的な建物です。旧イギリス軍の総司令官邸として使用されていた白い洋館は、香港の歴史で最も古い建築物として移転、保存されています。こちらの建物内にある「羅桂祥茶芸館」は茶器の博物館として知られており、併設されているレストランでは本場の飲茶を楽しむことができます。

都会のビル群の間にたたずむ香港公園は、金鐘（アドミラルティ）のオアシスとして愛されています。平日の昼になれば昼食を摂るビジネスマン、ビジネスウーマンの姿が見られ、週末になれば様々な国籍の子供たちが花や水に囲まれたこの空間で遊んでいます。

自然豊かなこちらの公園は、香港の子供たちが遠足でよく訪れる場所だそうです。深い緑や小川、美しいラインを描く公園の景色に囲まれるのはとても気持ちがいいでしょうね。土地の面積が狭く、ビルが立ち並ぶ香港の町にはかかせない憩いの場となっています。

金鐘(アドミラルティ)駅のC1出口を出ます。次に大型ショッピングモールであるパシフィックプレイスからエレベーターに乗りましょう。長いエレベーターで香港の街並みを見ているうちに、頂上へ到着します。そこから見えるのが香港公園です。入口近くの案内地図で行きたい場所を見つけましょう。

香港島にある金鐘（アドミラルティ）は、夜景やショッピングスポットが多い九龍半島側へ行くための地下鉄の乗り換え駅として、多くの人々に利用されています。訪れるべき魅力的な場所が多い香港では、欠かすことができない重要なスポットになっています。香港公園周辺のおすすめスポットも是非チェックしてくださいね。

香港公園周辺の便利なポイントのひとつは、山頂からの百万ドルの夜景が有名なビクトリアピークへつながるピークトラム駅へ抜けることができることです。公園の中を散歩したり、喫茶店でお茶をしてから、新しい観光地へ移動する際にも非常に便がいい場所にあります。

住所:19 Cotton Tree Drive,Central,Hong Kong Island 電話番号:+852-2521-5041

都会のオアシスである香港公園の特集はいかがでしたでしょうか。国際色豊かなアジアの中心地、香港でのショッピングと観光に疲れたら、お子さん、ご家族やカップルで、ぜひ香港公園へ足を運んでみませんか。最後までご覧いただきありがとうございました。