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トドワラは北海道に広がる絶景!この世の果てと呼ばれるその風景とは?

トドワラは北海道に広がる絶景!この世の果てと呼ばれるその風景とは?
投稿日: 2017年11月2日最終更新日: 2020年10月8日

北海道にある野付半島(のつけはんとう)に、この世の果てのような雰囲気を醸し出すトドワラ&ナラワラがあります。この世の果てのようなのに、植物や動物も見る事が出来る不思議な場所です。トドワラがあるこの世の果てとはいったいどんな風景なのか、ご紹介します!

この世の果てのような姿を見せるトドワラ見出し

日本には、「この世の果て」と呼ばれる場所があります。それは、北海道の東、野付半島(のつけはんとう)に存在し、そこにはトドワラ、そしてナラワラがあります。トドワラやナラワラの姿は、この世の果てのような絶景が見る事が出来るのに対し、植物や動物も見る事が出来る不思議な場所です。そんなこの世の果てのような絶景を見る事が出来るトドワラをご紹介します!

トドワラとナラワラとは?見出し

トドワラ

トドワラとは、北海道の東の野付半島の海水と潮風の影響で、「トドマツ」が立ち枯れたものを指して呼ばれています。その昔、陸地にトドマツが生えていたのに、海面の上昇や地盤沈下によって、海の水が浸食してきて、植物は生きられず、倒れているものもありますが、立ったまま枯れていったトドマツがあります。この枯れたトドマツが立っている姿が異様で、「この世の果て」と言われています。

ナラワラ

ナラワラとは、北海道の東の野付半島のほぼ中央にある、海水で浸食されて風化した「ミズナラ」などの木々が立ち枯れたままの林の事を指して呼ばれています。トドワラよりもまだ手前のエリアで見る事が出来ます。駐車場もあります。立ち枯れた様子ななんとも寂しい風景です。でも、季節によって、このナラワラに訪れる動物も居て、なんとも不思議な景色を見る事が出来ます。ちょっと寄るのはおすすめです。

トドワラは北海道のどこにある?見出し

このトドワラ、簡単に言えば、野付半島ですが、簡単に見る事が出来る場所ではありません。トドワラへ行くためには、まず北海道を目指し、野付半島を目指し、野付半島のネイチャーセンターに到着し、車やバイクを駐車し、ネイチャーセンターを訪れてから、約30分遊歩道を歩くと野付半島の3分の2ほど進んだ場所「トドワラ」に到着します。そして、トドワラの中を20分ほど歩く事が出来ます。

北海道に行って、野付半島まで行けば、トドワラが見えるだろうと安易に時間配分を考えていると、ネイチャーセンターだけで帰る事になりかねません。観光時間が、最短で往復1時間半かかる事を念頭に置いて、観光に行くのはおすすめです。トドワラを見るためには、少し体力が必要です。ゆっくり散策する場合、もっと時間がかかります。時間に余裕を持って、トドワラを楽しみましょう。

野付半島は普通の島とはちょっと違う見出し

北海道へ訪れて、トドワラを見たい場合、まず野付半島を目指します。この野付半島は、北海道標津郡標津町(しべつぐんしべつちょう)および野付郡別海町(のつけぐんべっかいちょう)にありますが、知床半島から流れてきた砂が、蓄積されていって出来た島です。その形は面白く、細長い形をしています。この野付半島には、車で乗り入れる事が出来ます。

野付半島の気候は、夏は霧が多く、7月上旬でも日中の温度が11度という日もあるくらい寒いような涼しいような場所です。しかし、冬は反対に積雪量が比較的少ない島です。時々流氷を見る事も出来ます。野付半島に入る場所から、野付半島の先端まで通っている道の両端には、5月から10月までは、次々と花が咲き変わり、初夏には海に浮いた花畑を見る事が出来綺麗なフラワーロードとなります。

半島ネイチャーセンターへ立ち寄ろう見出し

ネイチャーセンター

野付半島ネイチャーセンターは、トドワラへ行く前に立ち寄るのはおすすめです。車やバイクで訪れた人は、ここで駐車して、歩いてかトラクターでトドワラ入口まで行く事になります。1階には売店があり、北海道根室地域のお土産、別海町のソフトクリームや牛乳があり、美味しいのでぜひおすすめです。お土産は入れ替わるので、お気に入りを見つけたら、買っておくのはおすすめです。

ネイチャーギャラリー

また、北海道野付半島の歴史から見どころ、トドワラについての情報収集できるようになっています。皆で作る野付半島というボードも面白く、ネイチャーセンターの中で情報を得てからトドワラへ向かうと、更に楽しいトドワラ鑑賞の時間を過ごす事が出来ます。。営業時間は、4月から10月は9時から17時まで。11月から3月は9時から16時までです。冬は早めに閉館しますので、ご注意ください。

住所:北海道野付郡別海町野付63番地 電話番号:0153-82-1270

春から秋まで楽しめるトドワラの景色見出し

この世の果てと言われるトドワラやナラワラがある地域ですが、春から秋にかけては、野付半島の付け根からネイチャーセンターまで車で通る道、フラワーロードの両端に花が咲き誇り美しい景色を見る事が出来ます。一番長く見る事が出来る花は、キバナノアマナです。エゾカンゾウも有名です。またハマナスの群落などもあり、綺麗な景色を見る事が出来ます。花に目を向けて見るのはおすすめです。

トドワラ入口までトラクターバスで移動しよう!見出し

2015年5月から冬季以外の期間限定で、花馬車の運行が始まり、今までトドワラ入口まで片道徒歩25分の道のりでしたが、この花馬車のおかげで、時間も15分と短縮。ちょっと目線が高くなるので、景色も違って見えて、花馬車での移動も観光として良い風物詩でした。しかし、この花馬車は、2016年で終了しています。花馬車をひいてくれていた親方さんが引退し、2017年から花馬車の運行は実施されていません。

花馬車が引退したのは残念ですが、花馬車引退後は、花馬車の代わりにトラクターバスが運行しています。このトラクターバスも花馬車と同じで、冬季以外の期間限定、トドワラ入口まで運行してくれます。花馬車は、約15分の道のりでしたが、トラクターバスでは更に早くなり、7分の道のりとなります。歩いて25分だったのが、花馬車で15分になり、今ではトラクターバスで7分。その分、トドワラ観光に充てられ、ぜひおすすめです。

夏にトドワラを見に行こう!見出し

夏は、バスや観光船などを使い、色々なツアーが企画されるので、交通の便の悪い野付半島へ観光へ行きやすく、トドワラ観賞もしやすくなるので、一番おすすめの時期です。野付半島は、複雑な形をしている為、干潟、森林、海の原っぱ、湿地など色々見る事が出来、動物や植物、虫など出会えるものがたくさんあります。

また、トドワラを見に行く途中のフラワーロードの両端に花が咲き誇る季節の中に、夏も含まれている為、綺麗な景色を見る事が出来るので、夏はおすすめと言えます。しかし、ここは、湿地帯があるので、蚊が多いことで有名です。かならず、蚊対策をして行きましょう。普通では体験できない蚊の大群がいます。それもまた自然なのですが、対策は必ず必要です。

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冬にトドワラを見に行こう!見出し

冬は、全く花が咲いている姿を見る事は出来ませんし、冬季は観光船も出ていませんし、ネイチャーセンターのレストランも冬季がお休みで、しかも交通機関が発達していない北海道の野付半島に冬に観光へ行くのは不安があるかもしれませんが、冬のトドワラを見に行くのもおすすめなんです。それは、絶景を見るため。野付半島は、冬比較的積雪が少ないので、真っ白の中のトドワラを見る事が出来ます。

また、冬は冬で現れる動物たちもいます。雪景色の真っ白な中、冬毛の動物がいる風景は、夏とは違って素敵な風景です。晩秋から冬にかけての晴れた日、空気がとてもが透き通っている日は、国後島(くなしりとう)を望む事が出来るので、冬のトドワラ観光はぜひおすすめです。また、朝日が変形して見える四角い太陽など、放射冷却現象もみられる場合があります。朝日を見に行くのもおすすめです。

また、野付半島ネイチャーセンターの冬限定ツアーが企画されています。「トドワラ往復コース」は、トドワラまでスノーシューズで歩くノーマルなコースで、1月から3月まで実施されています。また、必ずガイド付きツアーでの実施となりますが、凍った野付湾の海の上(氷の上)を歩く事が出来るのは、この期間のみで、ぜひおすすめです。普通は入れないネイチャーセンター近くのエリアで、必ずガイドが必要です。ご注意ください。

12月から3月までは、冬鳥を車でゆっくり探すツアー「飛び出せ!とりっこコース」も企画されています。オオワシやオジロワシを中心に冬にやってくる鳥たちを探しにでかけます。このように、夏はアクセスしやすいツアーが企画されおすすめで、冬は自力でアクセスする必要があり、服装も十分用意が必要ですが、ネイチャーセンターの変わったコースを楽しむ事が出来、冬はおすすめです。

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トドワラの絶景を押さえよう見出し

トドワラの絶景は、色々な形があります。思いっきり世界の果て感を感じることが出来る絶景をご紹介します。「夕焼け」。トドワラの夕焼けは、絶景です。綺麗なのですが、沈む太陽の色と雲、その影やこの世の果てを思わせるトドワラの姿、全てが揃うと、本当にこの世の果てなのかもしれないと切ない感情が沸き起こるそんな姿を見る事が出来ます。

トドワラエリアに「ワシが止まっている風景」は、この世の果てのようではなく、もうこの世の果てです。何を狙っているのでしょうか。2014年の高潮による被害で、遊歩道が流される被害がありましたが、このトドワラの朽ち果て倒れた木も同様に流されてしまいました。今は、沢山の倒れた木もかなり少なく、閑散としています。これも自然の姿。今見る事が出来る絶景は大切な歴史の1ページです。

トドワラの壮大な絶景を見たり撮ったりするのもおすすめですが、「この世の果て」と思わせる物を意識するなら、枯れた木、荒れたエリアを思い出の1枚にするのもおすすめです。この世に何も存在しなくなったかのような風景を見る事が出来ます。海水が侵食してくるとこんなに荒れるんだと環境破壊や温暖化について考えさせられるトドワラです。

トドワラ・ナラワラで会える動物見出し

トドワラを見る為に、野付半島に入ると、さまざまな動物に会う事が出来ます。夏には、タンチョウやオオジュリンといった夏の鳥たち、冬にはオジロワシやオオワシ、エゾシカ、北キツネをよく見る事が出来ます。時期によって、ハクチョウなども観察する事が出来、その雄大な風景に、自然のすばらしさを感じる事が出来ます。また、虫も見る事が出来、生態系がかなり整っている野付半島です。

観光船でトドワラを見に行く場合は、地上からトドワラを見に行く動物たちに加えて、他の動物も見る事が出来ます。それは、アザラシ。そして、運が良ければ遠くにいるイルカやクジラも見る事が出来るかもしれません。このトドワラがある北海道の野付半島は、植物や動物、昆虫など、手付かずの自然を満喫できる場所で、ぜひ自然を満喫しに訪れるのはおすすめです。

これからトドワラはどうなる?見出し

トドワラは、これからの未来、ずっと見る事が出来る観光地ではありません。その昔は、トドマツが生えていて、そのトドマツが育たなくなり立ったまま枯れる立ち枯れとなり、かなりの本数あった立ち枯れ木も、今では、数本と減少しています。それは、海の水が上昇し、浸食されているという事です。これからのトドワラはどうなるか予測する事が出来ません。

トドワラは、ここ数年でかなり減少していますので、もしかしたら近いうちに、トドワラを見る事は出来なくなると寂しく思っている人もいるほど、閑散とした風景となっています。野付半島のナラワラは、まだ木々が残っているので、トドワラが無くなれば、ナラワラの時代がやってきます。自然のままに任せているトドワラを見る事が出来る今、ぜひ観光におすすめの場所です。

トドワラへのアクセス方法は?見出し

飛行機で

トドワラがある野村半島の最寄り空港は、中標津空港です。東京羽田空港から1日1便のみ中標津空港への直行便がおすすめです。1時間40分で到着します。その1便以外の場合、それぞれ航空券を手配する必要がありますが、札幌の新千歳空港に行き、新千歳空港から中標津空港へ飛行機で行く事が出来ます。1日2便から3便運行しています。ある便では、約3時間半で到着出来ます。

観光船が運行していない冬の時期は、空港から野付半島まで、自分で交通手段を確保する必要があります。レンタカーかタクシーがおすすめです。泊まる場所によって、「プライムロード ひがし北・海・道』推進協議会 オフィシャルWEBサイト」から予約できるバスが運行しています。時間が決まっているので、ゆっくりトドワラを観賞は出来ないかもしれませんが、利用するのも良いかもしれません。

トドワラのガイド付きツアーを利用しよう!

野付半島までは、前述通り公共交通機関では、なかなか行きにくい場所です。期間限定となりますが、バスと観光船のセットが販売されています。7月半ばから8月半ばまでトドワラ号と言って、釧路駅や標津空港などからバス、尾岱沼(おだいとう)から観光船が運行されています。バスと観光船のセット料金となり、移動しやすいのでおすすめです。

尾岱沼から出る観光船の予約は「別海町観光船」の公式サイトから出来ます。時期により、野付湾に住むアザラシを、シマエビ漁の打瀬船(うたせぶね)など、見る事が出来るかもしれません。色々なコースがあり、時間も違うので、自分に合うコースで予約できます。大きい観光船の時もあり、伝馬船の時もあります。選べませんが、どちらとも良さがあり、しばしの野付湾の旅を楽しみましょう。

尾岱沼は、野付半島の対岸に位置する港です。バスと観光船のセットは夏休み限定ですが、5月から10月まで、観光船は運行していますので、車やタクシーで尾岱沼まで行き、トドワラを観光船で楽しむ事が出来ます。ネイチャーセンターで、観光船の乗船料は別途必要ですが、ガイド付き観光船コースが用意されています。公式サイト左のネイチャーツアーを確認し、電話予約するのはおすすめです。

トドワラを見た後はグルメを堪能!見出し

野付半島にあるネイチャーセンターの中に「レストラン野花」があります。冬季以外で営業しているレストランです。そこで、ゆったり野付湾を見ながらグルメを楽しむ事が出来ます。一番のおすすめは、ジャンボホタテバーガー。このジャンボホタテバーガーは、自分でバーガーに挟んで食べる形になります。面白いので、ぜひおずずめです。

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トドワラを見に北海道へ行こう!見出し

北海道にある野付半島。その野付半島にあるトドワラとナラワラ。画像で簡単に「この世の果てよう」な絶景は見る事が出来ますが、その場所の雰囲気は独特で、その場所の空気からしてこの世の果てのようなので、実際に訪れるのはおすすめです。アクセスしやすい夏もアクセスしにくい冬もどちらも良さがあります。ぜひ、目と感覚で感じるこの世の果てのようなトドワラを見に北海道へ行きましょう!

投稿日: 2017年11月2日最終更新日: 2020年10月8日

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